ランダム日記
2002年5月後半

ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
表示サイズは「小」を推奨。
*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。

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5/31(Fri)

▼気が付けば明日は仙台でたけのこさんたちと会うオフなのだが、ココのところかじめかじめで、何一つ用意していなかった。午前中にバスの予約を済ませ、3時頃慌ててジャスコに行き、お金をおろした後に大阪衆や仙台衆へのささやかな手土産を買い、どーにも暑いので半袖シャツが欲しくなり、なんとなく購入。ちょっと興味があったのでスモック風のシャツまで買ってしまう。膨張すると分かっているのに。さらによせばいいのにビーズも少し買う。時間がヤバげになってきたので慌てて夕食の食材を買って帰る。焦っているとかえって、いらんものを買ってしまい無駄な出費になってしまうな〜。誰かに任せたいところだがいつものように一人で夕飯を作り、その間電話したり荷物を整理したり。
▼滞っている日記もできるだけアップしていきたかったのだがとても時間が足りないので書きかけにして、女性陣に渡すビーズの指輪を作る。あまりこういう切羽詰った状況で作っても、こうした手芸ものというのは上手くいかないのが相場で、折角組み終わってテグスを結んだ、その結び目を切ってしまってやり直しになってしまったり、その間もメールを打ったり色々していて結局寝るのが限りなく遅くなってしまう。風呂に入ってあれこれする予定だったのだがたまらずに寝る。大丈夫か明日。

●鶏の地吹煮・高野豆腐入り/タコとワカメとキュウリの酢の物/小松菜と油揚げの煮びたし/えのきのなめたけ煮

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5/30(Thu)

▼先日、「B級グルメ」板を見ていたら、いきなり目に飛び込んできたのが「めしのはんだや」スレ。仙台近郊以外の人には馴染みがない店だろうから軽く説明しておくと、とにかく激安の、カフェテリア形式(と書くと不相応にカッコいいなあ。要するにケースから自分の好きなおかずを取る形式)定食屋。安さと殺人的な量で知られる。2食食ってない成長期の男子高校生でも、「ライス中」でまず満足。そして「ライス大」に至っては、どこの店でも「食いきれないだろうから出しません」という、裏メニューより裏な存在(サイズ設定自体に疑問が絶えないわけだが)。また、その安さに満足する客はとても寛大な心を持ち、食った後多少腹具合が悪くなっても文句一つ言わず、ただ静かに「刺身食うやつは冒険者」「5月半ば過ぎたら生卵には手を出すな」などと自発的にガイドラインを作るなどの自治的精神にあふれているのも、さすが学生街ならではと言うべきだろう。最近は「半田屋」なる小奇麗な店舗も展開し、全体的にファミリーユースの市場を開拓しつつある。だが私が住んでいた10年以上前は、運輸系や建設系の逞しい男性たちや、欠食学生達のパラダイスで、女子供の入れるような雰囲気ではなかった(何も知らない大学1年のとき、漫研の先輩のアシスタントのついでに連れて行かれてビビった)。昔の吉野家ですら、ココに比べればディズニーランドも同然。殴り合いどころか、間違ってバカップルが足を踏み入れた日には犯されても文句が言えないムードだった。時代は変わって、昔のはんだやが藤原組や第2次UWF道場ならば現在はK−1と言っていいほどライトになってしまった。
▼説明が長くなったが、まあそういう店。仙台で青春を過ごした男性にとっては心のふるさとのようなガチンコチープ飲食店チェーンである。で、そこのスレッドが立っている。しかも過去スレがある…というわけで読んでみた。昔と変わった部分もあれば変わってない部分もあり、1回しか行ってない自分にとっても懐かしい。しかも、その安さと郷愁めいた思いが語られる中で、他県の人たちによる「一回行ってみたい」「そんな店があって、仙台人はイイなあ」という書き込みが散見される始末。「東北旅行の中で、仙台ではんだやに行って大満足で帰りました」と書く人までいる(他に食うべきものはさまざまあると思うのだが…)。嗚呼、長生きはするもの、ネットはやってみるものだ。まさか、はんだやが他県人に羨ましがられる日が来るとは!それを居ながらにして見ることができるとは!なんだか妙に感動してしまった。こうして見ると学生が多い町だけあって、そうした「心のめし屋」が仙台には多いかもしれない。一休しかり北京餃子しかり…
▼かじめ復活祈願署名が200名を越える。連合員関係はほぼ署名を済ませたし、そろそろペースは頭打ちになる頃だろう。この200という数をどう捉えるか。正直、出版業界の中では微数にすぎないだろう。「売れてなかった」とされる「好日」1巻ですら1万部といわれている。その1/50。先日「続編掲載に署名の力があった」という噂のあった「ライジングインパクト」の署名数が250程度といわれているが、「署名が集まったから再開」と断定できない部分も多いらしいので参考になるようなならないような。しかしバンチ初の「大規模読者アクション」として、「迅速に行動するほどに愛していたファンがこれだけいた」というアピールにはなるだろう。「形」にすることの意味は必ず何かあるはずだし、ながい先生にまとまった声としてネットからの声援が届くことだけでも価値があるだろう。微数ではあるが、濃厚な運動に成熟すればいいと思うし、出来るだけの事はしよう。
▼夜、なんとなーく「戦国自衛隊」の後編を読んでしまう。分かったような分からんようなオチ。一応オチは付いているとは言える。絵は濃いけれどキャラが薄い味わいが不思議だった。「自衛隊が戦国時代にタイムスリップ」する逆で「戦国武将が自衛隊で大活躍」したらどうかと一瞬考えたが、どう考えても「内閣総理大臣織田信長」にかないそうにもないので想像中止。あの作品は何度見ても、タイムスリップとかの前提や説明無しで1P目からいきなり「織田内閣樹立!」から始まっているのが珠玉だ。この最後の手段をサラッとやられてしまっては、同様のネタは太刀打ちできないだろ−なー…

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5/29(Wed)

▼朝、飲み会の相方を駅まで送り、そのついでにコンビニで「ヤングチャンピオン」を買う。思えばこの雑誌を買うのは初めてで、まあその理由はといえば、「バキ セックス編」だった。2chやら「ちゆ12歳」やらで「エライコッチャ」な騒ぎになっているので読んでみるか→しかし立ち読みするのも危険なような予感がする…というわけで買ってみたのだった。思えば朝もはよから、オナゴの身(しかもジャージング)で、ちょっと事情を知る人には「もしかしてバキ目当てでヤンチャンかよ」と思われること確実のお買い上げ。勇者とは言わないまでも冒険者(『ひのきのぼう』装備)ではあるのだろうか。で、内容。全体的にまあかなり実用性のないアレなのだが、見開きに参りました。以上。これが4週間、ネトーリガチーリと繰り広げられるらしい。梢江の処女とは思えぬ余裕っぷりと下着のオバハン臭さも凄いが、バキの汁っ気(多くないですか)も。
▼まあ、バキが「男になる」ことは、日頃から筋肉的男根主義(または男根的筋肉主義)バリバリで、始終「オス」という言葉を多用する板垣ワールドでは真に強くなるための必然なのだろう。それを4週間もかける必然があるかどうかは疑問だが、まー「グラップラー刃牙」時代にしたっていきなりサルとの対決から始まってしまうマンガ世界にどうこう考えても無益無益。ヤンチャンはおおむね「読むところないなー」という印象で、カジメ抜きバンチが光って見えるような有様だが、不覚にも「メグミックス」にやられた。あの無理やりな掛け合いと、どこ見てるんだか分からないメグミさんの目つきが。不覚にも。繰り返しで攻める系のギャグに弱い自分を痛感する。
▼かじめスレのほうでは、例の、ながい先生と個人的にお付き合いがあるという「事情通」さんが、限定で分かるだけの事情を明かしてくれた(ファイルをアップしてもらったのだが、もう消してあるので悪しからず)。内容の方は、ムリを押して公開してくれた事情通さんのお心に応えて、あえて詳しくは書かない。ただ先生が力説していたのは
「今回の連載終了は単行本が売れなかったためであり、コアミックスや他の作品を悪く言わないでほしい」ということだった。
無論、先生の謙遜の強い人柄もあって事実をかばうような言ではあるのだが、堀江氏は以前の縁から連載の話を持ちかけてくれて、さまざま便宜を図ってくれた恩人ということも協調されていた。うーん。やにわにMADネタに毒を入れづらくなってしまったなー。毒と笑いくらい入れておかないとちょっと間が持たない心境ではあるのだが仕方あるまい。参ったね、いい人過ぎるよ、ながい先生。同時に、「何でも他人のせいにせず、自分の責任として納得する」のは美しくはあるけれど、腕一本で勝負する自由業者としては、もっとしたたかになってバチは当たるまいとも思うのだが。
▼されど、
「漫画家というのはね、責任は全て自分が背負ってペンを走らせているんだよ。だからコアミや他の先生方を悪くいわれると・・・それは違うんだよ(ここのみ引用)」
という言葉に感動しなかった住人とてなかった。そして、好日の名シーンのいくつかが、実際の先生の状態や心理を代弁していたことを痛感したのだった。
▼常々私は、全て「作品」と呼ばれるものと作者の人格というのは切り離して認識するべきだと思っている。人間的に素晴らしい作家が凡作しか作れないこともあるし、犯罪者手前まで破綻したような人間が、全て差し引いても認めざるを得ないほどの傑作をものすることは珍しくはない。作者の人間性の負の部分に作品の素晴らしさが(本質的に)傷つけられることもない。その残酷で身もふたもないところが「表現」という行為の魔力だし、だからこそ魅せられる。だが、作品にここまで人間性が滲み出て、しかも作品としてもよく出来て人の心を打つということがありうるのだと認めざるを得ない。参った。「絵柄の古さ」で拒絶されることの多いこの作品だが、コラージュするためにじっくり見ると、実に廟戦に力があって驚かされる。単行本より、本誌サイズで見るとさらに迫力がある。MADコラするのも、精読することで絵柄や構図などについてクセや特徴、うまさなどを実感したり…と「作品再発見」につながるものだ。…と自分を正当化してみる。
▼ただ、こういう流れになると、周囲からは単なる「マンセースレ」としか見られず、気持ち悪がられたり攻撃されたりする危険もはらんでくるのだが、今のところ荒れてはいない…「キモッ」と思う人は敢えて接触しないようにしているだけといえばそうなのだろうが。
▼夜、飲み会明けの相方を迎えに行く。手には直方体のお土産らしい物体が。「ようやくお土産に寿司折登場か?相方もだんだん分かってきたな」と一瞬喜んだ私がバカで、中身はペーパーバックの「戦国自衛隊コミック版全2冊」だった。

…ショボーン(´・ω・`)ゼンゼンワカッテマセンデシタ

そしてなぜ、「戦国自衛隊」?彼の嗜好からすればむしろ「軍靴の響き」あたりを買ってきそうなものだが…まあ酔っ払いに説明を求めても無駄か。電車の中での暇つぶしのために、普段のテンションではまず買わないペーパーバックを買うのが楽しみになってきているようだ(この前はそれが「ブラックエンジェルズ」だった。「ナゼ?」と疑問に思うセレクトばっかり)。ムリしないで黒基調の装丁のフランス文学の文庫本(婉曲)でも買ってきていいのに。「戦国自衛隊」。漫画を手がけたのは「田辺節雄」氏とある。
私「誰これ?」
相方「知らん人」…まるで「かいしゃいんのメロディ」のような相方の答弁。
中身を見てみると思いっきり安物の望月三起也。というか望月三起也のモブの顔そっくりなので、多分人物も任されているチーフアシスタントだったのだろう。メインキャラが揃いも揃って今ひとつビジュアルにキャラが立っていないのは、アシスタント生活の哀しいサガだろうか(これで縁もゆかりもなかったら逆に笑えるが)。とにかく効果線から独特のポージングまでモロに望月で、絵が本家よりさらに微妙に崩れてるのが味か。そういうテイストだとやはり味付けは濃くて、前後編2冊はとても読みきれなかったので、残りは明日。

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5/28(Tue)

▼買い物に行ったら、珍しくフィレ状に切られていない、丸ごとの冷凍塩鯖を発見。丸々として美味しそうなので、前から試してみたかった「冷凍塩鯖を使ったしめ鯖」を作るべく購入。しめ鯖だけでは何なので、500円でお買い得になっていた鯛一匹も連れて帰る。このしめ鯖、冷凍塩鯖を三枚におろして(腹はとってあるので超簡単)、そのまま数十分酢に漬け、皮をむいて骨を抜くだけの簡単レシピである。これまで一匹ものの冷凍塩鯖にお目にかからなかったのと、「塩鯖を生で食うのって本当に大丈夫なのか?」という思いがあって試してなかったのだが、やってみたらこれが美味だし手軽で感動。もともと北欧の脂の乗り切った鯖を使っているのでトロトロの味わいだし、塩みも適当。鯖好きにはたまらない味で、家族にも大好評だった(ちなみに腹の方は、翌日になっても何とも異常なし)。ハマるかも。
▼鯛の方は三枚に引いたが、値下げされていたのがチョイ不安だったので、保険もかねて皮目を熱湯でしめた後氷水にくぐらせて冷やし、半身は皮をむいて普通の刺身風、もう半身は皮を生かして松皮作りにしてさらにこぶ締め。刺身も、アラでとった吸い物も超美味。安い素材なのに「ご馳走」と喜ばれて私も嬉しい。
▼「プロジェクトX」、今夜のはなかなか濃い内容だった。知多半島に水を引くための用水を作ったドラマなのだが、題材がダム建設ということもあって、ところどころ「男たちの好日」ダム編とダブり、思い入れもあって二重に感動する。最近、過去の名編のリプレイが多い同番組だが、それはそれでいいと思う。隔週ペースになってもかまわないから、きっちり取材をして、濃厚な一編を提供してくれるならそっちの方が嬉しい。
▼ところで同番組冒頭のコスプレ熱が妙に高まっているのはどーかと。特に国井さんはなんでそんなに嬉しそうなのか(立川編の時など、ムリに東北弁まで使う有様だし)。いったい(アナウンサーとして)どこに行きたいのか。そしてどうしてそんなに天秤棒を担ぐ姿が似合うのか。こんな不思議さんだったとは…

●しめ鯖/鯛の刺身2種/もやしとキュウリとハムのキムチ和え/キュウリの辛子漬け/ところてん/鯛アラと豆腐の潮汁

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5/27(Mon)

▼今日もどこにも出ず、買い物にすら行かずに夕食を作ってしまった。かじめの件についてはもう落ち込んではおらず、前向きな気分になっているのだが、ネットにかじりついてしょっちゅうスレを覗いているのだから、状態としては引きこもりにしか見えないかも…。そこに加えて、先日いぼんぬさんからいただいたロイズのチョコレートが美味い。食いすぎないようにしてはいるが実に美味い。ダイエットをまじめにしていないせいもあって、また顔が丸くなってきたような気もする。やばい。夏に向けて太ってどうする。
▼日記に書きそびれていたことを思い出した。ブックオフの100円平積みコーナー(主に数年前のベストセラー類が置いてあるスペース)に三田佳子のエッセイがあった。玲の事件前のもので、「悩み多き貴女に、人生や家庭、子育てを語る!」というような帯がついていて笑った。人生はともかくとして子育てはなあ。子育てだけは。
▼相方とつらつら2ch見ていて見つけたスレ。野球総合板の「キャッチボール」。マッタリ感がよろしく、なんとも可愛いんである。生憎女児だったのでキャッチボールをしたことはほとんどなく、未だに野球ボールの投げ方がヘタクソなままなのだが(父親もやたらと忙しかったし)、私の小さい頃は「父と子のキャッチボール」という風景は普通に見られたので、スレの中にあった「キャッチングセンターってちょっとイイかも」という発言もしみじみ共感できたりする。気が付けば今の公園ってほとんど「キャッチボール禁止」、それどころか「球技禁止」なんだよな。キャッチボールという光景自体が絶滅してもおかしくない。色々あるのだろうけれど、一方で「公園デビュー」なんぞというバカバカしい現実を見聞きするに「それでいいのか」という気になってくる。子供の楽しみが完全にインドアに移行しつつある現在、今更「空き地がない」ことを嘆くほどアホではない(いや現実、空き地が増えていくことに対しては別の寂寥感があるわけだが…)。冷静に考えると、「本当の空き地」というのは昔もなかったはずだ。土管のある空き地は実際には「どこかの建設業者の資材置き場」であり、更地にも地主がいてどこかの不動産が管理している。畦にしたって、どこかの家の畑の境界地である。そこに勝手に子供がはいって遊ぶことに関して、当時の大人は寛大だったのだなー。ちなみに私が「空き地は本当は空き地ではない」と知ったのは、幼稚園時代、近くの資材置き場のプレハブに勝手に入って、友達と秘密基地を建設していた現場を押さえられて怒られた(といっても『もう入っちゃだめだよ』とさとされた程度)時だった(ペンキや工具などがたまらなく面白いアイテムに見えていた…後から思うと溶剤なんかもあった小屋。きちんと施錠してなかった管理者も管理者だったかも)。さすがに侵入は止めたが、相変わらずその空き地は溜まり場だった。
▼「ドラえもん」「サザエさん」などによく出てきたのが「空き地で野球していて、近所のカミナリオヤジの盆栽を割ってしまって謝りに行く」というようなシチュエーション、今では完全にレッドデータものだが、私たちの頃にはまだリアルな風景だった。ガラスなどを割らないまでも、ボールなどが入ってしまって、挨拶をして取らせてもらうようなことはよくあった。それだけでも地域の人や大人とのコミュニケーションになっていたのだと今になって気づく。考えてみたらすごいことだ。悪ガキのジャイアンや狡猾なスネ夫は大体そういうときにはバックレるわけだが、その意識下にはちゃんと「悪いことをした」「(本当は)謝らなければならない」という倫理観が根付いているのだから…

●鯖の味噌漬け焼き/コロッケレタス添え/キュウリの辛子漬け/油揚げとしめじの煮びたし/揚げと豆腐の味噌汁/ウドの佃煮

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5/26(Sun)

▼相方は今日も学校のスケジュールで普通業務出勤。疲れが抜けず辛そうである。心配。今年から週休二日になったのはいいが、部活があるのは変わらない。そして休日が増えた分だけ授業や行事のスケジュール配分が厳しくなり、今年から高校総体明けの代休が無くなった。この一日、顧問も選手も疲れを癒してリフレッシュするために貴重なものだったのだが…相方の担当している部は、まだ幸いなことに意欲のある部員があるので、ハードスケジュールに文句も言わず頑張っているようなのだが、この状況では「しんどいだけだから部活はやらない」という生徒が増えることは間違いない。教員も、運動部の顧問を引き受けたがらなくなるだろう。それによって特色を失う学校も増えてゆく。それは仕方のないことかもしれない。むしろ今こそ、「出場単位の基本が学校単位(中学で実績のある生徒や才能のある生徒も、進学した高校にその部活動がなければ大会参加が難しく、意欲ある人材が屋に埋もれていく)」「学校と教員だけに負担が集中するシステム」などの問題を抱えた「部活動」のあり方を見直すチャンスなのだが、そこまで手が回らないのが現状だ。しかも種目によっては、総体以外の「冠大会」が多く開かれ(たいていの日程は土日に集中)、しかもその成績が地方・拳などのランキングに反映されて、大会のシード権などに影響のある場合は出なければならない。文部科学省・学校・各種協会・保護者後援会組織などが足並みを揃えて改革していかないと難しいことなのだが…選手の才能を伸ばして活躍の場を設ける意味では、地域クラブチーム制に統一して育成を図るのが最善ではあるのだが、部活動には「技術が低い部員でも部に貢献できる」「部活動でしか体験できない連帯感と達成感」という教育的な部分もあり、ドラスティックな改革は難しいのだろうなあ。
▼昨日今日と、相方の持って来たテスト答案の採点を手伝う。これは気の重い仕事なのだ(かといって、家に持ってこないと絶対終わらないんだよなこれが)が、自分の仕事ではないと思うと結構溌剌としてできてしまうものだ。今回も笑い死ぬかと思ったほどのナイス誤答があったのだが、例によってここでは書けず。
▼夕方、義父が釣りから帰る。やはり今年のアジは今のところ全然ダメらしい。聞くところによれば漁師レベルでもそうで、店でも例年より高い。今年は暖かかった割に水温が低いのだろうか?先日のはらわたが煮えくり返るようなIWCの件に関する報道でも、「ミンク鯨が増えたために、回遊魚が多く捕食されるようになって漁獲高が激減した」という報告(無視されたが)があったことを思い出し、食卓でしばらく鯨談義になる。鯨肉好きとしてIWCへの文句は山ほどあるのだが割愛。この会、「議題の採択に必要な賛成票は3/4」。硬性憲法である日本国憲法の改正必要賛成票ですら2/3だというのにハードル高すぎである。「結局『何も採択しない』ための組織だ」という相方の指摘に頷く。で、それはそうと今日の釣果は30cmが一匹、13cmが一匹。大物の方はまだ生きており、まな板の上で跳ねるほど。早速血抜きして逝ってもらい、塩焼きにする。死にたてでアミノ酸分解がほとんど進んでいないからうまみは薄いが、キシキシ詰まった歯ごたえと結構乗っていた脂で十分楽しめた。

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5/25(Sat)

▼そんなわけでかじめスレにああだこうだ書きつつ飲んでいたわけだが、とても酔わない。よせばいいのにチューハイなど飲むものだから、炭酸でお腹がくちくなる始末だ。かじめスレでは、ながい先生の近況や事情を知るという「和風事情通」さんが登場し、
・ながい先生の体調悪化が原因ではないこと
・実は先生と堀江氏とは若い頃からの旧知であり、バンチで連載をもてたことに関しては先生は心から感謝しているとのこと
などの情報がもたらされた。とても貴重なものであり、一晩越したこともあってみんなの憤慨も多少収まったような雰囲気だった。「編集部を叩くに叩きづらくなってしまった」とも言えるのだが…
▼しかし朝方少し寝て起きても慰められないこの気持ちは本当に意外なほどだった。スレたマンガ読みだった自分が、最初見たときには「なんじゃこの20年前の月間ジャンプみたいなマンガは。とっとと終われ」と日記に書いた自分が、よりにもよってこんなド直球なマンガにこれほどに入れ込んでいたとは。石ノ森先生が亡くなって「もう009の完結編は読めないのか」と思ったときですらこんなに打ちひしがれることはなかった。若造の「強く思えば願いは絶対通じるよ」なんぞという安易なメッセージではなく、漫画界の光も影も見て、病を患って苦しみ、さまざまな人生経験を経てきたながい先生が描く「動けばとにかく何かが始まる」というテーマが、ダメ大人なりに月日だけは過ごしてきた自分の心に、妙に沁みて沁みてどうしようもないのだ。もしかしてもっと若いうちにこの作品を読んでいたら、こんなダメ人間にはならずにすんだかもしれない。そこまで思わせるものがあったのだ。
▼相方と、昨日買った一本まんまの牛タンでタンシチューを作る。非常に柔らかくて、焼いても美味しいタンだったのだが、牛肉があまり好きではない義母には不評。出来はよろし。
▼夜、ジャンブラーさんの「ナちゃんねるチャット」に、切れ切れながら参加する。その中で、昼間から話題になっていた「署名プロジェクト」が一気に具体化した。kajime.netのドメインが提供され、なかわきさんが署名のためのCGIを組み、テストをして公開、掲示板までも提供…UNIX板の奇跡には及びもつかないかもしれないが、「歴史的瞬間に立ち会っている」興奮と、「悲しんでいる場合ではない」という全体の昂揚感に励まされ、さっそく私もサイトのアップロードなどにバリバリと燃える。出来るだけ多くの人の協力を仰ぎたいと願うのだが、押し売りは趣味ではないし、宣伝すれば荒れる可能性もあるし…難しいところだが、とりあえず自サイトでは力の限りアピールしようと心に誓う。

●タンシチュー/ゆで卵つきサラダ/えのきとレタスのスープ

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5/24(Fri)

▼かじめショックがとにかく尾を引いている。朝一番で、クロムさんから「再開祈願バナー」を送っていただく。マウスオーバーなどに細かく反応する凝ったつくりの力作バナーだ。クロムさんの心意気が伝わってきた。数分間、カジメページをいじるのも辛くて躊躇していたが、私が作業しなければ、このクロムさんの心づくしが伝わらないと思い、さっそく設置し、かじめスレで紹介する。かじめスレはもちろん、バンチ本誌スレにも「好日」を惜しむ(というか、「強」連載に対するブーイングが主だったようではあるが)声が多く、何の救いにもならないとはいえ、多少慰められる。
▼何度も何度もかじめスレとバンチスレをリロードしつつ、しかし厳しい事実を見るのが怖くて、結局買い物しに家を出たのが4時頃。夕食の買い物を済ませ、コンビニでバンチを手に取る…で、なんで表紙が山下たろーですか……好日ページを確かめて、購入し、帰る。途中よく事故らなかったと自分でも不思議なほど。もう今日は相方もいないことだし一人で飲みまくると決めていたので、酒と夜食を買い込む。
▼それでもなんとか食事を作り、食べる。そこにいぼんぬさんから電話。先日のお菓子などについて、「かえって恐縮させてしまったようで」…という話など、しばし談笑する。何しろこんな状態なので声のトーンも低く、テンションも今ひとつで彼女には失礼してしまったが、とりあえず「一生奴隷っす」の声明はしっかり伝える。さっそくアンケートを書いて投函しに行く。で、風呂に入って髪を洗い、全てを済ました上で酒を開け、追悼ネタを作る。ダイエットのため、あまり飲まないようにしていたが、今日だけは別だ。

*「韃靼タイフーン」4/安彦良和 「日本一の男の魂」9/喜国雅彦
●たけのこと鶏肉、こんにゃくの煮物/寄せ豆腐/イカボイルサラダ/いかそうめん/かぼちゃと小松菜の味噌汁

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5/23(Thu)

▼いぼんぬさんから、先日の「カジメストラップ」のお礼が届く。お菓子二つに名前入りのガラス器……いぼっちー。あんな原価100円もしない手作り品のお礼にこれは奮発しすぎだよう。物欲あさましい私でも、これほどのワラシベっぷりはさすがに気が引ける。しかしお菓子はとても美味しかった…
▼今日も早朝義父が山菜を取ってきてくれたので、色々料理する。今日のはタラの芽もウドも柔らかくて美味。できるだけ揚げ物を週一回程度に控えるようにしているのだが、この季節は山菜の兼ね合いでどうしても天ぷらが増えてしまうのがマズいかな?と思っている。でも美味しいんだよ〜。
▼夜、カジメスレを覗いて愕然とする。これからの新連載攻勢に生き残れるかどうか、心配はしていたのだが、早読み組の報告により、ついにその日が来たと知らされた。しかも後釜は、例の5000万の準グランプリ(私はつまらないと思ったが)「ガキんちょ強」




萎え切った。
▼で、これから新連載が始まる連中、どうやら堀江氏がジャンプでブイブイ言わせていた頃に手塚賞や赤塚賞に入選した経験のある作家(面白ければいいけれどどれもハンパでつまらないのだよこれが…)ばかりで、結局全てはコネで紙面刷新…ということらしい。これから始まる大いなる自家中毒の口火がかじめ打ち切りということか。同人誌でも作ってやがりなされ。これからはバンチは立ち読みだ。部屋の雑誌も増えないし小銭も減らないしイイことづくめ。嗚呼。
▼明日、悲劇を自分の目で確かめたら、ながい先生にファンレターでも書こうかと思う。この作品とながい先生がどれほど愛されていたか、それだけは伝えたいのだ。
▼思えば、全くのネタではじめたかじめ連合も、予想外の展開をして、よき友に多数めぐり合うことが出来た。
 ながい先生、かじめスレの皆さん、私の日記などを読んで、一度でも「男たちの好日」を読んでくれた方々に、深く御礼申し上げたい。
●タラの芽・たけのこ・ナスの天ぷら/ウドと身欠きにしんと厚揚げの煮物/まぐろめかぶ和え/笹竹の味噌汁

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5/22(Wed)

▼以前「ちゆ12歳」でも取り上げられ、森茉莉さんもおすすめの「メイドさんロックンロール」を聞いてみる。数回聞いて、脳髄が腐りそうになった。何というか、「世のメイド好きの妄想となんかイヤな体液と大気中の何かが化学反応して凝固して出来たような」歌だ。歌ってる人のこの割り切りっぷりがもの凄い。プロだ。茉莉さんと一緒なら歌えそうな気がする。聞かされる方は地獄に違いないが。
▼朝、飲み会のある相方を駅まで送っていき、帰りにセブンイレブンでイブニングと「クロ高」4巻を買う。イブニングでは、相変わらず「おせん」が不快な展開。このマンガでは「『和』や『粋』や『昔ながら』を解さないキャラが現れる」→「おせんの料理や『もてなし』で改心」というパターンばかりなのだが、その毎回出てくる「和の情趣を解さないキャラ」の描き方が底が浅くて鼻についてたまらない。いつからこんな作風になったかなー…「ガンダルヴァ」の掲載は来月。
▼葛山信吾(「クウガ」の一条さん役)が出演している昼ドラマ「真珠夫人」を、彼目当てに初めて見てみる。「華の嵐」から時々のペースで続いている、テレビ東海お得意の「大時代昼メロ」路線バリバリの作品。この手の作品、最初はその圧倒的な非現実感と濃厚さに引いてしまうが、はまると見逃せなくなってしまう。高校生の頃「花の嵐」が流行りまくった。更衣室を出るときにいちいち皆「では、ごきげんよう」と挨拶する有様。たとえその後向かう先が武道館で、柔道の授業だったとしても。で、このドラマも凄い。今時昼ドラで「純潔」「処女」「清らかな関係」などという言葉がこれほど連発されるのも何と言うか新鮮(ちなみに舞台は昭和20年代)。主演の横山めぐみ、綺麗には綺麗だし、顔の濃さもこのシリーズには向くだろう。しかしもう一人の私が「よめきんだったくせに」と突っ込み続けるのであった。とかなんとかバカにしながらも、うっかり見始めると見続けてしまうので要注意だ。つまらんつまらんと思いつつも結局最終回まで見たもんな。「女優杏子」を
▼夜、捜し求めていた「特攻野郎Aチーム」の動画をゲット。長かった。しかもくれた方がとてもいい方で感動。相方と手をとって喜ぶ。

●ナスのグラタン/ささみのハーブパン粉焼き/レタスサラダ/ウドのきんぴら/キュウリと春雨の辛子中華和え/ジョナの味噌汁

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5/21(Tue)

▼おかぴーさんから宅急便が届く。以前お貸ししたマンガ版の「ニーベルングの指環」を返していただいたのだが、嬉しいプレゼントが入っていて狂喜する。三色の天然石ビーズだった。自分ではあまり買わないものなので、とても嬉しい。そのうちこの石を使って何か綺麗な作品をものしたいものだ。
▼日中、本を見ながらビーズでドームリングを作る。きちんと説明書を読んでから作り始めればいいものを、いつもろくすっぽ読まずに始めてしまうのが悪い癖。このせいで何個プラモ失敗したことか…進歩していない私。一度途中まで組んでから間違いに気づき、テグスをほどいて作り直す。今ひとつドームが完全な半球にならなかったが、色彩的になかなか綺麗に仕上がって、1個目としては満足。
▼今日は義父の具合は一段落した(片方の石が出て痛みが治まった)らしい。一安心。昨日義父が食べなかった分の肉と野菜を使ってそこそこの夕食が出来てしまった。日用と手間が節約できて結果オーライ。買い物に行かずにすんでコスト的には助かるのだが、傍目からは準引きこもり状態かも…

●砂肝と白モツの串焼き/レバーと野菜とコマ切り肉の炒め物/レタスとキュウリとかにかまのサラダ/鯛アラの潮汁

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5/20(Mon)

▼昨日の不調か寝不足か、今ひとつスッキリしない体調。むちんさんと恒例の電話。さらに微に入り細をうがつようなビーズ話や、ネットのアレコレなどを話して盛り上がる。テスト期間の相方は、3時半頃に帰ってくる。本当はテスト作成をしなければならないのだが、地元の祭(そういえばこっちに来てから一度も見た事がなかった)に連れて行ってくれた。まあ、出店を冷やかすくらいしかないのだが。車を駐車場に置いて人波に。酒田祭は曜日でなく日にち固定なので、小学校では半日授業にしたり、一日休みにするところもあるという。また驚いたのは、制服姿の中高生がいるわいるわ。山形にいた頃は、別に祭といってもこれほど若い連中が「行かなくちゃ!」と燃え上がることも特になかったので、ただ「なんか凄い」と思うのみ(女子高生が制服な理由は、ただ単に「ナンパ狙い」がほとんどだったりするのだが)。屋台ではただ一つ「餡餅」を売っているところがあったので買ってみた。柔らかい餃子の皮に餃子風の具を入れて、円盤状に焼いたもの。まずまず美味しかった。あとは、夕食前だというのにたこ焼きなどを相方とつつく。
▼帰りに焼肉の材料を買って帰還する。手間をかけたくなくて焼肉にしたはずなのだが、この間義父が取ってきたウドの残り、痛んでいる場所をより分けて刻んできんぴらにしているうちに妙に時間が過ぎてしまった。手もウドのアクで真っ黒。それでも相方の手を借りて8時頃に食事。しかし義父、今度は持病の結石が痛み出して七転八倒して寝込み、好きそうなメニューを食べてもらえず。相方の結石体質はこの家の遺伝のようだ。
▼「お祭のご馳走」ということで、半額で買ってきた鯛のアラをたっぷり入れた潮汁を相方に作ってもらう。美味しい。今ひとつ体調がスッキリしないせいか、手が滑って自分の茶碗(夫婦茶碗の片割れなのだが…)を割ってしまった。あまりツいていないのか。
▼夜は相方がテスト作成している脇で、はじめてナンビョーさんのところでチャットをする。よそのチャットにはじめて入るのはなかなか勇気が要るのだが、いぼんぬさんがいたので思い切って行ってみた。温かく迎えていただき、しばし楽しい時間を過ごす。ナンビョーさんは私のハンドルを「だいどうじゼロ」と読むのだと思い込んでおられたようで、えらく驚いていた。

●焼肉/鯛アラの潮汁/ふきのとう味噌/ウドのきんぴら

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5/19(Sun)

▼布団の中でハリケンジャーを見る。何がつまらないということはなく、ソツのない出来ではあるのだが、前作が天然揃いで妙な脱力パワー(矛盾した言葉だが)があっただけに、今ひとつ作品としての押しが足りないように感じてしまうのは贅沢というものなのだろうか。批判すべき部分と言うのも特に見当たらないのだが。
▼世界史板にあった「三村風につっこむ世界史」スレに2人で爆笑。いくつかネタを書き込んでもみる。何と言っても>>1の
1 :カエサル :02/03/19 13:42
>ブルータス
お前もかよ!


見たいな感じで。

が素晴らしい。あとは犬養毅が「人の話聞けよ!」ってのも笑い転げた。
▼昼にラーメンを食べに行き、帰りに本屋で少し新刊などを買う。迷っていた吉田戦車の「象の怒り」、相方が買う。つまらないことはないが、以前の吉田戦車なら、120pくらいでうまくまとめていたんじゃないかという気がしないでもない。
▼昨日の雨があがっていい天気。相方は久しぶりの休日に是非釣りがしたいということなので、船を出してアジ釣りに出る。正直今日は家でゆっくりしたかったのだが一応ついて行く。悪くなさそうな場所で錨をおろしたのだが、潮目の一番いいところに陣取っているオジさんがいて、魚の群れを散らさずにうまくキープしているので、こちらにはぜんぜんアジが来ない。多分群れ自体も小さいのだろう。結果、ピクリとも引きがないまま納竿。ただ釣れないだけなら「水温まだ低かったかな」で納得できるが、10m先で20cmオーバーを揚げている人がいるのを見るとなんか納得がいかない(とはいえ、船では早々近づけないのである)。うねりのせいか、体が冷えたせいか、だるくて気分がよくないので、帰宅後と夕食後休む。就寝前あたりにようやく気分がよくなった。
▼義弟から、「ウィルスに感染したかも」と電話が来たので、色々話しつつマクロメディアのサイトに案内し、オンラインスキャンを勧める。結果、いくつかのファイルがKlezウィルスに感染していたようなので駆除ツールを送る。ついでに私も久々にオンラインスキャン。2つほど、それも今時「hyblisに感染してます」というメッセージが出て焦るが、何のことはない、以前相方に来た分を削除済みフォルダに入れておいてそのままになっていた(無論未展開)ものだった。
▼一時期落ち着いていたのだが、最近またklez亜種と思しきウィルスが増えてきた。アウトルックを使っていないので影響も怖くもないのだが、面倒ではある。知人名が差出人になっているものもあり(無論この手のウィルスでは差出人=感染者ではない)、知人の誰かが感染していることは確かなようだ。その人が困ったことにならなければいいが。

*「SINK」1 いがらしみきお/「象の怒り」 吉田戦車/「B型平次捕物帖」 いしいひさいち/「Web配色事典」

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5/18(Sat)

▼テスト準備期間に入ったので、相方実に6週間ぶりの土日完全休養日。長かった。しかしこれが毎年のことではあるのだが。とりあえず、床屋に行く暇もなくてボーボーだった相方を散髪に行かせ、お昼を食べに出る。「東軒」で久々にラーメン。人気の店で、昼時ともなれば待ちが出ている。待っている身だと、新聞読みつつゆーーーっくり(「伸びるぞ」と心配したくなるほど)食べ、しかも食い終わってから10分も新聞を読み続けてるオッチャンが、世界一非常識なドアホに見えてならない。そういう人がいたわけだが。しかしラーメンもチャーハンも美味しくて大満足。
▼ちょっとルアー屋を覗き、「ママの台所」で茶菓子などを少し買って、特に買うものとてないので早々に家に帰り、買って来たクッキーでコーヒー飲みつつまったり過ごす。相方がネットとMXに熱中していてつまらないので、録りだめしておいた「眠狂四郎殺法帖」を見つつ、一人「雷サマー★」状態になる。この作品のヒロイン役は中村玉緒。これがまた可愛い。顔の方は、まあ今の中村玉緒を順当に若返らせて可愛くした感じなのだが、声が全然違う。可憐でかつ品がある(もともと梨園のお嬢さんだから品があるのは当然と言えば当然だが)。今の「グヘヘヘヘ」な玉緒さんと同一人物とはとても思えない。やはりむやみやたらかつしなくてもいい苦労はここまで人間を変えてしまうものか。この作品の中で狂四郎に付きまとう忍者がいるのだが、「ダンナの先日の秘め事、天井裏から一部始終見させていただきましたぜ。(ちょっと間を置いて)…やっぱり何から何までダンナにゃあかなわねえや」というセリフ。どこからどこまでなのか、想像が膨らんで仕方がない(笑)。彼が「そりゃもう凄い」のはこのシリーズの共通理解だけどね。
▼昨日に続き、山菜尽くしの夕食。うどの皮と葉のきんぴらが大変ウケて嬉しい限り。

●カレイの味噌漬け焼き/フキノトウとウドの天ぷら/ワラビの醤油漬け/ウド皮と葉のきんぴら/豆腐の味噌汁

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5/17(Fri)

▼昨日下ごしらえしたワラビを朝洗っておく。綺麗な緑色になって、太さも適当ないいワラビだ。下ごしらえと言っても、灰をかぶせた上に熱湯を注ぎ、一晩置いたものを洗うだけ。切れば茹でる必要もなく食べられる。きくち正太が「ぶら雲先生」で『ずいぶんと手間のかかる山菜ですわね』『その手間を惜しまないのが料理なの』というセリフを書いていたが、山のものに親しんだ人間としてはハア?なセリフ。皮むいたり下茹でする手間もないワラビは、インスタントと言っていいほど処理が楽な山菜だ。こういうところに彼の「にわかサライ族」的な部分(のちに「おせん」で全開される)を感じてしまうなあ。
▼買い物に行くついでに銀行・郵便局と回ってビーズの代金を支払い、郵便物を出す。酒田の郵便局はどこも駐車場が狭くて止めづらいのがネック。今日は義父がまた早朝に山菜を沢山取って来てくれたので、買い物は最小限ですんで非常に助かる。ほぼ一人で奮闘して夕食を作る。今日の採集場所は鳥海山の残雪残る上の方で、雪解け下から出てきたまだ柔らかいフキノトウまでも入っていた。5月でも上に行けばこんなにいい状態のが取れるものだ。明日の分もたっぷりあるので今日は一部だけを使うが、それでも幸せな夕食。

●あさり丼/ワラビのおひたし/アスパラ菜のおひたし/ウドの皮と葉のきんぴら/ウドのゴマ和え/ウルイと鶏肉の炒め煮/ワラビと山椒の味噌たたき/ジョナの味噌汁