<外国>
*注:自分で食べやすく・作りやすくアレンジしたものです。性格には「〜風」ってとこかな(汗)?作り方があまり厳密ではない部分がありますがご了承下さい。

【スペイン】

・トルティージャ(スパニッシュオムレツ)

*材料(16cmのフライパンで一枚分・3〜4人前)*
・卵(Mなら5個、Lなら4個)・ジャガイモ(中3個)
・タマネギ(1/5個) ・ベーコン(一枚) ・ニンニク(1かけ)
・エキストラバージンオリーブオイル(3/4カップ) ・塩 ・胡椒

 

1.ジャガイモは5〜7mm厚さの銀杏切り(薄すぎないように)にし、フライパンに入れて、かぶるほどのオリーブオイルを入れ、中火で揚げ煮にする感じで焼く。途中で薄切りにしたタマネギ・みじん切りのベーコンとニンニクを入れ、塩少々を入れる。その間、卵をボウルに溶いておく。
2.ジャガイモを取り出してみて、フタか皿に一個取ってみて、木べらで割ってみる。ホックリ割れるようになったら完了。
3.ジャガイモは網じゃくしですくうか、オイルポットに開けるなどしていったん油を切り、卵液の中に入れ、木べらでかき混ぜる。ジャガイモの余熱が少し全体に回り、木べらの感触がやや重くなったら、すかさずフライパン(揚げに使ったオイルを大さじ1程戻しておく)に入れる。
4.中火で、卵液のふちを中に巻き入れるように木べらで形を整え、弱火にしてフタをし、5分ほど焼く。
5.フタを開けてみて、上部の卵が少し乾いたら、フライ返しでそのまま大きめの皿に移し、その上にフライパンをかぶせる。皿とフライパンを密着させたまま180度回転させ、オムレツを返す。また5分ほど焼く。
6.金串を指してみて、卵液が出なければできあがり。放射状に切り分け、トマトソースを少し添えていただく。

★フレンチオムレツと違い、中までしっかり火を通すのが流儀。ワインなどに良く合います。中身がジャガイモなので、これだけでも十分主食になるほど。ジャガイモの厚さは、好みで調整して下さい。あまり厚いと綺麗に返しづらくなります。
フライパンは16〜18cmがおすすめ。あまり大きいと返すのがしんどいです。
これはプレーンなタイプですが、刻んでソテーしたほうれん草を入れたものや、パプリカを刻んで入れたものもよく食べられているようです。出来たてはもちろん、冷めても美味しいです。
トルティージャといえば、メキシコでは、トウモロコシの粉で焼いた薄焼きパンですが、スペインではもっぱらこのオムレツを指すのです。

・ソパ・デ・アホ

*材料(一人分)*
・バゲット(フランスパン)3〜4cmの厚さ ・ベーコン1/4枚 ・ スープの素
・にんにく大1かけ  ・卵1個 ・エクストラバージンオリーブオイル大さじ1

 

1.バゲットは手で一口大にちぎり、ベーコンは細切り、にんにくは包丁の背で潰してスライスする。
2.鍋を余熱せずにオリーブオイル・ニンニク・ベーコンを入れて弱火で炒める。
3.バゲットの表面に軽く油が回ったら、パプリカ小さじ1/4、スープ250mlを入れて、塩で味を整え、10分ほど煮る。
4.卵を溶いて流し入れ、半熟のタイミングで火を止める。胡椒を適宜ひき入れる。

★「ソパ」はスープ、「アホ」はにんにくの意。手元になければ、パプリカとベーコンは省略してもかまいません。半熟に仕上がった黄身がとても素朴で優しい味で、ブランチにも向きます。バゲットは、古くなって乾燥したものでいいのです(パン屋さんで投げ売りになってるときもチャンス)。
オリーブオイルが苦手な向きは、サラダ油に代えてもいいでしょう。ニンニク好きな人はどうぞ量を増やしてみて下さい。

・ガスパチョ・

*材料*
・バゲット (12cmくらいの長さ) ・赤ピーマン大1個 ・トマト2個 ・きゅうり1本
・にんにく1かけ ・エクストラバージンオリーブオイル大さじ2 ・パプリカ粉末小さじ1/2
・ワインビネガー大さじ2 ・冷水500cc ・塩小さじ1強 ・胡椒

1.バゲットはおろしてパン粉状にする(フードプロセッサでおろしてもいい)。
2.トマトは皮を剥いてざく切り、きゅうり・赤ピーマンもざく切りにする。
3.2の野菜をミキサーにかけ、全体が混ざったらおろしたバゲットを加えてさらにミキサーにかけ、冷蔵庫で1時間弱冷やす。
4.フードプロセッサ(すり鉢でも可)に、にんにく・オリーブオイル・パプリカ・ワインビネガーを入れてペースト状にする。
5.3.4と冷水を加え、塩・胡椒で調味し、また冷蔵庫へ。
6.食べる直前、好みできゅうりの薄切り・ゆで卵スライス・パンの角切りなどを浮かべる。

★冷たい野菜スープです。バゲットは古くなってかちかちに乾燥した物が向きます。質のいいパン粉で代用してもまたよし。フードプロセッサがなくても、3の行程をおろし金・4をすり鉢で代用すればできます。