くだものやさいバーリトゥード
肥料や殺虫剤の名前を調べている途中で、
「野菜や果物の種の中にも相当変なものが混じっている」ことに気がつきまして、
とりあえずできる範囲で調べてみました。
<駄洒落系>
・よかった菜(小松菜)
・うまいな(サラダ菜)
・スタミ菜(葉大根)
↑全体的に、葉ものに多い模様。
・からいね(大根)
↑これは「大根」の「根」からでしょうか。
<別な商品を連想する名前>
・南極1号(きゅうり)
・南極3号(きゅうり)
↑説明不要かと…
<2号さん>
色々と品種改良を繰り返すので「●●何号」という名前は珍しくない種苗界ですが、
・明菜2号(小松菜)
・八千草2号(ほうれん草)
あたりになると、いきなり怪しさ炸裂です。また、
・サーキット2号(ほうれん草)
となると、レースクイーンを囲ってるスポンサー先の社長といった感じですし、
・青大将2号(大根)
に至っては、かなり特殊な趣味と申し上げざるを得ません。
<太さは愛だもの>
大根の世界においては「太い」「太くなる」ということは立派なステータスでありセールスポイントです。ゆえにこんなネーミングが多くあります。
・新人総太り
相撲部屋では嬉しいことですが、職場なんかだとガッカリですね。
・達人総太り
達人までも総太り。
・耐病総太り
これ以上丈夫そうなネーミングもなかなかないでしょう。
<そういう目で見ればエッチ系>
・小泉理想五寸(にんじん)
五寸といえば15cm強。そのくらいは欲しいという理想でしょうか。どの状態の五寸を望むかは大きな違いですが。
と考えて
・いなり五寸(にんじん)
の名前を見ると、五寸のうえに「いなり」。生々しいにも程があります。
関係ありませんが、「いなり」と見るたびに変態仮面を思い出して仕方のない私です。
・すなお白肌(ごぼう)
脳内がそういう解釈モードになってしまうと、こんなゴボウも一気に団鬼六の世界に突入するというものです。
・わかさま
・わかさまパワー
・わかさま黒(以上、ねぎ)
何も知らなかった若様が、武者修行(比喩)の末に、パワーを得て黒くなっていった様子がよく分かります。
・試交96号(ねぎ)
一瞬ドキッとする数字です。しかも試「交」。
<外人系>
・オマリー
・フィルダー
・アーロン(以上、いんげん)
インゲン界では野球選手が幅を利かせてます。
・ピカソ
・シーボルト
・グラバー(いずれもメロン)
南蛮人系なのがメロン。
・マサイ(いんげん)
いきなり個人名をすっ飛ばして部族名。そして
・インカのめざめ(馬鈴薯)
に至っては、なんだかシュールな世界です。
ジャガイモが南米原産だということを言いたかったのかもしれませんが、怪しい激マズジュースの名前のようです。
<実在人物系>
・こまつみどり(小松菜)
・さつきみどり(いんげん)
あたりが有名ですが、他にも色々。
・陽水(大根)
・優作冬獲り(ねぎ)
・プラトン(ほうれん草)
・舞の海(ミニ白菜)
<キャラクター・作品名系>
・エイトマン(ほうれん草)
・ガンバ(ほうれん草)
・シーマ(ほうれん草)
・紋次郎(小松菜)
・たんくろう(枝豆)
・ハットリくん(葉大根)
・大魔神(すいか)
・与作(大根)
・ティガ(とうもろこし)
・坊ちゃん(かぼちゃ)
・赤ずきん(かぼちゃ)
・味平(かぼちゃ)
・ゆきおんな(かぼちゃ)
<番組・作品名系>
・笑天(小松菜)
・キャノンボール(すいか)
<アラカルト>
・ぱぱさん(小松菜)
・いちず(いんげん)
・ダイエット(ごぼう)
ゴボウの食物繊維がダイエットにイイという意味か、ゴボウのように細くなれるという意味か?
いずれにせよこれを「ダイエットゴボウ」という名前で売り出しても虚偽表示にはならないのかな。
・夏場所(ねぎ)
・冬場所(ねぎ)
・バナナピーマン(ピーマン)
バナナなのかピーマンなのかハッキリして欲しい名前。
・美男(茄子)
「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉の真意がここに。
・若だんな(きゅうり)
・あまえん坊(とうもろこし)
・あまいんです(とうもろこし)
・とっておき(かぼちゃ)
<哀愁系>
・耐病干し理想(大根)
病気に健気に耐えているのに酷い仕打ちを受けているような名前です。
・種なし夏の恋(スイカ)
「夏の恋」という甘酸っぱいムードが、「種なし」の一語でひどく複雑な状況を思わせます。そしてこの系統とキャラ名の合わせ技が
・種なし大魔神(スイカ)
……くじけるな大魔神!調査中一番のインパクトでした。
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