★酒の肴★

・イカ下足のワタあえ

・はんぺんのマヨネーズ焼き

・葉わさびの醤油漬け

・大根のみそ漬け

・ぶり(かんぱち)カマの焼き物

・いかの即席塩辛

・骨せんべい

・茹で鳥(一見)


イカ下足のワタあえ

 ・イカ下足は、包丁の背でしごいて、吸盤を取り除いておく。ワタの部分の墨袋も取り除く。
 ・鍋に下足、ワタ、えんぺらを入れ、酒・醤油・味醂を入れて火にかける。ワタ袋を破きつつ、全体をかき混ぜる。
 ・さっと火が通ったら、味をととのえて出来上がり。わさびを添えてもいい。
《洋風アレンジ》
 ・材料を、スライスにんにく・完熟トマト(もしくはトマトピューレ)と共に、オリーブオイルで炒める。
 ・トマトとワタがソース状になればOK。ワインでフランベし、塩・胡椒で味を調える。
〈ポイント〉
 生イカを使った料理の後に、残った部位を利用する料理。好きならば、墨を加えてもワイルドな味になる。

はんぺんのマヨネーズ焼き

 ・はんぺんの表面に軽くマヨネーズを塗り、七味を振る。
 ・オーブントースターで1.2分、軽く焦げ目を付ける。

葉わさびの醤油漬け

 ・洗った葉わさびをまな板の上に置き、シンクに置く。
 ・上から、熱いお茶(出涸らしでよい)をかけ、すぐ絞る。
 ・一口大に切り、タッパーか小瓶に入れ、その上から醤油、酒・味醂少々を入れ、密閉する。
 ・次の日から食べられる。お茶漬けやチャーハンにも出来る。
〈ポイント〉
 葉わさびは、春の一時期に出回る。わりと安い。同じ方法で、大根の葉でも醤油漬けが作れる。

大根のみそ漬け

 ・大根は、太めの拍子木に切る。
 ・薄く味噌をまぶし、密閉する。
 ・次の日に味噌を落として食べる。

ぶり(かんぱち)カマの焼き物

 ・大きめのタッパーに醤油・酒・味醂を張り、カマを入れる。
 ・寝る前に一度ひっくり返し、次の日に焼く。
〈ぶり・かんぱちカマは冬が旬。店にもよるが、豊漁期なら200円しないで買える。・・・けど最近、美味いのに気づいたらしくて高くなりました。ガッデム。〉

いかの即席塩辛

 ・刺身や煮物に使った後のワタ・ゲソ・えんぺら(耳)を使います。
 ・傷つけないようにワタを取り出し、下足と切り離す。楊枝の先を墨袋との間に滑り込ませ、スライドさせて墨袋を除く。ワタの先端に付いている黒い部分・水のたまった部分は生臭いので、ハサミで除去。
 ・ワタ袋に塩をまぶし、ザルにとって5.6時間置く(短気かつ生臭好きの人は省略してもよし。でも、できるだけやってください)。
 ・えんぺらは細切り、下足は吸盤をしごいて取り、適当に切る。
 ・ワタ袋の塩を酒で洗い流し、穴を開けて密封容器に肝を絞り出す。肝の量の半量の味噌・下足とえんぺらを入れて、よく混ぜる。あればゆず胡椒、なければ七味唐辛子を少量入れ、フタをして冷蔵庫に一晩以上置き、食す。一週間は余裕で持つ。
 ・しかしながら、実は作った直後から食べられるので、短気で生臭好きならどーぞ!!
〈夏に激安になるスルメイカ(肝がでかい!!)がおすすめ。鮮度だけはよいものを(「刺身用」と表記が有ればOK)。一パイ80〜100円くらい。一匹分でも、お通し程度の量なら3〜4人前は軽く作れます。〉

骨せんべい

・刺身などで余った魚の中骨(さんま、いわしなどが最適)は酒で軽く洗って水気を切る。二つに切り、塩・胡椒をして30分くらいおく。
・軽く片栗粉をまぶして、低温でじっくり揚げる。
・油が140度くらいで骨を入れ、中火以下にして、箸で折ってみて「ぱきっ」という感じまで揚がったら、一気に油の温度を上げて仕上げる(仕上がりの油っぽさ、重さをなくすため)。
・紙にあげて余分な油を切り、好みでレモン・すだちを添えて熱いうちに。
<鯛、スズキなどの骨の硬い魚は合いません。アジでも美味しいですが、よっぽどじっくり火を通さないと硬いです。>

茹で鳥(一見)

・鳥ガラ(一羽分60〜80円くらい)は流水で表面と中をよく洗い、たっぷりの水に入れて、塩少々、生姜、ネギを入れ、時々アクを取りながら1時間以上煮込む(冬季ならストーブの上がオススメ。煮詰まってきたら水を足す)。
・一度鳥ガラを取り出し、キッチンペーパーを敷いたザルでスープを越し、薄味を付ける。温かいスープにもう一度鳥ガラを入れて、そのまま冷ます。

(このスープは、中華スープや雑炊などにご自由にお使いください。)

・冷めたガラを取り出して、ナイフなどで肉をこそげ取る。特に首の周りは美味なので見逃さないように。
・そいだ肉は、ワサビ醤油や辛子酢醤油などで板わさ風にしたり、サラダに使う、棒棒鶏として食べる・・・などなど、なかなか美味しく食べられます。つまみにするなら、3人分は取れます。
<ダシガラです。しかし、骨の周りの身は締まっていて美味しいもの。スープの中に入れて冷ますことで、ダシガラなりにジューシーに仕上がります。2品同時に作れるのでお得。普通の茹で鳥を作るなら、茹で時間を15分にして、同じように冷まし、手で裂きます。>