名言館総合篇 3
- お前らのボスは、こんなへなちょこな謝り方で責任をとったつもりでいるんだぜ
へっ いい年齢してよ 責任のとり方も知らねーーーのかね
なら……教えてやるよ
責任をとるってのはなあ 痛い思いをするってことだ
迷惑をかけた人間が 被った以上の痛みを自分も負うってことだよ
銀の食器を壊したヤツは 金の食器を買って返すのさ
悪臭をまき散らす工場の社長は その工場の煙突のすぐ横に屋敷を構えるのさ
それが責任をとるってことだ
- 渡久地東亜/「ワンナウツ」甲斐谷忍
- コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
- 「勧酒」(于武陵・作)の訳/井伏鱒二「厄除け詩集」より
- 人は何度も失敗することがあろう。しかしそれを他人のせいにしはじめるまでは、落伍者ではない。
- ジョン・バーラウズ
- 良心に関しては、多数決の法則は当てはまらない。
- マハトマ・ガンジー
- 軍の習、負くるは常の事なり、只戦うべき所を戦わずして、身を慎むを以て恥とす。
- 「太平記」
- 脱皮できない蛇は滅びる。意見を脱皮していくことをさまたげられた精神も同じ事である。それは精神であることをやめる。
- ニーチェ
- お前らは決して弱くないよ
今やるべきことを見失わなければ
モノにできない勝利などないんだ
- 渡久地東亜/「ワンナウツ」甲斐谷忍
- アドバイスが歓迎されることはまずない。アドバイスを強く求める者にかぎって、受けたアドバイスを嬉しく思わないのが常だからである。
- フィリップ・ドーマー・スタンホープ(17世紀イギリスの国務大臣)
- 旅に出て、もしも自分よりもすぐれた者か、または自分にひとしい者に出会わなかったら、むしろきっぱりと独りで行け。愚かな者を道連れにしてはならぬ。
- 「ブッダのことば(スッタニパータ)」
- ゆめ自分で自分の悪口を言うなかれ。そのことなら君の友がいつも話題にしている。
- タレーラン
- ぼくは苦痛に対しては悲鳴と涙でこたえ、
卑劣な行為には憤慨でこたえ、
いまわしい行為には嫌悪でこたえるのです。
そして実にこれこそ
生活と呼ばれているものだと思います
- 「六号室」チェーホフ
- 囲碁の布石ってやつはな
一見まったく意味のない石を打たなけりゃ 相手に警戒されてつぶされちまうもんさ……わかる?
- 矢吹丈/「あしたのジョー」 高森朝雄・ちばてつや
- 人間には上・中・下の三種類ある。
上というのは、他人のいい分別を学んで、自分の分別とすることである。
中というのは、他人から意見をされて、その意見を自分の判断にかえる人物である。
- 下というのは、他人から良いことを言われても、ただ笑って聞き流す人間をいう。
- 鍋島直茂(島津藩主)
- 人は批判してくれというが、称賛を欲しているだけである。
- サマセット・モーム
- 石橋 お前……
一度も自分で墓穴を掘らずに生きていくつもりか!
お前は永遠に安全地帯の中でビクビクしながら年老いていくつもりかっ!
自分の墓穴くらい自分で掘れなくてどうする!
自分で掘るのが怖いのかっ?
いったい誰に掘ってもらうつもりだ!!
おれは今まで数かぎりなく自らの墓穴を掘り そしてそれをとびこえてきた!!
男が何かをするときには 常に死ぬ覚悟じゃないのか!
- 堀田戊傑/「無謀キャプテン」島本和彦
- 自分の苦しみには歯をくいしばれ。
しかし、他人の苦しみを見すごしてはならない。
- 「菜根譚」洪自誠
- いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
- 「ツァラトゥストラはこう語った」ニーチェ
- 貧乏なのに最高の衣服と食べ物を欲しがり
人に物乞いしながら傲慢で
論書を知らずに論争をしたがる
この三者は人から笑われる。
- 「サキャ格言集」259 サキャ・パンディタ
- 親ゆずりの顔を自分の顔に変えよ。親は良い顔になったと喜ぶよ。
- 大山倍達
- 男は「どうしていいかわからん」ときが----------------
一番面白いっ!
どうしていいか分からない時に何かをつかむためにあがく姿こそ 男の戦いの中で最も見どころというべき場面
ここで男を通せなかった者は「次にとり返す」まで「負け犬野郎」になるのだ!! だからこそ面白い!!
- ハギワラ先生/「無謀キャプテン」島本和彦
- 人間というものはときとして、なににそそのかされて我をおしとおすのか自分でもわからぬことがあるものだ。
- 「未成年」ドストエフスキー
- 力に頼るなら、勝った時だけ喋りなさい…
- デュナン/「アップルシード」士郎正宗
- 悪人をいくら頼っても
身内にはならない。
水はいくら沸かしても
燃えることはない。
- 「サキャ格言集」280 サキャ・パンディタ
- 例え五千万の人が馬鹿なことを言おうと、それはやはり馬鹿なことだ。
- アナトール・フランス
- 軽はずみにもめごとを起こすやつってのは-------
うめあわせも軽はずみだなあ……
- 不死身 男/「無謀キャプテン」島本和彦
- デビッド!コウモリは卑怯なんじゃない!
コウモリは……いちばんみじめなのサ……みじめだよ!
鳥も獣も好きで……同時に鳥も獣も嫌いなんだよ!
- ジャン・タイラー/「祈りの鐘がひびくとも…」三原順
- 自分が他人にしてもらいたいことは他人にしてやるなかれ。他の人の趣味が自分と同じではないかもしれない。
- バーナード・ショー
- 友情が持続しない人と
誰が友達になろうか。
空の虹は美しいけれど
それを飾りに願うのは愚者の空想だ。
- 「サキャ格言集」346 サキャ・パンディタ
- 正しく高貴に行動する者は誰でも、まさにその故に、不幸に耐え得ることを、私は証拠だてたいと思う。
- ベートーベン/「ベートーベンの言葉」ロマン・ロラン
- ほらみやがれ ないアタマでもう損得勘定してやがる!
本気でわびを入れる気のないやつは すぐにボロがでるなあっ!
おめーはなあ 堀田を一度裏切ったんだ!!
1回堀田に裏切られるぐらいが丁度いいんだよ わかんねーのかよそんなことぐらい!!
- コン・ジョー/「無謀キャプテン」島本和彦
- 愚者は己の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ。
- ビスマルク
- 静かに横たわって、のんびりして、待っていること、辛抱すること――だが、それこそ、考えるということではないか!
- 「この人を見よ」ニーチェ
- 人間には 絶望的なピンチよりも もっとたちの悪いピンチがある……
そいつはなまじにせものの希望のあるピンチってやつだ……
休息して満を持する気にもなれず……
あわれにも 今度こそ 今度こそ と無残にあがき
あがけばあがくほど どろ沼にのめりこんでいく……
- 丹下段平/「あしたのジョー(VS原島戦)」 高森朝雄・ちばてつや
- 金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことは全てを失う。
- チャーチル
- 困難な情勢になって、始めて誰が敵か、誰が味方顔していたか、
そして誰が本当の味方だったか分るのだ。
- 小林多喜二
- ふ……それでいいのだ堀田よ お前はやる男だ…
失敗を恐れずに行動する男が 言葉だけの攻撃に負けてどうする?
- ハギワラ先生/「無謀キャプテン」島本和彦