ランダム日記
2002年9月
ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
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*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。
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9/30(Mon)
※注:今日の日記はいつにもましてダメ人間ぶりが凄いのでご注意ください※
▼むちんさんといつもの電話。色々話したいことが溜まっていたのであれこれと。また芋煮会の日程と行動など。今回は相方も一緒に行けるので楽しみだ。むちんさんに「知ってると思うけど、自分は未だに漫画関係の『もしも…』系妄想に浸ってしまうダメ人間なのだが、そのダメさが気持ちよくてたまらんのだ」と話す。「おたく先生」で言う「ダメなでフェアリー」が来てる状態だ。しかもそれが官能方面でなく、子供の頃から変わらない「もし自分が●●チームに入れたら(例えばコンバトラーチームの新メンバーとか、ガッチャマンの6人目とか)」というところから一歩も抜け出せないものなので、ソッチ系よりよっぽどダメの根が深かったりするのだ。三十路にもなって、「009」を読んだ日の夜は、脳内では「ギルモア研究所に同居する14番目」なのだ。どうだ、ダメだろう。
▼するとむちんさんはさすが心の友である。「そんなのは基本中の基本。自分用オリジナルコスチュームを想像するのはデフォルトでしょう」と心強い言葉。「おおッ、そうそう、そうだよな〜〜!!」と二人でダメ全開。この時点で多分1人に10匹くらい妖精来てます。
▼さらに、70年代少女の妄想の王道、「天涯孤独の少女・実は大財閥(もしくは王家・貴族)のご落胤」パターンのディテールを語って燃える。
・主人公は男勝りで勝気、行儀もちょっと悪くて身なりもちょい汚め、どっちかというとガサツな言動
・孤児として過ごすが、ある日突然遺言状を携えた執事(スーツ・ヒゲ・初老が基本。名前はジャン・セバスチャン・クロードなどなぜかフランス系)が迎えにきて、本当の出生や遺言などを証し、ロールスロイスで家へ連れて行く。
・当然大豪邸で、門から家まで車で5分はかかる(「歩いていっては日が暮れますよ」とか執事や庭師が言う)
・着くといきなり風呂に入れられ「お召しかえ」(風呂ではメイドによってたかって洗われる。その時「風呂は嫌いなんだよ」とか「痛い痛い!」とか騒ぎ立てること)
・当然風呂から出て綺麗な服を着ると、見違えるようになる。当然「えっ、これが私…?(←必須)」
・厳格なメイド頭(名前は「メアリー」とか「マーサ」)がいて、最初は反りがあわないが実はいい人
・豪邸では大型犬を飼っていて、気難しくて獰猛だが、何故か主人公には最初からなつき、頬を舐めたりする。周りの人間がそれを見て「不思議だ、旦那様以外には決してなつかなかったのに…」と当然言う(このへん多分「はいからさん」の天丸・地丸入ってます)
・礼儀作法や勉強を殺人的なスケジュールで詰め込まれるが、当然こっそり抜け出す。このときおてんばの限りを尽くす(手すりを滑り降りる・カーテンや蔦でターザンする)
・するといきなりハンサムな男性の上に落ちてしまうが、当然それは婚約者。勿論「この屋敷に山猿がいたとは知らなかったな…ところでそろそろ僕の腕から降りたらどうだい」とか憎まれ口を叩かれる。
・当然印象は最悪なので「アナタとの婚約なんてこっちからお断りよ!」とか言う。(ああ、セリフ書いてて死ぬほど恥ずかしい)
きりがないのでこの辺にする。大体ベースは「キャンディ・キャンディ」「はいからさんが通る」あたりだが、個人的に「はだしの王女マリエッタ」入ってます。
▼その後は「ヒーローもの系妄想」に走り、それぞれの好きなシチュエーションを披露して「うわあ、そりゃダメだー!」「でも基本だー!」と悶絶しあう。
ちなみに私の最燃えは、お気に入りキャラクター(たいてい2番機タイプ)が微妙に怪我をして、それをサポートして戦うパターンで、そのときにヒーローが「わかった、お前に全てを預けるぜ。俺の目(ここ、右腕とか足に互換可能)になってくれ」とか言われるシチュエーション(多分「サーキットの狼」公道グランプリ編が刷り込まれてる)なのだが、流石に書きながら手のひらにイヤな汗が滲んできたのでこの辺で…というか、そのうちこっそりこの部分消すかもしれない…
▼できれば皆さんの「ダメ妄想パターン」もどしどしお寄せください(日記で呼びかけるな、自分)。
▼随分とつぶらな瞳で、しかも足の速そうな台風が東北地方を縦断しそうとの予報。明日はマリーナが休みなので、水曜日の襲来を見込み、川に係留している義父の船を上げる。港の方で義父が待っているので、そっちに車を回す。港の方に1人で行くのは初めてだったが、記憶を頼りになんなく着く。係留地点まで送って戻る。昨日来たばかりだが、やはり海の空気と風景は、そこに立っているだけでなんだか気持ちがいい。その足で生協で買物して帰る。義父は船を出したついでにアジ3本ゲット。秋になって、またいい大きさになりつつある。そのうちまたアジ爆釣と行きたいかも。最近してないな、爆釣。
▼ようやく「野望の王国」読む。あああ、想像してはいたがそれを上回る満腹感。やはり買ってよかった。ちなみにカバー折り返しの応募券を集めると、単行本を収納する「野望の箱」がもらえるらしい。分かりましたよ買いますよ…と容易く思い通りになる読者。
「ふざけるなあっ!どうすればいいだとぅっ!
貴様は 命乞いの仕方も知らんのかあっ!!」
……このセリフに痺れる。いつか大見得切って言ってみたいが、一生言う機会がないセリフ(そんな機会があるってどんな女なんだ)。
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9/29(Sun)
▼今日も相方、午前部活。多くは望まないから、丸一日休ませてあげたい。ハリケンジャー見逃す。本当は今日仙台の芋煮オフだったのだが天候や諸事情で来週に延期になり、私たちも行けることになった。ヤマダひまわりさんと会えないのは残念だが。寝てしまうと何もできないのでとりあえずネットサーフィンなど。お気に入りのスレを覗くともう昼。
▼相方、先日からハゼ釣りに行きたがっていて、天気もまあまあなので付き合うことにする。「福升」で初めて特製チャーシュー麺を頼む。肩ロース肉で作った特大厚切りチャーシューが美味い。バラチャーシューの柔らかさもイイが、やはり赤味と脂身のバランス・旨みは肩ロースに勝るものなし。これで850円は安いと思う。で、そのまま釣具屋でイソメを買い、日光川河口へ。10分ほど釣っていたら、義父も追いついてきて一緒に釣る。本当に川と海の境目の中洲のような場所で、重い空の色に荒波がすぐそこにあってなかなかダイナミック。最初ちょい投げでボケーと釣る。二人揃って釣りというとなんだか楽しそうだが、実際は投げ釣りするのでそんなに近づけないし、竿を握ればお互いそれなりに集中しているので特に会話もなく、なかなか雰囲気としてはビターなもんである。先週相方が1人で出かけて、40分ちょっとで5匹釣ったので、「二人でやれば晩飯のおかずに十分なくらい釣れる」とそそのかされて来た訳だが…義父の竿に4匹ほどかかり、そこそこ幸先いいかと思ったが、私が一匹釣ってからは全然当たりなし。条件的にはなかなかいいはずなのだが…周りの人も全然なので、キャスト練習がてらルアーを付けて投げまくる。途中、右手のタイミングにばかり気を取られて飛ばせなくなったが、アドバイスしてもらいながら基本どおりに振ったら、まあ2、30mぐらいは飛ぶようになった。ちゃんと振りぬいてなかったのと、左手の位置がよくなかったらしい。…が、ルアーにも魚信なし。周りの人も釣れていない様なので、由良の方に移動。義母もついてきていたのだが「階段のない石垣を降りられない」ということでずっと車の中で待機。私がこれまで出会った中で一番アウトドアに向かないお人である。つくづく。
▼20分ほどで由良に移動し、そこそこ良さそうな場所でまたハゼを狙うが、結局ダメ。サヨリがいるようなのでサヨリに似たルアーをちょっと貸してもらって投げたりするが、暗くもなったのでタイムアップ。結局釣果はハゼ5匹、一番張り切っていた相方はボウズ。だが久々の海や岬だし、何よりキャストすると気分もスカッとするので行って良かったかな。最近どうも釣りに出ても結果が今ひとつだ。酒田に来た年は、行けば爆釣の日がほとんどだったのだが。
▼それにしてもハゼの顔というのは何と可愛いのだろう。自分で釣り上げてご対面すると本当にそう思う。なんとも言えない愛嬌とマヌケ臭さがある…とか言いつつも、家に帰ってちょっとだけ休んだらもうイイ時間なのですぐに台所に立ち、相方の手によって帰宅30分後には天ぷらに適した姿に開かれる運命。美味しかったよ、ハゼドン。
▼ゆっくり談笑しながら夕食を済ますともう8時過ぎ。「オーケストラの少女」後半を見る。なんだかビルダーを開く気がせず、何となく日記を溜める。ま、休日をゆっくり過ごす方が優先だ。
▼アルバニアで豪快なニュース。「ダムで酒を飲みながら勤務していた警備員が、訪れた職員に「もっと飲ませろ」と要求。職員が断ったことに腹を立て、この職員をおぼれさせようとボタンを押して水門を開き、あたり一面大洪水に…」って、あのなー…
●ハゼと茄子の天ぷら/にらと塩カルビの炒め物/玉ねぎとジャガイモの味噌汁/キュウリとワカメの酢の物
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9/28(Sat)
▼朝から天気悪し。本当は一日練習試合だった相方、試合にならずお流れなので午前中に帰ってくる。棚ボタでちょっと嬉しい。二人とも気晴らししたかったので外食することに。三川ジャスコに向かい、「紅虎餃子房」でおこげあんかけ、餃子、にら饅頭、牛肉煮込み麺、スーラータンを食い倒す。美味い。
▼最近マンガの補充をしていなかったので色々と一気に買う。「屈辱er大河原上」をようやく発見する。「野望の王国完全版」、結構悩んだが(本当はGコミックスで揃えたかったんだよなあ。版元の根性悪)相方が買ってくれた。これで全巻買うことが決定。
▼車中、先日見た「宝塚にやってほしい話」スレの話をする。スレでは「覚悟のススメ」「ベルセルク」「銀英伝」などの作品がネタだったりマジだったりで挙げられていてなかなか楽しいのであった。中でも「俺の空」という提案は…それ、一から十まですみれコード(要するにエロやきつい暴力シーンは宝塚にそぐわないのでご法度、という自主規制ライン)通る訳ないし。銀英伝の場合、やはりベル薔薇のように「ラインハルトとキルヒアイス編」「ヤンとフレデリカ編」とかになるんだろうか。「シティーハンター」は脚本次第で面白くなりそうな、現実的な提案かもしれない。「もっこり」の処理はどうなるかは知らんが。
▼相方と話したのは
「あしたのジョー(舞台に実際にブタの大群を放つ。もちろん力石役が眉間を性格に打ち抜くこと。…しかしプロボクサーの試合で上半身裸にならないわけには行かないからやっぱボツ)」
「はじめ人間ギャートルズ(もちろん「ギャー」の文字が立体になって落ちてくる…しかし片乳出させるわけに行かないし、ドテチン役に無理ありすぎ)」
「宇宙戦艦ヤマト(ほとんど艦橋シーンなので動きなさすぎ。そしてアナライザー役…)」
私は「コブラ」なんていいんじゃないかと思ったが、相方は「サイコガンの再現ができないなら絶対いかん」と、何様のつもりかよく分からないが強硬にダメ出し。というか、「目標に向かってひんまがってホーミングしまくる光線」なんてSFXなしでやれるかっ。
▼で、宝塚には全然詳しくない私だが「舞台での失態」スレ、中でも母親役に向かって「母さん!」と言うところを思いっきり「父さん!」と言ってしまった豪快NGには大笑いしてしまった。いや、仮にも金取ってる舞台であるまじきことなんだが、そこまで豪快だと。その場をどうつくろったか見てみたくもなるし。ちなみにそういった失敗まで含めて愛を持って見守ったり青田買いしたりするのがヅカファンってものらしい。心広いっすね。
▼今日は特に服を見る気分にもなれず、本を仕入れたらほぼまっすぐ帰宅し、コーヒーなど入れながら二人で本を読み倒す。あちこちで話題になっている「ブラックジャックによろしく」、買ってしまったので読む。相方は「いかにも苦悩する若者」って感じであまり興味はなかったようだが…うむ、噂どおり「大病院や大学病院にかかりたくなくなること請け合い」の内容だった。しかしこれがさほど誇張の大きくない現実なんだよなー。表紙は結構爽やかな感じだが、本編の方は一見して新井秀樹を思わせる絵柄。理想と現実の不協和音の奏で方には、むしろ土田世紀的な匂いもある。どっちにしても暑苦しいくらいの相克を描いた、腹にズンと重い作品。吉田戦車の「スカートさん」は、1巻を買ったのが随分昔のような気がして、もはやどういう内容なのか思い出せなかったのだが買ってよかった。何よりもあの「みっちゃん」が親離れしたし。
▼夕食の準備をする前にメールを書く。知人のサイトをウォッチするスレが立ってしまって、2chにはまったく無縁で来た知人が心配で先日(余計なお世話かと思いつつ)メールした。その返事への返事。本当に何も知らず当惑している様子だったので、とりあえずメールにあった「age/sage」の意味を説明する。私に出来る事があれば協力したいが、スレッドを早く沈めたいならsage進行よりも放置するしかない(というシステムについても一応触れた)。名無しの空間であればこそ、どんなに偽装してもレスには真意が滲み出てしまう…のが2chの怖いところであり凄いところ。ヘタな擁護レスなどはよっぽどの手腕の持ち主でなければ、確実に関係者の匂いをガンガンと醸し出してしまうものだ。知り合いのスレが立つのをリアルで見るのはこれが初めてで、他の方の辛い話なども聞いているので、無事に早いところスレが沈むことを祈る。とにかく手出ししない以外ベターな方法はない。ベストといえる方法も…恐らくないだろう。一口にウォッチ板と言ってもスレごとにケースバイケースである。一応削除依頼が可能であることもメールで触れるが…現時点では削除要請要件に何一つ合致していないので難しい気が。ともあれ、文章を書くことに人一倍こだわりのある人だから、ウォッチする不特定多数を意識して、書きたいこともセーブするような今の状況はさぞ耐えがたいだろう、とは思う。何しろ私自身2ch住人なので、あそこの人間が荒らし目的集団でも無法地帯でもないことはよく分かっているのだが、思えばこのくらい2chとは疎遠なのがwebの大多数だから、説明したところで怖いことは怖いのかな。ウォッチされて最悪のケースになってしまう人たちというのは、スレ住人を「タダの荒らし」「悪意だけの存在」としか認識できないために対応がマズい方マズい方へと行ってドツボにはまってしまうのは事実だと思う。変な話だが、自分を叩く連中の言うことに耳を傾ける…ことが大事な場合もあるのが不思議な世界。まあ免疫ないのが普通ということだろうが、平穏な日々が早く知人に戻るといい。
▼一昨日、また義父のカニ網にタコが入っていたので、家人のリクエストにお答えして、見よう見まねでたこ飯を作ってみる。簡単だが感動的に美味しい。炊き込むときに入れる針しょうがをほんの少しにして正解だった。一匹だけ入っていた本来の獲物、ワタリガニは煮込んで味噌汁のダシにする。
●たこ飯/ワタリガニの味噌汁/鮭フライ+自家製タルタルソース/レタスと大根のサラダ
*「野望の王国 完全版」1・2 刈屋哲・由紀憲二/「スカートさん」2 吉田戦車/「ブラックジャックによろしく」1・2 佐藤秀峰/「屈辱er大河原上」1 坂本タクマ/「デモクラシーの帝国」 藤原帰一/「男が夢中になる千夜一夜物語」 浅野美和子
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9/27(Fri)
▼昨日の今日でどうにもテンションが上がら(ほとんど眠れなかったし)ないが、仕事は仕事。気合を入れるために朝はコンビニに寄ってガッチリ食う。講習二日目。中級以上の内容はやってて楽しいのだが、喋る量もハンパじゃないのでしまいには喉が痛くなる。折りしも昨日辺りからまた鼻炎なので余計乾いていて辛いかも。ちょっとテキストの分量が2日分には多いので、今回もアプリ完成まで行かず。2日半くらいにしてくれないかなー。その前にいい加減マシンを新しく(Win98程度でいいから)してくれんかなー。
▼今日は近所の親類の葬式で、また夕食の準備が必要かと思いジャスコで買い物する。何か買い物でもして鬱憤を晴らそうかと思うが、時間はないし特に何を見ても美味そうに思えないのでほぼ素通り。肉を買って帰るがもう葬式は終わっていて義母が食事の準備を終えていたので助かる。あまり義母と口を利く気がしないが、義母は別に何も気にしないで普通に話している。不思議…という言葉で片付けておこう。
▼夜、相方がネットしている間、気晴らしに好きな映画「オーケストラの少女」のビデオを引っ張り出してきて見る。もう10年近く前の録画テープでしかも3倍なので、ところどころ画像が荒れている。もっとも映画自体もかなり古いので、元フィルムのせいかビデオテープの劣化のせいかよく分からない。こうして見るとディアナ・ダービンってかなりオバチャン顔で貫禄のある少女なんだが、やっぱり歌のシーンではいいなあ。ストコフスキーの指揮する姿も何度見ても好きだ。正直そんなに指揮者として飛びぬけて素晴らしいとも思わないし、事実彼の指揮のCDを何枚か買ってハズレも引いたが、やっぱり身のこなし方や雰囲気がいい。同じビデオに収めた「カーネギー・ホール」にもおいしい場面で出てるし、当時よっぽど人気があったのだろうか。
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9/26(Thu)
▼久々に仕事。Access中級2日間コース。で、リレーショナルを使ったクエリー作成などをしていたのだが、いっしょにやる例題で「名簿の中から、埼玉県に住所のある会社のデータを抜き出し、取引額を計算するクエリーを作る」ものがあった。当然操作しながら、
「ここで、抽出条件として『埼玉*』と入力してください。『埼玉』だけじゃダメですよ、『埼玉*』を忘れずに入れましょう」
「クエリービューで結果を確認したら、『埼玉』という名前を付けて保存します」
と説明する。何度も埼玉埼玉言うたびに、頭の中には一々
が去来して、思わず吹きそうになるのを必死にこらえていた。ええ、アホですとも。今日は近所の親類の通夜で義父も義母もいないので、すぐ食べられそうなものを買っていって急いで作る。
▼相方が「バッテリー」4巻を買ってくる。ようやく完結。何度も書いているように私はこの「反町と海江田がどんくさい動きでどん臭い野球をする」漫画が好きではなくて、「何も新刊で買わんでも、ブクオフで100円になってから買おうよう」とブツブツ言うのだが、まあ口だけで。ジパングも反町海江田だし。もう「はっぽうやぶれ」とか「プロ」みたいなのは描かないのかな…と思っていたが、先日のイブニング増刊のインタビューでは「以前は滅びに向かうダンディズムを追及していたが、年を取るにつれて生き延びるダンディズムに興味が移った」というコメントがあったので多分描かないのだろうな。じゃあ「はっぽうやぶれ」は無理か…と考えるが、現在の小島武夫は「いつも滅びまくりつつも生き延びてる」存在だからピッタリかもしれませんぜ、かわぐち先生。あ〜、「オッショイ」と叫んでのツモ、一時期流行ったなあ…私の脳内で。
▼夜、ジャイアニストであるところの義母が、義妹に対してそのジャイアニズムを発揮してしまい、義妹怒る。当然だ。相方と義父にお灸を据えてもらうが、多分もうこの年では根治しないのだろう。家人に対してのセキュリティが一番気が抜けないというのはなんとも情けない話で、他人の私が思うのだから血の繋がっている相方や義妹のやるせなさはいかばかりか。さすがに凹みと怒りで相方も無口になる。私もよっぽど腹に据えかねて実家に帰ろうと荷物をまとめまでもしたが相方に諭されて中止する。義母以外はみな辛い夜。せっかく相方が早めに帰ってきてマッタリしようと思ったのに最低の時間だった。こんな風にぼかすなら書かないほうがいいだろうと数日迷ったが、とりあえずこの程度書いておいて溜飲を下げることにする。
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9/24(Tue)
▼どうして私は、深夜(それも朝に近いほうの時間帯)にビーズを作りたくなるのだろうか。寝ようと思いつつ、ふと「アーガイル風指輪」を編んでしまう。
▼昼、むちんさんに電話。先日ながいのりあき先生公認サイトで公開された「がんばれ!マキ上田」の凄さについて色々語る。これはかの「じいさんの弁当」同様、先生が漫研所属時代に書いたアマチュア作品。あらすじはヘタに説明するより読んでいただいた方が話が早いだろう。なんというか、派手とか地味とかを超えたところにある味わいがながいワールドというか、栴檀は双葉より芳しというか芳しすぎというか、以上私としての最大級の賛辞なわけだが。その他ビーズの話、娘さんの発表会の話など。今週末に予定していた仙台芋煮会には私は不参加になってしまったが、当日は天気が良いといい。
▼今日のお気に入りスレは「あの時、この一言で歴史が変わってた?@特撮板」。特に115がシンプルで。
▼夜、また飲み会の相方を迎えに行く。今日は夕方から何だかひたすら眠く、相方を送ってきてからしばらくすると眠くなってしまい、居間でしばしうたた寝してしまう。寒くなると眠い。
●肉野菜炒め/焼き餃子/わかめとキュウリ・かにかまのサラダ/大根と油揚げの味噌汁
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9/23(Mon)
▼いろいろな方に助けていただいて、無事「キングゲイナー」OPを見ることができた。大感謝。あれこれとコーデックを探しては試し、ようやく。あまりプレーヤー関係はいじっていなかったのだが、勉強にもなったし本当にありがたい。
▼今日は相方がいつものごとく部活に出かけたのだが、諸事情と天候で部活にならず、11時前に帰宅。家の近くのラーメン屋で結構美味しいところが出前可なので、「久々に出前でもとろうか?」ということになり注文。実にここに越してきてから初めての出前!数年ぶりだ。外に食いに出るよりもワクワクするというのはどういうことなんだ。それは近くに飲食店がほとんどないのと、ピザ宅配のエリアから外れているからだよ。泣。昼時は混むだろうと11:30頃に注文したら割とすぐ、急いで来てくれた。薄味だがダシが美味しく、麺もそんなに伸びていなかった。お釣りを100円間違えられてしまったのが残念。
▼そんな風にマッタリしていたら二人して昼寝してしまい、特に何もせず。夕方相方が1人で川にハゼ釣りに行き、小さいのを5匹ほど釣り上げて帰る。
▼昨日帰国した実家の両親から電話。昨日送った梨の御礼。で、中国旅行のことを聞いてみたら、西安で父がカード入りの財布を摺られてしまったという。すぐに気づいて止めてもらったが、既に引き出そうとした履歴が残っていた。ただし限度額を超える金額だったので銀行側が不審に思い出さなかったらしいが…なにぶんにも現地での手配、そして休日もあって、明日にならないと具体的な被害状況とかその対応が分からない状況とのこと。父は中国は数回行っているし海外も旅慣れているので、セキュリティ面ではさほど心配していなかったのだが…で、私の「何かあると異様に凹んでしまう性格」は父譲りだったりするので、当然かなりヘコんだ模様の父。何事もなく済めばいいが…
●栗ご飯/大根葉と油揚げの煮びたし/酒の味噌漬け焼き/わかめの刺身/春菊の天ぷら/白菜の味噌汁
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9/22(Sun)
▼普通に起きて「ハリケンジャー」を見る。朝からまた鼻炎がひどい。今年の春先はほぼ無症状で過ごせてずっと薬を飲まずにすむくらいには快適だったのに、なぜこの季節に…と思いつつ激しく鼻をかみ続けて、頭が朦朧。鼻はもう、今すぐにでもアッガイのパイロットになれる位赤い。耳鼻科通いしている妹が医者から聞いた話によると、「この時期は稲刈りだから、モミガラの細かい粒子が一面に漂ってて、その刺激で鼻炎が出る人が多いらしく、鼻炎持ちの人は仕方ないと思うほかない」らしい。なるほど、稲刈りの影響とは考えても見なかった。この時期は窓を開けない方がいいということか。気候が気持ちいいだけにもったいないのだが…
▼午前中の部活を終えた相方と昼食をして、ジャスコでちょっと買い物をする。品薄だと分かってはいるがジャスコでビーズを少し補充。先日ここの手芸コーナーのポイントカードが一杯になって500円分の金券を貰っていたのでそれを使う。実家の両親への誕生祝いを考えたが、特に気の利いたものもないし、美味いものと言っても同県内、特にコレと言って見当たらないので、一応名産の地元の和梨を買って送る(洋梨系は親戚で作っていていつも貰っているのでパス)。あまりゆっくりできずに帰る。というのも、今日義妹が知人と劇団四季のミュージカル「壁抜け男」を見に行くはずだったのだが、ドタキャンになり、他の友人もあまりミュージカルに興味がない様で誘ってもいい返事がもらえなかったらしい。で、せっかくのチケットなので私が一緒に付き合うことに。最初「義母もそういうの好きなのでいっしょに行った方がいいのでは?」と思ったのだが、「山形への道も覚えたいし、不案内な二人では不安」ということで、ナビもかねて。観劇は好きだが、四季にはあまり興味ないし、この作品については、浅利慶太と荻野アンナの訳詞問題の話も聞いていたので正直そんなに食指は動かなかったし、何よりここ数ヶ月で一番の鼻炎に襲われていたので乗り気ではなかった。が、むげに断るのもかわいそうだし確かに義母と義妹二人では道案内に不安が残るので同行した。
▼今回は高速を使わず新庄ルートで。こちらも新しいバイパスや高速ジャンクションができたのでその辺りも試そうということで…で、義妹の車なので私が運転するわけにも行かず(さすがに鼻炎モーロー状態で人の車に乗るのは私も怖いし義妹も怖かろう)、途中で休憩を入れつつ結局山形まで彼女1人がハンドルを握る。道路は特に混まず、高速を使わずして2時間少しで山形まで着く。随分短縮されたもので、これなら秋に仙台に行ったりする時には高速でなくてもいいかもしれない。山形到着が17:30ころで、開場18:00の開演18:30なので軽く夕食でもと思い久々のすずらん街を歩く。が、ここは場所柄飲み屋や和食系の店、焼肉屋が多く、知っているイタ飯屋に行ってはみたが生憎休みで、歩いているうちに時間も乏しくなってきたので、両国屋でマヨタコを食う。久しぶりの味。ちょうど食べ終わって18:00くらいでちょうど良い時間。市民会館は既に長蛇の列で、みんな前売り持ってるのだからそんなに並ばなくてもよさそうなものだが、きちんと並んで中に入る。座席を探したところ、前から6列目…で近いのはいいのだが、見事に舞台袖よりも入り口寄りの左端。うーーん、ここでS席(8000円!)はないだろう、いくらなんでも。このブロックに座った人はみんな「えー、この席でS??」と不満しきり。当然だ。
▼で、開幕。さすがに四季、歌も踊りも一流で思わず引き込まれた。ミュージカルというのが「気恥ずかしくてどうも苦手」という人が多く、正直私も和製のミュージカルは見てて照れを感じそうな気がしていたのだが、結局そこに「引いてしまう」ものを感じるかどうかというのは演じ手の力量に大きく左右されるんじゃないかと思った。一幕の途中はちょっと話が進まない部分があったのと、なにより鼻炎薬の作用で5分ほど寝てしまったが(汗)、全体的に見事だった。この演目は石丸寛二氏の主演で知られていて、事実義妹もそのつもりで見に行ったらしいが、今回の主役は下村さん。彼も素晴らしかった。個人的には医師・警官・弁護士を演じた嘉納さん、それに新聞売りの有賀さんがとても印象に残った。特に有賀さんは新人とのことだが歌も踊りも小気味良く、はじけてる感じが良かった。
▼主人公がはじめて壁抜けをして、それに驚く序盤の重要なシーン。しかし、壁の区切りのセットにじゃまされて、左端の席からは何をやっているのかがほとんど見えず惜しかった。というか口惜しかった(これは四季のせいじゃないけれど…)。装置的には、「壁」のセットには見えないような切込みが幾つも入っていて、そこに手や足を入れたり体を入れて「壁抜け」を表現する。この切込みが、6列目でもそう見えないようにうまく入っていて流石。これはかえって少し離れて見た方が、本当に壁を抜けているように見えて楽しいかもしれない。また、娼婦が主人公に宝石を貰って励まされ、香炉を振るシーンでは、本当に甘い香りが漂ってきて驚いた。
▼この演目は元々フランス産のミュージカルで、音楽担当もミッシェル・ルグランだし、舞台もパリのモンマルトル。雑多な中にも小粋な感じが、フランスに行ったことのない私をして「モンマルトルっぽいなあ」としたり顔でおフランス気分にさせてくれる。で、フレンチらしく、小粋な中にも男女関連の描写はサラッと大胆。丹さん演じる娼婦(昼は露天の八百屋。このキャラクターがまたいい味を出している)の歌の歌詞も所々であけすけだし、主人公とヒロインの愛を謳歌するデュエットもすごい。
▼町の人に勇気付けられた壁抜け男が、壁を抜けてヒロインに愛を告白し、受け入れられる。普通はシッポリを済ます前にデュエットがあるのかと思いきや、部屋に入った後、程なくしてネグリジェ姿のヒロインと主人公が階下の扉から出てくる。二人とも興奮覚めやらぬ…というかモロにな雰囲気(絶対3ラウンドはこなしてる)。しかも
ヒロイン「私たちの愛、とてもステキだったわ、もう一度確かめたい」
主人公「僕もだよ、でもちょっと休みたいな」(セリフはうろ覚え&大意。でもけっこうモロ)
ヒロインはさっきまで籠の鳥の人妻で思い切り清純派だったのに、思いっきりトロ〜ンとして「さっきまでの愛(の行為)に酔いしれてる」顔になっていきなり大胆。しかもその衣装が、ピンクのガウンの中はバレエのレッスンのときに着るような、レオタードにミニスカートがついたようなやつ(正式名称分からないので…)。それがピンクのサテン生地でいかにも下着っぽくてエロい。そのうえ生足。その生足を惜しげもなく晒したり、誘うようなダンスがも〜そそるそそる、生足属性の人にはたまらない一シーン。
しかも2人の感情が高まるデュエットを「事前」でなくて「事後」にやるあたりが、んもーフレンチって感じっす。
大人が見る分にはあくまで「セクシーで可愛いけどベタベタいやらしくなくて小粋」なのだが、会場にはタイトルからして「抱腹絶倒のコメディー」を期待してきたような家族連れも結構いて、小さな子を連れた親は固まっていたかもしれない。「『しょうふ』ってな〜に〜?」「『いっぱつやっとけばよかった』ってどういうこと?」とか聞かれても。
▼この演目では、1人2役、多い人は4役を演じている役者さんが結構いたのだが、フィナーレ前の、それぞれのキャラクターが自分のテーマを歌いながらメドレー調で出てくるところでは、衣装の早変わりまで見せてくれるというサービス。観客には入場時に楽譜が渡され、フィナーレで一緒に合唱…という趣向だったのだが、私を含め事前にそれを知らず、しかもシャイなトーホグ人の気性ゆえか、ほとんど声が聞こえず、役者さんに残念に思われたかな?というのが残念。拍手は凄かったが。四季劇場とかでは大合唱なんだろうなー。
▼ストーリーは少なからずご都合主義だが、それをどうこう言うのもこの作品に関しては野暮ってもんだろう。壁抜けのトリッキーな舞台装置と歌と踊り、そして小洒落た雰囲気に浸るのが正しい楽しみ方だと思う。ただしこれから見に行く方には、左端寄りの席はおすすめできないので要注意。右側はけっこう端の方でも支障は少ないだろう。セットとして特に見えないという部分は左側ほどではないのでは。多少後ろの方でも中央エリアの方がいい。
▼それにしても、実際に見るまではどうしても「壁抜け男」というタイトルから「幻魔大戦」のサンボ(決してソニー・リンクスではない)を連想してしまう私。見終わった後はグレート・ブリテン氏にこれ以上の当たり役はないだろうとしみじみ思う。デフォルトで「冴えない中年男」だし。
▼終わって裏の方から駐車場に歩いていくと、早くもセットのバラシが始まっていて、専用のトレーラーにガシガシ積まれていく。そのバラシの進み方が(スタッフの数も沢山いるからだろうが)また鬼のように早い。さすが大組織。駐車場には(料金が高いのと混雑を予想して市民会館の駐車場には置かなかったのだが)このミュージカルを見に来ていたご同輩が一杯で、出るのに少し時間がかかってしまった。義妹も疲れているだろうし、高速で行こうかとも提案したのだが、彼女は高速走行経験がないということで、夜に乗るのもかえって緊張で疲労してしまうだろうと話し、結局帰りも同じ道で。途中でコンビニで休憩して軽く小腹を満たして出発。最後はだいぶ疲れてしまったようだが、「1人で山形まで往復した」と自信がついたようだし、車内の数時間色々話して、絆が深まったような気もしたし、まずは良し。家に帰って11:30、そのまま熟睡。
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9/21(Sat)
▼先日1031さんとから教えていただいた、バードチーフさんおすすめのモナー板「醤油戦士キッコーマソ」のスレを数日前から読んで大笑いしている。というか本当にAA職人さんって凄いもんだ…スレを張ろうと思ったら1・2がDat落ちしていたので、保存してある「非公式サイト」を(ここ見ればログを見なくても大体世界観がわかると思うが)。おかげで今日の夕食の鮭フライ(私は魚介系フライには醤油派)を食おうとした瞬間にも「鮭フライには醤油だろ」というセリフと画面が頭をよぎってしまう。
▼長編AAスレでは「ジャイアント・ギコ」もお気に入りだったりする。こっちはGロボを見てない人に勧め辛いというのはあるのだが。AAでジャイアントロボの重量感とリベットの感じまで表現しているのはもはや巧のワザ。
▼「餓狼伝」11巻を読む。カタカナの「バキ」と先日の「セックス編」で私の板垣株が急降下していたのだが、やはり夢枕獏の原作を得て、しかも板垣肉体主義画面ががっちり生かせるシチュエーションだと引き込まれる。
▼近所の小さな酒屋(相方のタバコを買うときにしか使っていなかった)が、実は日本酒の品揃えが結構良く、しかもいまや日本一入手困難とまで言われる高木酒造の「十四代」を置いていたので、まさに「灯台下暗し!」と驚く。歯医者帰りに相方が寄ってみて、店の兄ちゃんに「十四代いくらですか?っていうか売ってもらえますか?」と聞いたところ帰ってきた返事が、「お出し出来ますけど、今高木酒造のお酒は6本以上まとめないと小売できないことになってます。お仲間内で会費せいにして共同購入なさるお客様とか多いですよ」とのこと。ちなみに相方が買おうかと思った酒は一升で2万円とか3万円とか。ひーーー。もはやバブル時期に散々持ち上げられた「越之寒梅」以上の異常事態になってる。もともとここは地元志向が薄く、いくらでも高くはける都市部にガンガン出荷してしまい、県内では本当に品薄なんである。が、美味いとわかってはいるが、そこまでしてプレミア払って、低い腰で押戴くように飲むというのはあまり趣味ではない。酒の味を追求しつつ、良心的な値段で提供してくれる「麓井」のような良心的メーカーが好きだ。で、そのお店から勧められて買ってきてくれたのが、平田のお酒「楯野川」。一升2000円の本醸造だが、サッパリした中にも米の味が残っていて、決してベタベタしない。我ら夫婦的には久々のヒット。ともあれ近所に「酒を分かってる」酒屋が会ったことは喜ばしい。しばらく通ってみよう。
●鮭のフライ/鮭のアラと白子の薄味煮/鮭ダシの豆腐汁/野沢菜漬け
*「餓狼伝」11 夢枕獏・板垣恵介
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9/20(Fri)
▼大概に寝ようと思っていたところでつい「一人のときについやってしまう奇行」スレを読みふけって大爆笑してしまう。何と言っても1の「例」に挙げられている事例(これはもともと「部屋で取ったキチガイ的行動」スレの中のものだが)、
まず全裸になり、自分の尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき
「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」
とハイトーンで連呼しながらベットを昇り降りする
これを10分程続けると妙な脱力感に襲われ、解脱気分に浸れる
コレ、何回読んでも大好きだ。ユートピア。びっくりするほど。
で、こういったレスを読んでいると何だかもう「何を見ても爆笑」状態になってしまい、300レス辺りからはどれを見ても、まるで脳の一部分をヘラとかで直接いじられてる患者(どんな病院のどんな患者だ)のような、ヤバすぎる笑い方が止まらない午前2時。うっかり家人に見つかったら救急車を呼ばれかねない顔で笑っていたに違いない。恐るべし。それにしてもみんな、おとなしく平凡に生活してるようで、実は凄まじい「湧き上がる衝動」を抱えているもんだ。
▼スレには「こんな妄想をしてます」という申告も結構多いが、やはり「実際に体を動かしてやってしまう」ことが重要で、妄想レスは今ひとつ笑えない。でも「いいともテレフォンショッキングに出てる自分妄想」してしまうのは私だけではないとわかって安堵する。
▼ちなみにこのスレはパート2で、最初のスレはここでミラーを閲覧可能。
▼水島新司のキャラ総出演&実在プロ選手も競演の野球ゲームが出るそうだ。プロ選手のグラフィックはどうするんだろう。やはりあの「全然似てない似顔絵」なんだろうか。カブレラやローズはバルデスはやっぱりシカトなんだろうか。でもアルモンテだけは登場して「世界ハッパ対決」してくれないかな。カプコンの「大甲子園」の残した「バッターボックスに立って、投球実行前にキャンセルを繰り返していれば必ずフォアボールに持ち込める」という画期的なシステムは引き継いでくれるんだろうか。興味は尽きない。ゲーム的には結構面白いものが出来るとは思う。ちゃんとマイナー作品からもキャラを出してくるように。ガメッツの三原はじめレギュラー選手とか。プロに絞ると高校のときのライバルは出ないのかな。ブルートレイン学園や青森りんご農園高からプロ入りしたヤツが1人くらいはいないだろうか。そういえば高岡中学の長島さんはノンプロで活躍したりしていないんだろうか。妄想するとキリがない。とか言いつつ現実的にはゲームキューブ持っていないのでまず買わないわけだが。(その前に水島御大はプロ野球の肖像権問題でコミッショナー側ともめていたはずなんだけどそれはどうなったんだろう)
▼久しぶりに例のアレを起動したら2.6は死んでしまっていたので仕方なく3.3をDLし、試験的に繋いでみるが何だか色々馴染めない。しかもお目当てのものも入手できず。
▼ビーズサイトのほうで作り方の質問が多く、対処にちょっと困っていたのでむちんさんと相談。むちんさんもちょうど今日mayumamさんとその件で色々話し合っていたそうで、とりあえず掲示板で方針を明確にしようということで落ち着く。
▼ところで「クロマティ高校」には巻数の下に「黎明編」「プロ野球編」「登校編」といったどっかで聞いたようなサブタイトルが取ってつけられているのだが、5巻は何と「天使編」だったのが今日一番のサプライズ&ワンダー。…コレまでの中で一番わかりづらいサブタイトルだと思うんだが…しかも009とは版権的に縁の薄い講談社の単行本なのに。ちなみに天使なんぞどこにも出てこないのはお約束。
●すき焼き/しいたけと豆腐の味噌汁
*「魁!クロマティ高校」5 野中英次/「週刊ワールドウェポン」2
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9/19(Thu)
▼ほんの2日前の記憶なのに行動の前後が思い出せなかったり、「だって、とうの昔になくなっちゃった人命より、中国と仲良くする国益の方が大事なんだもん」とサラっと言っちまった小泉君。ずいぶん(日本的政治家として)大物に近づいたものだ。とりわけ「(行方不明者の)ご家族にも立場というものがありますし」って言葉は何回聞いても意味不明です首相。それでも「北朝鮮の態度が前より柔らかくなったのはミーとアメリカの力のおかげなのさ」と豪語するブッシュ君の域にはまだ達していないようだが(いや実際、アメリカの後ろ盾があったからこそ一応拉致の事実を認めたりという一連の応答を得たには違いないが、それをハッキリ言っちゃう辺りが)。で、そういう国だの、軍事費増強しまくりの中国だのに資金援助するってのもおめでたいというか相変わらず世界のカモというか。
▼相方、歯の詰め物が取れてしまって少し早く帰ってくる。
▼朝からビーズで「みつばち」のモチーフを作っていたが、これまた説明図が昨日に輪をかけて不親切で萎えてしまう。作りはしたが。
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9/18(Wed)
▼実に久しぶりに一日中ビーズをいじり倒す。むちんさん・おかぴーさん・mayumamさんといっしょにやっているビーズサイト「うめばち」の、一応管理人ではあるのだがここのところ更新はないわ、そもそも作るものが貧乏臭すぎるので見向きもされていない悲しき存在ではあるのだが、掲示板に「作り方の説明がわからないものがある」という書き込みがあったので「それなら作ってみようじゃないか」と思い、久々にビーズ一式を出してきた。結論。「解読できるかこんなもの」……つまり「ビーズ・ニュース4」に載っている説明文と工程図なのだが、そもそも写真なので見づらいうえに、ビーズの色が薄いペリドットなもので、ビーズとビーズの境目自体が不明だわ、説明している語句が何を指すかわからないわ、最後の始末のところも説明が致命的に足りないわ。そういうところを丁寧に作ることが、オリジナルモチーフを作った人に礼を尽くすと言うことだと思うんだが、女性自身編集部。
▼気分を変えて、別のモチーフと、手軽に出来そうだったので「リトルドッグ」のモチーフ(左図)を作ってみる。簡単に出来る上に見栄えも悪くないし可愛い。私は本来、犬に服を着せてるのは死ぬほど嫌いなんだが、まあ最初なのでレシピどおりに作ってみる。しかしひとしきり愛でた後、つい「テグスで目や耳をブラブラ垂らしたり色を変えたりすれば、ゾンビドッグにも出来るんじゃないか」とか思ってしまう自分は、やっぱり基本的にビーズなんぞいじる資格はないような気がする。
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9/17(Tue)
▼まだ微妙に鼻の調子が悪く(風邪?ではないとは思うのだが)、午前中はほとんど身体が機能せず。昼食後、そろそろむちんさんに電話しようと言う思いが通じたのか、時を同じくして彼女から電話。休みの近況やビーズについてまたまたひとしきり話す。漫画関連では、松本零士と水島新司の脳死っぷりについて。
▼これは「ドカベンチケット」公式サイトの中の、水島新太郎のコーナーなのだが、あぶさん引退について貧血を起こしそうなコメントが書いてある。
「景浦の引退は、いつなのか?」さいですか。
なんと親父から帰ってきた言葉は、
「連載が続く限り現役だよ。」
である。つまり親父は日頃 から、あぶさんの終わりは、俺が絶筆のときであると言っているから、10年20年生きるとして、65歳75歳まで現役ということになる。(恐ろしい!)
しかし親父はこうも言った。
「あぶさんのこれからの話作りは大変だが、大変な分面白い作品になるんだ。」と。
できればこれこそ「ここだけの話」にしておいて欲しいものだ。
▼ところで、秋山も今年限りで引退するが、やっぱり「あぶさんが秋山を見送るちょっといい怪談話」を掲載するんだろうか。
(以下妄想)
露天風呂、もしくはサウナにて
あぶ「アキ、まだまだいい体してるんじゃないか、本当はあと5年くらい頑張れるんじゃないのか」
秋山「いやあ、あぶさんみたいには行きませんよ〜」
アリソウデコワイ
▼卒倒ものと言えば、昨日書いた「009止め絵騒動」の具体的な内容、実況掲示板の有様を見ると想像をはるかに超えるシロモノの模様。
「ほとばしる止め絵!」「止め絵が止まらない」という発言の連続に、むしろ「歴史に立ち会ったことへの羨望感」すら沸いてきてしまう。DVD収録のときに修正する際には、是非修正前のも収録していただきたい。
▼だからもう、いい加減に見限れといってるのに相方、「漫歌 アイハラ派」買ってくる。彼に言わせれば「どこまで逝くのかウォッチしたい気分もある」そうな。とりあえず私にとっては20円くらいの価値。
▼そういえば今日は両親が中国に出発する日。小泉訪韓の煽りを受けていつもよりチェックが厳しかったり手続きが煩瑣になったりしているに違いない。
▼「プロジェクトX」トイレ(ウォシュレット)話は面白かった。あの「おしりだって洗って欲しい」のコピーは中畑貴志だったのね(そう言われるとイカニモだが)。まさにトイレのイメージを変え、かつその日常性と重要性を伝える名コピーだが、あのCM(久しぶりに見て懐かしかった)に戸川純を使ったのは今見てもすごい起用だ。アイドルや美人女優を使うわけにも行かないし、かといって野郎に語らせるのもナンだし、年のいったタレントでも重いし、素人というのも違うし…ということで、当時を代表する「80年代的不思議ちゃん」の彼女。うーん、そう考えてみると逆に「戸川純しかいなかった」と思えてくる。
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9/16(Mon)
▼相方、ようやく休み。朝ゆっくり寝て交代でネットを見た後出かける。イタ飯でも食おうかと思っていたのだが、その場のノリで結局回転寿司に。大トロ美味い。本屋とパソコン屋を冷やかす。ノートパソコンを見ていたら、「ブルース・ブラザーズ2000」のDVDをかけていた。電器屋で「POPEE ざ パふぉーまー」の主題歌CDを発見して即購入。ついに本当の歌詞が明らかになって感動。キャラクターのマスコットプレートとケダモノ顔シール付き。歌詞には「日本語版(じゃあオリジナルは一体何語なんだ)」もあり「争いとかひもじさ この世界になくせたら 信じてごらん 君が描く未来を」などという「なんちゃってイマジン」めいたそらぞらしい歌詞が入っているのもまたポピーらしいいかがわしさを感じさせてよろしい。
▼食材を買って帰宅。マッタリしつつ、さっきDVDを見かけたせいでつい見返したくなってしまい、「ブルースブラザーズ2000」のビデオを引っ張り出して結局最後まで見てしまう。ああ何回見ても豪華なメンバー。ラストの曲でセッションする「髪も着てるものも寝起きみたいなクラプトン」も楽しそうでステキだ。
▼ニーチェの言ったことを全然聞いてなかったらしいヤツがいた模様。そもそも靖国に「神様」がいるかどうかってのも激しく(以下略)
▼相変わらずアニメの009は全然チェックできない状況にあり、まあそのうちDVDをまとめて買おうと思う日々(でも近所には依然としてフィギュア無し版が売ってない…)。話はいよいよ「ヨミ編」に入ったらしいが、昨日の放送分の出来が「紙芝居と言うにはあまりに紙芝居に失礼」なものだった…という話を聞き、公式ページの掲示板やらアニメ板009スレやらを覗いてみたら噂以上の阿鼻叫喚地獄。「口パクしてない」「動かないキャラの足音だけ入ってる」「キャラさえ出ずに、背景だけの画面が続いていた」…と、想像すればするほど怖い考えになってしまう報告が続々。「最初うちのテレビが壊れたのかと思った」という、安田成美の「風の谷のナウシカ」を初めて聴いた人(レコードプレーヤーの回転数を間違ったと思いステレオに駆け寄った人が続出したという有名な伝説)状態に陥った人も二人や三人だけではなかったようだ。他の話ならともかく、ヨミ編でそれをやっちゃ……一説には「納期が間に合わなくなる瀬戸際で何とか納入したのだが、実際に放送されたのは納入以前に渡しておいた未完成版で、不幸な放送事故だった」とも言われているのだが。スレの中の「猫目小僧を見ている気分だった」というレスに至っては、もう怯えるしかない。
●サンマと甘エビの刺身/サンマの蒲焼丼(厚揚げと焼きシシトウ添え)/サンマの骨煎餅/もやしのおひたし/エビダシの豆腐の味噌汁
*「自宅で作るプロのラーメン2」/「ビーズ・ニュース4」
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9/15(Sun)
▼朝早く、相方を駅まで送る。ラジオの番組で、「9月15日は来年から『敬老の日』ではなく『老人の日』となる」ことを今頃知る。しかし、祝日の名前を言い換えるのにわざわざ「敬」を取り払ってソフトな響きをなくすという方向もちょっと意外。いいんだろうか。もしかして「形式だけの敬意など要らぬ媚びぬ顧みぬ」というご老人側のCOOLな意思表示なんだろうか。それはどうでもいいけれど、今日が誕生日の実家の母親の身になってみると、何かミもフタも無さ過ぎてイヤかもしれない。こんな風に祝日の名前の改変が進むと、そのうち「勤労感謝の日」も単に「勤労の日」とかになってしまうかもしれない。祝日のクセに休日出勤しなければならないような名前だが。
▼帰宅して「ハリケンジャー」見ながら朝食。ハリケンブルーとフラビージョの歌は正直キツいものがあったが、ギャル姿のフラビージョは可愛いと思ってしまった。怒りのハリケンブルーの「新宿コマ」な殺陣が良し。あからさまなプロモ用エピソードだがまあお約束と言うことで。
▼昨日から書いていたかじめオフレポをようやくアップする。妙に時間がかかってしまったのはやはりずっと更新を休みまくっていたせいだろうか。
▼夜、とりあえず実家の母に(プレゼントは特に無いのだが)誕生祝いの電話でもしようと受話器を取る。「何かプレゼントが贈られてくるかと思って待ってたんだけど(笑)」ってのはいいけど、「お祝いのほかに何か嬉しい知らせ(要するにご懐妊の兆し)でもあるかと思ったんだけど」っていうのはヘコむからやめてくれ母ちゃんよ。これだから最近実家に電話しづらくなってるんだけどな。ンモー。身内の期待というのはピュアなだけに重くてかなわない。明後日中国の旅行に旅立つので、まずは安全な旅行になるように声をかける。でも特に餞別を送るでもない甲斐性なしの娘である。
▼NTTが過疎地通信インフラ投資切捨てへというニュースは、いまだ(隣の地域と数百m差で)ADSLの来ない地域にすむ私としてはショックである。これはあくまで固定回線インフラに関する話だが、結局通信事業サービス一般の姿勢と共通しているわけだから、早くもADSL絶望かも。普通にWEB見るだけなら耐えられるが、さすがにP2Pとか動画ダウンロードがしんどい生活は永遠に続くのか。はー。過疎地と呼ぶにはそこそこ人が住んでいるんだけどなあ。東北電力がFWA敷いてくれる日にはかない望みを繋ぐしかないんだろうか。速度が全然違うISDNにADSL波の金を払わされてなおこんなイジメを受ける日々に鬱。好きで田舎に住んでるわけじゃないんだけどな(特に嫁に来た身では)。引っ越したいけど持ち家ではいかんともしがたし。都市部にしてみれば高速道路同様「採算性の悪い田舎への投資のしわ寄せを、どうして負担しなければならないんだ」ということで切り捨て大賛成なのだろうけれど。
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9/14(Sat)
▼世間様では今日から3連休なのだが、相方は総体の新人戦で5:30に出勤。しかも夜は夜で顧問親睦会。実にご苦労である。と思えば、つまらなくても不平は言えない。しかし晩酌も我慢して22時30分に駅に迎えに行き、帰宅して15分で安らかな眠りに付く相方を見てると、自分が「ただの運転手」にも感じられてどうしてもブルー。別にどこに連れてって欲しいとか、そういうわけではないのだが。まあ明日も6時台の電車に乗らなければならないのだから無理もないが。
▼日中は割合秋晴れで風もそこそこにある。こういう天気だと、ここ数ヶ月おとなしくしていた鼻炎が出てきてしまい、今日は箱ティッシュとお友達。頭が重い。
▼相方が留守の間に、仕事関係のスキルアップオンライン試験を済ませる。今回のお題は「ブロードバンド」。学習しつつもいまだにADSLの来るあてもないナローバンド生活の自分を思うと一筋の空しさを感じずにはいられない。
●マーボー茄子炒め/鮭の煮付け/鮭ダシの豆腐汁/ところ天
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9/13(Fri)
▼午前中むちんさんに電話する。ここのところ心配頂いていたので、更新してからTELしようと思ったら、今週は実に金曜日まで伸びてしまった。何かと安心していただけたようでよかった。ビーズページの書籍商改ページの編集を昨日からやっていたのだが、見てもらったら好評でホッとする。最近考えていたこととか、ビーズのこと、TVのこと、最近の子どものことなど色々話す。共通の話題で大きく安堵することがあったので、それについて大いに喜び合う。
▼相方が、いつも購読している釣り雑誌「SIZEN CLUB」を買ってくる。私はめったに釣りの記事は読まないが、この雑誌は釣果の料理について定期連載や特集があるのでいつもそこだけは読んでいる。今回も「爆釣サバの料理特集」があって参考になる。他にレギュラーの連載ではマゴチ。綺麗な白身のお造りがいかにも美味しそうだが、アラもうまいということで、マゴチのアラの煮物も紹介されていた。その紹介文には「昔から『マゴチのアラは嫁に食わすな』と言われるほど美味で」……
…
……
よ。
嫁は、魚のアラさえ食ってはいかんとですか〜〜〜…何食ったらいいんだよ一体よ。
▼この手のことわざでは「秋茄子は嫁に食わすな」というのが最も有名。この解釈については
・秋のナスは大変美味しいが、ナスや瓜は体を冷やしてしまい婦人病になりやすくなるので嫁に食わせてはいけない
・ナスは役に立つ種が少ないので流産・不妊を連想させるので縁起が良くない
・「嫁」というのは「嫁の君」のことで、これは鼠を指す。つまり「鼠に食われぬように保管せよ」の意である
などの諸説がよく指摘されているのだが、同じようなバリエーションが「秋サバ」だの「秋カマス」だのに至っては、冷え性だの鼠だので理論武装しようがない。騙されまいぞ。イヤほんと、アラくらい食わせてくれや……と言っても、うちでは私か相方がいないと魚さばきもままならない台所事情だったりするわけだが。
▼他には「釣りキチ三平平成版3」。今回は鮎釣り編。イレギュラーな展開で新鮮。また、「9で割れ!」も面白かった。(激しく鮎が食いたくなる…)また、長いこと待った「DAI-HONYA」の続編「The Last BOOK MAN」も、前作ほどの画面密度はなかったが良かった。新刊行のディアゴスティーニ「ワールドウェポン」も買って来てくれた。これはコンプリートしようと思う。
▼義母は自動車学校の卒検を明日に控え、もう台所のことなど全然頭にないのだった。サラダと汁物を作った後、魚でもチャッチャと買ってこようとスーパーに行く。特売の生秋刀魚が一尾78円。しかもでかい。焼いたら激しく美味い。私はこの時期はもう毎日サンマでもいいくらいにサンマが好きなので、もうこれさえあれば天国。6月につけた梅酒を飲んでみる。まだちょっとだけ微妙に苦味が残っているが、香りも味もいい感じになってきた。
▼ところで今日の味噌汁、頭がボーっとしていて味噌汁を似ている最中に間違えて酢を投入してしまったのだが、誰にも気づかれること無くごまかしきれたようだ。善哉善哉。
●サンマの塩焼き/春雨とキュウリとツナの和え物/ジャガイモと玉ねぎの味噌汁/小松菜のおひたし
*「釣りキチ三平平成版3」 矢口高雄 /「The Last BOOK MAN」 とり・みき
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9/12(Thu)
▼昨日義父が釣ってきた小さめのアジ(頭と腹は昨日のうちに取っておいたもの)を開いてフライに……しようと思ったら、パン粉がない。先日義母が使ってそのまま補充していなかったらしい。いっそ唐揚げにしようかな…と思っていたら、義父が買いに行ってくれた。神だ。私はこういう粉ものとか調味料類を切らすのは嫌いなのだが、義母には「絶えず切らさないで買い置きする」概念がないようだ。ついでに油も新しいのを買ってきてもらったので、新しい油を使って綺麗なフライを作ることができた。義母が仕事をやめて基本的に家にいるにもかかわらず結局1人で夕食を作ることが多く、時に心中面白くないことも多いのだが、作って褒められると大体のことは吹っ飛んでしまう。相方も丁度できた頃に帰ってきたので、みんなで揚げたてを食べることができた。
▼寝る前に、珍しくNHKのニュース解説を見る。ちょうど「国と自治体が折半している教職員の給料の支払い形態をどうするか」という話をしていて、公務員の退職金を減らすだけでは飽き足らず、「教員の給与を減らす」論議も起こっているということで、憤って見る。というか、例の「でもしか年代」の教師が多く、その層の年齢が上がってきたために給与も上がり、またその分新規の採用が年々少なくなって職場の高年齢化が進んでいる…という問題も確かにある。しかしこの多くの課題を抱えた中で、わざわざ意欲を下げるような事をしてどうするのか。論説委員が「こと教育について、無駄な公共事業と同じように扱うことは強い疑問を感じる」と言ってくれたがまさしく同感。
▼いや実際、不毛な面談やら、意欲0の生徒やら、くだらない問題行動での家庭訪問やらやってるとある意味「これこそ無駄な公共事業」と思うことも多いけれど、現場ではそれを口に出さずにやってるわけだ。百歩譲って多少給与が下がっても構わない。その代わり時 間 外 出 し て く だ さ い お 前 らと言いたい。激しく。で、こういうときでもなぜか各地で教師のわいせつ系不祥事が絶えないってのも溜息。給与引き下げ論の格好の攻撃材料でしかないというのに(つーかウチでは、不祥事起こす暇すらないわ)。真面目な話、これから採用試験では「ロリ属性の者」を落としていくくらいの事をしないとダメなのかもしれん。その中から「二次元オンリー属性」を除外することは、多分文部科学省や教育事務所のお偉方にはできない芸当ではあろうが…
▼レゲー(レトロゲーム)板が案外面白いので眺めていたら、「ぺんぎんくんウォーズ」スレがあってたまげる。これは大学生の頃、相方が「面白いんだよこれ」と探しまくって買った、彼のお気に入りゲーム。主人公のぺんぎん君が、コアラだのパンダだのリスだのという可愛い動物と、エアーホッケーに似たボール投げ合いゲームで勝負するという、これだけ書くとライトなゲーム。しかし打ち返すべきボールに当たると一定時間からだが麻痺して動けなくなる(一体何が仕込んであるボールなんだか)ので、一度ミスするとアッという間にハメ殺されてしまうという、見た目からは想像できないガチンコな展開なのである。(ちなみに私は準決勝のコアラに勝てなくて挫折した)。そのシビアな勝負のBGMに流れるは、石川秀美の「もっと接近しましょ」……まあ、なかなかシュールなゲームで懐かしい。まさかスレが立っているとは思ってもみなかったが。
●アジフライ/野菜サラダ/アジだしの豆腐汁/蒸しナスのつゆびたし/ところてん
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9/11(Wed)
▼「ヴァルキリープロファイル」チャプター8最大の難所「天空城」に挑む。ここはただクリアするだけなら難しくないのだが、途中、ジャンプなどを駆使して、空中の限られた足場と水平に張られた鎖につかまりながら渡っていかなければいけない部分がある。普通のダンジョンであれば、そこから落ちたところで「遠回りを余儀なくされる」「敵と強制戦闘になる」「ダメージフロアに落ちる」程度のペナルティなのだが、ここに限っては「天空城」だけあって、「地上に落っこちる」扱いになり同ダンジョンから強制排除され、ワールドマップに戻されてしまうのである。そしてその足場に、またイヤらしく宝箱が配置してある。正直、その宝箱には特に貴重なものも入っていないので無視することも勿論できる。しかし、そこに宝箱があれば意地でも開けたいのがゲーマーというもんである。が、このゲームでは多くの宝箱に罠が仕掛けてある。で、ここの宝箱にはゲーム中最もポピュラーな「爆弾」が仕掛けてあるので、開けた瞬間に吹っ飛ばされて落下。普通はジャンプかスライディングで避けるのだが、大きくジャンプしても落下、小さくジャンプすれば回避距離が足りずに爆風食らって落下、スライディングをしても落下…と、まことに悩ましいエリアなのだ。勿論セーブゾーンはそのエリアの向こう。
▼まず、ディメンジョン・スリップ(敵とぶつかっても戦闘にならないアイテム)をつけて、セーブゾーンを目指し、そこから戻って戦闘と宝箱探索をする気長な作業が始まる。(それでも最初はたどりつくまでに2度ほど落下した。またこの落下感がよくできていて、つい心臓と肛門括約筋がキュッと作動してしまうのだ)で、何度か宝箱の罠回避を試したが、どうあっても落ちる。しばらく試行錯誤を繰り返し、そういえばこのゲームでは「宝箱をつかんで投げると宝箱が壊れて、中身だけが出てくる」という、普段使わないテクニックがあることを思い出す。中には壊れやすい宝箱もある(宝箱の色でわかる)のでまず使わない方法なのだが、ここでは最も安全かもしれない。
▼足場の端に寄り、反対側の端に向かって投げる→案の定上手くアイテムが出てきたが、足場のキワからアイテム落下…したので、今度は落ちるギリギリまで下がってやってみる。と成功。この時は本当にエウレカ気分だった。ほとんどの宝箱を開けて、最も難しい位置にある(開けた後の回避が難しい)宝箱を残し、ボスをサクッと葬り宝箱回収へ(万一落ちても、あとはダンジョンを出るだけなので問題ないから)。ここの宝箱回収も攻略盆どおりのアクションを決めることができ、あえてスタート地点まできちんと飛んだり跳ねたり歩いたりして戻る。こういう、頭を捻ってアクションも練習してようやくクリアできるバランスというのは大好きだ(やりこんだ人にはぬるい話だろうが、アクション苦手の私にはとても自信になったのだった。)。やっぱりVPやるならハードモードに限る。
▼家庭用ゲーム板でツボにはまったのが「無駄だ無駄だとわかっちゃいるけどついやってしまうこと」スレ。
・ドラクエの看板を反対側から読もうとする
・武器屋に飾ってある武器のグラフィックに隣接し、取れるかどうか確かめてみる
・城や街の外周を巡ってみる(ドラクエ1をやった人なら分かるはず)
・どのゲームでも一応「上上下下左右左右・・・」とか、入力してみる(タイトルロゴ表示中)
など、実感的な行為が沢山で、大いに共感できる。中でも「クリアした後、ENDマークが出ても数分待ってみる」のは私も未だによくやってしまう。FC版女神転生は、5分放置後に鬼のようなゲームバランスのハードモードが始まったし、結構昔はそういうゲームがあったので、つい。今でもたまにオマケメッセージが聞こえたりすることもあるけど。
▼義父が午前中から友人と釣りに行き、夕方になってもなかなか帰ってこないと思っていたら、今日は沖まで出て豊漁だったらしい。さすが沖、立派な尺アジが3匹に、中くらいのアジが20匹、それに塩焼きにはできる程度の小鯛が3匹。アジはたたきと酢〆にして、鯛は焼いて食べる。アジの形もまただんだん良くなってきたしサバもいい感じになってきつつあるので今年も楽しみだ。
▼今日はどのニュースを見ていても軒並み昨年の9.11米国テロ追悼の話題。理由なき殺戮の犠牲となった旅客機の乗客や、ビル倒壊に巻き込まれて亡くなったニューヨーク市民への哀悼の念は、勿論ある。しかしやっぱり大統領の「テロと戦う」発言、その矛先がはっきりと攻撃が迫ったイラクをほぼ名指しし、攻撃の正当化を図ろうとしているのが見ていてとても不快だった。尊い人命の喪失を嘆くその口で、結局は「国籍と民族によって生命の重さが違う」ことを明言し拍手喝采を得られるのだからお目出度い商売である。もっとも「矛盾の一切ない国家」なんてものもまた、努力目標だけにとどめておいて欲しいもんではあるが。局によってはセンチメンタリズム一辺倒ではなく今後のイラク情勢や、これまで米軍が行ってきた「壮絶な誤爆」や、パシュトゥン人であるというだけで迫害され、居場所のない人たちについても取り上げていた。ところで「テロとの戦い」結構だが、一年経っても上がらなかったビンラディンの首についてはどうするんだろう。
▼不謹慎ではあるが、「1年後の同じ日にテロをやりおおせたら、相当な打撃ではあろう」と思っていたのだが、流石に厳戒態勢で臨んだらしく不穏なニュースはなかった。その裏側では、飛行機に乗り合わせたアラブ系・アジア系の人間が「飛行機のトイレに入って鍵をかけた」とか「懐から櫛を取り出そうとした」だけで身柄を拘束される…という差別丸出しの実情も報じられ、こっちの方がよほど不穏に聞こえないでもないのだが。
▼「命の価値」は結局、誰にとっても「全ての人間が等価」ではない。自分の側が尊く、敵の人命は軽い。しかし一連の自爆テロの「成果」は、「自分の命を惜しまなければ作戦の成功率は飛躍的に上がる」ということを証明した。昨年のタリバンのテロは、「自分の脱出を考えないハイジャックがいかに効果的か」を、まさに身をもって示したとも言える。まして、その覚悟が宗教的バックボーンで裏打ちされている連中とやりあうというのは、並みのガッツでは太刀打ちできないことなのだろう。
▼イラク攻撃を控え、使用されるであろう各種兵器についての解説もあり、興味深く見る。科学の進歩というものをひしひしと感じる。特に「マイクロウェーブ兵器」の文字を見て思わず「サテライトキャノンが早くも実用化?」と色めきたってしまったあかんたれな私。結局は「志向性を持った大規模電子レンジ」な内容ではあったが、電子機器の機能を奪ってしまうという威力は凄そうだ。
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9/10(Tue)
▼生協に買い物に行き、写真現像を待つ暇つぶしにダイソーを覗く。ダイソーでは100円コミックまで扱い出したようだ…とワゴンを見ていたら何と、飯森広一の「僕の動物園日記(全2巻)」を発見、思わず買ってしまう。これは70年代前半頃に「週刊少年ジャンプ」で連載されていた作品で、かなり惹きつけられて読んだ記憶がある。上野動物園元園長として知られる西山登志雄氏の体験を元にした漫画で、彼の駆け出し時代から飼育係として成長していくドラマを、動物園の先輩や園長・そして動物達との関わりを主眼にして描いた佳作である。で、動物の健康状態を把握する大事な手がかりとして排泄物の登場頻度が高いもので、180度異なるベクトルではあるが、同時に連載していた「トイレット博士」と共に、ジャンプ誌上の糞尿率を上げまくっていた作品という記憶もある。で、購入して呼んでみると確かに「クソ(原文ママ)」「ヘド(原文ママ)」が登場しない回はほとんどない。やはりな。
▼この作品では、「死んだ我が子を、ウジが沸いて悪臭を放ってもなお抱きしめ続ける母猿の姿」が子供心に印象に残っており、人間も他の動物も変わらぬ親子愛に深く感動したものだ。そしてそれ以上に、そのウジが沸いた小猿の死骸・振り回すとちぎれるほどボロボロになった小猿の腕だけを握り締める母猿の姿が「はだしのゲン」級にトラウマになっていたのだが、勿論その話もバッチリ収録されていた。西山の「ま…まるでぞうきんだ 毛皮のぞうきんだ」というセリフ、しっかり25年以上頭に焼きついたままだった。
▼この話意外にも「そういえばこの話読んだなあ」と思い出せる話多数。中でも、キリンのフジ子が見物客が無責任に投げ入れるミカンの皮のせいで消化不良を起こして死んでしまい、西山が「客の自分勝手な善意」に憤りつつも、それが善意であるがゆえに怒りの行き場をなくすという話。これも子供心に凄いインパクトがあった。昔から私は、勝手に動物に餌付けする(よくパンやらスナックやらを鳥や鯉等に与えて喜んでいる人がいるが)のは好きではなかったのだが、そうか、この話が記憶のどこかにひっかかっていたからだったに違いない。
▼ところでこの「ダイソーコミックシリーズ」、一貫性の無いラインナップなのだが、永井豪「獣神ライガー」、えびはら武司「まいっちんぐマチコ先生」、御茶漬海苔「惨劇館」などそれなりに頑張りの後は見える。石川球太「巨人獣」もあるのは渋すぎると言うかある意味頑張りすぎというか。今後も色々意外な(個人的には微妙な作品希望)作品を発掘して出して欲しい。何しろ100円だ。
▼春頃探しまくったが見つけられず諦めていた化粧水「酒しずく」とヒアルロン酸アンプルをあっさり発見してしまった(2ch化粧板での評価が高いアイテム)ので、カタキにあったような気がして買ってしまう。酒しずくは想像以上にモロに酒の匂い。つけてみたが特に潤う感じはせず。悪くも無いが。
▼WIZを始めた辺りから、2chの「家庭用ゲーム板」のログにずいぶん世話になるようになった。2chではゲーム板と言っても色々あって、大きく分けて現行ハードゲームに関する「家庭用ゲーム板(家ゲー板)」と、SFCまでのハードのゲームを扱う「レトロゲーム板(レゲー板)」、「PCゲーム板」「ネトゲ板」「ギャルゲー板」などがある。
▼しかしまさか、レゲーでなく家ゲー板のほうに「一番好きな農民一揆ゲームはなんですか?」などというスレが立っているとは思いもしなかった。しかもそれが今にも1000に達する勢い。一本しかないのに、なんと愛されたゲームなんだろう。発売のあかつきには、ナローバンドの私も是非チャレンジしてみたいぞ。「いっきオンライン」。
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9/9(Mon)
▼購入が遅くなったが「20世紀少年(10)」を読む。この作品は引き込まれるし読み応えもあるのだが、話の凄惨さで独特の「辛さ」「怖さ」がある。それでも読んでしまう。特にこの巻は展開も速く、続きが気になる(でもワザと本誌は読まないのだけど)。この作品読んでる人の中で、「20Century Boy」聴いたことある人ってどのくらいいるんだろう…と思ってしまう私はひそかにT.Rexが好きなわけだが。
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9/8(Sun)
▼(刊行自体は7月だったらしいが)新聞の書籍広告でこんなタイトルの本を見つける。
水木しげる自伝 「生まれたときから妖怪だった」
………
…………いや、今更仰らずとも、ずっと前から存じておりましたけども…センセイ……
とりあえず「年を取れば取るほど元気になる」と評判の水木先生、今後も「ポワーン」と長生きして欲しいものだ。
▼私自身は、最近の「かあさんサイバラ(キャラもグラフィックも)」もダンナの鴨ちゃんの文章も好きではないので買う気は無かったのだが、一応「サイバラの名前があれば買う」相方が「煮え煮えアジアパー伝」を買ってくる。彼は鴨ちゃんの文章は割と好きらしい。まあいいけれど。個人的に「何もハードカバーで出すような本じゃないだろう」という抵抗感が先に立ってしまうんだよなあ。
▼相方が日常的に見ている「野球総合板」であぶさんスレを見つける。もう長いこと読んでいないのだが、相方がたまに立ち読みしているので「親子対決を期にスランプ脱出」「目指せ三冠王」という展開になっていることはハァ?と思いながら知っていた。ちなみに影浦安武、今年で53歳。でも三冠王候補。ドカベンプロ野球編で十分分かっちゃいたけど、水島先生の脳内はもう「オレキャラパラダイス」でお花満開に違いない。(岩田鉄五郎は早い段階で一つのファンタジーになりおおせてしまったので、もう喜寿で先発しようが米寿で中継ぎしようが誰も驚かなくなっているあたり、得しているかもしれない…)
▼他にも「近年、水島脳内パリーグには外人選手不在(当然首位打者争いにも優勝争いにもカブレラのカの字も出て来ない)」「ホークスのコーチの背番号を90(あぶさんの番号)にしたら、水島御大が怒りの猛抗議をして背番号変更」など、常春化は進む一方のご様子。もともとこの作品、昭和45年の南海ホークス優勝に感動した水島御大が、「次に優勝するまで続ける」ということで始まった作品だったはず。止せばいいのにそんな公約を掲げてしまったおかげで終わるに終われずに長寿を誇ったわけだが、いざホークスがようやっと優勝したら、ダイエーのキャラクターとして定着したためか回りの要請のためか続行することになり現在の(有様に)至っている。まあ流石に今となってはいつやめてもいい訳なのだが、あぶさんと一緒に年を取った御大には別の熱い思いが芽生えたらしい。その思いとは
- 208 :名無し :02/08/11 15:14 ID:???
- 突っ込むのも気の毒なオレ論理だが、なんだかもうお花畑を通り越してオカルト世界に入り込んでいる気が。ヒシヒシと。
- 少なくとも私の中のカテゴライズは「脳死漫画家」で決定(ご同輩に松本零士)。
- ▼この作品についてよく言われるのが「別に無理にレギュラーにしなくても代打屋のままで美味しい話はいくらでも書けたろうに」ということ。私もそう思う。酒場で雑巾のように飲み潰れて、それでもムクッと出かけていく野武士のようなあぶさんには本気で憧れたものだ。「代打屋もの」は長く続くとつい「レギュラーにする」方向に走りがちだ。私が思い出すのは「どぐされ球団(まあこれも「野球狂の詩」の少年誌的デッドコピーと言えば言えるのだが結構好きだった)」の主人公・鳴海。彼も途中でしばらく内野手レギュラーになるのだが、こちらは数回で代打屋に戻った(もっとも彼の場合は利き腕の人差し指の第一関節がないという身体的条件から投手→代打屋に転進したと言う身体的な事情があった)。あれは正解だったんじゃないかと思うのだ。
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9/7(Sat)
▼相方の買ってきてくれた「ダ・ヴィンチ」を読む。今回の特集は「泣ける本」なのだが、トップが「ONE PEACE」だったり、妙に高い位置に「BANANA FISH」が入っているあたり、同誌特有のオタク臭さを感じないでもない。別にいいんだけど。年代別のランキングもあったが、10代読者アンケートのトップ10の中に「自虐の詩」が入っているのには思わず「ほ、本当に10代で『自虐の詩』読んだんかい?」とビビらずにはいられない。いやむしろ、10代は今の日本で最も身近にDVのある世代とも言えるのだから、どの年代よりも泣けてしまったりするのかしらどうなのかしら。とりあえず今月は「テレプシコーラ」がお休みでがっかり。この雑誌、主に文庫や漫画の新刊チェック用に買っているのだが、今月は特に購入すべき本も少なく、個人的にちょっと残念かもしれない。
▼「Heaven?」4巻、相変わらず面白い。のだが、「何があろうとその傍若無人さを崩さないオーナー」の存在が武器でもありネックにもなっているのかな、と思えてくる。つまり「オーナーの理不尽」→「他のメンバー脱力と諦観」というシーンが数ページごとに繰り返されるパターンも、4巻目になるとやや飽きが来てしまう感じが否めない。たとえば「動物のお医者さん」では「大学が舞台」というのが上手く機能していた。キャラクターの行動は同じようなものでも、学年が変わり、研究室の面子が変わり、恒例行事もあれば試験もあるという変化が物語をいいテンポで動かしていた。が、本作の舞台はレストランであり、季節感を入れることはできるが、従業員を変えるくらいしか大きな変化を起こすことができない。のため、若干単調さを感じてしまうのかもしれない。とか何とかいって、やっぱり「佐々木倫子の漫画文法」にハマって笑わされてしまうわけだが。帯の「佐々木倫子はもはや漫画の一つのジャンルである」というアオリ文句は上手いこと言ったもんだ…とは思う。
▼なんとなく「厠の友」にお連れしてしまったもので、1巻から「パイナップルアーミー」を読みふけってしまう。シミジミ読んでみると何しろ主人公が「ベトナム戦争従軍者」なもんだから思えば古い話なのだが、やっぱり面白い。「昭和の作品」ということを感じさせない。この作品といい「MASTERキートン」といい、1年半〜2年半くらい手をつけずにおいて、適度に話を忘れた辺りで読み返すのが美味しい。
▼「ヴァルキリープロファイル」はあまったピリオドでせっせこレベルアップしながらついに5章に突入。ルシオとバドラックが仲間になる。この2人は攻撃力はナニだが手数が異様に多いため、普段使いの戦闘のコンボで役に立ってくれる。このゲームでは、敵に多段コンボを上手く当てると、「魔晶石(1個に付きもらえる経験値を5%増ししてくれるもの)」や「紫炎石(決め技や魔法に必要な待ち時間を短縮してくれるもの)」が出るのだが、この二人を入れておくと出るわ出るわ。メス鮭の腹を掻っ捌いたときのように出る。そしてこのゲームでは、トロフィーとしての宝箱はただ敵を倒しただけでは出ず、コンボで出した石類の中から数%の確率で宝箱に変化する。だからこの2人がいれば経験値はバカスカ入る(魔晶石が10個出れば5割増)わ、アイテムは高確率で手に入るわで助かるのだ。物語としてのグッドエンディングを拝むためにはルシオを途中で神界に送らなければならないのだが、今回は最後まで彼を手元において豪遊したい(グッドエンディングは以前のプレイで見たし)のであえて条件を満たさずに来ている。久々に「石ボロボロコンボ」を味わって幸福に浸る。
*「Heaven?」4 佐々木倫子
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9/6(Fri)
▼相方が今日も飲み会のため、例のごとく10時過ぎまで家で待機。夕食を食べ終わって2階でのんびりしていると、階下で義母と義妹が大騒ぎしている。何かと思って降りてみると、家の中にコウモリが入ってきて飛び回っているのだった。大体、夏の夕方コイツらが田んぼ上空を飛びまわっているのは風景のうちだと思っていたのだが、私の実家よりずっと農村にあるこの家の住人は意外にもその姿に不慣れだったらしく、キャーキャー騒ぎまわっている。
▼私は妙にこういうことには肝が据わっている性質で、基本的に「刺すわけでも噛み付くわけでもない生物」に女子どもがキャーキャー言うのかよくワカランのである。だからゴキブリもカマドウマも蛾も平気だ。まして映画のイメージの「吸血するコウモリ」などホンの一部だし第一日本には住んでいない。確かに顔をよく見ると鼠みたいで気持ちのいい動物ではないけれど。そのうち出て行くだろうと思って眺めていたら、コウモリは二階へ上がってきた。2階の窓を開けるが、室内を飛び回るばかりで出て行こうとしない。「長い棒を適当に振り回していればコウモリの方から当たる」というのを聞いたことがあったので、丸めたポスターを振り回して追う。すると言われていたとおりに2回ほどヒット。その後勝手に壁にぶつかり、そのショックで気絶して、廊下においてあった殻のダンボールに落ちた。動かなくなっているうちにすばやく玄関に箱を持っていき、「さあ、森へお帰り」と出してやると、数秒たってからどこかへ飛んでいった。義母と義妹は、豪傑を見るような目で私を見ていた。
▼しかしそんな私も、弱点のカエルには触れもしなかったりするのだが。
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9/5(Thu)
▼相方から帰宅コールが入った…と思ったらその10分後、「恥ずかしながらガス欠になってしまった」と電話。もう2kmくらいでスタンドがあるから何とかなるだろうと思っていたらナンともならなかったようだ。折り悪く彼のJAF会員証は家の居間に置きっぱなし。JAFを呼んで会員証を届けるよりも、ガソリンを持って救援に言ったほうが早いだろうと判断し、ちょうど買い物から帰ってきた義父と一緒に出動する。途中、いつも船用に使っているガソリンタンクにガソリンを詰めて向かう。現場までは大体30分ほど。通行するクルマがあると作業を中断しながらも詰め終わり、無事帰る。やっぱりいついかなるときもJAF会員証を携帯していないとイカン、と改めて痛感。
▼先日TVで報じられた例の「石原慎太郎の娘」を名乗った女詐欺師が自殺したというニュースを見る。なんというか、派手なトンデモ詐欺をやらかした割には、シメは思いのほか凡庸だった。
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9/3(Tue)
▼「隼」を開けてみる。実はこの酒を飲むのは初めて(「十四代」がこんなに有名になってしまうまでは結構普通に入手できたのだが、最近はこれまでもレアアイテム扱いになってしまった)。ライトな焼酎と言う印象を勝手に抱いていたのだがさにあらず、クリアめの切れ味ながらしっかり糟取系。しっかり米の味がして、「鬼兜」とは別の美味さがある。しかし以前よりもこういった糟取系の酒を重く感じるようになったのは、肝臓機能も年には勝てないということか。
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9/2(Mon)
▼あれほど「相原コージは終了しちゃったなあ」と語り合ったのに、まだ何かを信じているのだろうか。相方が止せばいいのに「もにもに」を買ってきた。読み終わって一言「もうダメなんだなホントに」。……ホラごらんなさいママの言ったとおりだったでしょ…と、ダメ母のような口調になってしまう私。「コージ苑」や「サルまん」をリアルタイムで楽しんできた世代としては、どこかで終了を信じたくない気持ちがあるのは分かるんだが。
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9/1(Sun)
▼昨日デジカメないない騒動で相方に迷惑をかけてしまったので、免罪符代わりに酒の一つも買っていこうと店へ行く。西口セントラルの銘酒館を勧められたが、品数の割にコアな品が無い印象があったので、近所のW酒屋へ行く。ここは時々コアな限定品を、しかもきちっとした管理で揃えていてくれる。しかもここで買った限定品が美味くなかったことがない。店主がお酒をよく研究し、また製造元からも信頼を受けている好印象を持っているので今日もここへ。ダメモトで、高木酒造の焼酎「隼」(たまにしか入らないらしい)を探しに行く。なんと一本だけ発見。即レジへ。するとここの店のおじさんは私が以前もここの焼酎の在庫を尋ねたのを覚えていてくれたらしく、「これの上の焼酎も入ってきてるけど」と言ってくれた。これの上の焼酎とは、もしかして「鬼兜」?と冷蔵庫から出てくるのを待ったら、まさしく鬼兜!常連に頼まれてキープしていた分にゆとりがあったらしい。く〜〜〜〜やった!実に数年ぶりの鬼兜だ。相方がどんなに喜ぶかしれない。天にも昇る気持ちで、「隼」と「鬼兜」をお持ち帰り。だからこの酒屋は好きだ。大好きだ。
▼夕方前に酒田へ向かう。山辺経由で寒河江に出ようとしたら、中山で農機具のイベントがあったせいか思ったより混んでいた。高速に芋煮フェスティバルの影響があるかと思ったが乗ってしまえば通常とさほど変わらず。ガソリンがギリギリっぽかったので鶴岡か酒田で降りてしまおうかと思ったが面倒なのでそのまま最寄のICまで行ってしまう。針がEラインを割らずに済んだので余裕で帰宅。
▼寝る前に「鬼兜」とご対面。最近、酒を買ってきても結構なペースで開けてしまう相方だが、流石にこの酒は丁寧に少しずつ味わって飲んでくれそうだ。以前とボトルはずいぶん変わっていて、モダンな感じの青いガラス瓶にコルク栓。しかし味は以前と変わらず甘露そのもの。至福。