地球防衛軍テラホークス
TERRAHAWKS
 
放送:1985年4月〜1986年3月
(製作:イギリス)

 当時中3で色々忙しかったにも関わらず、メシ時なので結構見ていた。
 子供心に「サンダーバードの二番煎じ、テクノボイジャーの一番絞り(意味不明)だなあ。人形の顔でかいなあ。」と思いつつ見ていたが、ゼロイドやキューブといったギミックを楽しんだり、ホークアイに「様」づけしてカッコよがってみたりと、今思うと楽しんで見ていた。
 ゼルダ率いる悪の軍団がどうにもパッパラで、地球征服やる気があるのかないのか分からない辺り、洋モノらしいテイストでよろしいな。
 んでは、キャラ紹介をば。

テラホークスメンバー(正義側)

・タイガー・ナインスタイン博士(声:有川 博)
 名は体を表して、9人の複製がいる。ので強気。結構ガンガン捨て身の戦法を取っていた。
 「スーパーロボット大戦」で彼の名前を引き合いに出したギャグがあり、10〜20代のプレイヤーを「?」の嵐に陥れた(笑)。
メアリー・ファルコナー大尉(声:弥永 和子)
 ナインスタインのアシスタント。
・ホークアイ中尉(声:鈴置 洋孝)
 見た目さほど格好よくはないが、キャラの位置づけといい、クール系の声には定評の鈴置洋孝の魅力全開で、相当格好いいキャラだった。大道寺がこの番組を見続けた大要因である。
 過去の事故により、両目には実は義眼が入っている(この設定もそそる)。テラホークスきっての撃墜王。
・ケイト・ケストレル大尉(声:山田 栄子)
 黒人女性パイロット。ホークアイを補佐する。山田栄子の演じる「大人の女」っぷりが良かった。歌手でもある。
・ヒロ(声:野島 昭生)
 造形的に何とも冴えないメガネ君。日本人。「あー、イギリスの人が見た日本人なんて、良くてこの程度だろうねえ、うんうん。」と、ちょっちブルーな気分にならないこともない。
 が、頭脳は明晰な科学者で、ゼロイドを設計する。

<ゼロイド>
 とは?
 
科学者・ヒロが作った球形ロボット。とにかく沢山いる。自我プログラムを持ち、言葉を喋る。結構個性豊かであり、この連中なくして「テラホークス」の味はないと言っても過言ではない。
 100人いたら95人が「宇宙刑事ギャバンそっくり」と言うであろう。ホントそっくり。

・ゼロ軍曹(声:緒方 賢一)
 一番最初に作られたゼロイドで地上の1〜100号のリーダー。大概ナインスタインの側にいて、掛け合いをしている。とは迷コンビ。
・18号(声:不明)
 ゼロイドの部下。ヒゲのペイントによって強烈な自己主張をしており、おフランス言葉で喋る。中盤から出たクセに、濃ゆいキャラ。
・101号(声:西川 幾雄)
 スペースホークにいるゼロイド。額に101と書いてあって分かりやすい。まさに「その名は101」って感じだが、関係は不明(笑)。ゼロ軍曹をライバル視していて、いつも喧嘩ばかりしている。ゼロイド102〜200号のリーダー。

ゼルダ配下(悪側)

ゼルダ(声:高橋 和枝)
  地球征服を企むものの、その理由ははっきりされなかったような・・・悪の親玉がオバハンというのは、案外日本特撮からのインスパイアだったりしてね(へドリアン女王とか)。
  カツオと同じ声
で地球を狙うのも、結構スゴいものがあった。
・ヤングスター(声:及川 ヒロオ)
 ゼルダの息子。頭悪そうな名前だが、実体はもっとバカ。
・シスター(声:小宮 和枝)
 ゼルダの娘。やっぱりバカ。
・ベビースター(声:三ツ矢 雄二)
 シスターの子供。シスターってアンドロイドなんだけどな。細かいことは気にするなってか。親に似ず、冷酷で理論的な策略家。赤ん坊なんだけど。

<キューブ>
とは?

 ゼルダ達が作った配下のロボット。戦闘用。ゼロイドに対し、四角くてしかめっ面。とゆーか、泣き顔に近いような。「デロリンマン」のオロカ面にも似てるような気がする。
 固有の自我はなく、言葉も喋らない。「シー」とだけ発声する。

 番組のエンディングでは、3×3のマスの中で、ゼロイドとキューブの「3目並べ」をやっていた。

そんでもって、テラホークスといえばこの人!!
・ナレーター(声:羽佐間 通夫)
 素っ頓狂でハイテンション。どんなにシビアな展開の場面でも、一言語り出せば場の主役は君のもの。同時期に大暴れした広川太一郎に勝るとも劣らない暴走ぶりがいっそキュートです。

 そういえば、メカを多数搭載する中型メカで、「バトルホーク」ってのがありました。
 同名の特撮ありましたね。どマイナーだけど。