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●大菩薩峠【だい・ぼさつ・とうげ】(書名)(#11)
1.中山介山(1885−1944)作の、未完の大長編小説。ニヒルな剣豪・机龍之介の孤独な道行きを縦軸に、謎を絡めて登場する人々の群像を描く。現在はちくま文庫より20巻が発行。
2.#11でのロボドッグ犬のセリフに登場。
(用例)「ワンワン、OKテイクだワン!大菩薩峠だワン!」

●タイヤ四兄弟【たいや・よんきょうだい】(曲名・番組名)(#2)
1.ミルクちゃんのお気に入り番組の一つ。歌詞は以下の通り。
「前輪右は長男、前輪左は次男、後輪右は三男、後輪左はママの連れ子」
複雑な家庭事情をしのばせて秀逸。
2.瞬間最大風速でブームが過ぎた「だ●ご三兄弟」のパロディ。

大リーグボール養成ギブス【だいりーぐぼーる・ようせいぎぶす】(名詞)($5)
1.「巨人の星」にて、星一徹が幼い飛雄馬に付けさせたもの。エキスパンダーのバネを上半身に巻き付けるような形で、身動きがとれない。否応なく筋力を付けさせた。
2.放火魔のおじいちゃんの家の壁に下がっている。ちゃんと(笑)壁にボール一個分の穴も空いている。

●高橋英樹【たかはし・ひでき】(人名)(#8)
1.時代劇を中心に活躍する俳優。代表作に「桃太郎侍」(桃太郎役)・「名奉行・遠山の金さん」(遠山金四郎役)・「三匹が斬る!」(殿様役)など多数。最近は「クイズ・日本人の質問」などのバラエティーやドラマでも活躍。
2.大家が好きな俳優の一人らしい。#8では「サイン会がある」とダマされ、家賃を取り損ねる。

●高見恭子【たかみ・きょうこ】(人名)(#7予告)
1.女優・タレント。父は作家の高見順、姉は女優の高見知佳。タレント業の他、父譲りの文才で本も執筆している。プロレスラーで自民党議員(先日辞職)の馳浩と結婚した。
2.(用例)「テツコのお腹に突然出来たのは、高見恭子の人面創。」

●ダス【だす】(終助詞)
1.大統領が語尾に付ける終助詞。今や切っても切れない終助詞だが、旧シリーズではけっこう後半まで使っていない。(前半は「〜です。」と話していた。)
2.元ネタは芦屋雁之助か。
3.むしろ、「おそ松くん」のデカパン説が有力。
4.私としては、坂田鋼鉄郎氏であってほしい。

●タマとチュー太郎【たま・と・ちゅーたろう】(固有名詞)($10)
1.ミルクちゃんお気に入り番組の一つ。
2.歌からして、某ハンナバーベラプロが作った猫と鼠の無限追っかけあいアニメにそっくり。やばくなると金や物で片をつけようとするタマの姿勢がみもの。
3.「脚本:ワーナー海老原ブラザーズ、演出:スピルバーグ坂田」らしい。

●DA・YO・NE【だよね】(固有名詞)(#4)
1.EASTEND×YURIが放った最初で最後の一発ヒット。ジャンルとしては一応ラップか。「SO・YA・NA」「DA・GA・YA」など、各地方バージョンが後を追った。あれはなんだったんだろう・・・
2.#で、大統領が「HIPHOPだって好きなんダスよ!」と豪語して歌った曲。
3.「だよねー、だよねー、ワス大統領だよねー、だよねー、だよねー、キミ大統領じゃないよねー」って、どのへんがHIPHOPか。

●丹下拳闘倶楽部【たんげ・けんとう・くらぶ】(ジム名)($8)
1.「あしたのジョー」(高森朝雄原作・ちばてつや漫画)で、丹下段平が経営するボクシングジム。主人公・矢吹丈の他にマンモス西らが所属している。
2.$8でのミルクちゃんの名乗り。
(用例)「は〜い、丹下拳闘倶楽部で〜す。な〜んつってな!」

●チョッチュネー【ちょっちゅねー】(セリフ)(#6)
1.元・WBA世界ジュニアフライ級チャンプ・具志堅用高(沖縄県出身・23勝15KO1敗)の口癖。「そうですね」の意と思われる。
2.故に、#6でのクイズ、「チョッチュネーはカンムリワシの鳴き声である」というクイズの答えは当然「×」。

●つかこうへい【つか・こうへい】(人名)($1)
1.小説家・劇作家・演出家。昭和23年福岡生まれの、在日韓国人二世。代表作は「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」「二代目はクリスチャン」「寝取られ宗介」「幕末純情伝」「銀ちゃんが逝く」他多数。独自の劇団として、「つかこうへい事務所」、また「北区つかこうへい劇団」「大分市つかこうへい劇団」を主催。
作品の映画化・ドラマ化の数も多い。
2.$1での、記念すべき最初の電話応対。
(用例)「はーい、つかこうへい事務所で〜す!な〜んつってな!」

●付けヒゲ【つけ・ひげ】(名詞)($13・#3)
1.変装用に顔面に着脱する、人工のヒゲ。
2.ミルクちゃんが$13ではオヤジに変装するために使い、#3ではカウンセラーとして「私のみのっぷり、もんたっぷりを見せてあげる」ため、箔を付けるために使用。

●ツチノコ【つちのこ】(名詞)($9)
1.昭和40年代前半に、盛んにマスコミで騒がれた幻の生物。腹部の膨れた寸詰まりのヘビのような形状だと言われていた。実在の有無が論争された。賞金がかかっていたとかいないとか。
2.特製トムヤムクンでトリップしたミルクちゃんとテツコが、ハナゲをこれと見間違えて捕まえようとした。

●ツッパリハイスクール Rock’n Roll 登校編【つっぱり・はいすくーる・ろっくん・ろーる・登校編】(曲名)(#全話)

1.ヤンキー(という言葉は当時なかった。)に人気のバンド・横浜銀蠅の代表曲。「ドカン」「洋ラン」「リーゼント」など、昭和50年代以降生まれにはもはや暗号でしかないタームの数々が、当時のツッパリムーブメントを思い起こさせて懐かしい。ちなみに当時は、「くるくるパーマに長めのスカート引きずって」いるのが、ヤンキー的にクールな婦女子のスタイルだったのだ。
2.「OH!」のエンディングテーマ。
3.姉妹編として、「試験編」もある。コード進行は同じ(笑)。

●ツルモク独身寮【つるもく・どくしんりょう】(作品名)(#3)
1.1990年前後に、窪之内英作が「ビッグコミックスピリッツ」に連載していた漫画。木工会社「ツルモク」に勤める主人公とその周りの人間の恋愛模様を描く、当時の「トレンディドラマ」みたいな展開のぬるいマンガ。可もなく不可もなく。一応映画にもなった。
2.#3でのミルクちゃんの名乗り。
(用例)「は〜い、ツルモク独身寮で〜す。な〜んつってな!」

●電車だGO!【でんしゃ・だ・ごー!】(商品名)(#3)
1.#3の冒頭部でミルクちゃん達がいそしんでいる電車ごっこゲーム。「バーチャルリアリティゲーム」らしい。
2.パッケージには「ロープ入り」と書いているが、恐らくロープしか入っていない。

●どおくまん【どおくまん】(人名)($7)
1.漫画家。「花田秀次郎君」名義でデビュー。後、1975年に実弟・友人と共に「どおくまんプロダクション」を設立。秋田書店「少年チャンピオン」誌上で「嗚呼!花の応援団」で大ブレイク、「暴力大将」「熱笑!花沢高校」等でヒットを飛ばす。アクのきつい独特の絵柄と作風で、ギャグ混じりのバイオレンス作品に定評有り。
「どおくまんプロダクション」を設立し、ストーリー・背景・人物・仕上げなどを完全分業して作品製作に当たっている。
2.$7でのミルクちゃんの電話応対。
「は〜い、どおくまんプロダクションで〜す。なーんつってな!」

●トカレフ【とかれふ】(商品名)($2・#2)
1.1930年に、ロシアの技師・トカレフ氏が開発した、ロシア製では初のオートマティック拳銃。1933年にソ連軍制式銃となる。80年代あたりから日本に多く密輸され問題になる。流入しているもので多いのは、供与されて中国が1954年に生産を開始したもの。
2.$2で、ミルクちゃんが変質者のイチモツと見誤ったもの。
3.#2では、通販で入手していた。

●時には娼婦のように【ときには・しょうふのように】(曲名)(#3)
1.大統領が自室のラジカセでカラオケ練習していた曲。
2.黒沢年男・歌/なかにし礼・作詞作曲。

髑髏燭台【どくろ・しょくだい】(名詞)($11)
1.頭蓋骨に蝋燭を立て、燭台として使用するもの。
2.$で大統領の机の上にあった。$11でミルクちゃんへの誕生日プレゼントとして贈るが、当然ながら不評であった。

●戸塚ヨットスクール【とつか・よっと・すくーる】(学校名)(セルビデオ「ミルクちゃん中暴れ」ED)
1.戸塚宏校長の主催する、矯正教育施設。自閉症・登校拒否・家庭内暴力などですさむ子供の心を、全寮制の徹底したスパルタ教育で矯正し、社会復帰をはかる学校。かつてその指導活動中に生徒が死亡し、校長は逮捕・実刑判決を受けた。以来、スパルタ教育の代名詞のように言われて現在に至るが、実際良い方向に転換する生徒も少なくないことから、未だにそのあり方には賛否両論ある。
1999年にも、指導中の生徒死亡事故があった。
2.セルビデオエンディングの電話応対で、ミルクちゃんが名乗った。
 「は〜い、こちら戸塚ヨットスクールで〜す、な〜んつってな。」

●トムヤムクン【とむ・やむ・くん】(名詞・タイ語)($9)
1.タイで日常的に食されるスープ。魚介類を主な具にして、ナムプラー(魚醤)、香辛料(チリペッパー・レモングラス・カー等)で味付けしたもの。万人受けするとは言い難いが、辛くて甘くて酸っぱい不思議な味が、なれると病みつきになる。
2.かといって、やばい草でも入れない限り、$9のようにトリップしたりはしないが。
3.あまつさえ、ロボットのテツコまでトリップしちゃうとは一体・・・