北の国からかじめ焼きオフin山形レポート
「お客が来たりてかじめ焼く」2002.8.30
(文責・元締)
<発端>
「夏休みを利用して、ジャンブラーさん(「ナちゃんねる」主宰者)が8月末頃山形へ里帰りする」というお話を聞き、YO7さん(「YO7の世界」主宰者)が「じゃあみんなでドンチャンドンチャンワーハハハでもやりましょうか」「それならばいっそかじめを焼きましょう」「まあかじめ焼き連合というナ名を冠している以上は一度くらい焼いておかんとナな」という企画を立てて下さりお誘いを頂く。ジャンブラーさんがダメモトで(何しろ遠いし平日だし)参加者を募ったところ、ginjiさん(「かじめダムの好日」主宰者。あの「かじめ ダム 好日」の隠し文字を最初に見つけた方でもある)がはるばる北海道から来てくださることに。
そんなわけで、人数は4人とちょっと淋しいが、かじめ話に花を咲かせながら「かじめのにおい」を体験するオフが始動した。
あまたあるオフ会の中でも、「焼き海藻のにおいをかぐ」という目的のオフはおそらく唯一無二であろう。
<準備>
かじめの調達は、YO7さんが通信販売で。生かじめと、乾燥粉かじめを購入。
焼く前日に、生かじめの半量を天日干ししておいていただく。
<8/29(木)>
夜、実家に連絡がつかないというジャンブラーさんをお泊めする。
何のおもてなしもできなかったが、とりあえず手持ちの酒を振舞い、手土産のMAD画像や手持ちのMAD画像を見せ合って堪能する。
ネットしたいということなのでPCを少しお貸しする。
私「すいません、ブックマーク整理してないものでグチャグチャで」
ジ「いや、ブックマークに『かじめ』っていうフォルダがあるだけでお腹一杯ですよ」
<8/30(金)>
<午前中>
早起きして、こっそりセッセとアイロンをかけ、参加者へのお土産「オフ記念Tシャツ」を完成させる。
フロント部分。 ちょっと見づらいが、胸元に「どっせー」と 「カジメレンゴウ」を右から書いたロゴ。 「心臓にどっせーとは不吉な」とはモデルのジャンブラーさん弁。 言われて気づいた。 手前は乾燥かじめ。 ちなみにベースはユニクロのTシャツ。 |
バックプリントは女踊りの所長。 |
私もいい年なのだから、手間暇かけて「外には着て出れないTシャツ」を作ってしまうクセを何とかしなければと思う。 |
ginjiさんの到着までにはまだ時間があるので、今日使うものをスーパーやホームセンターなどで購入する。
<当日購入> ・レンジ用天ぷらガード(二枚)→風除けのため ・チャコールブリックス(固形着火燃焼材)→直火焼きするかもしれないので ・レジャーシート→座る&荷物置き用 ・アルミホイル→かじめを載せたり包んだり ・石綿付き焼き網→焼き用 ・トング→かじめやソーセージなどをつかんだり返したり ・片手鍋→かじめ味噌汁用 ・味噌→かじめ味噌汁用 ・味の友→かじめ味噌汁用及び社長に思いを馳せるため ・プラスチック丼→かじめ味噌汁用 ・ジャガイモ→ドーヨ灰を溶かしてかけてみて、ヨウ素反応が出るかどうか実験 ・生イカ→かじめだけでは淋しいのでサイドメニューとして ・フランクフルトソーセージ→同上・サイドメニュー ・茄子漬け→ぬか漬けが売られてなかったのでその代わり ・ジュース ・プラスチックコップ |
<元締が家から持参> ・カセットコンロ2口 ・割り箸 ・飲料&手洗い水 ・タオル類 ・マッチ() |
などなど買い物をしていると、YO7さんから「バイトをあがる時間が遅くなりそう」と連絡が入る。なにせ本日のメイン・かじめはYO7さんの家にあるのだから待つより仕方がない。
ジャスコの土産物屋でginjiさんへのお土産を買おうとしたのだが、リニューアルして妙に商品が少なくなっている。お笑い寄りの物件がめっきり減ってしまっていてガッカリ。
素直に「おいしいもの」を買おうとする私をいさめるジャンブラーさん。
「普通に美味いものなんざつまらないですよ。『ああ、アレ結構うまかったなあ』ですぐに忘れられてしまう。それならばくだらなくてガッカリするものの方がずっと記憶に残るってモンです」
「なるほど!それは確かにそうですね」
というわけで、エウレカ気分で購入したブツがこれ。
庄内名物「からからせんべい」。
味噌風味で甘い煎餅で、オモチャを包んだ(だから振ると「カラカラ」言うのが名前の由来だといわれる)もの。
その中に入っているオモチャというのがまた、
こんな程度のもの。他にはミニチュアのこけしだのマリだのコマだの、どうにもアカ抜けないものばかりなのだ。
とうてい大人が嬉しがるとも思えない。
「よし!これならガッカリ確定だ!」
ということで購入する。もらった当人のことを何も考えないチョイス炸裂。
<11:45 酒田駅>
駅の駐車場に車を置き、ginjiさんをお迎えする…のだが、列車が5分程度遅れるというアナウンスが入る。
初対面のginjiさんとの合図は、私が「好日の単行本を持っている」、ginnjiさんが「バンチ持参」ということになっていた。
ジャンブラーさんがキオスクでバンチを買ったので見せてもらう。実はかじめが終わってからバンチを買わずにいたので。
来月屈辱erの単行本が出るらしい。買わねば。
待っている間、ジャンブラーさんと「やっぱりバンチの未来は明るくないねえ」と話す。
年内もつのだろうか→
こけたら「屈辱er」はハンパな話数になってしまう→
すると2巻が出ない→
すると「ぶんぶんレジデンス」同様「幻の2巻」になってしまう→
(+д+)マズー
イヤ実際かなり心配。
どうでもいいが、初対面30分もしていないのにすんなり「ぶんぶんレジデンス」の話題が通じてしまうginjiさんも凄い。と内心感動する。
そうこうしているうちに電車が着く。
「バンチだけじゃわからないかもしれないので」とジャンブラーさんが上着を脱ぐ。
見ただけで「うわ」と言っていたかじめTシャツを中に着てくれていたのだ。
背中の女踊りの所長を見せつつ仁王立ち。カコ(・∀・)イイ。
とかなんとかしつつも、結構簡単にginjiさんを発見することができて合流。
YO7さんのお仕事が終わるまで腹ごしらえをして歓談することに。。
<昼:酒田市 焼肉屋「翠苑」>
ジャンブラーさんはお魚苦手ということなので、とりあえず焼肉屋にお連れする。
しばし好日話、バンチ話、坂本先輩の大学時代の話などで盛り上がる。
焼肉のタレが運ばれてきたのを見て、「しまった、味の友を車から出してくれば良かった!」と激しく後悔。
つまり
という展開もあったかな、と。
焼肉のタレに深みのある昆布味を足してどうするといわれればそれまでだが。
食い終わって歓談しても時間が余るので、場所を移してお茶でもすることに。
<13:30 酒田市COCOS>
メニューを見てジャンブラーさんがすかさず
「特盛りアイスがない!あそこにある(と、スープバーのでかい鍋を指さす)鍋一杯くらいのヤツが!」
さすがジャンブラーさん、
「ファミレス」→「レストラン」→「社長のアイスプレイ」
を瞬時に想起したらしいが、私の
「でも来る前に病院を手配してないじゃないですか」
という説得コマンドに今回は諦めた様子だった。
ところで、天気はいいものの風が強くなってきた。
もともと酒田は海沿いということを差っ引いても風の強い町なので、浜辺で焼くことについては個人的に危惧していた。
がやはり「海で焼く」というシチュエーションを重視して、ダメモトで決行することに。
この後国道7号線でYO7さんと落ち合い、大浜へ。
<15:30 大浜>
ここは殺風景な浜だが、一応遊泳可能で、市街地からも近いので選んでみた。
さすがにクラゲ満載のこの季節では人影もほとんどいない…はずだったが、一組水泳しているストロングな連中を発見。
とりあえずシートを広げるが、この時点で暴風との戦いになる。
沖を行く船(多分木材か気まずいものを積んだロシア船)が汽笛を鳴らし、口々に「出航じゃー!」「でもそんな風に爽やかに出航して、きっと海女さん(注:酒田の海に海女さんはいません)の乳を覗きに行くに違いない」と言い合う。
コンロを2口持ってきて、それぞれに一つの天ぷらガードを付けるつもりだったが、あまりに風が強すぎて、ガードを二個使って側面全体を覆わないと着火すらしない。
ようやく火を着け、網を置いてまずは乾燥したかじめを焼く。
<天日乾燥かじめ>
生かじめを1日半ほど干したもの。前日と当日天気が良かったためにほぼカラカラだった。
匂いはそんなに激しくない。昆布や乾燥わかめと変わらない感じで、「本当にこれは焼くと臭くなるのかな?」と危ぶまれる(勿論臭くなってもらわないとつまらない)。
ちょいと齧ってみる。
つまみの「乾燥わかめ」の味によく似ている。が、潮くささの中にも、ワカメにはない苦味を感じる。それとて我慢できない方ではなく、「大人の味」で片付けようと思えば可能なレベル。
しばらく焼くが、むしろ香ばしく、臭くない。
もしかしてこのままつつがなく焼けてしまうのだろうかと危惧しつつ10分ほど経つと
煙キターーー(・∀・)ーーーー!!!
そして匂いキターーーー(・∀・)ーーー!!!
この時点でまずは「かじめのにおいをかぐ」という目的は達成したのである。それだけで一安心。
人気の少ない浜辺で怪しい煙と匂いを立てたうえに、心の中では飽き足らず、実際に
「キターーーーー」
「キターーーーーーー」
「キターーーーーーーーーー」
「けーけけけ」
「ドンチャンドンチャン」
「ワーハハハ」
と叫び、騒ぎ、小躍り(ginjiさんは女踊りしていた)するイイ大人4人。
怪しい。怪しすぎる。
新しい合法ドラッグかはたまたイニシエーション儀式か式神返しか。。
そんな風に怪しまれて、近隣住民や釣り人、通行人に通報されても一言も文句は言えないところだ。
とまあ、通報もされぬうちから文句を言ってみる我々であった。
で、気になるニオイ。
正直、そんなに「鼻が曲がる」「耐えられない匂い」とは言えない。
やはり海藻の磯臭いニオイと香ばしさがベースにあるのだが、その中に「野焼きのドサクサに不燃物を燃やした」ようなケミカルな匂いが混じっている。
ただ、長時間かいでいるとじわじわとダメージが蓄積し、玲睦の「頭が痛くなるもんな」というセリフも頷ける。っていうか、少し頭痛くなった。
その後しばらく焼いてみるが、期待したような「灰」にはならず。
むしろ「海藻炭」と言った方がしっくりくるほど、見事に姿そのままで真っ黒に炭化してしまい、少なくともガスコンロの火力ではこれ以上の変化は望めそうになかった。
風はますます強さを増し、この先コンロでいけるかどうか不安になる。
というわけで別ミッションに移行。
ニオイのせいか煙のせいか我らの怪しさのせいか、先ほどの遊泳グループはどこかに消えていた。マジ通報されたかもしれない。
粉かじめを入れて味噌汁を作ることに。
チャコールブリックスに火をつけ、その辺の流木で囲んで即席コンロにして、先ほど買ってきた鍋に水を入れて沸かす。
いい感じで水が温まっていくのだが、蓋のない雪平鍋だったのが敗因だった。
いい湯加減の風呂程度に水が温まったときには、風で飛ばされてきた砂が入りまくり、とても飲めそうにない。
あっさりと味噌汁挫折。
暑さ寒さと疲れには負けなくても、砂には勝てず。
この砂の中では、とうてい生イカをさばくのも無理なので、フランクフルトだけ焼くことにする。
また、粉かじめをホイルで包み火の中に入れて、再び灰化を狙う。
せっかく火を燃やしているのだから、ついでに大きなフランクフルトを焼く。
ムラがないようにトングで転がしながら、さりげなく「このハイカラででかいのは黒須さんのずら」と下品な冗談を言ってみるが、殿方の食いつきがほぼ無いに等しかったのでやめる。
もちろん焼いている間にもバンバン砂は飛んできて、砂まみれになる。
仕方がないので、先ほど沸かした湯の上澄みで、砂を洗い落として食べるというワイルドだか何だか分からぬ有様に。
とりあえずコップにドリンクをついでは
「俺は飲むぞ!」
「男達の好日に乾杯じゃー!」と飲み干す。
もうヤケクソである。
しばらく焼き、粉かじめを火の中から出してみる。わくわく。
アルミホイルが、燃焼に耐えられず破れてますた。(´・ω・`)
<粉かじめ>
粉といっても完全な粉末ではなく、1〜2mm程度の大きさに砕いたもの。
「ナットウ昆布」に形も香りも良く似ている。
ゆえに、乾燥かじめ同様、綺麗に焼けはしたものの真っ黒に炭化してますた。
うーーーん。
実際難しいんでないかい、かじめ焼き。
もしかして素人にはおすすめできない作業なのかもしれない。
さて、この中に果たしてドーヨは出ているのか?
取れた炭を砕き、水に混ぜいれて、ジャガイモの断面に掛けてみる。
これがヨウ素液状態になっていればジャガイモは紫に変色するはずだが
変化なし。
粉末の灰でも試してみたが結果は同じだった。
そう簡単に水に溶けるものでもないのかも。
かじめ焼きは明日も敢行する(私は次の日は結婚式に呼ばれているため同行できず涙を呑んだ)らしいので今日はここまで。
かじめや道具をしまい、波打ち際に行ってかじめのかけらを海に投げ入れる。
日本海、しかも酒田の浜にはかじめが生息していないが、最近は温暖化でずいぶん寄ってくる魚も変化しているから、もしかしたら根付くかもしれない…との野望願いをこめ、「さあ、海にお帰り」と一人ナウシカ気分になる。
かじめのニオイは嗅げたものの、「ドーヨ灰」を作れなかったこと、ドーヨ反応も見られなかったことを惜しみつつ、荷物を積んで砂を払い、三川ジャスコへ移動する。
車中、至近距離でかじめを焼いていた自分の髪や腕、服までかじめくせえや状態であることに気づく。一度気づくと、車内もまんべんなくかじめ臭い。というか鼻の粘膜がまんべんなくかじめ微粒子で覆われているので、もはや嗅覚が麻痺しつつある。
いやそれはそれで、カジメリステンとしては大いに嬉しいのだが、このまま人里に降りても大丈夫だろうか。
<17:30 三川ジャスコ>
会食と歓談が目的だったが、まずは砂と灰で汚れた手をトイレの水道で洗う。
手洗い場で、私の両側に連れ立っている女子高生が手を洗っていた。
まずい。
イマドキの女子高生は口が悪いから「臭いぜ臭いぜ」「臭くて死ぬぜぇ」位は言われるに違いない。
ボコられたらどうしよう。
そうなったら母ちゃん直伝の技を出すしかない
と内心身構えていた。すると
女子高生A「ねえ、このトイレ、なんかさあ〜」
私「(うっ、ヤバイか?)」
女子高生A「なんかすごくイイ匂いしない?」
女子高生B「そだね〜」
…
……
( ゚д゚)ポカーン………
実際、罵られるのを覚悟していたのでかなり意外だった。
いやむしろ、人間の嗅覚の進化がようやく”神の海藻”かじめに追いついてきたと考えるべきだろうか。
食事の前に軽く本屋を覗く。ココの本屋は以前覗いたときは特に心に響くものもないライトな品揃えであまり使っていなかったのだが、なんと「男達の好日」が全巻揃い!ようやく4巻をGETできたジャンブラーさん。よかったね〜。ついでに「好日の知名度を高めるべし!」と1・2・3巻を他の平積みマンガの上に置いて来る。小さい行いだが、いつか小さな白い商いの花が咲きますように。
同店内「紅虎餃子房」で夕食。点心などをつつきあって、先ほどのかじめ焼きの傾向と対策&バンチ話・かじめ話(「ぼくの考えた作業員」「かじめメモリアル」など)・単なるバカ話をする。
ginjiさんには「お土産に」と先ほどの「からからせんべい」と、外で着づらいかじめ焼きTシャツを(YO7さんにも)お渡しする。
はるばる津軽海峡を越えてきて、大したもてなしも受けず、持たされた土産がバカ煎餅とバカTシャツ。
多分心中は
いやむしろ
に違いない。
………絶対「次回」がありそうにないな、このオフは……
話し合った結果として、かじめ焼きの傾向と対策をまとめてみたので、もし他地域で実践なさる方は参考にしていただきたい(ピカッ)。
・火力・それにしても、かじめ焼きとは想像以上に手間暇のかかるものだ。(実際の焼き体験がある方にコツをお聞きしたい…)
予想はしていたが、カセットコンロではやはり非力であった。
灰化しなかったのが火力のせいか焼き方のせいかはわからないが、じっくり腰をすえて、時間をかけて焼くのが必要かと思われる。
今回は諸事情で使えなかったが、やはり炭火でじっくり焼くのがいいのかもしれない。
原作の絵を見ると、薪を使っているようだが…
着火用にチャッカマン、またチャコールブリックスなどの着火剤はあるにこした事はない。
・風対策・
場所選択及び風防をしっかりした方が良いようだ。
今回は雰囲気もあって浜でやってみたが、海辺はなべて風が強いので、よほど場所を選ばないとおすすめできない。
原作では浜で焼いているようだが、場所などをしっかり選び、対策が施してあるのだろう。
・焼き方・
アルミホイルでくるむ場合は、2重3重にした方が良い(今回のように破れてしまうと炭化する)
味噌汁を作るときには、海辺では蓋を忘れずに。
先達としては課題ばかりを後に残す結果になってしまったが、5年後10年後のかじめ焼きに生かせる踏み台となれれば幸いである。
それで正太の言うように「大変なだけで金になんか」ならないとしたら、村人がイギリス紹介の買収に一も二もなく飛びつくのもまったく自然なことだといえるだろう。
「賃金のことはよく知らない」上に、干鰯盗んだり海女さんピーピングしている網元のボンクラ息子と、口でなく金で勝負する代理人さん。どちらにつくかは自明の理だ。
そういう意味で、私たちは実際にかじめを焼き、そのニオイと面倒さに触れることによって沖津村民の気持ちをリアルに体験し、1巻のストーリーを村人の視点から実感することができた。これはカジメリステンとして貴重な経験であった…と訳知り顔にまとめておきたい。まとめさせてくれ頼むから。
<再びジャスコ店内>
もう一度本屋へ行き、好日の原作本を探すが、こちらはなし。
「バンチももっと新庁者の原作を有意義に使えばいいのに」と、新潮文庫の棚を眺める。
「阿刀田高とか星新一のショートショートなんて大人っぽくていいんじゃないか」という意見には頷かされる。
また、「ながい先生がバンチ再登場のときの原作を勝手に選ぼう」という話になる。
そしてまたもやジャンブラーさんがナイスな書名に目をとめた。
「八甲田山 死の彷徨」
…
「こ、これは…」
「これこそまさに『疲れに負けるな寒さに負けるな』じゃ…」
「全員欠けることなく山を下りろよ…(いや、欠けまくるわけだが)」
でもながい先生が描いたら、キャクターのバイタリティで、無事に下山しそうかも。
私は、司馬遼太郎の「燃えよ剣」も良いかと思った。勿論西洋スーツは土方さんでキマリだ。
無難にしっくり来るのは藤沢周平かな。
てな具合に、みんな何を見ても何を聞いてもかじめかじめの一日だった。
その後、食玩売り場やおもちゃ売り場を冷やかしてひとまずメンバーと別れる。
30分ほど置いてダンナを迎えに行く。「全然臭くはないぞ」と言われてちょっと淋しかった。
8/31のかじめ焼きの様子については、YO7さんのレポート及びginjiさんのレポートを参照されたし。
おまけ:カジメドリーム
と叫ぶながい先生に、サイン色紙をばら撒いてもらうような、そんなかじめ焼きオフが我らの夢です。