名言館 6
- 我々人間にとって--特に相手や周囲 あるいは世間が九分九厘悪いと分かっている時に--
「自分が悪い」と言うことがどれだけむずかしいかおわかりでしょう?
- イヴァン・キングハム/獣木野生 「パーム」シリーズ「愛でなく」
- でも、物を集める人にも種類があると思うんです。
金銭的なものを犠牲にする人を、僕は「道楽」と呼んでいて、それは「コレクター」ではないと思っています。
「コレクター」というのは、それがために地方に行かなければいけないとか、町を歩いていても、それをずっと意識し続けなければいけなくて、そのために生活のどこかが欠落する事もある、という人。
それと、「オタク」と呼ばれている人は、集める事に全然飽きていない人です。飽きずにずっと続けてきて、ある意味でそのジャンルの評論化たる人物になりえてしまうような。
ぼくは、違うんです。ずうっと、一つの事に徹してやるのは違うと思うんです。とてもできないし。飽きなきゃダメだと思う。飽きるからこそ面白い。次の物に目が行くしね。
それで、飽きたその時に、手元に残った物をいかに捨てずに持ってられるかという、そのことだと思うんです。
- コレクションというものは、その人にとっては宝でも、興味がない人にはゴミじゃなきゃいけないとぼくは思っていますから。
「どうだ、この九谷の壺」とか言って「すげえな」と思わせてしまうというのは、もう違う。道楽の域ですから。(中略)
ぼくなんか九谷の壺見て、ひゃあとも思わないけど、納豆のラベル二千枚とかいうと、チキショーッと思うもの。
- なぎら健壱/「頓知」1996年4月号インタビュー
- 適当にやらないとね、漫画家は、死ぬよ。
手塚治虫さんなんか医学博士なのに死んじゃった。寝ないで描くから。
トキワ荘の人も平均寿命前にみんな死んじゃってるでしょ。
寝なきゃ駄目。食べたいものは食べないと駄目。疲れたら休まないと駄目。
- 水木しげる
- 成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである。
- チャーチル
- スターというのはみんなの期待に応える存在。
でもスーパースターの条件は、その期待を超えること。
- 長嶋茂雄
- ヒステリーカ「死ぬことが どうしておまえの復讐になるんだい」
戦死者年金の受取人を彼に指定してあるのよ
兵の遺族かその指定人に支払われるのが戦死者年金
それは私の死の代償………
受取人は絶対に拒否することもできなければ 他人に権利を譲ることもできない
毎年毎年定められた日に その本人が必ず受け取りに来なければならない事が義務付けられている
本人が病気のときは その枕元に届けられる
(中略)
しかも彼がそれを受け取らなければならない日が…………
私の誕生日
ほんのわずかのお金を毎年……
毎年
彼はイヤでも受け取らなければならないのよ
ふふふ 私の生命のコマ切れを受け取らなければならないのよ
- マルゲリータ・デ・ロス・アンジェルス/小池一夫・平野仁「女外人部隊 サハラ」
- (音信不通だった本郷猛と再会して)
ばかやろう、死んだら死んだで電話くらいよこせ!
- 立花藤兵衛/「仮面ライダー」
- 勝負事をするのは技術ではない。
しかし勝負事をやめること、これは技術だ。
- ポーランドのことわざ
- これが運命だ
妊娠と
葬式の間に
あるものは 悩みだけ
- エーリヒ・ケストナー「これが運命だ」/(「人生処方詩集」・小松太郎訳より)
- 花は夢を持っていると思うか?
それでも花は咲く。花は枯れる。そういう風に生きていければいいと思う。
- 葦原涼/「仮面ライダーアギト」
- 友達が、「若く見えるね」とお世辞を言うようになったら、
自分が年をとりはじめたと思ったほうがいいでしょう。
- ワシントン・アーヴィング
- 理想を持つ者は
それに到達しないように 気をつけるがよい
さもないと いつか彼は
自分に似る代りに 他人に似るだろう
- エーリヒ・ケストナー「警告」(「人生処方詩集」・小松太郎訳より)
- ただ、結論へいきなり飛ぶということに対しては、気をつけなければいけないと思った。
私自身はこの策(注:犠牲バントを指す)を「打者への信頼の不足」で片付けてしまいそうになるけど、他の監督たちがそのときに何を感じているのかは、私には分からない。
私自身は、打者を信頼し、いかに自信を持ってバットを振らせるか、ということに一番神経を使うし、今までもそういうスタンスで監督業をやってきた。でも、その試合のその時点においては、次の打者も含めて、その監督が最善だと感じてやっているわけ。そこで、気持ちのバランスは取らなくちゃいけないよね。
相手の将に敬意を払う。たとえその監督の意図が理解できなくても、理解に努めようとする姿勢は必要だと思った。理由があって、日本の監督はそういう作戦を取っているはずだからね。そういう気持ちも、バランスよく織り交ぜていかなければならないと思うんだ。
- トレイ・ヒルマン(日本ハムファイターズ監督)/「野球小僧」2004年2月号インタビュー
- 子供は大人より働くぞぉ・・・もっともこれは、大人扱いをしてやればの話だが・・・
- 平八/映画「七人の侍」
- 常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
- アインシュタイン
- 親を馬鹿にされて下を向いてるぐらいなら、俺はいつでも男をやめてやるぜ。
- 独眼鉄/宮下あきら「魁!男塾」
- 君の瞳に映ったボクに乾杯!
- アンディ/「カウボーイビバップ」
- いや、違う。きみたちだ。
- パブロ・ピカソ
*パリがドイツ軍に占領されていた時代、ピカソもまたナチにより「退廃芸術家」に数えられ、アトリエの検閲を受けた。
ナチの兵士が、「ゲルニカ」の写真を見て「これを描いたのはあなたか?」と問う。それに対する答え。
(「ゲルニカ」は、ドイツ軍によるゲルニカ爆撃の惨状に対するピカソの怒りを込めた作品)
- はっはっは……こいつぁいいや!
やい!お前たち!一体百姓を何だと思ってたんだ?仏様だとでも思ってたか?ん?
笑わせちゃいけねぇや!百姓くらい悪ずれした生き物はねぇんだぜ!
米出せっちゃ無え!麦出せっちゃ無え!何もかも無えっつんだ!
ふん!ところがあるんだ。何だってあるんだ。
床下ひっぺがして掘ってみな!そこになかったら納屋の隅だ!
出てくる出てくる…瓶に入った米!塩!豆!酒!
山と山の間に行ってみろ!そこには隠し田だ!
正直ヅラしてペコペコ頭下げて嘘をつく!何でもごまかす!どっかに戦でもありゃあすぐ竹槍つくって落ち武者狩りだぃ!
よく聞きな!百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだぁ!ちきしょう!おかしくって涙が出らぁ!
だがな、そんなケダモノ作ったの、一体誰だ?お前たちだよ!侍だってんだよ!馬鹿野郎!
戦の度に村ぁ焼く!田畑踏ん潰す!食い物は取り上げる!人夫人にコキ使う!女を漁る!手向かゃあ殺す!
一体百姓はどうすりゃあいいんだ!百姓はどうすりゃあいいんだ、百姓は・・・
ちきしょう……ちきしょう!
- 菊千代/映画「七人の侍」
- 大いなる河に愛を誓え 力と己の欲のみでいつまでも人の心を惑わせると思うな。
固く握り合った手は暴力では離れない…
人、それを『絆』という。
- ロム・ストール/「マシンロボ クロノスの大逆襲」
- たった一人の子供の願いも叶えてやれずに、やれ正義だの、人類を守るだの、でかい口を叩くな!!この世の中に絶対なんてありゃしない!一度や二度痛い目に会ったからって、尻込みする程貴様って奴は腰抜けなのか?!
- 立花藤兵衛/「仮面ライダー」
- おまえを信じたわけじゃあない
おまえが流した涙を信じたのだ
- 暮海猛夫/小池一夫・池上遼一「I・飢男(アイウエオボーイ)」
- クリスマス・セールで疲れきった店員のうちに、
これをお見せしない者がございました節は、
恐れ入りますが、お客様の分をお見せ願いたいと存じます。
笑顔を使いきった人間ほど、
笑顔を必要とするものはございません。
- ニューヨークのデパート広告「クリスマスの笑顔」
- 食べ物ならともかく、頭の中に入れるものまで好き嫌いがあってはいけない。
- バロン吉元
- 竜!!俺はお前を倒す
お前は勝ちつづけることが宿命というならば
俺はお前を倒すことを宿命と言おう
- 雨宮賢/能条純一「哭きの竜」
- 人生における大きな喜びは、君にはできないと世間がいうことをやることである。
- ウォルター・バジョット
- 聖書によると、女は神が最後に創ったものだという。土曜の夜に創られたものに違いない。
さすがに疲れが感じられる。
- 小デュマ
- 俺はお前らみたいな高慢ちきな奴らが大嫌いなんだよ〜〜
なぜだかわかるか?
俺がそうだからだあ〜〜〜!!
- 犬山道節/石川賢「魔空八犬伝」
- たった50年か……
(「50年に一人の逸材」と賞賛の言葉を受けたあとに)
- 梶原一騎
- ・核が恐くて、極道がやってけるかぁ〜〜!!
・わしは核爆発見たかったんじゃ!
だのに、あないな線香花火でごまかしおって!!
・ゴタクを並べてないで、殺す時はきっちり殺さんかい!!
おまえは…海座と同じじゃ!自分が力を見せ付けたかっただけよ!!
力量は、相手をぶちのめしてなんぼじゃあ!
・明日の為のその1!
ケンカは先手必勝じゃ、
攻撃し続ければ、どんな奴でもいつかくたばる!
- 岩鬼将造/石川賢「極道兵器」
- ・他人の命かまうより――己の命・・・磨きなよ。
・おれの哭きは牌を喰うんじゃない
牌に命を刻んでいく
やめなよ・・・せっかいは
- 竜/「哭きの竜」(能条純一)
- 自分には何かできたはずだと考えるのは、無力感から逃れるための手段に過ぎない。
- レベンクロン
- 生きて帰ってきたまえ、戦後が君たちを待っている。
- 高島善哉
- 編集者「先生…アイディアが出ましたね?顔が赤くなりましたよ」
「うむ…五利押くん
文学とは恥ずかしいものだからな」
- 川馬鹿奴成先生/いがらしみきお「のぼるくんたち」
- お前らは勝負というものを勘違いしている
勝つというのは
力において 相手を上回る事でも
ましてや 幸運を待つ事でもない
勝つとはすなわち……
負かすこと
蹴落とす事
つまずいたヤツを踏みつぶす事
ドブに落ちたイヌを 棒で沈める事
ぱっくり開いたキズ口に 塩をすり込む事
勝ち残るとは屍を越える事だ…決して美しい事じゃない
むしろ残酷なことなんだ
それでも頂点に立ちたいと思うのなら
鬼になれ
- 渡久地東亜/甲斐谷忍「ワンナウツ」
- ブルースマンは酔いつぶれるのも仕事さ
- 棟梁/泉昌之「ジジメタルジャケット2 ザ・デルタ」
- 「笑い」は相手がいて、初めて生まれるんだよ。
相手を信用しないと笑えないよ 。
- 萩本欽一
- 君な、わしの言う通りに君が仕事をするんやったら、君はいらんで。
- 松下幸之助
- おまえら……本当になんにもわかっちゃいねえな……
オレたちが今取ったり取られたりしてるのは 実は点棒じゃねえんだ
プライドなんだよ……
- 赤木しげる/福本伸行「アカギ」
- 迷信と正信の違いを吟味してみると、それは疑いにあります。
徹底的に疑えば、正しい信心にたどりつくことができるのです。
- 向坊弘道
- 教える事は二度習う事である。
- ジョセフ・ジュベール
- 政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。それは個人の腐敗であるにすぎない。
政治家が賄賂をとってもそれを批判することができない状態を、政治の腐敗というんだ。
- ヤン=ウェンリー/田中芳樹「銀河英雄伝説」
- 麻雀に長考はない。それは考えているのではなく迷っているだけだ。
- 桜井章一
- 天 「おまえ…最初の2分何をしてた?」
ひろゆき「は?何……って?配牌してリーパイのあと…推理を…」
天 「まぬけ…わかるか?そんなことをチマチマやること自体がおまえの甘さなんだよ…おれだったらその2分の間に…全ての山を開け 記憶していただろう」
「なあヒロ なにもこれはオレだけの話じゃない 今回集まる東西のメンツなら皆そうしていたさ。
二分間もらってみんなが部屋を出たとき まずそういう事に気が回るのがオレたちなんだよ
八巡以内に100%和了するっていったらそうでもするしかないからだ 違うか……?」
「しかしひろゆきにはそういう発想からしてないんだ そういう事は頭の巡りの中に入ってねえ……それがお前の限界さ」
「オレ達は違う…オレ達はまずヤマを返す。手段を選ばず勝つ。」
- 天/福本伸行「天」
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