ランダム日記
2002年6月後半

ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
表示サイズは「小」を推奨。
*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。

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6/30(Sun)

▼ビーズサイト用のSSIを調整していたら、明け方近くになってしまった。目覚ましで起きてハリケンを見るが、眠くて途中墜落してしまい、半分も見れなかった。今週末の特撮に対する姿勢がなっていないようだ。しかしまあ後発の企画だから当然なのだが、自分の本サイトより技術的に力が入ってるのは何たることか。
▼昼に出かけて、鶴岡の金太郎までは腹が持ちそうになかったので、近くの回転寿司で妥協。しかし夏向きのネタなど工夫が凝らしてあってけっこう美味かった。あぶりトロとあぶりサザエがまた。
▼先日、長年使っていたホットプレートのコーティングが逝ってしまい(義母が中に焼肉の残りを入れっぱなしにして腐らせてしまい、フッ素コートも心中した。あけた瞬間気絶するかと思った)、どうせ波型プレート付きでお好み焼きが2枚一緒に焼ける大きなサイズのを買おうと思っていたところだったので、デンコードーで購入。ついでに、インターネットセキュリティの使用期限も切れて久しいので購入。旧バージョンを外し、インストールして念のためにチェックなどする。夜は早速買ってきたホットプレートで焼肉。なかなか美味しく焼けて、油がたまらないので跳ねもせず、テーブルも汚れずなかなか調子がいい。
▼今日でセブンイレブンの「世界名作劇場絵皿」キャンペーンが終わるのでもう一枚貰いに行く。で、結局貰うだけだとバツが悪いような気がして、コレクト倶楽部とウルトラマン怪獣コレクションを買う。後者はジャミラとメフィラス聖人。まずまずだが、シーボーズ欲しいなあ。コレクト倶楽部は、相方も「教材にもなりそうなので欲しい」と言っているのだが単価がちと高い。パーツの接合部分がガバガバで萎え。ウルの壁画欲しいけど、もう買わないかも。
▼W杯も今日で決勝。NHKの中継だと比較的安心して見ていられる(案の定、表彰式もちゃんと放送してくれたし)。結局、攻撃のエースを欠いたドイツが刀折れ矢尽きる感じで敗北したが、カーンという選手の記憶はしばらく強く日本人の脳裡に残っただろう。思えばドイツもブラジルも「今大会はダメっぽい」と言われてきて、いわばダークホース同士の決勝戦となった(まあ、イタリアやスペインが出て来れなかった事も大きいのだが)のだが、ブラジルの運動能力の凄さに圧倒された試合だった。ともあれこれでお祭は終了。サッカーと別の次元でイヤな想いが残ったが。
▼決勝戦を見ながら久々にビーズで指輪を作る。淡水パールを使ったのだが、実は例によってこれも上州屋で仕入れたものだったりする(近くにこの手の淡水パールがなく、一番イメージに近かったのが上州屋にあったのだ)。作ってみたらバッチリそれなりだ。このアップはビーズサイトができてからにしよう。
▼掲示板への書き込みで、にぼしさんが手伝って娘さんのサイトができたことを知る。小1にしてサイトマスター。掲示板にレスもする。これが決して特別なことではないのだからいい時代だ。トップのイラストがいきなり「W3のボッコ」だというのがいかにもにぼしさんの娘…

●焼肉/海藻と豆腐とレタスのゴマドレッシングサラダ/イカ刺し

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6/29(Sat)

▼少しずつデータの移行と、ビーズサイトの作成(掲示板などの用意)など。今日明日はテスト前で相方が久々に普通の休日を取れる。ゆっくり朝寝。
▼交互にネットを見たりしてダラダラしながら、夕方前に買い物に出かける。やまややホーマック・生協などを回って色々と買い物していたらすっかり時間がすぎてしまい、コスモスの最終回を見損ねる。しかも録画もし忘れた…大不覚。急いで家に帰ったが既にもうラストのテロップで、「きっとまた会える… コスモスにも 隊員のみんなにも」と出ていた。「ムサシ隊員にも」とは書いてなかったが。ここ数日のどっちが本当のことを言ってるのか私にもわからない状況を考えると、先週コスモスが出た時に変に説教垂れたりしなくてよかったんじゃないかと。
▼義父が「久々に焼きビーフンを食べたい」というので、大鍋にしこたまビーフンを作る。祖母の得意料理&大好物なのだそうな。祖母の食べ物の好みは洋食寄りなのだが、年齢を考えると焼きビーフンを良く作って食べていたというのはかなりハイカラだ。相方と一緒に火の前に立っていたら、相方の炒め鍋から熱い油が左手に跳ねてけっこうなヤケドを負ってしまった。今でもお湯がかかると痛い。けっこう跡が残ってしまいそうだ…手にシミがあると必要以上にババ臭さを演出してしまって鬱(しかも人の前に手を出すことの多い仕事だし)「もうお嫁にいけないじゃないの」と訳のワカラン事を言って相方を苛めてみる(笑)。
▼3位決定戦の韓国ートルコ戦を見る。個人的にはトルコを応援していたが、地の利とスピード・スタミナで韓国が勝つのだろうと思っていた。しかしなかなか素晴らしい内容で、終始韓国がボールを持っていたシーンが圧倒的に多いような気もしたが、疲れに負けず的確に動いたトルコが、数少ないチャンスを確実に決めて3得点。絶不調のハカン・シュクールもついに得点を決め、ナイスアシストを通してエースの意地を見せた。GKもナイスキープの連続。韓国も鋭いシュートで何度もトルコゴールを脅かした(幻の2得点はオフサイドだったが、どっちともとれる微妙なところだった。)。見ていたところ酷過ぎるブーイングもなく、ゲームの内容に素直に感動し、ゲーム後の肩を組んでのパフォーマンスにもほろっと来た(後から見たら、韓国の選手が凄まじく嫌な顔をしてたりするのだが)。韓国の試合場で敵国の大国旗が見られるとも思わず、なかなかいい気分になっていた。
▼しかしその後、4位の韓国の表彰のあと、さあトルコの選手がメダルを受け取る…というところで、見ていた肩はご存知だろうけれど、フジTVはいきなり中継を止めて、ゲストのどうでもいい談話に移り、その後いきなりコマーシャルに入った。これには嫌韓感情に批判的な相方も激怒。一連の韓国偏重報道の中で、マスコミに日本内外からの有形無形の圧力があったことはもう知っている。フジの不快な姿勢は小倉発言などで分かっていたはずなのに、「ここまでするか?」と唖然とした。露骨にこんなカットの仕方をするようにその筋から命じられたのだろうか、自主的にへつらったのかは知らないがあまりに酷すぎる。一番最低なのは日本のマスコミだということがはっきり分かった。これは「4位決定戦」なのか?本当にトルコが3位の表彰を受けるところを見たかったのに。こんな行動が、かえって韓国へのネガティブな感情を煽ってしまうと言うことが分からないのだろうか…(放送中でも「韓国の選手は連戦の疲れで」と言っていたが、トルコのほうが中休みが少なく、しかも二国間の移動があったんだが…)これを受けて、早速フジテレビのBBSには批判書き込みが多く寄せられたのだが、どうせいつものごとく徹底無視なんだろうな。元々フジのニュースは好きじゃないので見ていないのだが、「もう報道番組製作する資格なし、バラエティとドラマだけで商売やってろ」と言いたい。
▼先日、ユニフォームの件で話題になった明石家さんまが、先日の件について「僕は韓国ファンじゃなくてサッカーファンだから、その気持ちの表現だった」とコメント。さんちゃんエライぜ。今日や昨日からのサッカー好きじゃないもんな。このコメントが「釈明」のニュアンスで言わされたのが納得いかないが。飯島愛も先日の発言でTBSからホサれた(「1ヶ月使わない」と決定されたそうな)…などと、もう戦前の雰囲気をプンプン醸し出してる各局だが、圧力に負けず頑張って欲しい(昨日「天国と地獄」には出ていなかったんだが…)。それにしても、いざって時に鋭く切り込んでくれるのがお笑いやバラエティ関連のタレントだけだというのも…普段「毒舌」でならす連中も結局ポーズだけだったということがバレた1週間でもあった。
▼りょうMC08さんから100000HIT、文月奈緒子さんから100001HITのご報告。カウンタの数字にはこだわらない心境になってずいぶん経つが、桁が一つ増えたカウンタを見るとやはり感無量。ご報告に感謝。

●焼きビーフン/ナスとひき肉のカレー/ナスとキュウリとシソのだし漬け/イカの塩辛

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6/28(Fri)

▼昼過ぎ頃にDNSの設定が有効になる。まだ引越しは途中で調整中なので、そちらには仮のトップを張って、現在のトップに誘導する形にする。メール領域も100Mあり、アカウントも自由に設定できるので、色々やってみる。貧乏性なのでこのサーバーの導入には迷ったのだが、考えてみれば時給1時間分にも満たない金額で色々自由が利くのだから満足するべきなのだろう。
▼昼食をとりながら、ふとテレビをつけると「真珠夫人」の最終回だった。結局主人公の瑠璃子は原作と違い、何一つ「悪婦・毒婦」ではなかったのね。つい高木美保の「夜叉夫人」っぷりを思い出してしまった。そしてラストの教会での結婚式のシーン。残り少ない命で、ついに運命の恋人と結ばれる、それなりに感動的なシーン…のはずなのだが、つい「シャンゼリオン」の「花嫁ゾロゾロ」の回を思い出してしまい、牛乳吹きそうになった。今後、チャペルウェディングに呼ばれるときには気をつけないといかんな。
▼義父が買い物ついでに「朝どりのいいのがあったから」と夏イカを買ってきてくれた。大きさも立派だし、さばいてみると肉厚で肉もほのかに半透明で綺麗。勿論ワタも新鮮なので、えんぺらの皮をむき、ゲソの吸盤を綺麗に落としたものを使って即席の塩辛に。塩みもちょうど良く出来た。残った部分は煮物にダシとして放り込む。魚介類は骨の髄まで使ってしまうこの貧乏性。イカというのは本当に「食われるために存在してるのではないか」と思うほどの優れたパッケージング生物だと思うのだが、アニサキスの危険があるので、きちんとチェックしながらきれいに皮をむき、生臭くなる部分を取り除いて、破らないようにワタを取り出すのはちょっと時間がかかってしまう。でも結果的に美味ければいい。作って食って満足。
▼今日も相方を迎えに行った帰りに7−11に寄る。たまにサンドイッチやおにぎりを食べてようやくシールがたまったので、「フランダースの犬」の絵皿をゲット。もう最近ではフランダースの犬関連を見るたびににぼしさんの企画を思い出してしまって仕方がない。ライダーボトルキャップは、まだ5個しか集めていないのに早々と終了でショボーン。しかしセブンイレブンはこの手のキャンペーンがなかなか上手だ。つい「同じおにぎりやドリンク買うならセブンにしとこう」と思わせる企画が最近続いている。相方はまた「ワールドタンクミュージアム」を買う。この食玩にはストーンチョコがついているのだが、食玩のものとは思えないほど割合美味い。この企画は車種の豊富さより、「ペイント違い」のバリエーションが多いのが特徴(その分経費節約できてるんだろうけれども)。例えばシャーマンであれば「冬季迷彩」「単色迷彩」「3食迷彩」の3パターンがある。88ミリ高射砲36型も3パターンだ。パターンごとに集めて「冬のロシア戦線」「北アフリカ戦線」とディスプレイすることも出来るのか。深い。でもどこに飾るんだ相方。

●焼き餃子/いかそうめん/いなかコンニャクと五目揚げの煮物/春雨と卵のスープ
*「池上遼一短編集」

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6/27(Thu)

▼昨日の賠償請求事件を受けて、早速ここぞとばかりに「とくダネ」で小倉が鬼の首を取ったように批判していた。確かに「ネットの世界でも発言を自由にするには同時に責任が生じる」という言葉には筋が通っている。んだがなー。ここ数日の偏向報道ばっかりしてる張本人に言われても説得力が…大体、「自由な発言や勇気ある告発をすると企業や権力の圧力で不利な立場にたたされ、率直な感想や事実を発表できなくなる」…というのは、日頃「メディア規正法」に反対して泡を飛ばしながら熱弁している事態そのものなんでないか?とも思うんだが。大体、先日のトルコへの侮辱的発言への弁明or謝罪は(あれほどBBSに苦情が殺到したのに)何もなしでシカトだし。しかし今回のW杯に関する報道で、朝日(が韓国マンセーなのは分かりきっている)よりもフジの方が腰抜けな姿勢なのは意外。
▼国語大辞典をNETAGEで運用。試験的に書き込みを加えているがまずまず快調。負担を抑えるために分割表示にしているので、検索機能がけっこう便利だ。今回のスクリプトでは、さあもんさんからバージョンアップ&バグ修正のたびにファイルを送っていただき感激。凝ったスクリプトを書ける人って尊敬してしまう。無償で質問もサポートしてくれるし、神のようだ…
▼転送設定を解除し、新しいサーバーへのDNS設定をする。が、反映されるまで24時間以上かかるのでしばらくNOT FOUND表示になってしまう。は、早まってしまったか(汗)。でも明日には反映されているだろうからヨシとするか。
▼今日も義父の飲み会の送迎をする。今度、友人と一緒に東京へプロ野球観戦に行くそうで、その打ち合わせだそうな。彼らはよく一緒に旅行などを企画するのだが、その打ち合わせと言っては飲み、反省会と言っては飲む。なんて優雅なんだろう(笑)。でも、大体5時半の店の開く時間から初めて、8時にはその店だけで解散する至って綺麗なお酒で、皆ほろ酔いの上機嫌。しかもその3人組は、大学の同期でかつ同業。その交際と友情が60をすぎてもずっと続いているというのはなんとも羨ましい話だ。迎えに行くと義父は常にもまして上機嫌だった。聞けば、たまたま行ったお店の板さんがかつての教え子で、色々と懐かしい話をし、美味しいお酒を飲めたそうな。良かった良かった。
▼NHKに矢口高雄が出ていた。久しぶりに故郷に戻り、久々に描く「釣りキチ三平」の構想を暖める…というドキュメントを、風景や生い立ちを絡めながら紹介する番組だった。山並みや川の風景が見事に三平に出てくる光景と重なった。川に行って鮎に思いを馳せながら、「こういうねえ、川底の石を描きたいなあと思って…」というセリフがスルッと口から出るのを聞いて、「さすが世紀のハンサムボーイっす」と感動。ああ、そういえばここ数年鮎を食っていない。知り合いに渓流やる人がいないので久しく入手していないのだけど、久々に食べたいなあ。海魚は新鮮なものを食べてるけど、とんとイワナ・鮎などの陸封系川魚は食べなくなった。
▼平成版三平は雑誌も単行本も買ったけれど、やっぱりイイ。矢口先生も「成長させるべきか」「今風にするべきか」と悩んだそうだが結局昔のままの三平くんなのがいい。イワナ酒をちょっと舐めただけで酔っ払ってひっくり返る三平。こうでなくては。間違っても「携帯電話持ってる三平」とか「ピアスしてるユリッペ」なんか見たくないもの。時代的に不自然であっても「あのままの三平」で正解だったと思う。相方がふと「今の子供が『三平』読んだら、どう思うんだろうな」と呟く。ファイトやゲーム性の強いエピソードや海釣り編などはウケるかもしれないが、湖沼釣りの地味なエピソード(そういうのが個人的には好き)なんかはどうなんだろう。護岸工事されてない野山の川や湖沼の原体験があるのって、私たちの世代が割とギリギリなような気もする。「魚紳さんみたいな兄貴が欲しい」とは思うかもしれないが…

●中落ちカルビと野菜のプルコギ(サンチュ添え)/海藻と春雨とツナの中華風サラダ/卵豆腐/じゃがいもと玉ねぎの味噌汁

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6/26(Wed)

▼昨日書き忘れていたことだが、相方を迎えに行った帰りに寄ったセブンイレブンで、ヤングマガジンを立ち読みしていると、江川達也が読みきりで「けっこう仮面」を描いていた。内容といえば全然工夫がないかわりに江口の不快なヘタレっぷりも味が薄い、なんてことのないマンガだったのだ。しかしアレだ、江口のデローンとした女性の体型と質感もそうなのだが、陰毛バッチリのけっこう仮面というのは違和感アリアリだ。やはり「陰毛のあるけっこう仮面なんて、けっこうのお姉さまじゃない!」という思いを強く確認する。やはり永井豪の描くマッチョねえさん体型の下腹部に、筋肉とも他のものとも取れる線がササッと走った程度でよいのだよ。あ、でも、前に呼んだ西炯子のけっこう仮面はそこそこ良かった。
▼一夜明けてみたら、韓国-ドイツ戦でのレッドサポーターの暴挙が次々と…昨日報道された「ヒトラーの息子」だの、ハーケンクロイツだの、果てはクローゼとカーンの写真を遺影にするわ…くわしくはこちらで。国立で行われた観戦イベントにも、実はドイツ応援組もいたのだが報道には上らなかった。すると今度は韓国で「韓国応援せずにドイツ応援する日本人はけしからん」…だそうな…勘違いもここまで来ると凄い。大体誰がこっちから「共催してくれ」なんて頼んだ?開催地から表記からイメージキャラクターから、全部横槍&ゴネ得でぶん取ったくせに…ワールドカップは戦争じゃなくて祭典だ。選び抜かれた国のプレイヤーの優れたプレイに酔い、自分の好きなプレースタイルのチームや選手を応援するのが本道。こういう考え方自体が彼らには謎なんだろうか?皆がみんなそうだとは思いたくないが。
▼まさかNHKのキャスターの口から「2ちゃんねる」という単語が出るとは…というわけで、2chの管理人・ひろゆき氏が裁判第一審に負け、400万の賠償額を支払わなければならないことになった。こちらにあるとおり、東京の谷沢動物病院が「ペット大好き板に寺院を貶める書き込みがある」ということで削除を要求したがひろゆきが応じなかったため裁判にもつれ込んだもの。同氏はDHC6億裁判を始めいくつかの件を係争中だが、実際に支払命令が下されたのはこれが最初の判例となる。額自体は、もし利用者がその気になってカンパでもすればなんということもないものだが(もっとも控訴の予定だそうな)、金額よりも「その判例が出た」ということの方が大きい。口コミの坩堝なのだから、判例が出たとなればあちこちの会社や個人が一気に賠償請求を殺到させる可能性がないではない。極端な話、自分で自分への誹謗中傷を書き、それをネタに訴えを起こすことが出来る…とも言えるのか?もはや強請りのレベルだが。
▼無論、私怨による個人叩きなどはもってのほかだが、製品や業者の情報、実際に使ってみた人の感想など、実に率直でためになる話が多く、私もどれだけ助けられてきたかわからない。まして健康に直接関わる病院などは、ハズレを引くのは絶対にイヤだし、自分が行ってみて失敗だったところについては、同じような思いをする人がいないように情報を提供しておきたい。そういった口コミまでが規制されるなら、極論すれば、個人の掲示板や日記で「あそこのラーメンまずかった」とも書けなくなってしまう。2chではどんな情報も野放しなわけではなく、「削除人」さんたちが、正規の削除要求を受けて妥当であれば削除する。それが日夜行われているのだ(手が足りない実態もあるにはあるが)。この谷沢動物病院はその正規の手続きを踏んでいなかった。要求された事務手続きを正しく行っていればおとなしく削除してもらえたかもしれないのに。結果的には同院にとって汚名を払拭したとは決して言えないだろう。
▼問題を整理してみる。「表現の自由」まで広げると話が大きくなりすぎるので、事実関係に絞ってみると、結局問題は「削除をしなかった」「発言者のIPを引きわたさ(せ)なかった」ことに帰結する。いわゆる「公序良俗に反する」「個人の名誉を傷つける」発言の削除については、うちのような小さいサイトの管理人ですら責任をもって果たすべき義務であり、またその基準については管理人に一任されている。ひろゆき氏は、単に手続きが正規でなかったためであるかもしれないが、そういった要求に屈して「率直な意見の交換が出来る2ch」を崩したくなかったのかもしれない。個人的にはここで小ずるくなって、まず「削除した」という事実を示して、腹の中で舌を出していれば済んだ問題のような気がしないでもないのだが…「情報が真とも偽とも決定するのが難しい件ですが、要望にこたえて削除しました」「義務は果たしました」と見せてやれば…それで2chが平和に過ごせるのならば、長期的に非難されることも少ないのではないかと思うのだ。さまざまな問題をはらんでいるので対処が極めて難しいのは事実だが…
▼今日は時を同じくしていくつかの重要なサーバーのデータが飛んだりアクセスが重くなったり(ひろゆき氏の発言によれば裁判の件とは全く無関係らしいが)ということも重なり、「2ch危機」という言葉が誰の脳裡にも走った。日頃は議論の場として機能している「ニュース速報+板」もこの非常事態を受けて、この板とも思えぬ混乱したクソスレの嵐。今は若干落ち着いたが凄まじいものがあった。サーバーダウンの方は外部からのアタックの可能性があるらしいので、とりあえずまだ拾っていないかじめスレのデータは万一に備えてバックアップしておく。
▼知らない人にはただの「悪と卑劣漢と引きこもりの巣窟」にしか見えないかもしれないが、2chがあったからこそ知った情報は数え切れず。そしてこの場がなければ今ほど「男達の好日」にハマり、かじめ連合活動をすることもなかった。この玉石混交の海を、己の判断力で渡っていく。これこそが情報化社会での生き方そのものだと思うのだが…「玉」もあるんだよ、「玉」も。その辺絶対に報道されることはないだろうが…
▼時間が取れなくて長らくそのままにしていた「零式国語大辞典」だが、作者のさあもんさんがバージョンアップとデバッグ・最適化を重ねて安定度の高いスクリプトを作ってくれたので久々にバージョンアップしてみる。バックアップを取ってスクリプト類を送る。しかし何度パーミッションを確認しても、ぷららのCGIスペースで左フレームが動作しない。ログファイル(辞典の語句や定義)を空にして実行してみると問題なく出来るようだ。バージョンを変えて最初の起動ではデータの整合性を最適にするための処理が行われるのだが、どうやらこれがぷららCGIの解説にある「一定時間以上の処理になるCGIは強制終了させる」という仕様にひっかかっているようだった(最初の一介だけなのだが、そこが通らないというわけ)。さあもんさんに質問をしながらその結論に達したので、仕方なくNETAGEサーバーで運用することにする。

●野菜コロッケと線キャベツ/フライドポテト/小松菜と油揚げの煮びたし/モヤシとピーマンの炒め物/しめじとわかめの味噌汁
*「釣りキチ三平平成版」1・2 矢口高雄

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6/25(Tue)

▼先日買った「イブニング」誌を読み返しながらマンガ板のイブニングスレッドなど見ていると、「今月の目玉は何と言っても郷田マモラの『きらきらひかる2』」と言う意見が多かったので「何がそんなに凄かったのか?」と読み直してみる。
▼すぐに分かった。今回の話は、「ネコ好きの売春婦と引ったくりの男の不審な交通事故死の真相を探る」のがテーマだった。だから画面にしこたま猫が出てくる。その猫(とされている動物)がこれだ。

なるほどスゴイ。顔の形からして「猫的造形」を拒否した画期的な猫だ。まあ筆者は猫として描いているらしい。
「ニャアー」という鳴き声が深い深い笑いを誘う。
これが「ホワッツマイケル」の後ろに載っているという事実もまた凄まじい。
あまつさえこの怪生物

こんな風に群がっているシーンは破壊力絶大。
別に欲しくもない付録がしょっちゅうついてくるこの雑誌だが、スレ中では「この怪生物のストラップがついてくるのなら絶対に買う」とまで言う人も。
ちなみに郷田先生の描く怪生物としては

スズメもかなり思い切った描写であることを付け加えておこう。
▼今日は酒田に来るYO7さんと会うので、クリーニング出しがてら早めに買い物を済ませ、夕食を作っておく。祖母に夕食を出してやって外出し、ブックオフで待ち合わせ。HALさんも一緒で、実に去年のオフ以来会うことになる。ブックオフでは「大使閣下の料理人」を探すYO7さん。しかし100円コーナーになかったので、「美味しんぼ」を買っていたようだった。脇で私が「時々、100円の棚に半額コーナーのが混じってる罠が仕掛けられてますから気をつけてくださいね」と言うと、HALさん、「値札どころか、俺、カバーと中身が違う罠に引っかかったことありますよ」とのこと。気をつけよう大型古本屋。私はふと「Monsterを100円コーナーだけで集めようか」等と思い立ち、とりあえず今日買ったのが売り場にあった1巻と6巻。絶対やめた方がいい買い方と分かってはいるんだが。
▼モスバーガーで食べながら色々話す。ナンタコス美味。しかし激しく食いづらい。かじめ連のこと、ネットのこと、先日の仙台オフのことなどさまざま話す。ムネオハウス関連を入れたCDをいただく。ありがとうYO7さん。PDAでネットしているところなども見せてもらう。うちのようなダラダラ長いトップページを見るのは大変そうだ。
▼YO7さんが「前から聞こうかと思っていたんですけど、以前かじめスレに『私と主人は夜の生活のときに“今日は上になっていただきたい(ピカッ)!”“ばかってい!”、クライマックスには“まさに黄金境にいるコンコロ持ちだぜ”と言ってしまう』っていう書き込みがあったんですが、アレは大道寺さんですか?」というので「多分そう思われた方もいると思うんですけど、違います」と否定しておいた。私もアレを読んで、ウチのように夫婦で好日を楽しんでいる人もいるんだと思ったんだよなあ。さすがに布団の中にまでは持ち込まないが、「ナ」は使う大道寺家。相方を迎えに行く時間になったので解散し駅へ。
▼モスでダベっていた間韓国-ドイツ戦は終了していた。結果としては順当。韓国としても、ソウルで3位決定戦で盛り上がった方が何かと好都合だろう。これで「決勝韓国でやれ」発言が少しはおとなしくなるか。ならんような気もする。帰りにセブンイレブンに寄る。ライダーボトルキャップ目当てで相方にコーラを買わせる。戦車関係の食玩「ワールドタンクミュージアム」が揃っていたので「こんなのあるよ」と教えてやった瞬間に迷わず4つ買う相方。かつて「戦車マガジン」を購読していたパンツァー魂に火がついたようだ。家に帰って開けてみると、これがまた細かい造形が良く出来ている。入っているリーフレットがまたそれ系の心をくすぐる感じで、「タミヤ模型ニュース」な趣き。4個中1個がダブってしまったのだが、なにせ元が戦車。並べてみたら妙にしっくり来てしまう。こりゃーダブっても嘆く必要が全くない稀有な食玩といえよう。ところでどこに飾ろうか。
▼かねてから、「無礼な横断幕を平気で飾る韓国サポーターは、ナチス関係の罵倒語を書くんじゃないか」と言われていたのだが、本当におやりになった模様。「ヒトラーの息子は帰れ(開催しといて「帰れ」っていうのもすごいな)」と書いたものがテレビでも放映された。文字をハングルで書くあたりがツメが甘いと言うか狡猾と言うか…ドイツ人にナチネタだけはやめとけばいいものを。本国でどれだけタブー視されてるか知らないんだろうか。どこまでもほんっとに無礼だな。

●親子丼/にんじんの葉炒め/モヤシとキュウリとハムの中華風和え/冷奴/ぶなしめじと油揚げの味噌汁
*「ドラッヘンの騎士」 青池保子/「MONSTER」1・6 浦沢直樹

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6/24(Mon)

▼山口県の教育委員会が、現場の教師に「週休5日制になって、コレまでに比べて業務はどうなったか」というアンケートをとったところ、半数ほどが「つらくなった」と答えたらしい。コレを受けてニュース速報+板に「教師『週休2日で勤務つらい』」というタイトルでスレ立てした人がいた。案の定「ふざけるな」「夏冬休みもあるくせに」と凄まじい教師叩きの嵐となっていて、現職でない身とはいえ、見ていてため息が出る。
▼これ、悪意がどれほどあったかは知らないが、まずスレタイトルがミスリーディングを誘う形となっている。字面としては近くても「勤務つらい」とだけ書いてあるといかにもグチった感じ、泣き言を言っている感じを受けるが、実際は「以前に比べてつらくなった・負担が増えた」という相対的な情報にすぎない。大体、週休2日制で勤務体系や日程設定が大きく変わり、学習内容が変化し、漠然とした形のままで「総合的な学習」の実施を義務付けられ、現場は暗中模索にある。コレは過渡期なのだから当然で、仕事の内容が大きく変われば業務負担が大きくなるのは公務員も民間もない。心の悲鳴であっても、あくまで「質問されたから」「以前よりも大変になった」と言っているだけの話なのに。結局世の中の人は学校とか教師とかが嫌いなんだよな。嫌いなのは別にいいから、いい加減に「夏冬休みは休んでる」という誤認は止めて欲しいなあ。5日制で代休を設定できなくなって、過労死寸前のうちの相方みたいな現場の人間が多数だってのに。はー。これ、もし「楽になった」という数が多かったら、「土曜日に子供をあちこちに連れて行く親は大変なのに!」ってんでまた叩かれたんだろうな(別に土曜日休みになったのは「行楽地に行け」ってわけでは決してないのだが…)
▼まあ、「ゆとり教育」論は教育行政の自己満足であって、現場に負担がかかり、保護者の不安を煽る結果になることは別に実施前から分かっていたのだから、そんなとぼけたアンケート取る方も取る方なんだが…聞かなくても分かってるアンケートを印刷・集計する手間や費用をもっと別のことに充てて欲しいものだ。そんなものに答えさせられた現場の人間が叩かれる筋合いはないと思う。
▼「韓国がらみの試合の審判はおかしい」とスポーツ新聞や週刊誌などが声を上げ始めている。また、FIFA側も「審判が誤審を認めた」と発表、欧州でもかなり怒り心頭の報道がされていることがネットニュースでも数社が報じている。が、相変わらずTVニュースや新聞では、誤審に関してもあくまで「審判のレベル」や「FIFAの姿勢」を批判するのみで、それ以上は決して言及しない。最も信頼が置かれている新聞やTV報道が一番偏向的な日本の現状って、「腹立たしい」では済まされないところまで来ているような気がしてならない。今朝もヅラーマン小倉は「とくダネ」の中で「日本のかたき・トルコは負けてしまえ」「韓国応援しよう」「赤いユニフォーム着よう」と暴言吐きまくり。さっそく同番組サイトの掲示板には批判の書き込みが殺到して、閲覧も重くなっていたほどだったが、果たして明日の放送で反応はあるんだろうか。
▼昼前、むちんさんと電話する。サッカーの話題やネットの話題など、いつものようにアレコレと話す。ビーズサイトの話も。100000HITを超えたら一気に引越しの予定なので、7月は結構やることありそうかも。
●イカのトマトソーススパゲティ/海藻と大根のサラダ/野菜卵スープ

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6/23(Sun)

▼朝起きてハリケンを見る。6月の終わりだし、敵対していたゴウライジャーと合流して妥当な展開。その後朝風呂入ってチャンネルを換えつつTV見る。どこもWC関連でいつものように黄身の悪い隣国マンセーかよ…と思っていたら、飯島愛が妙に勇ましく韓国戦の胡散臭さを指摘し、奥寺氏の「アレはちょっとひどい」という発言を引き出していた。同件ではテリー伊藤や井筒監督も終始へッピリ腰だったので、意外な人の意外な雄弁に驚く。その場面を最初から見ていなかったのだが、どうやらこういうことだったらしい。元々「もう失うものはない」がキャラクターの彼女だが、ここまで骨のある発言をしてくれるとは溜飲が下がる思い。いやよくやった。
▼午前中で相方が帰ってきたので、食事をしてスラックスを買いに行く。ここ2週間ほどで、レギュラーで履いているスラックスに一気に耐用年数が来てしまい、3本も尻の部分がすり切れたため、新しいのを買いに行ったのだった。先日車も修理したし、ただでさえ税金で苦しいところに臨時の出費が痛い痛い。ボーナス前だが相方のPCも寿命が来てるし、コリャマジで夏のボーナスは全然手元に残りそうにない。ボーナス自体も下げられてるし鬱。裏当てすれば履けない事はないだろうが、コレは仕事着だし、板書のときなど生徒に背中を見せていることが多いし、何より女子高生の身だしなみチェックは厳しいし。てなわけで買わないと仕事に差し支えるので仕方ない。
▼試着してみると、これまで履けていたサイズより2サイズも上になっていたことが判明。もう夫婦揃って本気でダイエットするしかないか(というか、相方最近晩酌で飲みすぎ)。やっぱり夕食時間が遅いのがいかんのだな(帰宅時間が遅いのだから仕方ないが)。似たような色目のを選んで3本買う。2本目半額などを組み合わせて1本5000円程度で収まったのでまあいいか。
▼鶴岡こぴあで、先日試着してアタリをつけていた私のブラックフォーマルを買いに行く。ブラックフォーマルは、布地の選定や縫い目・布合わせのチェックが他の製品に比べて段違いに厳しいので高いのは仕方ないのだ、と以前いとこ(服飾製作の仕事をしている)から聞いた。ジャスコのもダイエーのもそれなりに高く、ここが一番安かったのだ。まあ作りも布も安いのだろうがそうそう着る機会があるものではないのでよしとした。すると今日は5割引。こりゃ助かる。先日無理してカードで買わなくてよかった!スカート丈も直せないで履けそうなので即購入。黒ストッキングもサービスでつけてもらって尚嬉しい。
▼車の中で、相方とコスモスの話などする。先日の「守る会」の話題になり、「掲示板に書いてある応援コメントが、まるで判を押したようで」と私。相方は一言「押してんだろ」…笑った。また2人で「どうすれば続行可能か」と話し合った結果、「来週から『ウルトラマンコスモスごっこ』が始まります!」が最も説得力ある企画ということに決定した(凄く分かりづらいネタで恐縮)
●豚肉しょうが焼き/ほうれん草ソテー/ポテトサラダ/線キャベツ/ホヤとキュウリの酢の物/えのきとネギの味噌汁
*「よくわかるTCP/IP」/「北極警備隊」 三宅乱丈/「おせん」4 きくち正太

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6/22(Sat)

▼韓国−スペイン戦。結論としては、イタリア戦をもしのぐ酷過ぎるジャッジ。ああ、スペインびいきの私としては是非決勝まで残って欲しかったのだが。後半の韓国選手の驚異的なスタミナとプレイ、PKの確かさはなるほどよかったと思うが、ライン際の判定とノーゴール判定があまりにも説得力の低いものだったといわざるを得ないだろう。選手も選手で、ユニフォーム交換(まああの雰囲気では頼んだってスペインがしてくれないだろうが)はおろか、握手すらせずに「ピッチでズザー」…マナー悪すぎ。プレイの前後でお互いに礼儀を示すのは、プレイヤーとして基本中の基本じゃないのか?
▼夜はセネガル−トルコ戦。個人的にとても期待して見ていたカードだが、それを裏切らない、両方のチームの強さがよく出ていた試合だった。心が洗われる思いだった。セネガルの驚異的な運動能力と反射神経、トルコの圧倒的なボールコントロール能力とインターセプトなど、余計なことを考えずにプレイに酔うことが出来てスッキリ。スポーツ音痴の私がワールドカップとかオリンピックをそれなりに楽しみにしてるのは、こういう「凄さに純粋に感心したい」からなのだ。というよりコレまでワールドカップを見てきた人たちはみんな、「1ヶ月の間、世界のトッププレイヤー達の技と闘いをただ楽しみたい(FIFAのあからさまな商業主義を差し引いても)」から見守ってきたんだよな〜。某国が異常なだけで。ゲームを見ていると、とてもリズムというかテンポがよくて小気味いい。相方に言わせれば「プレイヤーが簡単にコケないからプレイが途切れないのでそう感じるのだろう。本来こうあるべきで、日本のように『ファウル臭いプレイに会ったら、とりあえずコケてファウル貰っとけ』というのでは正直まだまだなんだよな」と言うことで、なるほど言われてみれば倒れない倒れない。身体能力とボールへの執着心と共に、「ファウルなど狙わずに、自力でボールを繋ぐ」という誇り高い意思を感じる。結局延長ゴールデンゴールでトルコが勝ったが、どちらが勝っても可笑しくない試合だった。心持ちトルコを応援していたので嬉しかったが、セネガルに思いっきり暴れてもらうのもまた面白かったかな。あの「ユニフォーム囲んでヘンな踊り」、帰国する前にもう一度見たかった。
▼さて、ソフト化されないかもしれないし、どちらにしろ「歴史に残る」映像であることは間違いがないので、今日の「ウルトラマンコスモス」は録画しながら見る。冒頭にメッセージがあるということで期待していたのだが、その前文は以下の通り。

『いつもウルトラマンコスモスを応援してくれてありがとう。
 ムサシが急に番組に出られなくなった。
 彼が何時またみんなの前に姿を見せる事ができるようになるのか
 私にもわからない。
 そこで今週から二回に渡って私とカオスヘッダーとの
 最後の戦いを見てもらうことにした。
 じっくり見て欲しい。』


じ、事情が事情とはいえ、ウルトラマンにこんなセリフを喋らせなければならないとは。全体的にスタッフの苦悩と苦渋とヤケクソが入り混じった心境がイヤというほど伝わってくる。
まさかウルトラマンの口から「番組」という単語が出てくるとは驚いた。アグレッシブといえばあまりにアグレッシブ。ただ、フィクションとノンフィクションの区別がついていない3歳程度の低年齢の場合、番組を「作り話」ではなく「ウルトラマンの活躍を伝えるドキュメンタリー」的に捉えている部分があるので、そう解釈すればぎりぎりセーフか。もはやアウトもセーフもない事態ではあるのだが。そして「彼が何時またみんなの前に姿を見せる事ができるようになるのか私にもわからない。」と「そこで今週から…」の2文を「そこで」で繋ぐのも日本語としてスゴすぎるといえばスゴすぎる。しかしこれも「もうこうなっちゃった以上、こうするしかないんだよチクショー」というスタッフの心の叫びなようなそうでないような。
▼そんなわけで、出演者テロップにもムサシ役は出ないでいきなり嶋大輔から。こうなってみるとオープニングの歌詞もなんだかヤバい。
「力で勝つだけじゃ 何かが足りない」……何かって、45万ですかい?……多分日本中で数万人が同時にツッコんでいたのではないだろうか。内容は、確かにムサシが出ていない分、そしてムサシを入れないようにすることでカットされた場面などもあるだろうから、今ひとつシマらなかったのは事実だが、そんなに困らないといえば困らない感じ。次週予告で最終回の展開が読めてしまったのが残念。
▼改めてみると、今週のタイトル『コスモス最大の危機』・来週の『コスモス最後の戦い』というタイトルも、「ウルトラマンコスモスにとって」ではなく「番組としてのコスモス」として解釈すると何だかスゴイタイトルかも。(「今やっているかじめ焼きを即刻やめていただきたい!」を「かじめ焼き」=「作品そのもの」と置換可能なおかしさにも似て)
▼で、前述の「守る会」の応援メッセージでは、案の定「さっきの総集編を見たけれど、何アレ!ムサシの出てないコスモスなんてコスモスじゃない!杉浦くんがコレを見たらどんなに嘆き悲しむことか」という電波発言が目白押し。……いやあの、一体誰のせいでこんなシロモノを作る羽目になったのかと。
●切り昆布とちくわ・ニンジンの煮物/鶏肉とふぐの唐揚げ/キャベツとトマトのサラダ

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6/21(Fri)

▼「仮面ライダーSPIRITS」の3巻を買う。最高。どいつもこいつも格好いい。タックルも、がんがんじい(コレ読むまで存在自体忘れていたが)までも格好いい。その上スカイ”オケラ”ライダー編は「サイボーグ009」の「北欧神話編」へのオマージュでもあるし。放送当時はゴテゴテで嫌いだったスーパー1のプロポーションのよさも再発見。あのヘンな腕のフリンジすら最高に痺れる。そしてZX村雨良…あのヘンなパーマの寿司屋までもが、こりゃまたカッコイイ。作品に対して抱く限りない愛情を、優れた筆致で描くことのできる力のある村枝氏こそ「ライダーの申し子」と呼ぶべきなのかもしれない。
▼先日のコスモスのすったもんだで、「ここにまで入り浸るとますます2ch漬けになる」と思いあえて足を踏み入れていなかった特撮板へ。そこで、「杉浦太陽くんは悪くない!」と盲目的な擁護を続けるサイトのウォッチスレを発見、思わず久々にウォッチを楽しんでしまった。
▼その名も「太陽くんを守る会」。いきなり「事務所の了承を得ています」ということでトップページに事務所の名前と住所が出ていて、事件当日に関係者が所属事務所関連情報をすばやく消去した努力がいきなりパーになっているのがなんとも(ここで私は、事務所が「スカイコーポレーション」であることを知った。)。何しろ論旨が、「きちんと罪を償って、また復帰して欲しい」ではなく、大上段に「太陽くんはやってない!専門学生(恐喝傷害の被害者)が悪い!マスコミ発表はデタラメ!警察は誤認逮捕!太陽くんは無実!」と吠えているのだから久々に大物出現だ。というか、こうして主張をまとめて書いてみるとまるでオウムだな。応援する人からのメッセージも乗せられているのだが、かなり判を押したような記述ばかりで、コレに対しても捏造疑惑がある。何しろウォッチスレで投書内容についてのツッコミや、「ハンドルに日本語やアルファベットを交えればソレっぽくなるのに」などという添削的な意見が出ると、数分後にはソレがきっちり反映されているという分かりやすさ。
▼そもそも、「ウルトラと円谷の顔を潰し、番組も潰した」という点では言うまでもなく『有罪』なのだが、法的に有罪か無罪かはあくまで裁判が終わらなければ確定できないことで、「容疑者」は「容疑者」と呼ばれるべき。よくもまあ声高に「無罪」と主張できるものだ。このページには「嘆願書書式」もあるのだが、住所・氏名・捺印のみ、しかも「やってない」という内容陳述では嘆願書になりえないそうなのだが(嘆願書とは容疑者の人間性の美点を書いて、あくまで「減刑」を求めるものだから、やったという事実を認めるのが前提になるので)
▼昨日の時点で、トップページには「応援している著名人」として『星野仙一・宅麻伸・賀来千香子・長内孝・川口和久・岩城滉一・川端順・梨田昌孝・太平サブロー・真弓明信・岡義朗』の名が連なっていたのだが、すぐに川口・梨田・真弓・太平サブロー以外の名前が削除されていた。スレ住人の確認によれば、少なくとも星野監督の事務所では「関与していない」と明言したとか。妙に野球選手寄りな人選。
▼サイト管理人は、「弁護士さんからの情報で、マスコミ報道と事実の間に大きな差がある」事を知っているとしているのだが、弁護士が一介のファンにそんな情報を漏らしていいんだろうか…その事実とは「被害者の専門学生は、それまでも60万近く杉浦家から盗んでいた」「彼に更正して欲しい『愛の鞭』的な鉄拳だった」「有名人になった太陽くんを妬んでハメたのだ」というのだが、メッセージに何度となく出てきた「あんなに優しそうな瞳の太陽くんがそんなことをするはずがない」「ステキな太陽くんが悪事なんかしない」というのが結局のところ本音名のではと思える。(なんちゃって)投書の中には、コスモス放送中止を、子供にかこつけて非難する声が多いのだが、イヤだから、一体誰のせいだと思ってるんだか…
▼作品や製作者へのリスペクトなどどうでもよく、ただ役者萌えだけで騒ぎまくる…そうか、これがいわゆる「オバ厨」か。すごく濃縮された形で見てしまったなあ。ある意味「石川梨華うんこしない派」なんか足元にも及ばない凄さだ。ただゆんゆんしてるだけならいいんだけど、「杉浦太陽の父親と関係があるのではないか」という説も有力だったりして。興味ある方は、件のサイトと特撮板のウォッチスレを併読すると大体状況が分かるかと。
●水ダコ・えんがわ・かつおの刺身盛り合わせ/オクラの納豆風/ほうれん草のおひたし
*「仮面ライダーSPIRITS」3 村枝賢一

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6/20(Thu)

▼どうも私は、怒ったり泣いたりするという行為に、必要以上にエネルギーを使ってしまう体質らしく、今日は朝からダルダル。しかもしっかり目が腫れてしまっている。下に降りて、遅い朝食を取ろうとしている義父と顔を合わせる。義父、「昨日は送ってくれてありがとう」と言ってくれて、その他余計なことは何も言わず。昨日のことを覚えているのか、何か反省するところがあったのかは知らない。多分、期待しない方がいい。あとは普通と同じように会話して同じように生活。それでいいのだろうと思う。
▼昨夜のことで分かったのは、結局私がすぐに気持ちよく送迎に出かけていれば妙な暗部を見ることもなく平和でノープロブレムだっただろうということ。多少無理しても「頑張るお嫁さん」役を押し通して勤めれば世の中平和で、私も嫌な思いをすることがないのだ。ああ平和を守るのって大変だ。でもそれが私の数少ない役目の一つ。そうですよねギルモア博士。一つ何か悟った気分。
▼飽きもせずWC関連の一件。最近は日がな速報方面でこういう情報をウォッチばかりしているので、家にいるくせに更新が進まない状態だったりする。『イタリアのガウチ会長が、「ペルージャは、韓国・日本・中国の選手を締め出し、一切選手契約するな」と発言、その原因は韓国のアンジョンファンがイタリア戦でゴールを決めたから』というニュースが報道され、マスコミはもっぱらガウチを叩いている。このガウチという人、まあ日本で言えばナベツネにあたるキチガイ発言で知られている人物で、知っている人は「またかよ」で済ましそうなニュース。大体なんでそれに日本や中国の選手まで巻き込まれなければならないのか?については大いに憤慨すべき…というか正直、マトモに相手にすべきではない発言。
▼問題はむしろマスコミの報道にある。ニュースなどでは「イタリアが負けたから」というニュアンスで伝えられていたが、実はインタビューの下の部分が削除されている。

"It has nothing to do with the goal he scored against Italy," said Gaucci.
>「イタリア戦でゴールを決めたのは、別に構わないさ」

"He said Korean football was superior to Italian football, when Italy is a footballing nation."
>「彼は、韓国サッカーはイタリアサッカーを遥かに超越してると言ったんだ。イタリアがサッカー大国なのにだ。」

"We have treated him well with all our love, but his comments were offensive to me and to the whole Italian nation."
>「私たちは彼に対し、愛情を持って接したつもりだ。だが、彼のコメントは私やイタリア全土にたいする侮辱だ。」

"I feel offended by what he said. He should respect other nations as well as his own."
>「私は彼の発言に非常に傷ついた。彼は、自国を愛するのと同じぐらい、他国にたいする尊敬をするべきだ。」


アンジョンファンには「イタリアチームはロートルばっかり」というような侮辱発言がいくつかあったらしい。だからといってガウチの発言が大人気なくてあきれるべきものだというのは変わらないが、こうした部分を意図的に削除するのは絶対に間違っている。単に「イタリア負かされてクヤシー!」というのではない。最後の言葉なんかは全くもって韓国サポーターにぶつけたい、筋の通った主張ではないか。……まあ、ガウチはキチガイだが。そして中国と日本まで巻き込まれる根拠については全然納得できないわけだが。
▼そんな風に情報を正しく伝えず、意図的に歪めておいて「後は韓国を応援しよう!」「感動をありがとう!」だのと寝言言ってるマスコミの状態は異常事態。インターネットで情報を追っている人間と、TVや新聞の報道を信用している人間との間での認識と温度の差が、なんだかエラいことになってしまっている。本来チームや試合の話題で埋まるはずの2chワールドカップ関連板ものきなみハングル板状態だし。
▼そんな中、「ほぼ日」の中にある、イタリア人ジャーナリスト・フランコさんのコラムを読んで、少しは救われる思いになる。特に「アズーリのみんなは日本が大好きでした」の部分は、小倉にクソミソに言われて傷ついた宮城のサポーターの心の傷を癒してくれるのではないだろうか。
http://www.1101.com/francorossi/index.html
日本に来てくれた(そして韓国でも試合をした)チームの選手は、「日本と韓国は違う」とちゃんと分かってくれたんだ…と知って泣ける。
▼物議を醸し続けている「ウルトラマンコスモス」は、ムサシ出演シーンを上手いことカットして、「特別総集編」として2週にわたって放映されることが決定した。製作者側が「物語としての決着をつける」ためにできる精一杯の手段だろう。出来たものがたとえどれだけ物足りなくても、製作者側の判断を素直に讃えたい。完成した話にハサミを入れなおすスタッフの苦労と苦渋、バカ一人のために自分の出演シーンまでもカットされてしまう共演者の辛さと屈辱、納得できないことは沢山あるだろうけれども、こうしているうちにもきついスケジュールの中で頑張るスタッフがいる。その「送り手魂」を見届けたいと思う。
▼今日でこのサイトも3周年。いろんな方と知り合って、この1年だけでもかじめ連合の企画などさまざまあり、正直「まだ3年だっけ?」という感覚。インターネットという手段が廃れない限り、きっとダラダラと楽しく続けていくに違いない。
●鯖のカレームニエル/レタスサラダ/粉吹き芋/エリンギバターソテー/大根とジャガイモのスープ

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6/19(Wed)

▼一夜明けると(というか昨日の夜から既に)、サッカー関連で色々と噴出しているのだった。
▼一つは、「宮城のサポーターの応援がダメだった」という批判で、フジのヅラ男・小倉某は「横浜でやったら勝てていた」とまでほざいたそうな。確かにサポーターの応援とその雰囲気は「12番目のプレイヤー」と呼ばれるほどに重要なものではあるが、「応援さえしっかりしていれば勝てた」というのは、選手に対する侮辱以外の何ものでもないだろう。いつもこの人のコメントはどこか不快なところが多いのだが、今日は格別だった。
▼と思ったら、トルシエ監督自身も
『先ほども言ったように、試合というのは、細かいほんの些細なディテールで流れが変わってしまうものなんです。トルコ戦も、相手に1点が入っていなかったら試合が変わっていたはずです。ただしもっと積極的に行けば良かったという指摘も分かります。ただ、それを言うなら、スタジアム全体に、もっとホームを感じさせるような、ほかの会場が良かったかもしれません。ただ個人的には昨日の結果を受けて、日本のサッカーが良い方向に進むと思っています。』
という発言をしている。これは会場批判ともサポーター批判とも取れる微妙な表現で、まあ後者の方も暗に含んでいたのだとは思うが、どちらかというと競技場批判をメインと見るべきだろう。宮城スタジアムは陸上競技場を兼ねたスタジアムなので、構造上ピッチと観客席が遠く、一体感に欠ける上に歓声が反響しづらく、なかなか「ビリビリ肌に来る様な大歓声」にはなりにくい。このスタジアムは国体のために作られたので、どうしてもトラック部分をつけざるを得なかった(お約束の箱モノ行政の問題を大いに含んでもいるわけだが)。コレは宮城に限った話ではなく、国体を契機に作られたスタジアムの共通した特徴である。だからホームアドバンテージが得られなかったという指摘も、ハード的にはごもっともなものがある。しかし逆の見方をすれば、「大声援の威圧によるアンフェアなジャッジが起こりにくい」と解釈することもできる。まして実際にその場にいたのは宮城県民だけでなく、日本中から集まったサポーターがいたわけだから、宮城県民だけを責めるのは全く筋違いとしかいいようがない。また、宮城スタジアムはその収容力もさることながら、バリアフリーの実現に関しては日本一という評価があることも忘れてはならないだろう。
▼もう一つは、「トッティが『シミュレーション』と判断されてカードを出されたシーンを見ると、レーザーポインターのような光が顔にあたり、その後顔を押さえて転倒している。観客席からの攻撃があったのではないか」という疑惑。これについては「光の性質が断定できない」「いくらなんでも」と2ch上で賛否両論が飛び交った。私も問題となったシーンの動画をダウンロードして見ていた。一般にレーザーというと「赤い光」の印象があるのだが、これは白い光(専門家によれば、レーザー光は赤とは限らないとのこと)。「レンズフレアでは」「虫では」とも言われたが、確かに顔に光が当たって倒れこんだのは間違いない。結局数日経ってもトッティからのコメントが何もないので断定できないが、納得の行かないシーンではある。日にちが立てば立つほどダーティーな話題が出現して、先のソルトレイクオリンピックにも負けないワールドカップになりそうだ。話題が立つのはもっぱらかの国関連だが。もう金輪際東アジアでの開催はないだろう。鉄板で。
▼二日目の講習を無事に終え、次回講習(7月)用のテキストを受け取って帰路に着く。今日は相方の誕生日なので、ジャスコでセカンドバッグ(ボロボロになってきているので)をアレコレ見立てる。好みそうな大きさで使いやすそうなものをためつすがめつして選ぶ。サムソナイトのが流石に丈夫そうで良かったのだが、予算的に厳しいので、GTホーキンズのを買う。ついでに自分の服も眺めるが、給料日前なので購入は自粛。最近またウェストが出てきてヤバい…帰るとかなり遅くなっていたのだが、義父は仲間とゴルフに行ってそのまま飲み会突入。義母も帰ってきたばかりで台所が何もされていない大ピンチ。料理をはじめると義父から「迎えに来てくれ(しかも友人を送っていく必要アリ)」と能天気な電話。こっちも人はいないわ祖母の食事は出さなければならんわで、「せめて今日はタクシーを使ってくれないかな」と義母に訴える。そこに相方帰宅。しかし疲れて帰ってきた相方に1時間に及ぶ送迎を頼むのも悪いので、疲労に鞭打って出かける(義妹がいてくれればよかったのだが、今日はつくづく運が悪いことに泊まり出張だった)。
▼うちでは、「誰かが飲みに行くときや出かけるときには出来る限り家人が車で送迎する」のが家訓になっている。コレは半分、義父がそういった金銭面でシマリ屋なのが多分にある(飲み屋街→うちまでは2000円近くかかってしまうので、それが惜しいらしい)のだが、「助け合いが大事」というスローガンが前面に押し出されているのが主な理由。現状では主にメリットを受けるのが義父で、乗せるばかりでメリットを全然享受できないのが私(何しろこっちで飲み会をすることなどほとんどないから)である。義父がとても気のいい人間なので、送り迎えごとき全然負担に思わない性格なのも大きい。私の実家では「飲んだ人間が自分の責任で帰ってくる」のが普通だったので、ここは大きく違うところ。ただ、「迎えに出かける人間の都合を思いやる」ことも配慮の方向なのだけど、残念ながらそういう思考は義父にはないようだった。
▼店に迎えに行って、軽自動車に4人乗せて送ってゆく。特に2人はうちからさらに30分も秋田方面には知ったところに家があるので、結局家に帰ってきたのは9時半頃、それから食事になった。相方が「今日のように迎えに行くのに無理がある日もあるんだから、そういう日には我慢して自分で何とかすることも考えてくれ」と言ったのだが、何しろ相手は酔っているし、また自分の信念でもあるようなので妙に激昂。こっちは萎え。実家の父もそうなのだが、60近くなると妙なところで頑固になってしまい自分の考えを絶対譲らずに大きな声を上げるようになる男性が多い。世代的なものなのか、誰でもそうなるのか。激昂ついでに話が妙によじれてしまい、なぜか義父義母間の夫婦の問題になってしまい、泣きの涙まで入ってなんだか阿鼻叫喚の様になった。ああ居心地が悪い。飯がまずい。そういいながらこっそり箸を進ませてる私もいい根性してるが。まああとは書かないが、要するに母親の世話などに関して、義父が義母の努力をちっとも認めようとしない部分が大きな我が家の影になっていることが分かる。これには祖母と義父の親子関係とか、祖母と義母の嫁姑の関係とか、姑の生い立ちまで遡る因果関係があるので、もう私も合い方も口出しできない、修正しようのない闇の部分。出来れば見たくなかった我が家の暗部を一気に見てしまったのだった。早めに部屋に戻ったのだが、鬱になるというより、因果関係を思うと、義母も、そんな風な認識しか出来なくなっている義父もただただ可哀想で、また会話の中で、義母が私の努力についてはちゃんと分かってくれていたことを知り、なすすべなく涙が出てきて一人で泣いていた。辛いとか哀しいと言う気分ではなかった。久しぶりだったので、涙用の水分が一気に出てく。出るに任せておく。たまには「涙を出す」という行為、メンタルヘルスにはいいらしい。
▼実家の父は、義父ほどに家庭に目を向けてはいない。2人の父それぞれに、いいところと悪いところがあって、結婚して片方の父を見ることで、今まで分からなかった実家の父のよさも悪さも学ぶべきところも見えてくる。これは結婚することの大きな利点だと思う。実家の父は、冗談交じりに「うちのお母さんはスゴイから」と言うことがあって、そう言われると母は「かえってバカにされてる感じがする」と怒るのだった(まあ実際、ちょっとホメ殺し的に言うのだったが)。今は、冗談でもホメ殺しでも「自分の妻はすごい」「うちの母さんは頑張ってる」と言葉に出来ることは、実父の大きな美点の一つなのだと思えてくる。
▼しかし義父よ、酔っ払って上機嫌になるのも激昂して怒りまくるのもいいけれど、ついに「今日が息子の誕生日だ」と思い出せなかったことはけっこう重罪なんでないかい。
▼そして、そもそもこんな風に夜の日程が煮詰まってしまった原因が、元はと言えば「私がジャスコで道草しすぎたため」だとはもはや口が裂けても言えず、内心ガクガクブルブルと。
▼そんなすったもんだが終わるともう11時近く。ようやく相方にプレゼントを渡すことが出来た(全くなんて日だ)。大きさも形も機能も満足してもらえたようで、もうそれだけを心の暖かみにして、冷めないうちに寝る。
▼一件置いて隣の家にまったく同姓同名の人がいる。しかも番地も「*7」と「*9」で判別しづらいのか、たまに郵便や宅急便が間違って届くことがある。今日も留守の間に隣の人宛ての荷物がきたらしい。私がいなかったので義父が出た。しかも通信販売の代金引換だったので義父が立て替えたらしい。帰ってみるとなんとDHCのサプリメントだか化粧品だか…義父が隣に持っていって届け、代金を払ってもらって何事もなく落着した。しかし運送屋も、代金引換便のときはしっかり番地を確認して欲しいもんだ。

●ピーマンと豚肉のからし味噌炒め/味付け豚足/小松菜の味噌汁

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6/18(Tue)

▼実に久々に、今日・明日と仕事。Access97の講習なのだが、マシンの都合でAccess2000上で行うことにした。家や別の環境で2000以上ベースで作業する場合に必要なデータのコンバートなども含めて、実用的な講座にしたいと思う。
▼とはいえ、日が悪いといえば悪い。何しろ今日は3時から日本−トルコ戦。気になって気が入らない人もいそうだし、正直私も気になる。ということで最初に「今日は予定のところまで行ったら、時間が余っても切り上げますし、午後の休憩時間も考慮します」と宣言しておく。
▼4時頃、前半終了間際に休憩を取る。このときは既にトルコの1点は入ってしまっていた。こちらでは曇天だが、仙台のほうはかなりの雨。せっかくジャパンブルーを装着したはずのサポーターのジャパンブルーが、カッパの白で見えなくなってしまっていて残念。雨とスタジアムの音響のせいもあるのだろうが、ピンチになると思わず息を呑んだのか声援が途切れがちになるように見えたのも残念。続きを再開し、予定の単元まで進んだので5時前に終了、皆でTVの前に陣取る。結果は衆知の通り、いまひとつ自分達のサッカーをさせてもらえないまま(その「させない」ところがつまり、トルコの強さなのだろう)終了。やはりどこか穴の開いたような気分は隠せない。1-3-3-3のフォーメーションはいいとして、西沢のプレイがもっと光って欲しかった。
▼帰りにこぴあで買い物。7月にむけて買わなければいけないブラックフォーマルを物色したり試着したり、ビーズを見ていたりしたせいですっかり帰りが遅くなった。食材を軽く買い物して帰宅。米は給水状態でまだ長けていなかったので慌てて炊飯。祖母の夕飯があるので、一人分だけうどんを煮て出す。
▼韓国はイタリアと対戦。見ていて納得のいかないジャッジや、テコンドーサッカーなプレイが多いまま勝った。韓国の選手の終盤衰えないスタミナやプレイ自体は評価すべきだと思うが、「アズーリの墓場」等と書かれたえげつない横断幕、プレイの妨げになる笛を吹きながらの応援など、サポーターの態度に大いに疑問。スカパーの青島氏の「私たち日本戦を見てたんですけど、日本のシュートが外れるたびに、韓国のサポーター拍手するんですよ。放送前にはっきり言わせて貰います。韓国のサポーター、感じ悪いです。」というコメントもあったという。自国の選手の健闘をたたえるのはいいが、どうして一々他国を貶めないと満足できないのだろうか。「試合では敵でも、素晴らしいプレイや選手は讃える」という行動が出来ないサポーターがあまりにも多すぎて嫌になる。こう言うと相方は、韓国のFIFAにおける政治力の話にしたり、「日本はホスト国・国際親善に重きを置いて、『闘い』という意識が低すぎるともいえる」「そういう人たちなんだから腹を立てても仕方がない」と言うのだけれど、それが日本の甘さならそれでいいと思う。ただ、そろそろ今回の大会の審判の妙な行動について不信感を抱きつつあるほかの国々から韓国と日本を同一視されるのがとてつもなく嫌だ。
▼そういった意味では、今日の日本−トルコ戦の審判・コッリーナさんは、顔こそ「リアルドクロ坊主(こんなマンガ覚えてる人がいるかどうか分からないが)」だが、実にどちらにも偏らないいいジャッジをしてくれて良かったと思うのだ。この威厳と、怖い笑顔がたまりません。
▼ふとした検索で、ウチと全く同じ漢字のサイトを見つける。もっともこちらは「零魂」と書いて「れいこん」らしいが、同じ漢字の書かれたバナーなどを見るとなんだか不思議な気持ちになってくる。MP3やMIDIなど、音楽関連のサイトのようで、なかなか賑わっている模様。数多い漢字の中から同じ組み合わせを選択する人間がもう一人いたとはスゴイ偶然で驚き。

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6/17(Mon)

▼むちんさんと電話する。俄かにサッカーウォッチャーとなったむちんさんと、WCの話などする。カーンやチラベルトなどの、「怖い顔系キーパーはいい」という話をしていた。その中で先日の「チラベルト=仁王」関係の話題になったとき、むちんさん、「チラベルトはドラクエの『ばくだん岩』に似てないか」と発言……た、確かにばくだん岩。負けた。
▼むちんさんとの共同企画(まだまだ企画段階だが)について色々話し合う。明日の準備もしなければならないのだが、CGIを探したり、アップしてテストしたりしていたらすっかり時間が経ってしまった。共同企画の件もあり、やはりドメイン使えるサーバーに移動して、今度こそ終の棲家にしたいと決意。具体的な動きはとりあえず100000ヒットを待ってからにする予定。
▼Amazonで注文した本とCDが届く。結構品揃えが良くて送料も1500円以上の取引で無料になるのでなかなかイイかもしれない。「男達の好日」の原作本、本当は連載が完遂したときの楽しみに取っておいたのだが、観念して買う。普通コミカライズやドラマ化されたものは、「どちらかが面白くて、どちらかがそうでもない」状態になりがちなのだが、マンガを読んでそのイメージや記述と比べながら読んでいくと、普通に読む時にはない面白さがある。これもまたながい先生の力量というべきだろう。この物語は基本的に、主人公のサクセスストーリーではあるのだが、「国の柱になる」ことを目指した男が結果的に国から裏切られるという悲しい話でもある。読んでいくと、マンガ版「好日」の運命と玲睦の運命がリンクしているかに思えるセリフや記述が多くて複雑な気分。
▼作中の花野木のセリフ
「牧さんは沃度沃度と思いつめていますが、世の中、沃度だけじゃありませんからね」
……「沃度(ヨード)」の部分を「かじめ」に置き換えてみると、まるで私に言われているようだ。
▼近くの本屋で見当たらないので「マニア蔵」購入。唐沢商会名義の初期作品がメインで、「商会」での活動が好きな私には嬉しい一冊。「蒸気王」のパーティー増刊版が入っていたりするのはなるほどマニア向け。俊一先生の文体も今とは結構違う。巻末の兄弟対談を読むと、「本当はお蔵入りのままにしておきたかったものも」などの率直な心境も語られており、ある意味全編通してこの対談部分が一番お値打ちかもしれない。

*「男達の好日」 城山三郎/「マニア蔵」 唐沢商会
#「Animal Index」 ムーンライダーズ

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6/16(Sun)

▼ハリケンジャー休み。だが相方を送り出してそれなりの時間に起き、実家に昨日送った夏イカの連絡をする。山形は龍騎も金曜放送(そのうえ先週の金曜といえば日本-チュニジア戦にバッチリ当たっていたので放送はなし)、コスモスは不祥事で中止…てなわけで、ずいぶんと山形の特撮者には淋しいこの週末だったことよ。
▼相方が帰ってきたが、腹具合が悪いわ、炎天下の部活で疲れたわでかなり体調が悪そう。本当は外食ついでに彼の誕生日のプレゼントでも一緒に買いにいこうと思ったのだが、中止にして休ませる。昨日作ったカレーを食べてゆっくりする。一晩寝かせて更に美味い。夕方前に微熱を出したようだ。多分昨日タオルケットをはいで寝てしまい、寝冷えをしたのだろう。
▼夕方前、宅配便が届く。「5月発送予定」のはずが少し遅れた、「バンチ2002オールスター原画集」だ。これは先日の(もはや悪名高き)「愛読者大賞」に、10週分の応募券を貼って応募した読者に全員プレゼントのもの。はっきり言って、これがなければあんな賞になど応募しなかった。さっそく開けてみる。「まっさっか、カジメが入ってないなんてことはないよなあ…」と軽口を叩きつつ。



5秒後。


      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)<焼いてよし!
 UU ̄ ̄ U U  \______



以上。
バンチ編集部、いくらなんでも恩知らず過ぎ。原哲夫や北条司、岸大武郎の絵を大判で見るとなかなかの迫力だし、「わー太」の絵は可愛いし線が綺麗だ。坂本先輩のサインは普通各文字よりぞんざいだ。ソレは関係ないか。しかし、こせきやおおつぼの絵を大判で見るとなんか無残な感じを受けるだけだし、あまつさえ卵をプリントアウトされてもなあ。そして新顔のプルンギルが入っていて、かじめがない!何度見直してもない!「発送時点で連載終了しているから」?でも冠に掲げた名前は「オールスター」。2002年の5月まで連載し、コアなファンの購買数を陰ながら支えてきた作品に対する仕打ちがこれか?ながい先生の力のある絵を、原寸で見れたらどんなにいいか…と待ち焦がれていたのに。許せん。もう絶対に買わない決心がついた。
▼相方は少し人心地がついて、昨日の続きでラーメンを仕上げる。卵は昼に既に半熟にしたものをチャーシューダレに漬け込んでいい色になっている。チャーシューの仕上げをし、メンマを煮て具の準備完了。スープに鰹節を加えて煮直し、漉してタレと合わせる。メンを茹でてすばやくセッティング。完成。この前より魚系を強めてみたらバランスのいい味になり、くどすぎない醤油ラーメンができた。レベルが格段にあがった成果に満足。煮卵も、白身には程よく味が染みて黄身はとろっと半熟のベスト状態。で、今日は父の日兼私と相方の誕生祝ということで、ビールで乾杯。そして昨日釣れたアジもたくさんあるので焼く。脂が乗っていて最高に美味い。食いすぎて幸せ。しかしやはり相方はあまり腹に入れられなかったようで、早めに上にあがる。
▼ラーメンの準備をしながら、「ようこそ先輩」を見る。この番組、地味な時間帯にさりげなくアグレッシブな先輩達を登場させているが、今日は元ヒカシューのボーカリスト・巻上公一氏だ。肩書きは「超歌唱家」の巻上氏の今日の授業、さーてどんな中身かな?

「宇宙語で話そう歌おう」

……サブタイトルからして既にアグレッシブすぎます。
「真面目に『ヘンで面白い』ものを作ろう。馬鹿馬鹿しいことを一生懸命やるからいいんだ」「とにかく思い切って、自分の殻を破って表現しよう」という大変奥の深い企画。しかし、「地球上のどこの国の言葉にも聞こえないような宇宙語を考え出して、全身をフルに使い普段使わない声を使って叫んでみよう」という趣旨のもと、お手本に披露する「フリ」の段階で既にヤバイ。放送できるギリギリ。この域を目指してレッスンに入る生徒たち。修行の場は屋上だ。大きな声で、空に向かって、超自我を解放しながら先生に合わせて「ブベビギャブルッチョヌガーフェ(とても文字で表現しきれないのが残念です)」……これ、事前に言い含めておかないと絶対ご近所から通報されると見たがどうか。いや、でも面白かった。この番組、やっぱり目が離せないわ。
▼久々に、むちんさんやおかぴーさん、女性陣に示し合わせて自前のチャットを稼動させる。おかぴーさんがくるまでいぼんぬさんと、やがておかぴーさんが来てむちんさんが来て、あまり長い時間ではなかったがチャットを楽しんだ。ナンビョーさんちのチャットを掛け持ちしていたいぼんぬさんから「にぼしさん登場!」の報告。私は日記も書きながらだったので流石に掛け持ちはせずにROMっていた。「平日昼間ネットワーカー(サイト更新含む)で知られた彼も、自宅パソコン導入。あの人がチャットしている姿を見るだけでなんだか感無量である。にぼしさん、早々に「奥さん帰ってくるんで」と落ちていた。アンタ、何も家でまでコッソリネットせんでも…チャット途中でウイスキーソーダ割を飲みつつ、ナチュラルにメートルが上がり、なんだかいい気持ちだった。
▼セブンイレブンで「歴代仮面ライダーボトルキャップ」…ああ、今年こそは何も集めずにすむと思ったのに…しかも対象商品が甘い炭酸ばっかり。あっという間に贅肉リカバリーが目に見えるようだ。嫌いではないが、はっきり言って「飲まなくてもいい」んだよなあ…せめてコカコーラライトが対象であったなら。

●自家製チャーシュー煮卵ラーメン/アジの塩焼き