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●赤いきつね【あかい・きつね】(商品名)(#8)
1.マルちゃん製造のカップきつねうどん。かつてまだ即席めんがラーメン一色だった時代に燦然と登場した「うどん系カップめん」。付属の揚げで「いなりを作れないか」とトライする人が全国に多数。皆口を揃えて「やめた方がいい」と言うらしい。姉妹品に「緑のたぬき」「黒い豚カレー」など。
2.発売当時から一貫して武田鉄矢をCMに器用。#8で大統領が戦場で叫んだ「戦車が怖くて赤いきつねが喰えるか!」は、CM内での名セリフである。

●赤カブト【あか・かぶと】(熊名)(#10)
1.高橋よしひろ作の漫画、「銀牙・流れ星銀」に登場するヒグマ。圧倒的なパワーと、熊らしからぬ智力を併せ持ち、犬はおろか人間まで倒してしまう凶暴ぶりで、周囲を大いに脅かした。主人公である銀の父・リキも赤カブトと戦い倒され、一命はとりとめるものの、記憶を失う。主人公達が目指す大敵。
2.#10で、熊VSウィリー君の戦いに際してのテツコのセリフ。
用例「きゃ〜、赤カブトよ〜。流れ星銀よ〜。」

●茜さんのお弁当【あかね・さん・の・おべんとう】(番組名)(#2)
1.1982年に放映されたTVドラマ。主題歌がJohneyの「ジェームス・ディーンのように」だわ、出演者が『銀蠅一家の弟分』嶋大輔と杉本哲太だわと、もう銀蠅一色(やな日本語だな)の番組だったらしい。
2.#2でミルクちゃんが電話応対で名乗っていた。
  「は〜い、茜さんのお弁当で〜す、な〜んつってな。」

●熱川バナナワニ園【あたがわ・ばなな・わに・えん】(施設名)(ビデオ「ミルクちゃんのマルチメディア健康法」)
1.伊豆の熱川温泉にある、熱帯動植物園。同地の穏和な気候を生かし、蘭・ハイビスカス・バナナ・パパイアなどの亜熱帯性植物や、ワニ・レッサーパンダなどの動物を飼育、常時展示している。
2.入場料は大人1000円。なお、「おすすめお土産品」に、ワニやレッサーパンダのぬいぐるみに混じって、ちゃっかり「高級クロコダイル皮財布」があったりするあたり、生々しくてステキだ。詳しくは
公式サイトで。
3.ビデオエンディングでの電話応対。
(用例)「は〜い、熱川バナナワニ園で〜す、な〜んちゃって。」

●荒井注【あらい・ちゅう】(人名)($5)
1.第一期ドリフターズのメンバー。1975年に脱退、志村けんと交代して以降はソロでコメディアン・俳優として活躍。二回の再婚でも知られる。2000年逝去。「ディス・イズ・ア・ペン」「何だバカヤロー」などの持ちギャグが有名。
2.カラオケボックスを経営しようとし、建物を作り終わったが、入り口が狭くて機材が入れられず大損害を被った。
3.$5で言っている「ミルクちゃんの悪夢」の元ネタはこのエピソード。

●荒川道場【あらかわ・どうじょう】(通称)(#7)
1.投手から打者に転向したものの、今ひとつパッとしなかった王貞治(別項参照)に、荒川打撃コーチが別室で特訓を行った。その特訓を指してこう呼ぶ。作中にあったとおり、日本刀でつるした和紙を切る特訓が有名で、一本足打法を生み出した。素振りの踏み込みで畳がむしれた、など数々の伝説がある。
2.作中では「荒川教室」と言われていたが、「荒川道場」の呼称が一般的。

●荒谷二中【あらや・にちゅう】(学校名)(#4)
1.ドラマ「3年B組金八先生」の名キャラクター・加藤まさるが桜中学に転校してくる前に所属していた学校。校内暴力で荒れていた。
2.#4でのミルクちゃんの名乗り。
(用例)  「は〜い、荒谷二中で〜す、な〜んつってな。」

●アントンハイセル【あんとん・はいせる】(固有名詞)($5)
1.アントニオ猪木氏が設立・経営した企業。第二の故郷・ブラジルを舞台に、「廃棄物であるサトウキビの絞りカスを、牛の飼料として活用→飼料分の耕地を食料用に回せる→世界的な食糧問題を解決」という理念に基づいて展開した、超エコロジカルなプロジェクトではあったが、資金面で暗礁に乗り上げ、負債を抱えて倒産。なお、同氏の手がけた事業としては、アントンナッツ(ひまわりの種)、アントンマテ茶(ノンカフェインが売りだった)、タバスコ等の輸入販売を行った「アントントレーディング」、当時珍しいスペアリブを扱った外食産業「アントンリブ」などがある。表題企業には、かの藤波辰彌も相当な投資をしていたという説もある。
2.$5でミルクちゃんが電話応対で名乗っていた。
  「は〜い、こちらアントンハイセルで〜す、な〜んちゃって。」

●イカ銀行【いか・ぎんこう】(固有名詞)($3)
1.「パステルしんさん」のスポンサー企業である。

●石野真子【いしの・まこ】(人名)(#全話)
1.昭和50年代に活躍したアイドル歌手。代表ヒット曲に「狼なんかこわくない」「ワンダー・ブギ」「春ラララ」「ジュリーがライバル」「私のドン」など多数。長渕剛と結婚、のち離婚。現在は女優・タレントとして活躍中。いしのようこは実の妹。アホ一歩手前の天真爛漫なムードと印象的な八重歯がセールスポイントで、デビュー当時の江口寿史も自作(すすめ!パイレーツ)に登場させたりしていた。
2.「OH!」の主題歌が「狼なんかこわくない」であること、「カラオケオリンピック」に「ワンダーブギ」が収録されていることから、本作品とは切っても切れない関係にある。
3.誰かファンなのだろうか。
4.「狼〜」では、歌う中村春香(ミルク役)の滑舌が異様に悪いため、「鼻が邪魔だと」の部分を「貴方バカだと」「貴方マゾだと」などと聞き違える人が続出。

●いのちだいじに【いのち・だいじに】(作戦名)(#12)
1.FCゲーム「ドラゴンクエスト4」で登場したAI(人工知能)システムのモード名。戦闘時に、プレイヤーが一つ一つコマンドを入力しなくとも、AIが状況を把握して行動を起こす。
 このモードでは、その名の通りに、ダメージを受けた場合の回復・蘇生を最優先に行う。アイテム・MPの消費が激しいため、あまり使用しない。
2.#12の宇宙戦闘で、テツコが提案した作戦。
(用例)テツコ「ミルク〜、『いのちだいじに』で行くわよ〜」
    ミルク「馬鹿っ面〜、『ガンガンいこうぜ』だ〜!!」

●ウィリー・ウィリアムス【うぃりー・うぃりあむす】(人名)(#10)
1.空手家。「熊殺し」の逸話を持つ(熊は薬で弱らせてあった・爪を抜いてあったなどの諸説はあるが)。極真会館の実力者として、昭和55年2月27日に蔵前国技館にて、アントニオ猪木と異種格闘技戦を行う(なお、試合前に、同会館より離脱している。)。当時、新日サイドと極真会館サイドの仲は、ファンを含めて険悪であったが、その緊迫した雰囲気の中行われた試合は、結局引き分けに終わる。後にリングスにも参戦。現在は、「ワールド大山カラテ」に所属し、後進の育成を行っている。
2.熊を倒すために作られた、「熊殺しロボ・ウィリー君」のモデル。

●X−ウィング【えっくす・うぃんぐ】(機体名)(#12)
1.「スター・ウォーズ」に登場した、同盟軍側の主力戦闘機。正式名称は「T−65 A2 X−WING Starfighter」、略称は「X−W」。レーザーキャノン4門、プロトン魚雷ランチャー2基を装備。主人公・ルークが登場したのは「レッド5」と呼ばれていた。
2.#12の宇宙戦闘で、ミルク達が乗っていた機体。

●江戸屋子猫【えどや・こねこ】(人名)(ビデオ「ミルクちゃんのマルチメディア健康法」ED)
1.動物の声帯模写の巨匠・故・江戸屋猫八の息子にして一番弟子。
2.ビデオエンディングでは、「ミルクちゃん、江戸屋子猫の目が死んでいるワケが分かったんダス!」と大統領が語っている。
3.言われてみれば、確かに死んでいるな・・・

●王貞治【おう・さだはる】(人名)(#7)
1.現・福岡ダイエーホークス監督。ホームランバッターとして巨人軍で大活躍し、生涯ホームラン868本の世界記録を保有する。国民栄誉賞受賞、名球会会員。
 台湾国籍の父の子として生まれ、4番エースとして早稲田実業高校を優勝に導く。その後ジャイアンツ入団、打者に転向し、「荒川道場」での特訓で「一本足打法(フラミンゴ打法)」を編みだし、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースを抜いてホームラン本数世界一となる。「ワンちゃん」の愛称で親しまれ、ジャイアンツV9に貢献した。背番号1は永久欠番。

●王様のアイデア【おうさま・の・あいであ】(固有名詞)(#全話)
1.アイディア商品・健康グッズなどを扱うショップ。駅ビルを拠点に全国展開中。店舗は以下の通り。

東京駅名店街北店   八重洲地下街店   新宿マイシティー店  
サンメグロ店   蒲田東急プラザ店   川崎アゼリア店  
吉祥寺ロンロン店   ルミネ立川店   東急ホープセンター店  
東京駅名店街南店   ユニモール地下街店   シャポー市川店  
なんばシティー店   京都ポルタ店   福岡天神地下街店  

2.アイパッチ博士が主催する「王様のアイデア研究所」の元ネタ。
←同研究所のマーク。

●岡本太郎【おかもと・たろう】(人名)(#5)
1.日本を代表するモダンアートの旗手。漫画家・岡本一平の子として生まれる。原色を大胆に用いた躍動感あるデザインは独特である。作品は多いが、中でも1970年大阪万博の「太陽の塔」、近鉄バッファローズの旧ユニフォームのデザインなどが有名。「芸術は爆発だ!」の名セリフでも知られる。1999年没。
2.#7の「きのこバター炒め」で出てきた「グラスの中に顔があってもいいじゃないか」は、かつて氏が登場したサントリーウイスキーのCMのセリフ。この時のキャンペーンでは、実際にグラスの底に顔が書いてある岡本太郎デザイングラスのプレゼントが行われた。
3.DVD1巻エンディングでのミルクちゃんの電話応対。
 「はーい、岡本太郎美術館でーす。なーんつってな!」

●OKショップ【おーけー・しょっぷ】(固有名詞)($4)
1.現在は芸能界からセミリタイア、カナダやらオーストラリアやらで悠々自適を送るタレント・大橋巨泉が経営するお土産ショップ。正式名称は「OKギフトショップ」。現在はカナダでバンクーバー・ナイアガラ・バッフに三店舗展開。工芸品やカウチンセーターなどの衣類を販売している。詳しくはここでも見てくれ。
2.$4の電話応対でミルクちゃんが名乗った。
  「は〜い、巨泉のOKショップで〜す、な〜んちゃって。」

●お元気ですか〜【お・げんき・ですか〜】(セリフ)(#6)
1.日産セフィーロのCMで、井上陽水が車中から独特のセリフ回しで「みなさ〜ん、お元気ですか〜」と一言喋ったのが元ネタ。糸井重里が「くうねるあそぶ。」の名コピーと共に繰り出した、歴史に残るCMではあるが、いかんせん時を同じくして昭和天皇がとってもお元気じゃない状況に陥り出したため、オンエア自粛を余儀なくされ、実際に放映された時期は長くない。実はこのCMの面白さは、免許を持たない井上陽水が車のCMをするというシチュエーション自体にあった(糸井氏談)のだが。
2.#6に登場したセリフ。