ランダム日記

ずぼらな管理人のやることですので、毎日書くとは限らない日記です。
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(●以下はその日の夕食です。)
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7月前半の日記   TOPへ

31 ▼母から先日、「急に肘が動かなくなって大変だった。でも救急病院で注射一本打ってもらったらけろっと直ったけど」とのメール。私も年だから母も当然年だし、以前一度右腕を骨折した経験もあるから気になって電話してみた。その後も何事もなく普通に暮らしているようだ。原因は不明なのだが、思い当たる節としては「数日、ちょっと無理のある体勢で、マインスイーパやりまくっていたことくらい」だそうだ。私のハマり癖のルーツを知る逸話としては充分だが、いくらなんでも健康を害するまでマインスイーパやるなよ、マンマミーア。この間実家に帰ったときにやり方を教えたのが悪かったのか(笑)?
▼で、この間母がぜろだまにアクセスしようとして検索(ブックマークに入れてあるんだがなー)したら、庄内オフ案内の記事を見つけたらしい。日頃、ネットの友達からよくしてもらっていることは話しているのだが、「直接大人数で会う」ということに際し、母でさえ「ネットのメル友に会う」→「よからぬ人がいて、事件に巻き込まれる」→「死」という、マスコミの一方的な報道に毒された、ルナ先生並みの短絡思考に陥ってしまったらしい。大体面子を知れば、これ以上安全で色気のないオフもそうないというものだが。「ほとんどの人には合った事があるし、そんなラブな出会いを求める人はうちには来ない」と説明しておいた。
30 ▼先月のPC講習会で教えた方(母くらいの年の女性で、とても一生懸命だった人)から、おととい電話が来た。「講習会で習ったのをそのままにしておくのももったいないのでパソコンを買い、セッティングなどは親戚にしてもらったが、基本操作がどうにも分からないので、どうか家に来てレクチャーしてくれないか」と頼み込まれた。一応「個人では受けてません」と言っては見たものの、あまりの熱心さと、本当に困っている様子が伝わってきたので、午前中に出かける。
▼ボタンやスイッチなどの表記は統一されているとはいえ、同メーカーのパソコンでも、シリーズによって電源ボタンの位置やCDイジェクトボタンの位置などが微妙に違う。ある程度PCに慣れると、勘所が分かって初めてのマシンでもいじれるが、初心者は「教室でつかったマシンじゃないと初手から途方にくれる」のはよくあることなのだ。折角楽しく受講していただいたのに、その後で「コンピューターってやっぱり敷居が高くてつまらない」となって欲しくないという気持ちもある。それに、「親戚や友人だから、余計にあれこれ聞きづらい」という気持ちもよく分かる。教えるほうも、「スキルがあるから必ずしも教えられる」というわけではない。できる人であればあるほど、初心者に教えるのはまだるっこしくて忍耐がいる。使う技術と、教える技術はまた別だし、プロの自覚があればこそ、こっちも心安らかに指導できるというものだ。で、行ってみた。
▼受講者の方と、旦那さん、娘さんがいて、それぞれに質問をしてくれるので、それにこたえる形であれこれやっていく。まずは基本操作(電源のON/OFF)やアプリの開け方、ブラウザの使い方、メールソフトの使い方、プリンタの操作方法など、要点を紙に書きながら説明する。午前中の約束はあっという間に過ぎてしまい、お土産と過分の謝礼をいただきかえって恐縮。こういう、「パソコンの家庭教師」って、需要あるかね?やってる分には面白い。
▼レクチャー中に、同講座の受講者からその人のところに電話があり、「大道寺先生がいるなら、うちもちょっと困っているので寄ってくれないか」と頼まれ、帰りに寄る。拡大プリントアウトの仕方と、外付けFDDの設置作業を行う。昼時なので、そうめんをご馳走になる。結構楽しかった。
29 ▼ガオレンジャーはここ数ヶ月、いかにもワケアリのロウキさんをめぐる話が続いてて、見てるほうももう彼を見た瞬間から「ああ、コイツは最終的にああなってああなるんだろう」と分かっている。分かってはいるが、話の展開におとなしく付き合ってやっているわけだ。みんなオトナだから(言い切るなよ)。それなのに、広告のほうでフライングしてしまうのはどうかと(先日のガオハンターの件もそうだったが)。「テレビマガジン」のCM、いくら月間で融通が利かないとはいえ、一応みんな「来週はどうなる?」ってところに、「ガ○○○○ーのお面もつくぞ!」とか言わないように。
▼夜は義弟くんのお友達がうちで宴会&お泊りなので、準備におおわらわとなった。庭でバーベキューをするので、義父と相方はセッティングと炭おこし、私はひたすら肉だのモツだのを串に刺したり、煮物を作ったり、タレを作ったりする。連中は海遊びを終えて温泉につかって帰ってきたところで、昨日買ったカマだの肉だのを焼きながら談笑する。料理がおおむね好評で嬉しい。義弟くんのお友達に「ぜろだま見てます」と言われてまた嬉しい。昨日彼らが釣ってきたアジを焼き、昨夜のうちに下処理した〆鯖を出す。
▼飲みながら、以前彼らが台湾に旅行したときの写真を見せてもらう。最後に一枚、裸で直腸検診に臨むような、凄いポーズのU君の写真が。「どうせ現像してもらえないだろうと思ったし、暗くて映らないだろうと思ってたんだけど」と皆は言うが、写真には彼の大事なドラゴンボールがはっきりと映っていた。写真屋さん……
▼一通り食い終わった後は、応接室で私と相方を交え、若い者だけで飲む。「POPEE ざ ぱフォーマー」見せる。大受けする。早速みんな、「歌が耳から離れませんよう」と困っている。やはりそうか(笑)。

●串焼き(カルビ&ネギ、サガリ&ししとう、砂肝、白モツ、レバー)、焼き野菜(とうもろこし、ピーマン、ナス、かぼちゃ)、〆鯖、アジの炭焼き、骨付きソーセージ焼き、大根サラダ、キュウリの辛子漬け、ゼンマイの煮物、カマ焼き
28 ▼義弟くんの大学時代のお友達(おおむね東北勢)は、盆は「それぞれの家に泊まりつつ旅行を楽しむ」のが恒例行事となっていて、今年も大道寺家に来てくれた。昨年も彼らの接待をしたが、気のいい連中ばかり(さすが義弟の友達)で、来るのを心待ちにしていた。今日は同市内のAさんの家に泊まるらしいので、顔見せと海遊びのみ。Yくんから「ぜろぐらに入れてください」と日本酒をいただく。二重にありがたい。
▼明日はうちで大宴会となるので、おおかたの食材を買いに相方と出かける。いきつけのスーパーでマグロ解体即売会をするとのアナウンスに、一番乗りで売り場に駆けつけて待つ相方。さすがに頭まるまる一個はこの前で懲りたので、今回は「カマと頬肉だけ」と注文する。その間私が野菜などを少し買い込み、売り場に戻ると
▼そこには、でかい発泡スチロールにマグロの頭を入れて立つ相方の姿が。どうやら、「カマは頭とワンセットで1000円だよ」と言われて仕方なく買ったらしい。箱に収まってないし、何より店の注目を浴びまくりだし、とにかく速攻で家に帰る。車中、においがこもるので窓を閉められない。ちょっと吐きそうになる。
▼ともかくすぐ処理する。カマは明日焼くべく醤油・酒につけて冷蔵庫へ。脳天の肉をかき出して醤油に軽く漬ける。頬肉(美味)をキレイに切り取って、後で焼くように処理。残った頭は私の一案で、圧力鍋で徹底的に煮て柔らかくして骨を崩し、そぼろにする。時間はかかったが、巨大生ごみが強烈なにおいを放つよりは、食い物になったほうがいいだろう。見事に成仏していただく。
27 ▼ふと気づく。村山弁で「がおる」という言葉(動詞)がある。これは暑さや極度の疲れで「へばった」状態を言う。感じとしては、脱水症状とか熱射病の症状に陥った感じ。
▼そう思うと、山形県村山地方的には「ガオレンジャー」ってものすごく弱そうだ。
26 ▼つぼげんさんから「続・家畜人ヤプー 悪夢の日本史編」(沼正三原作、シュガー佐藤作画、石ノ森章太郎監修)を送っていただき、今日受け取る。なんと言うかもう、「つくる会」の連中も3日くらい寝込んでしまいそうな凄い日本史の真相だったッス、はい。真の自虐史観とは何か、思い知りました。つぼげんさん、本当にありがとうございます。
25 ▼VBA二日目。二日目ともなると結構プログラムコードを打ち込むことになる。記述内容はやはりAccessよりずっと易しいのだが、前回と違い、プログラムになれていない人も2.3人いたようで、講師もペース確保に苦慮していた。3日くらいかける内容を2日でやっているせいでもあるのだが、講座は1人でも引っかかる人がいると先には進めないので大変なのだとあらためて実感。生徒の状況にフレキシブルに対応する必要性を改めて実感する。
▼「貧民の食卓」、やはり材料費の点で多くの読者から指摘を受けたのだろう。今回は材料費のところに、「食材の値段は特売時の価格を参考にしています」と言い訳が書いてあった。この作品で紹介される料理は、確かに安くて味も良さそう(料理研究家が監修についているので)なのだが、いかんせん作者が「初めて豆板醤使った」とか言ってるレベルなので何だかなあ。ストーリーは、二人の子供がいるのにとにかく働く意欲が全然ない、料理だけは上手な父親が、乏しい食材でうまい料理を作り、「働けよ」という矛先を逸らしたり、問題をうやむやにしていく物語。「働いてたら、今みたく、子供の成長を見守りながらコミュニケーションを楽しめないがな」が口癖のようだが、注ぐ愛情と手間が同じなら、社会的立場も収入もある荒岩さんのほうが100倍いいと思うが。
▼それにしても、バンチの「アシスタント募集!」のコーナーの挿絵に、しっかり貧民の食卓も入っているのが笑える。そんなこと言われても、「アシ飯を100円以内におさめることに情熱を燃やす!」と公言してやまないおおつぼマキのところに行きたいアシスタントなんているのか。それよりは、作画に情熱を燃やしたほうが賢明じゃないかとは思うのだが。
24 ▼先週同様の講座受講。今週はExcelVBA。先週、これよりはフクザツなACCESSVBAをやったので、プロシージャなどの説明がかなりすんなり頭の中に入り、やりやすい。一段落したら、キャラクターデータベースや家計簿などのアプリケーションを自作してみようと思う。
▼私がアプリケーション作成を学んでいる間、義母は仕事先のコンピューター操作ができなくて四苦八苦しているらしいのだった。といっても、顧客情報をタッチパネル操作でデータベースに入力して登録、必要であればデータをプリントアウトするだけの、はっきり言ってこれ以上簡単なデバイスはないくらい楽な作業だと思うのだが、ビデオの録画も出来ない、電話の子機切り替えすら出来ないメカオンチには、いくらやっても慣れないらしい。
▼今や、70のじいちゃんが、メールで孫からMPEGのビデオスナップを送ってもらって、目を細めて鑑賞する人も多い時代に、彼女の意識はいまだに「機械=非人間性」しかないようで、使えない愚痴をこぼす度に「最近は文字を書いて覚えるなんてしないのね」「何でも機械・機械の世の中で、怖いわね(何が?)」とか、一生懸命に自分を正当化しようとするのが情けない。向き不向きは誰にでもある。私も恥ずかしながら、どんなに頑張って練習してもついに逆上がりが出来なかった。しかし、自分が出来ないことだからといって安易に(しかもカビが生えたような時代遅れの価値観で)否定したり、自分の能力だけを合理化するのはどうかと思う。
23 ▼酒田と鶴岡の間に、三川という町がある。庄内になにか持ってこようとすると、二市の間で必ず奪い合いになる関係上(?)、県の支庁はじめ出先機関などがいくつかある。数年前から、ここにイオングループの大規模ショッピングモールが作られる計画があり、ようやくオープンの日が近づいてきた。なんでこんなに時間がかかったかと言うと、お定まりの「地元商店街の反対」が根強かったからで、予定店舗面積よりもかなり削って譲歩して、ここまで漕ぎ着けたというわけなんである。
▼様々な立場からの言い分はあると思うが、田舎にはとにかく気の効いた店が少なく、だからものが少ない。多くのモノに触れる機会がないというのは、幸せとは言えないことだけは確かであって、これで本やらCDやら雑貨やらが直接入手しやすくなるなら嬉しいことだ。正直、旧市街で駐車スペースの少ない商店街や店舗は、他の場所ならいざ知らず、車社会の田舎では、余程プロモーションをうまくやったり、代替不可な目玉商品でもない限りどうにもならないと思う。「ショッピングモールや大手スーパーが出来たら売上が減る」のはそうだろうけど、企業努力を怠り、地縁だけにすがっているような業者に言われても説得力はなかったりもする。厳しい状況だとは思うが、こちら酒田の旧市街もさびれ放題、かといって安いわけでもなく、車に乗れない高齢者層が使っているからかろうじて食っている状態だ。正直、ここに越してきて始めて、「免許持っててよかった」と思った。
▼そんなわけで、うちからは30分ほどかかるものの、ドライブも兼ねると思えばかえって楽しいもの…と思っていたら、しっかりワリを食っていたのであった。酒田市内のデパートや大手スーパーに入っていたショップが、多く酒田の店舗を畳み、三川のイオンに移転するそうな。まあ今までもジャスコのコムサで服買ったこともないし、個人的にはそんなに困らないといえば困らないのだが、今まで一応県庁所在地でしか暮らしたことのない身としては、「住んでるところから店が撤退していく」という、「棄てられた感覚」は痛烈なものがあった。
▼そうなると、売り場面積が地域エゴで縮小されたのは痛いかも。まー、こうなってからイオンがぶっ潰れたら(可能性は低くない)、この辺はペンペン草も生えない地域になるわけだが…
22 ▼もともと、「あー、今日はついてない日だなー」と思うと、あとはおとなしく寝て暮らそうと思う方なんである。リカバリーに始まって何だかんだと余計なヘコミイベントが多い7月。終わるまではまだ9日ある。ああ心底外に出たくない。心配性の私は、車に乗っただけで事故りそうな気さえする。とはいえ用事はそれなりにあるのでそうもいかないのだが。とか何とか言いつつ、今日はまあまあ平穏な日々。
▼アクセス解析によれば、「日知録」で検索して零魂に来ちゃった人が1名いた。その人と、大学時代に「日知録」の購読をしてくださったT田先生に土下座したい気分。そりゃもう、スパルタ学園の刺客のヤラレ際のように。T田先生ごめんなさい。
▼「日知録」は、博覧強記で知られる清の顧炎武が32年の年月をかけて作り上げた書物で、清朝考証学、ひいては東洋史学を語る際には欠かせない重要文献である。一つの事柄(たとえば「貨幣」ならそのテーマに沿って)について、論語などの十三経やそれ以前の文献にはじまり、清朝リアルタイムの文献などから片っ端から関連項目を挙げて、通史的に語っていく本文は、読み物としても純粋に面白い。(もっとも授業で購読するときには、それぞれの引用された文献にいちいち当たらなければならないのでとても面倒なのだが、それが同時に、あらゆる時代の史料に触れることになり、大きな勉強なのだ)そんな名著を、ただ「いろんな物を集めてみましたヨ〜ン」という軽い意味合いで使ってしまったわけなのであった。そうなのバチ当たりなの。
▼で、この単語でYahooで検索すると、あろうことかうちのサイトと「変なモノ日知録」が一番最初に出てきてしまうのだった。バチの上塗り。検索ついでに、該当のシラバスなど見ると、今でもあちこちの大学で講義や輪読会テキストとして用いられているようでちょっと嬉しい。
▼今更だが、先日「ハリウッド版ゴジラ」をみた雑感など書いてみる。噂にたがわぬトカゲっぷりは、「仕方あんめえ」とトホホ気分で見守った。米軍の魚雷ごときで沈むトカゲなどゴジラの風上にも置けないが、米軍の威信も保たないといけないだろうからねえ。
▼このゴジラ、発生原因が「フランスの核実験」と明確にされている。ジャン・レノはフランスのエージェントで、その事実をどうにかするために影で動いている役なのだが、大立ち回りの末に小粋に立ち去ってEND。最後の最後まで、フランスの道義的責任については一言も追及されず、テーゼにすら上がらないのだが、それでいいんだろうか?「まあ、ジャン・レノだからヨシとしといてよ一つ」的なごまかしがどうもなあ。
▼選挙のCM、まさかえなりかずきに「棄権すんな」と説教されるとは思わなんだ。ある意味絶妙ではあるのだが、萎えるなあ。投票はするけどね。

●ロールキャベツ/卵豆腐/キュウリもずく酢/青唐辛子の味噌炒め/ワカメの味噌汁
22 ▼朝イチでネタを貰う。いいんだか悪いんだか。
▼数ヶ月前に親しくなった知人(以下A)と、待ち合わせして会う。予定より早く場所に着いたとTELがあったので、急いで待ち合わせの場所に飛んでいった。知人の友人(以下B)という女性が来ていて、「仕事で使っているエクセルで分からないところがあるので聞いてもいいですか」というので色々教えたり、世間話などをして10分ほど経った。Bが職場での苦労話と、最近は運が上向いてきたと言う話。だんだん一方的にBが話すばかりになる。そうすると、「私、ずっと運を溜めてきたんです」と、「運」の話になる。Aも、一人でしゃべるBを気にする様子もなく、「私も運を溜めてる最中なんです」……
▼最初、「幸運のペンダント」とか数珠でも売り始めるのか?と思った。しかしそう思って彼女たちの装飾品を見ると、二人ともネックレスもピアスもしていないから違うようだ。とりあえず遮らずに話をさせておく。
▼だんだん運の話から、「毎日小さい本を声を出して読んでいるだけで」と具体的な話に入ってきて、言葉の中に「日蓮大聖人様」という語句が混じり始めて、大体話が見えてきた。「様」だもんな、「様」。来ましたよ。この段階で、創価学会か何かだと確信する。そういえば、選挙も近いし。
▼で、段々「教義」の話になってくる。大体こっちも先が読めてきたので、どんな風に勧誘が進むのかという興味で話を聞いてやる。それにこの手の人たちは、下手に反論すると大体反駁のマニュアルが叩き込まれているので話が長くなるだろうし。まさかこっち宗教学の知識は一通り頭に入れていて、20年来の仏像マニアだとも知らず、たどたどしく六道を都合よく説き始めるB嬢。思わず「修羅道」を思い出そうと懸命なときに助け舟をいれてやろうかと思ったほどだ。どうやら教義の通りに信じて勤行すれば、自分の運もついて幸せになり、日本の破綻も救われ、来るべき大地震からも救われるそうな。一通り説明が終わって、ようやく「一緒にやれたらとても楽しいと思うんです」と切り出したので、陳腐ではあるが伝家の宝刀「すいません、私、小さいころからキリスト教なんです。」「洗礼とかも受けられたんですか?」「はい」。話を聞かされている間、「アガタ」という洗礼名まで考えていたのに訊かれずに残念だった。カトリックか神教か、ものみかモルモンか訊かれるかと思ったけど、それも訊かれなかった。
▼まあ、こういう時に「実家は一応日蓮宗なんですけどね、てへ」などと墓穴を掘るほどアホでもない。(ちなみに嫁ぎ先は曹洞宗)
▼まー、とは言っても、大体クルスも身に付けていないし、日曜だというのに礼拝にも行かずホイホイ友人に会っているわけだからこっちもスキだらけではあるのだが、そのへんを突いて来ない辺りで大体のレベルを察知。これからはクルスと数珠をいつも持ち歩こうと決心した。なおもB嬢は「でも、キリストって結局、人間に殺されたじゃないですか〜。でも、日蓮大聖人様は、幕府から殺されようとした時に、光で守られて、刀の力がなくなったんですよ〜」と、マジのキリスト信者ならかなり不快になるであろうエクスキューズを返してくる。こちらの手持ちの知識でも十分応戦できたけれど、日曜午前中のファーストフード屋でプチ幻魔大戦を披露するほどサービス精神旺盛じゃないし、大体キリスト信者でもないわけなので、「人にはそれぞれ心の中で大事にするものがありますし、あなたの信仰なさっている教えの話も伺いました。その教義を否定する気持ちではありませんし、誰にとっても信仰は尊重されるべきものですよね。でも私には私の信仰がありますので、申し訳ありませんがそういうわけにはいかないのです」と、神の愛たっぷりなことをいけしゃあしゃあと言ってみた(他人の信仰に口出しする気がないのは本当だけどね)。アガペーたっぷり過ぎて絶対神罰が当たると思うが、とりあえず自分の身が大事だ。次(あれば)までに、もっと設定を固めておくからね。
▼その後10分くらい講釈を受けるが、もう一度丁寧に固辞する。教義のパンフや新聞を渡され、「じゃあ一度読んでみてもらえますか」と言うので、これを受け取れば退散しそうな雰囲気だし、何よりどんなトンデモな危機が叫ばれているのか大いに興味があったので貰っておく(後で読んだけどそんなに面白くなかったッス)。大体拘束時間1時間ほど、講釈も未熟だし、強引にどこかに連れて行かれるわけでもないし、時間を奪われた以外には実害はなかった。あの後多分、二人はまた別の人に会うのだろう。
▼個人的にはとても残念だった。A嬢は久々にネット以外で出会って仲良くなれて、人柄も良さそうだと思った方だったのだが。今日も気軽に雑談などできると思って、いそいそ出かけていったのだ。いやきっと、彼女の人柄自体はこれで損なわれるわけではないし、今でも「いい人」だとは思う。これまでの好意がすべて布教目的とも思いたくない。私を信頼したからこそこういう話を持ち出したのかもしれない。が、今後彼女から食事やお茶に誘われても、もう行こうとは思わない、思えないのが人情だ。
▼宗教にしろ商品にしろ、大体の人は「よかれ」と思って勧めてくる。だがそれによって、気持ちを害したり、心を痛めながら断ったり、交友を牽制せざるを得ない寂しさというのも間違いなく存在するのだ。知らないうちに自分も同じような押し付けをしているのかもしれないのだが、つくづく難しい。(で、信者を騙ってしまって、真剣なキリスト教信者の方には申し訳ないと思っとります。その場をしのぐ為の方便で、決して悪意はありません。)
▼ところで、家に帰ってからネットで当該教団の検索をしてみる。公式サイトも、告発サイトもたくさんあった。ま、「関わらんでよかった」と思える内容だったとだけ書いておこう。その告発サイトの管理人が時折学会員だったりして、それはそれで萎えるのだが。

●きゅうりと海老の炒め物/くじら汁/タコ頭の刺身/蒸しナスのつゆ浸し
21 ▼TVチャンピオン「マヨネーズ王選手権」を見る。予想を上回るキツさ。普通は競技の内容に圧倒されるのだが、今回は、一番最初に紹介される「普段のマヨラーっぷり」のインパクトが凄過ぎた。スポンジケーキにマヨネーズを塗りまくったデコレーションケーキだの、マヨネーズ入りコーヒーだの、練習中にマヨネーズで栄養補給する劇団員だの、のっけから動脈がどうにかなりそうな展開である。
▼私もマヨネーズは好きだ。家ではかなりのもんだと思う。マヨネーズが意外なものと合うのも知っているし、時に実践している。カツオの刺身にマヨネーズしょうゆは悪くないし、ワラビなどの山菜のおひたしにマヨネーズ少量・しょうゆ・鰹節をかけると意外なほどに合う(この食べ方は、山菜を食べつけた山間地の人から教わったんである。念のため)。とはいえアクセント程度であって、あの人たちのように食材が見えないほどのマヨネーズをかけたりはしないのだが。
▼番組中、一番納得できたのは、加糖ヨーグルト+マヨネーズの取り合わせ。これは、マヨネーズをヨーグルトで伸ばしたドレッシングなどもあり、いい味なので分かる。しかし私ときたら、非マヨラーも絶賛した「マヨネーズ+バニラアイス」について、手元に材料があるにも関わらず試す度胸もないチキン野郎なのだ。なんという小心っぷり。チキンクラブ@石岡東吉への入会がまた一歩遠のいた気分っす。
▼一番不可解だったコメント。
(ブルーベリージャム+マヨネーズを食べた審査員(マヨネーズ好き))
ブルーベリージャムだけだと食べられないけど、マヨネーズで和えてあるといくらでも食べられるってゆーかー(以下略)」
すいません、何度聞いてもよく理解できません。
ブルーベリージャムだけでも食べられる自分の味覚が単純すぎるのでしょうか。
▼出場者の一人、林あまりさんは、40kg異常のダイエットに成功したそうですが、その間食欲を慰めてくれたのがマヨネーズだそうな。そういえば、出場者に太った人はいなかったけど、マヨネーズって実は太らないのか?謎だ。

*「吼えろペン」1 島本和彦 *「魁!クロマティ高校」2 野中栄次 *「課長バカ一代 子供用」 野中栄次 *「唐沢俊一の裏モノ見聞録」 *「どこまでもアジアパー伝」 鴨志田穣・西原理恵子 *「馬の世界史」 本村凌二
20 ▼「ガオレンジャー」のワイルドな主題歌を歌っている山形ユキオさん。以前何かのアニソンを歌っていたと思って、オフィシャルサイトに行ってみる。記憶があったのも道理、「ブライガー」の挿入歌「太陽の子ら」「ABAYO FLY BYE」、「バクシンガー」の主題歌などを歌っておられたのだった。記憶ではそんなにハイテンションな歌声ではなかったが、思えばあれから20年。その間に歌い方の幅が広がったのか、単に山本正之の曲にはテンションが乗せられなかったのか分からないが、なんだか感無量だ。
▼「太陽の子ら」は、ブライガーの本編「カルナバルの嵐」で披露された。この話自体は、アイザックの酔いつぶれる様子が拝めたり、弱冠16歳(には見えないが)のお町がロボットアニメ初のベッドシーンを展開したりと見所の多いことで知られる。手持ちのセルビデオに入っているので見てみたら、この曲は「カルナバルのリハーサルシーンで、出場するバンドが歌う」という形で登場するのだが、作画といいポージングと言いすごく恥ずかしくて赤面した思い出がまざまざと蘇った。とはいえ、小学5年生の自分に、太陽系の配置が「水金地火木土天海冥(当事ね)」であることを教えてくれた歌なので一生忘れない(冒頭の歌詞が「♪最初に爆発 俺たちは生まれた/水金地火木土天海冥/中を横切るアステロイド 太陽の子ら…」という歌詞なんだからしょうがない)だろう。
19 ▼ようやっとネットに顔を出し、更新できる気持ちにまでテンションが戻ってきた。日記はまだつらいが。
18 ▼VBA講習二日目。相変わらず自分のタイプミスで苦しむが、段々ついていけるようにはなった。でも指示どおりに打つだけで、まだ自分の中で目的とコマンドの整合性がきちんとしていない。かなり疲れたが、一通りできてよかったと思う。課題を出されたので、何回でもおさらいし直ししようと思う。
▼帰り際、鶴岡のブックオフに寄る。とり・みきの「たまねぎぱるこ」全1巻@200買う。少年チャンピオン時代の、「あまり思い出したくないカテゴリ」に入る作品で、ちょっと見も魅力イマイチだったが、コレクションとして購入決定。家で読んでみると、一生懸命可愛い女の子を書こうとしているのだろうけど全然ダメだし、ギャグもどうということもなく。編集部と巧く言ってなかったピークの時期なのだろうなと勝手に納得する。これも歴史だ。
▼「コミックバンチ」、ようやくどの作品も面白くなってきた感じ。それに「熱血江湖」が隔週だと心も休まる。「男たちの好日」、表紙のアオリ文句が「かじめパワーで日本中を席捲!」編集部も段々分かってきたようじゃないかね。
▼ところで、同誌の「貧民の食卓」。とにかく「一人一食100円以内」というのがウリなのだが、値段設定が非現実過ぎるのが強引で笑える。今週分で言えば、タマネギ1/2個9円って、何なんだそれは。私もいい加減底値でしか買い物しない女だが、せいぜい3個100円くらいがいいところだろう。「調味料類と米は値段に入れない」そうだが、マヨネーズ分のサラダ油200ccまでも除外とはなかなかナイス度胸だと思った。そこまでしなくても、たまにアシが出てもいいんじゃないかという気がするが。
▼かなり古いようなのだが、とりあえずコマンドリファレンス代わりに「やさしくわかるMS−DOS」を買ってみた。安いし。初版がH2年とあるが、外付けハードディスクの値段に凄まじい「10年一昔」を見た。
NECの純正外付けSCSIタイプ、300MBで598,000円。ICM製は130MB178,000円。こういう時代に一生懸命開発してくれた人がいて今があるんだよなー。しみじみ。

*「たまねぎぱるこ」 とり・みき *「アフリカの太陽」 たがみよしひさ
17 ▼朝から夕方まで、2日間「ACCESS VBA」の研修に参加する。ゆくゆくは指導できるように、受けて勉強してくれとのお達し。普通に生徒として受けたら数万円は払わされる講座である。ただひたすらに感謝。実家を6時半に出て、高速を順調に走り会場入り。ACCESSの基本を修めた人対象の上にテキストも厚い(普通なら3日くらいかける内容)ので、ペースも早い。タイピングもみんなそこそこ速い。いつもCGIでかましているようにスペルミスばかりでうまく走らなかったりするが、きちんとコンシージャが走ると爽快。ぶっ通しで疲れたが、面白かった。
▼相方と待ち合わせ、ジャカッセでパスタを食べる。食欲がないとか言いつつ、出されるときっちり食べてしまう自分が悲しい。チェーン店なのであまり期待していなかったが、ペスカトーレも冷製マルガリータも美味しかった。また行こう。
▼さて、そんなこんなで二日ぶりに家に帰る。お土産を出して、一応勝手したこと(こればかりは事実だから)頭を下げる。義母も、「ちょっと色々あったけど、忘れてこれからまた仲良くやろう」と言ってくれた。あまり忘れないで欲しいこともあったような気もするが、ここまで言ってくれるのはかなりの譲歩なのだと思う。私も義母も、それ以上余計な口は利かずにその場を済ませた。正直、これからどうしていけば義母の気の添うようにできるのか、ちょっと分からない気分がするのだが、まー、気張らずでしゃばらずやっていけばいいのかな、と思う。
18 ▼一日家で過ごす。昼間むちんさんと電話する。むちんさんも同居していないとはいえ嫁業の先輩。こちらの言うことも「あるある、そういうの」と相槌を打ってくれるし、一言一言に説得力がある。何かもう、ひたすらお姉さんに甘える心地で話す。今日は彼女はヒビキさんと会うらしく、よっぽど車を走らせようと思ったが、やっぱり家でゆっくりすることにする。クーラーを効かせて寝転がりながら、色々本を読む。
▼夕方、母や兄と色々話しながら、ゴーヤ−チャンプルーを作る。評判おおむねよし。気分も段々落ち着いてくる。色々話を聞いて、そんなもんだと思う。兄、職場の同僚(農家の本家の長男の嫁という、かなりヘビーな境遇)に、「波風立てずにやる秘訣」を聞いてきてくれた。「必要以上に喋らない事」」「相手の性格が『治る』『変わってくれる』などとは絶対に思わないこと」だそうな。至言。