ランダム日記
2002年10月前半
ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
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*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。
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10/15(Tue)
▼朝、いつものように足が張った感じがするが、湿布を張替えて出勤準備。数匹小さいハエがいて、何でだろう…と思ってふと鏡台を見ると、昨日うっかりフタを開けっ放しで寝てしまったダイソーの化粧水「酒しずく」のビンの口に数匹たかっていた……ひー。し、正味「酒」なのね……揮発するしね…使ってはみたけどあまり合わないみたいだし(米ぬか系はOKなのに麹系はどうもダメっぽい)、そのうち風呂にでもぶちこんで使おう。医者から貰った痛み止めもしっかり飲んで出勤。駐車場までゆっくり歩き車に乗る。運転は支障ないようだ。わりと近い会場なので助かる。
▼この講習はもう数回こなしているので大体同じような首尾で第一日目。去年よりも「家にPCがある」「既にネットをしたことがある」「他のIT講習なども受講経験がある」という人の比率が増えていて、PCの普及を感じる。最初に「こんな状態なので失礼ですが座って説明させていただくこともありますがご了承ください」と言ったのだが、結局熱が入ってくると立ってしまう。集中していると痛みも感じないが、終わるとドッと重い。
▼会場のトイレで、ふと「洋式があってよかった」と安堵。これまで気にしなかったが、和式しかなかったとしたらあの体勢はかなりの激痛だ。そうしてみると、祖母のことを考えて、かなり早い時期から洋式を導入した我が家の、祖父や義父の祖母へのいたわりを感じた。で、当然増築した際に付けたトイレも全て洋式。具合が悪くなってみて始めて分かるありがたさ。
▼帰途、整形外科に寄っていつものライザーと電気。昨夜よく眠れなかったせいか、電気を当ててもらって、微弱なピリピリ感と暖かさに眠気を誘われる。一日立ち仕事のあとに機械で少しでも治療…というこのサイクルはけっこういいかもしれない。10日目ころは調子に乗って再発しやすい時期だといわれているので、くれぐれも気をつけねば。帰り、ふと昨日見た若山牧水の歌を思い出し、日本酒ならぬ赤ワイン、それもがっちりタンニンの効いたフルボディのやつを飲りたくなった…のだが、給料日前なので我慢して、代わりにドラッグストアでサポーターを買う。
▼夕食後、相方の採点の手伝いをする。が、足のだるさと眠さでゲインがあがらず。いつものペースと集中力をアムロのガンダムとすると、今の状態はセイラガンダム程度だなあ…
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10/14(Mon)
▼セラフィックゲートではブラムスをさくっと倒し、その後万全のメンバーでガブリエ・セレスタを屠る。あとはイセリア・クイーンだけ…なのだが、流石に怖いなあ。パーティー編成をアレコレ考えながらちょっと保留。しかしこのゲーム、やはりセラゲまで混みで楽しもうとするならHARDモード以外はないとあらためて実感。仲間はまだしも、結局扉の向こうの武器がないと、第2階層あたりで詰まってしまうだろう。基本経験値が他のモードに比べて低いものの、ピリオド数と美味しいダンジョンの多さがそれをカバーして余りある。EASYが一番シンドい(アイテムの変換ができないので)というのも本当に珍しいゲームだ。
▼相方が2ch酒板で、「酒に関する名言」スレを見ていた。で、「若山牧水の酒の歌でいいのあったよな」と言い出したので正しい文を検索する(若山牧水の詩歌集はうちにはない。中原中也は2冊あるのに)
・白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり
相方が探したかったのはこれ。
・かんがへて飲みはじめたる1合の2合の酒の夏のゆふぐれ
私はこれが好きだ。ついついっと入ってしまう日本酒の冷酒。別に生酒でなくても高い冷酒でなくても、ごく普通の酒でいいんである。
コップでなくて湯飲みで飲むなんてのもいいんである。
・膳にならぶ飯も小鯛も松たけも可笑しきものか酒なしにして
ちょうど今の季節にはまりすぎ。
で、酒とは関係ないがやはり牧水といえば有名すぎる
・白鳥はかなしからずや空の青海の青にも染まずただよふ
これを見るたびに、私ゃもう「電波オデッセイ」を思い出して泣けてきてしまうんである。
▼最近、足の裏の皮が豪快に剥ける。なんでだろ。裸足でいる…のはいつものことなのだが。
▼足の具合はかなりマシになってきたが、明日から一日立ち仕事だと思うと不安が残る。どうせ始めてしまえば足の痛みなど気にならなくなってしまうのだろうが…仕事に備えてそれなりの時間に早めに寝る。コーヒーの飲みすぎか、深い眠りに入れない。が、そのまま布団を動かず。
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10/13(Sun)
▼一晩寝たらニキビは小さくなったので、相方に潰されずにすむ。あーよかった。朝は7:40頃起きたのだが、「今から見ても戦闘シーンばっかだよな」と思い、何となく見ないままに相方を送り出してしまった。別に嫌いなわけではないが、気持ちが中だるみしているのか、単に起き抜けだと足が一段と痛いので飛び起きるのを無意識に避けたのか。
▼溜めた日記を書きつつ、ネット巡回などしながら午前中を過ごす。セラフィックゲートでレザードを鍛え、フレイを倒して仲間にすべく迎えに行く…が、堅い。バドラックとアリューゼの攻撃が1しか行かない。しかもレザードにレデュース・ガードとマイト・レインフォースセットアップしとくの忘れた…が別に全滅もせず、魔法とグランス・リヴァイバーのおかげで3ターン程度で倒す。やられた声にちょっと小エロを感じる。早速仲間に入れてみるが、まだ強い武器を手に入れていないのと、攻撃前に妙に長いタメがあるので使いづらい。
▼昼食は、相方にモスバーガーを買ってきてもらって一緒に食べる。本当であればラーメンでも食べに行きたいのだが…新作のマスタードチキンバーガーをリクエスト。サラダなんかを付けると決して安くない。モスではいつものことだが。
▼掲示板で、アーリマンさんから「『変なモノ日知録』にモンスター・怪獣・怪物部門を作ってみては?」という魅力的な提案をいただく。実はごく初期、サブタイトルをまとめながら考えたこともある企画だったのだが、タイトルを探すのに精一杯で手が回らなかったものだった。今回の仕事が終わったら着手してみるか…と思い、手持ちの怪獣怪人本を見ていて、つい読みふけってしまう。60年代、70年代初期のマイナー作品だったりすると、ネーミングよりも造形や予算やり繰りっぷりが余りに凄くてそっちに目を奪われてしまう。こりゃ宝庫。また、名前は普通でも設定や造形がイカレきってるものもあって迷う。「トリプルファイター」の全身タイツ怪人勢ぞろいの安っぽさといったら、笑いを通り越して「もののあはれ」すら感じてしまう有様。逆に怪獣の名前がアレでもエピソードがしんみり来る話(クルマニクラスとか)だと、選んでいいものかどうか考えてしまう…
▼父が、「かつて祖母がよく作ってくれた郷土料理を食わせたい」と義母に作らせたものが夕食の一品として出される。丸干しのカタクチイワシ(かな?とにかくシシャモ程度の大きさのイワシ)を少し塩抜きし、敷いた昆布の上に載せて形が崩れないように煮たもの。その名も「ショトペト」と言うらしい。語源どころか、何語だか想像つかない語感が素晴らしい。今すぐにでもクイズの問題に採用したいくらいだ。ちょっとしょっぱいが、昆布の風味が結構美味しい。シンプルな味。骨まで食えた。こういう、内陸では縁のなかった料理を教えてもらえるのはありがたい。早くまた台所に立ちたい。
▼「おーい、エメリッヒのトカゲやってるよ、トカゲ」というので居間に行ってみたら、ハリウッド版ゴジラだった。去年だか一昨年だかに見て、二人でそのトカゲっぷりにトホホ…となった作品なのだが、裏番組のCMになるたびトカゲにチャンネルを合わせる相方…もしや……このイカガワシサが結構気に入ってるのね、そうなのね。
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10/12(Sat)
▼あ。起きたらもう「ポンキッキーズ」終わってた。にぼしさんの娘さんが出てたのに。
▼明日・明後日と休みなので、少しでもやれることはやっておきたい…というわけで、今日も整形外科に連れて行ってもらう。4日も連続で義父に手間をかけさせてしまうのは本当に心苦しく、相方の都合が許すならば相方に連れて行ってもらいたかったのだが部活動の関係で無理だった。言い出しづらかったのだが、義父の方から「今日は何時ころがいい?」と声をかけてもらって本当に助かる。ありがたい。昨日と同じくライザーと電気をかける。状態は昨日と同じくらいだが、飛び跳ねるほどの痛さはかなり薄まった。とにかく力の限り休めるしか(変な日本語だが)ない。
▼昨日クリアした「ヴァルキリープロファイル」のエクストラダンジョン・セラフィックゲートに入る。ここで手に入る武器が反則的に強く、一気に戦力がアップ。とりあえず今日はレザード・ヴァレスを仲間にする。イベント戦闘で倒さなければならないのだが、もはやうちのパーティーの敵ではなく1ターンで屠る。入手後は早速パーティーに組み入れて鍛える。CVが子安武人なんだが、妙にセリフ発現率が高く、喋ること喋ること。昨日のガノッサに代わって、バドラック・アリューゼと組んだ「ガラ悪男性パーティー」。セリフを聞いていると限りなくダークな気分になってヨロシイな。終始毛布にくるまって横になっているので、夕食前につい1時間ほど寝てしまう。でも何だか、寝れるだけ寝た方が早く治るような勝手なイメージもあり。
▼「体力王国」「めちゃイケSP」「恋の空騒ぎ」と、まさか一日に3回も永井大(タイムレッド)の姿をTVで見るとは思わなかった。鋭意売り出し中なのねえ。それにつけても「めちゃイケSP」の「スペシャルバカ決定中間テスト」では、顕微鏡で見たケイソウを「アワビ」(「顕微鏡で見た」っつってんのに)、「富岳三十六景」を「大波」と豪快な誤答。TV的には大オッケーなわけだが、かつて「教員採用試験に取り組むため一年間芸能活動を休止」していたことを私は忘れてないぞ。一応「本当に一般教養勉強したんかあんた」とだけ言っておこう。それにしても、ふかわりょうが慶応出身だということを初めて知る。得点も高かった。今月の「ダ・ヴィンチ」のインタビューの話しぶりも結構知的だった。だがあえて、まだ「実はインテリ」という売り方はしないで欲しい。もうちょっと年食ってからでいいんじゃないかい。これは勝手な要望。そして永井大が東京農大出身だったということも初耳(勝手に体育系大学だと思ってた)。タイムレッドの大根踊り(あの踊り好きなんだよ〜)、是非一度見たい。
▼ところで、「体力王国」の中で見るからにヘボいアニメをやっていたのだが、内容はもっとすごかった。国際陸上大会で高らかにコールされるのが、「チーターとカール・ルイスの遺伝子を掛け合わせて生まれたチーター・ルイスです!」ってオイ。カール・ルイスを一体何だと…訴えられても文句言えないぞこれ。一緒に走るのも、チンパンジーだのウマだのを掛け合わせたのが一目瞭然な選手ばっかり。既に人類の出る幕無しという地獄絵図。ゴールデンタイムにとんでもなくフリーキーなものを見てしまった。寺沢武一が「ミュータント陸上選手権宇宙大会」でも書けばこんな感じになるのかな。
▼相方が今日買ってきてくれたのは「ダ・ヴィンチ」と「キャラ者」2巻。「キャラ者」のほうは装丁に誤魔化されてか、漫画のカテゴリでなくビジュアル本やら流行りモノ本の棚に並べられていたので久しく探せなかったそうな。「アクション」から「weeklyぴあ」に移動したわけだが中身は相変わらず。とにかく江口寿志の場合、2巻分の連載(といっても、見開き1本、右ページがタイトルで左ページに漫画という掟破りの体裁ではあるが)が達成されただけで評価しないといかんだろう(こうやって甘やかすからいけないんだろうな、ホントはな)。内容は結構好き。時折、パイレーツ時代のシュールなノリが見れるのが嬉しい。あとはやっぱり、ちょっとしたコマでも女の子が可愛いし雰囲気がスタイリッシュで、これは他の作家にはなかなか真似のできないところ。主人公のタミちゃんの表情の書き方が時折内田春菊っぽく見えるのは、単に最近の画風か?
▼「ダ・ヴィンチ」は近年お得意のSEX特集。個人的には「MORE」やら「an-an」に任せておけよという気がしないでもないが…「テレプシコーラ」は、お得意の「底意地悪い女性キャラ」がマジに底意地悪くて、「あ〜〜、山岸涼子ぽいなあ」と思う。彼女の世界では、前向きな千花ちゃんみたいな娘はさんざん苦しめられちゃうんだよなー。
▼ところで、江川達也が今度は「家畜人ヤプー」を漫画化すると同誌で知る。あのエログロさを描くのに不適任だとは思わないが、すぐ投げやりになる彼にあの世界に対峙しきれるのかな?とも思う。別に石ノ森章太郎版(というか正確にはシュガー佐藤版)を絶対視するわけではなく、単に江川が漫画家として嫌いだからそう思うのだろうけど。……じゃあ誰ならいいんだろう?とまたお決まりの妄想をして、ふと「山本直樹」の名前が脳をよぎる。…山本直樹描くところのヤプーを想像して、思わず吐きそうになるほど鬱。もうしません。
▼こんな動けない生活をして(しかし服薬の関係上三食きっちり食って)いるせいか、眉頭にニキビ発見。自分のニキビを見ると即刻潰してしまう相方は、「つ、潰しごろのニキビだな」と変な方向にハァハァする始末。ちょうど私が白髪を見ると抜きたくてたまらなくなるのと一緒なのだろう。しかし私も年が年だけに、みすみすシミの元を作らせるわけにはいかず「寄るな!潰したら殺す!」と夫の動きを牽制する。そんな夫婦の日常。
*「キャラ者」2 江口寿志
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10/11(Fri)
▼今日も朝一で整形外科へ。朝方、義父にお仲間からキノコ採りのお誘いが来ていたのだが、ちょうど私と出るのと行き違いの形だったので待っていただくようにしたとのこと、心苦しい。昨日と同じくライザー10分で終わりかと思ったが、先生から「状態がよくなってきているようなら、筋肉を柔軟にするために電気もかけよう」と言われてさらに10分。かけた感じは、夏に買った(そして結局放置した)「アブ某」と同じような、軽いピリピリ感。かかとを無理に浮かさないでも何とか歩けるようになった。とにかく来週の頭までに少しでも直さなければ。会計も混んでいて私も焦れたが、車に乗って急いで帰宅。天気が良いのに洗濯も部屋片付けもできず、普段サボりまくっているくせにこんな時だけ「やらなきゃいかんのになあ」という気がしてせかされる。が、結局足を動かさないように横になるか座ってネットするのみ。
▼義父が取ってきてくれたキノコ(スギワケという白いピラピラしたキノコ)は今日の夕食にのぼる。他に義母の作ってくれたカツ丼。「どっちの料理ショー」では「カツ丼vs牛丼」だったが、食べたばかりなので悶絶せずにすむ。いつものように相方の帰宅を待っていたが、PTAの用事の上に特別指導(平たく言うと大小の不祥事)が入ったとのことで、20:30ころ侘しく食べた。
▼ケリをつけるべく、昨日に引き続き「ヴァルキリープロファイル」。メルティーナが育ちきったのでレベル1のガノッサにチェンジ。麦人の声が渋い。だが特定の大魔法でフリーズしやすいと評判な彼なので最初は恐る恐る詠唱。クロス・エアレイドを使ってる分には問題なさそうだ。ジサマの割にガンガン育って、予想外の愛を感じる。現在のパーティーはバドラック・アリューゼ・ガノッサ(+レナス)の、これ以上ない「ダークオヤジパーティー」。追い剥ぎ集団と言われても納得しそうなワルさだ。ついでにサクサクと(シナリオ的)ラストダンジョン・ヨツンヘイム宮殿をクリア。ラスボスあっけなし。Bエンディングも噂以上にあっけなし。Aエンディングは初回プレイで見てるからまあいいんだけどね。
▼住基ネット関連のニュースで、「本来2週間おきに実行するはずのウィルスチェックが、実は3カ月おきにしか行われていなかった」と報道。住基ネットは実際には専用線のネットワークであり、それ自体が直接インターネットに繋がっているわけではないので、一般のネットワークサーバーと同一のものに考えるわけにもいかない…のだが、結局扱う職員のスキルレベルがまちまちなのでどういった間違いが起こるとも限らない(実際、経費節減のために多数のアルバイトが具体的に機密に関わる作業にも従事している。私がバイトしていた頃よりもその傾向はさらに強まっているとも聞く)。私個人としては、ネット導入前も本人以外の人間がごく容易に住民票や台帳類を閲覧できたのだから、あまり住基ネットに対してヒステリックに反応するのは好きではない。しかしこの件に対する片山総務相の無神経・無知な発言に関してはとうてい看過できない。
「専用回線、閉じた回線で、一切ウイルスの不正侵入その他の状況もない。全く問題がないのにチマチマやるのがいいのか」
「どういう間隔で更新するのがいいのか、住基ネットの調査委員会で議論してもらったらいい(←セキュリティに留意してネットしたことがないとしか思えない発言)」
もう公務員でなくなった人間が言うのも何だが、たとえ末端であっても、住基ネットに関する正しい知識と説明能力を持ち合わせなければ行政に関わることを許されないのが現在の状態であり、世間の目というものだ。それなのに、この計画のトップにいる人間がこの程度の認識だとは…
▼「全く問題がないのにチマチマやる」。それって特に、公共の仕事に携わる人間には大切なことではないのか。
公務員とかサービス業とか関係なく、「世間」の中で生きる一員として、心に刻もうと決めたエピソードがある。石ノ森章太郎の「HOTEL」の中で、トラブル係の小林さんが新人を諭すセリフ。
『田川君、お客さんの心理を知っているかね?--何もしてくれない人より、自分のために動き回ってくれた人の言うことを納得して聞く…(中略)では、スチュワーデスの新聞の話は…?
スチュワーデスがだね、お客様からある新聞を読みたいと声をかけられたとする…だが、スチュワーデスは、その場で直ぐ、その新聞はございません----とは言わない。
…ないとは分かっていても、ラックをのぞきに戻り…改めて申し訳ありません、その新聞はただいま切れております。----と言わなければならない。
----お客様を納得させるには、お客様の目の前で働いてやらなければいけないということだ。』
言葉は違えど、特に営業やサービス業の研修などでは同じことを叩き込まれるのではないだろうか。単純なことだが、仕事の上だけでなく日常の生活でも「実際に動いてくれた人の方に信頼が置ける」のは誰しも同じ事だと思う。公務員の仕事はさらにそれを要求される部分がある。そうでなくても外部の見る目が厳しい中だからこそ、「大丈夫だとは思うが念のため確認してみる」「これだけ実際に気を配っている」ということを態度で示して、一つ一つ信用を積み重ねていく必要があるだろう。それは長だろうがバイトだろうが同じことだ。結果的には無能なままで辞めてしまったが前職従事中も、口だけでなく実際に「生徒の相談に資料を集めて答える」「問題を解説するときには必ず自分で解いてから、実感的な内容を話すようにする」などをするとしないとでは、生徒の食いつき方も違っていたような気がする。今の仕事でもできるだけ心がけてだけはいることだ。
まして住基ネットについては、行政側はやはり「不安やご不満はおありでしょうが実施させていただく」立場である。日々住民の苦情を聞いたり、説得に当たる職員もいるだろう。それなのにトップが「チマチマやる」ことを否定するような発言をしていては、どんな利便性があるにせよ住基ネットシステムが国民の理解を得ることは難しいだろうと思う。
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10/10(Thu)
▼何だか朝方の冷えが本格化してくる。コタツでも出したいがとてもこの状態では無理だし、新調しなければならない敷布団も買ってないし、足を暖めるのは現在厳禁だし、何より部屋片付けないとセッティングできないし…で、結局毛布をひざにかけたりくるまったりして誤魔化す。昨日飲み会だった相方は、義父の車で送られて駅まで。本来これは私の仕事。怪我したせいでアレコレと家族に負担をかけてしまって本当にすまなく思う。足の感じは少しまし。かばって歩くのが上手くなったのか、単に痛み止めが効いているのか。でも少し動くとまだ痛い。かかとを浮かしている状態だと楽なので、相方に貸してもらったサッカーソックスのかかとに折ったソックスを入れて、シークレットブーツ状態にして履くと楽なことを発見。ただ滑りやすくなるのでこれはこれで緊張。
▼今日も午前中に整形外科に連れて行ってもらいライザー10分。家に帰って昼前。昼食は昨日相方に買ってきてもらったミスドのグラタンデニッシュ。薬を飲み、昼寝しても良かったのだが、やりっぱなしの「ヴァルキリープロファイル」に手をつける。あとはラストダンジョンに突入するだけの状態なのだが、ピリオドがあまっているので、つい貧乏性を発揮して使い切るまでアリアンロッドの迷宮でひたすらレベル上げ。上がる上がる。MAXまでいかないかと思われたメルティーナのHPも、最後のレベルアップで90000に達して安堵。途中、バグりかかったのか、アリューゼが自分の出番でもないし戦闘中なのに「割と楽しかったぜ(本来なら敵を倒したときのセリフ)」のセリフを何回も連発するので、マジで戦慄。幸運にもバグらず、戦闘終了後に正常になった…そんなこんなで相変わらず「堂々たる引きこもり」状態の日々。
▼夜、相方とキッチンで食事がてらTVを見ていたら、長島三奈が出てくるソフトのCMが流れていた。そのバックの曲にふと耳を傾けると、
「♪ああ〜 今日も陽は〜西から〜のぼる〜♪」
ってオイ。何爽やかな声とメロディアスなバラードのふりして、バカボンみたいな歌詞を歌い上げてるんだ。味噌汁吹きそうになった。
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10/9(Wed)
▼ようやく何とか階下との行き来が少しは楽にできるようになった。で、遅ればせながら義父から整形外科に連れて行ってもらう。ちょっと家からは遠くなるが、かつて義妹も通っていて、今酒田で評判がいいと言われるクリニックを選んでもらう。心遣いに感涙。評判がいいだけあって待合室にはすごい人出。最初に看護士さんと問診して先生に見てもらう。やはり予想通り肉離れということだった。説明では「普通、外科手術の抜歯まで3週間ほどかかります。人間の組織が再生するまでそのくらいかかるということで、断裂した筋肉も一緒です。一週間後の仕事に間に合わせたいというのは完全には無理なのでくれぐれも無理をしないように」と言われる。湿布・冷却・サポーターという処置については「適切な応急処置です」と言ってくれた。とりあえず今週は毎日機械治療の方に通うように指示を受ける。広いリハビリ室には牽引・電気・レーザーなどの機械とベッドが沢山あり、患者も多いが回転もかなりいいようだ。「スーパーライザー」という、自分でレーザーを当てる機器を10分間使うように指示される。肉離れは(よほど重度であれば手術もするらしいが)根本的に「筋繊維がくっつくのを待つ」以上の治療はないのだが、レーザー照射によって筋繊維が復元しようとする作用を多少促進するとのこと。とにかく来週の火曜日まで少しでも良くなっていたいので信じて機械に向かう。湿布薬と痛み止め・筋肉を柔軟にする薬を一週間分貰う。ギブスは付けずにすむ。
▼院内にはプロサッカーチームやバレエスタジオなどのポスターが貼ってあって、スポーツ選手の治療などでも成果をあげていることが分かる。患者さんも多いし、なるほど噂どおり腕利きなのだろうと信頼感が増す。
▼トイレに行く時や食事のときは歩いて移動するのだが、相変わらずかかとを床につけると激痛が走るのでとても無理。だが、左足のかかとを上げてかばいながら歩くのが随分上手くなった…と言ったら、あんもさんやおかぴーさんに「悪くなったところをかばっていると、腰とか背中を痛めてしまう場合が多いので気をつけて」とアドバイスをいただく。ありがたい。しかも私の場合ウェイトが洒落にならないから、それこそ右まで肉離れを起こしてしまったら立つことすらできなくなる。せめて家の中で楽に歩ける方法を考えよう。
▼今日は相方は飲み会。こんな状態でいるとガラにもなく一人で入るのが心細くもなるが、仕事だし仕方なし。ちょっと某件でのデータをまとめる。ついでに.htaccessを使ったパスワード制限にはじめて取り組む。フルパスの設定の仕方でちょっとてこずるが問題なく設置完了。
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10/8(Tue)
▼本当は今日こそ医者に行くつもりだったのだが、階下に「連れてってください」というのがなんだか気が引けたのと、そもそも足が痛くて階下に下りる気力がなく、今日もただ湿布して冷やすだけで一日を過ごす。当然家事も何もできないので、夕食も全部義母に頼って、ただ食べるだけの超優雅な生活。毎日料理するのはもはや日課だったのでなんだか落ち着かない。しかしこうして怪我してみると、小さなことでも人の情けが本当に身に沁みるものだ。日頃、たまに作ってもらっても「バランス悪いなあ」「同じものばっかりで芸がないなー」と内心くさしてしまっていた義母の料理だが、毎日美味しくてたまらない。うう。してみると、ちょっと料理が得意なくらいで天狗になってたのね、ワシ。こんなときくらい謙虚になってみる。
▼昨日に引き続きむちんさんと大いに語る。色々と思うところあり、学ぶところあり。今週末から娘さんの秋休みに合わせて青森に帰省、ついでに北海道でいぼんぬさんとも会うそうな。秋に親子水入らずの旅行。時期も最高だし、そう思うと二学期制の秋休みもなかなかいいのかもしれない。
▼夜、実家の母から電話。上司がポリープの大手術で入院することになって、現在総務課長で実務に一番詳しい母が局長代理を兼任することになったという。「でも総務課の仕事は誰にも代わってもらえないから仕事が倍になった」と、急展開に溜息の母。もう60をとうに過ぎて、今年こそ引退しようと思っていた矢先の事で「母さんの仕事的な人生って、いつも予想しない方向にばっかり行くのよねえ」と、自分でも呆れるほかはない様子だが、その年齢でそれほど周りから実務能力と経験を認められているというのは得がたいことで、絶対敵わないな…とわが母ながら感心するばかり。怪我のことを話したら当然ながら心配していた。お互い自分や他人の怪我に振り回される日々ということか。ガラにもなく実家の両親の健康を気遣ったりする。
▼明日こそ医者に行こうと思うので身奇麗にするべく入浴(もしかしたらギブスつける可能性もあるし)。うちの祖母は足が悪いので、浴室は改築するときにそのことを考慮している(でも結局祖母は怖がって、今は入浴サービスを利用しているが)。このおかげでかなり助かる。手すり一本で体を支えるのが楽だし、介護用の座高高めの風呂椅子は立ち居の際の足の負担を最小限にしてくれる。今まで使ったことのない脱衣所の椅子に座ると着衣も感動的に楽になる。完全なバリアフリーというわけにはいかないが、祖母用の備えが思わぬところで役に立った。ヘタに血行を良くすると内出血を促す危険があるので、極力暖めないように湯船には入らず、時間をかけないように気をつけながらシャワーを使う。
▼「PAGERANK」アルゴリズムのための調整によって、ユーザーの多くが「googleの検索精度が下がった」と感じている、という記事を読む。私も最近そんな感じを抱いていたので何となく納得。以前はもっと私のところのようなマイナーサイトの欠片も拾ってくれていたんだけど、検索結果の件数自体が減ったような気がする。使っていてPAGERANKを気にすることはほとんどないので、前のアルゴリズムに戻してくれないかな…と思いつつ、結局これ以上のものがなくて今日も愛用しているのだが(2chで盛んに宣伝しているAAA!CAFEの検索も悪くはないが、精度で一段落ちる上、広告がウザくて重い。キャッシュデータの表示の仕方は面白いが。また基本的にあそこのやることを信用できないというのも。)
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10/7(Mon)
▼痛みはほとんど昨日と変わらず。痛くて左のかかとを床につけたり、甲をそらす動作がまずできない。相方のサッカーソックスを借りて少しでも固定する。ネットで見たところ、湿布と冷却に加え、足を高くしていると良いとあったので、ネットも控えながら横になって過ごす。トイレに行くのも苦痛。本当はすぐ医者に行けばよいのだろうが、肉離れであれば根本的には「時間グスリ」だし、何より義父に連れてってもらうにしても痛くて階下に降りられそうにない…とウダウダしていたら行けなかった。昼間むちんさんと電話、昨日会ったばかりなのに…というか会ったばかりだからこそ、芋煮会のことなど色々と話す。他にお互いの懸案の事項など。足の事を話し、心配をおかけしてしまう。
▼夜、相方に買ってきてもらったサポーターをつける。つけない状態よりはかなり楽。夕食は上に持ってきてもらおうと思ったが、昼間休んだせいか何とか下まで行けたので、足を引きずりながらキッチンへ。日頃丈夫だけがとりえの私の予想外の惨状に義父と義母も驚いたようだった。さすがに「たいしたことないです」とは言えない状況。アイスパックを換えて、足を高くするように布団を調整して寝る。楽な姿勢で寝ている分には痛くない。ああ、しかし、スポーツしたわけでもないのに肉離れというのも、ひたすらに情けないやら恥ずかしいやらで、気持ちの方が凹みそうになる。
▼気を紛らわすために、おととい仙台で買ってきた「ジジメタルジャケット2」を読む。今度はブルース&ソウル編。ブルース方面の知識は正直「ブルース・ブラザーズ」に登場したミュージシャンとか、オムニバスに入っているものとか、あとは好きで聞いているサム&デイヴとかオーティス・レディング程度なのだが面白かった。「ジサマバンド」というのは、考えて見ればそれほど突飛な存在ではない。私の父も今年65歳だが、思えばあの年代というのは30〜40年代に音楽を聞き、映画を見て青春時代を過ごしている。かなり良質なものをリアルタイムで体験している世代だ。音楽も好きだしダンスなんかもたしなむ人も多い。ヘタな若者よりずっと「魂の栄養」を摂取していたのではないだろうか。聞くだけでなく演奏する行為も盛んで、うちの父ですら、若い頃は一時期職場の仲間とハワイアンのコピーバンドを組んでヴォーカルをやっていたという。娘が言うのも面映いが、カラオケなんかに行くと今でもいい声だ(リズム感にちょいと難ありだが)。自分もある程度年を食って、そんな風に素直に「けっこう父母の世代ってかっこいいかも」と思えるようになった今だからこそ、ジジメタル・ジャケットの真のカッコよさを認められるのかもしれない。
▼同時に買った「記憶スケッチ・アカデミー」。「通販生活」連載中から結構読んでいたのだが、まとめて読むと破壊力倍増。足の痛みも忘れて笑い死にしそうになる。素材も最高だが、何と言ってもナンシー関のコメントあってのこの面白さだった。読み終わったあと、もう彼女の新刊は読めないのだと思いしんみりする。
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10/6(Sun)
▼オフのたびにこれ書いてるけど、それでも大場家の朝は7:30に始まる。なんとなく20分前に起きてしまう私の体。あまつさえ相方さえ10分前に起きて「そろそろ7:30だぞ〜」と声をかけてくる。そして7:30にはTVの前にちょこんと座っていつもの90分コンボだ。あんもさんとQ太郎さんは10時から電話チケット予約の戦いに挑むということなので、とりあえず芋が煮えるまで使いそうな具材や道具をもって一足先に川原へ行く。ちょっと早く来すぎてしまったが、混む前にと市民プールの駐車場へ車を入れる…安いけど有料だったのね…シートを持ってきてくれる関さんに連絡をつけて、関さんとNINさんを待つ。芋煮をするスペースは十分そうだが、石ばかりでパンプスにはつらい足元。(交通公園あたりのように整地されたイメージを持っていたので、不要だろうと思いスニーカーを用意してこなかったのは大不覚だった)とりあえず社債していたシートをしいて仮の場所取りをしていたら、NINさんと関さん登場。大きなブルーシートを敷く。しばらくすると水天堂夫妻&Tくん、文月さん・三浦さんとその娘さんが登場。鍋も二つ揃ったところで火を起こし、芋を煮始める。あんもさんに電話して、スニーカーを貸していただくことに。むちんさんから電話。なんと、旦那さんも参加してくださるとのこと。
▼そんな風に場所取りして待っていたら、今日は河畔清掃市民ボランティアのイベントがあったらしく、老若男女がゴミ袋を片手に、川原のゴミを拾いながら歩いてゆく。わたしたち含め芋煮グループに笑顔で「ご苦労さまでーす」と声をかけながら移動してゆくのだが、いや、別に何もご苦労じゃないし。というかモロに、「どうせ今から昼酒かっ食らって川原汚すんですよね。こうやって綺麗にしてるんだから、ゴミ捨てるんじゃねーぞ、ちゃんと持ち帰れよこの野郎」という慇懃無礼な視線が痛い。ちゃんと吸殻入れ(建築現場用)もあるし、各種ゴミ袋も、余りもの持ち帰り用のジップロックだって持参してるよう。そんな眼で見るなよう。
▼にぼしさんと娘さんが程なく到着。実はこの娘さん(以下K嬢)こそ、全員の今回のオフのお目当てと言っていい台風の目(あまりにも台風の目というか台風そのものだったので、以下、彼女のセリフを紫色で強調させていただきます)的存在。(この一連の育児報告(にぼしさんのサイトの「子牛力日誌」のコーナーです)をご覧になればどなた様も納得のはず)うわっ、眼がくりっとしていて、噂には聞いていたがメチャクチャ可愛い。川辺に着くや否や、対岸に浮いている、捨てられたボールを見て
「おとうさん、おとうさん、丸まった鳥がいるよーーー!!」
な、何と言う完璧な滑舌。そして何と通りのいい声。今すぐにでも劇団ひまわりのトップ子役になれそう…と一同機先を制される。
またK嬢は、茉莉さんの帽子(ピンポンパンのお姉さんがかぶってたみたいなやつ)を見て「その帽子、ヤッターマンみたいだね!」…さすがにぼしさんから日々なつかしアニメの英才教育を受けているだけのことはある。
茉莉さん「これ、桜田淳子をイメージしとるんやけどなー」
私「桜田淳子、確かに」
茉莉さん「大道寺さん…『これ、桜田淳子っぽーい』って言うたの、大道寺さんなんやけど…忘れはりましたん?」
私「えっ………ごめん忘れてたよ……」
火起こしがあらかたすんだので、鍋に芋を入れて煮始める。煮えるまでの間、お子様は川原で「お絵かきできる白石」を探して岩にお絵かきして遊んだり、川辺で遊んだり。にぼしさんがガラモンの絵を大きな石に書いているのを見て、「ガラモンが出てくるよー!ガラモンは隕石怪獣だからねえ!」とはしゃぐKちゃん。なんで小学一年生の女子の知識がそんなに正確なんだ。ピグモンと混同しないあたりも凄いよ。私もコッソリ岩に「(・∀・)イイ!」だの「(゚д゚)ウマー」だの書く。大人気ない割に童心もない。
▼いい頃合に、Q太郎さん・あんもさん夫妻、そしてむちんさんと娘さん、初登場のむちんさんのダンナさん登場。ここで「アホなりに害がなくて気持ちのいいれんじゅうだ」と思っていただければ、今後むちんさんは今までよりずっとオフに来やすくなる…のだが。一見したときみんな、短髪のせいか男っぽいイメージのせいか、一瞬「あ、Q太郎さんだ」と思ってしまった。実際にお顔を拝見するとさらにずっと男気溢れる感じで、「男塾OB」という印象。
▼仙台風味噌芋煮のほうが先に煮えたので食べる。山形風の方は量を入れすぎたかなかなか煮えず、30分以上遅れて完成。腹がめいめいに膨れて、それぞれ談笑したり、昼酒を食らったり、文月さんとあんもさんから作っていただいたおにぎりを食べたり。持参した梨も剥いて振舞う。芋煮の具がいい感じで減ってきたのでうどん投入。最初は「芋煮にうどん?」と怪訝そうだった仙台勢だが、食べたら納得してくださった模様。よかったよかった。
▼川の淵には小魚が群れていて(多分鮎の稚魚か?)、お子様同士、段々馴染んできて遊んでいる様子、何より。濡れたり濡れなかったりしながら遊んでいる。前の方で芋煮している若者グループに変なノリの人がいて、電動ガンか何かで水面を撃って遊んでいた。すぐそばで子供が遊んでいるのに…サバゲでもしたかったんだろうか。非常識さに内心眉をひそめる。その男性は、私たちより先に引き上げるときにも、わざと私たちの近くで電動ガンを空撃ちしていて、気分悪かったが。
▼女の中に男が1人状態のTくんだが、相方と遊んでくれながらも女の子達と遊んでいた。始めて会うお姉ちゃん・K嬢と遊びたいような雰囲気でちょっと拗ねていたのだが、
にぼしさん「K−、ほらー。Tくんが遊んでーって。一緒に遊ぼうよー」
Kちゃん「知らないわ、あんな男!!」
とヒモを見限るソープ嬢のように容赦なく吐き捨てるKちゃん。ショックで泣くTくん。
……あんたもまだ幼児なのに、妙に大人っぽい言動に晒されまくりだね…大丈夫、大人になって水天堂さんそっくりに成長したら、その容姿とハイテクで、女なんか入れ食いだよ…と物陰からそっと心中で励ます私。
「Kちゃーん、でもね、Tくんね、大きくなったら水天堂パパみたくカッコよくなるんだよー?」と口に出してフォローするむちんさん。しかしKちゃんは
「うちのお父さんの方がカッコいいもーーん!!」
私は見ました。心中でガッツポーズで小躍りするにぼしさんの、一瞬至福に緩みきった顔を…
そこまで言われれば、父親としては天にも上る気持ちだろう。きっとにぼしさん、絶対Kちゃん嫁に出すつもりなくなったな、今(いつもかな?)。
▼14:30くらいになって、満腹だし空も曇ってきたし…ということで綺麗に後片付けをしてゴミも分別し、お開きに…する時点で、そういえばお初の人もいるのに自己紹介もせず、ダラダラ進行してたことに気づく。で、最後だけはということでにぼしさんに一本締めしていただいて解散。荷物をしまって車を出そうとしたときに、雨がポツポツ降り出してきた。ギリギリジャストのタイミングだった。今日はついている。皆さんありがとうございました。今回は暗くならないうちに山形に帰った方が良さそうなので、カラオケもお茶もなしですぐ帰途に着く。来年は是非山形で開催して、芋煮パラダイスを皆に知って欲しいなあ。
▼本日の大場夫妻ファッションチェック。
←Q太郎さんの靴下が、さりげなくドラえもん。 ←同じくQ太郎さんのTシャツ。パーマンバッジのマーク入り。
→その背中。2号じゃなくて「Z号」。く、空気穴はどこに。→←あんもさんのTシャツはコピーロボット。
さりげないペアルックだね。憎いよこの。
「Push my nose!」と書いてあるので、私とむちんさんと
茉莉さんは、「押せって書いてあるから押していいんですよね!」
「本当は押して欲しいんでしょ?」「頼むから押させてや〜」と
今日もセクハラに励みました。
▼学生時代はずっとペーパーだったので、仙台で車を転がすのは生まれて初めて。多少緊張しながら西道路-高速へ。しかし仙台-山形間は2車線の部分が多いので考えようによっては山形側よりもずっと走りやすかった。昼酒が入った上に、水天堂Jrと遊び倒した相方はかなり眠そう。一応私に気を使って寝るまいとはしていたが、高速には入るや否や早速墜落した。途中何度か起きて話し掛けたりするのだが、睡魔の勢力が強くなって、だんだん言ってることのわけが分からなくなってくる。
▼「デジカメって便利だねえ」という話をしていたはずが、突如何の脈絡もなく
「うん、でもそんなものにまで『どじょう印』が付いてるんだもんなあ」と言い出す
「相方……『どじょう印』って何…?」
「『どじょう印』は『どじょう印』だよ〜」
「ワケわかんないんですけど…」
「ん?わからん?まあそのようなものだ」
…………もはやREM睡眠一歩手前で寝言がフライングしたらしい。聞いていると余計混乱してくるので、おとなしく寝かせる。
でも何だったんだ。どじょう印。
▼途中、寒河江のパーキングエリアで小休止。アイスコーヒーを買っている脇で、なぜかカツカレーを注文する相方。みんな芋煮で腹いっぱいになってたのに何故?と聞いたら「お子様と遊ぶのに夢中で、気が付いたらさほど芋煮を食ってなかった」との答え。あなたが食欲を忘れるほど忘我してたのね…ヨカッタね…そんなに遊んでもらえて…このPAの売店はお宮ががとても充実。最近南ジャスコの土産物屋が品薄になったので、今度からはここを使おうかと思う。あとは慣れた道を一路酒田ICへ。ジャスコ内のミスドに寄ってプレゼントを引き換え用と思ったが既に品切れ。予約券を貰って帰る。
▼帰宅して少し休み、夕食。いつものように二回への階段を駆け上がっていたら、残り3段くらいで突然左足が激烈につった。その時は、数日前から左足がつり気味なこともあって、ただ「あ、つった」としか思わなかったのだ。いつもはそこでしばらくマッサージすると直るのだが、這って部屋に入り、相方に筋を伸ばしたり揉んだりしてもらっても全然痛みが治まらず、かえってひどくなる。足の甲をそらしてふくらはぎをのばすようにすると電流が走るような激痛。それが安静にして1時間経っても治らない。「もしかして肉離れかも」と相方。「肉離れ」といえば激しいスポーツをする人のものだと思っていたので最初は違うと思っていた。とりあえず気を紛らわすためにネットしながら、肉離れについて調べる。……どうやら検索すればするほど思い当たる症状ばかり。認めたくないがほぼ確定だ。症例を見てみると、スポーツだけでなく日常動作でやってしまった人も少なからずいるようだ。中には自転車から降りた拍子に…という人もいた。とりあえず「揉んだり伸ばしたりするのは逆効果」とある。…う。てっきり足つったと思って、思いっきりストレッチしてた(大汗)。湿布をしたうえで冷やすといいらしいので、湿布の上にアイスパックを載せ、サポーターはないので相方のサッカー用ハイソックスを履いて押さえる。あとは起きていても痛いだけなので早めに寝る。うう、昼間の楽しさから一転してこんな地獄を見るとは……ただ、芋煮会場でやったのでなくて本当によかった。仙台勢に迷惑をかけないですんだのがせめてもの救い…2日間、あんもさんに愛のセクハラしまくった罰かも知れない…
▼普通肉離れというと早くて全治2週間。しかし15日からは2週間シリーズの仕事が一本入っている。例によって全日程シフトに入ってくれる人はいない(それに私の貴重な収入が…)。幸いサブがいるので、受講者個別の対応はそちらにまかせて、最悪の場合前に座って説明役に徹する…という形ならなんとかなるだろう。この傷み方がずっと続くようだと立ってるのはきついが…そこだけが頭にのしかかる。
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10/5(sat)
▼今日と明日はテスト帰還のため相方の部活なし。で、予定の仙台芋煮会に張り切って出発。予報によれば両日の天気も良さそうだ。9時頃家を出て、給油したり朝食を買ったりで、酒田を出たのは実質9:30ころ。いつもは高速で向かうのだが、今日は東根からの高速接続も試してみたいのであえて新庄ルートで行く。途中、工事中が多いわ、東根から乗ったら「高速道路」の意味を全く理解せず65〜70kmで走るジサマが前にいたりで案外時間を食う(幸いにも山形北で降りてくれて助かった)。今回は、明日の芋煮会で相方が飲むことを想定して、私の車で走っている(往路の運転は相方)。
▼何とか12時30分前には長町到着。むちんさんの家に迎えに行く予定だったが、「現在化粧中」とのことで、モール近くのユニクロで待ち、合流。今日は娘さんも一緒。娘さんと会うのは2回目。こうして見るとむちんさんに本当によく似ていると思う。そのままモールに向かって車を止め、あんもさんと落ち合う。あんもさんの今日のお姿はショートブーツに編タイツ。すかさず私が「おおッ、編みタイツ萌え〜」とヘロヘロ状態になるのはもはやお約束なワケだが、子供の前なのに「ショートブーツ萌え〜」といつも通りのむちんさん。なんて裏表のない人なんだ、姐さん。あんもさんが娘さんに「今日のお母さん、変でしょう」と話を振るが、クールに「いつものことですから」と言い放たれる。
▼とりあえず昼飯。モールpart2の寿司屋さんで、握り一人前&少しアラカルト。話しながら食べるとお腹一杯になる。この時点で、先日に引き続き妄想話に花が咲く私とむちんさん。先日の「宝塚にやって欲しい話スレ」になだれ込み、なぜか「『釣りバカ日誌』を宝塚でやるのはどうだろう」と言い出す相方……娘役トップが浜ちゃんヨメになるのね。そして恒例の「ハマちゃんご当地踊り」が最高の見せ場。さぞかし華麗なレビューになることだろう。
▼食事の後、一階で明日の芋煮用食材をしこたま買い込み、車に積んでまた喫茶店でダベる。むちんさんの自信作「アーガイル指輪」を見せてもらう。綺麗な仕上がりに感動。恥ずかしげもなく、稚拙な私の作品も見せる。懸案事項なども話し込む。その後、ビーズショップマミーへ。田舎では変えないビーズがたくさん。会員になっているむちんさんの権限で、割引のきいた値段でここぞとばかりに購入。その間相方には本屋で暇を潰していてもらう。むちんさんと娘さんは、だんなさんとこの後合流ということでお別れし、車であんもさんの新居へ向かう。途中何回かQ太郎さんと携帯で連絡を取り合っていたあんもさん。「今、明日に備えて薪割りしてて、何だか楽しくなってきたそうですー」…さすがQ太郎さん、相変わらずのワイルドシングっぷり。
▼途中で「茉莉さんの都合がよければ拾っていこう」という話になり、携帯で電話。茉莉さんは今夜出演の水天堂さんのリーディングを見に行くらしい。「観劇の間息子さんをお預かりして、終わったら迎えにくるということでどうでしょう」と話がまとまり、車を返して近くのコンビニまで迎えに行く。茉莉さん、息子さん(以下T君)とチャイルドシートを自転車につけて登場。相変わらず変わったTシャツを着てらっしゃる。写真は撮り損ねてしまったが「甘辛くておいしいよ(中略) ○○焼きせんべい」と、明らかにどこかの煎餅のパッケージに書いてあるようなロゴが前面に。あんたは凄まじい日本語が並んだシャツを「流行だから」と着ているアジアの人ですかい!とお約束でツッコんでおいて、「どこでそういうTシャツ見つけるんですか?」と聞いてみる。「フリマで買ったんや、100円や。」とのこと。この方の「変なTシャツコレクション」は今に始まったことではないのだが、会うたびに新ネタなのが凄い。きっと東北の変なTシャツはこの人に集まるようになっているに違いない。ちょっと口惜しい。
▼で、ここからが大変だった。Tくんを預かるのに慣れているあんもさんがいるからなんなく身柄を引き取れると思ったのだが、T君もそろそろ第一次反抗期。数時間母親と離れると知っただけで泣く泣く。「お母ちゃん。Tくん(自分のこと)と離ればなれになっちゃうの?Tくん哀しいよ。泣いちゃうかもしれないよ…」と言って本当に泣く。茉莉さんが抱っこしてもチューしても(しかしそろそろ自我の確立しつつある男子に大人のチューはどうなのかと…)車に乗せることあたわず。その間、10分はそうしていただろうか。サンクスの駐車場で。その怪しい姿、誰が見ても脳裡によぎる言葉は「拉致疑惑」の4文字。時節柄非常にやばいです先生。しかも直ぐ隣にある床屋のおばちゃんや客がこっちを見ながら「ハートウォーミングな一場面を話の種にしてる」のが丸分かりな、生ぬるい笑顔を満面に浮かべている。は、恥ずかしい。もう二度とあの床屋には行けないな(行ったことないけど)。で、あまりにも強固な抵抗にあって拉致失敗。トホホと大場家へ向かう。
▼お山のてっぺんにある大場家は、「離れ」とは思えないほどの大きな敷地と大きな家。まるでアードレー家のお屋敷だ。マキ割りが終わったQ太郎さんがお出迎えしてくれる。愛の巣にお邪魔して、とるものもとりあえず「まあ、見ないことにはクサすこともできないですし」と「ガンダムSEED」を見る。放送前から、同人風丸出しで書き分けのよくできてないキャラを見て期待は全然していなかったのだが、なんか舞台説明がほとんどなくて第1話なのに第2話みたいな雰囲気だし、動きぎこちないし、なんかまたガンダム強奪だし、またなりゆきでガンダム乗り込みだし、キーパーソンの1人が「女みたいだと思ったら男子」と思いきや、ヒロインは帽子から髪が零れただけで「きみ…女の子?」って、30年前の少女漫画みたいなベタベタ具合だし、主題歌は今時TMレボだし、あまつさえ西川は声優までやってるし、よせばいいのに「上だけ仮面の男」は出てくるし、要するに私はダメだった(同人系の人は好きなデザインかもしれない)。そんな風に色々突っ込みつつ、あんもさんにばかり働かせてしまって、新妻手料理をご馳走になる。中華おこげあんかけも鯨の刺身もパスタも手羽先もお酒もおいしゅうございました。ありがとうあんもタン。
▼そうこうしているうちに、観劇を終えた茉莉さんとTくん登場。「POPEE ざ ぱフォーマー」のDVDに釘漬けになって喜ぶT君。常々「これ『キッズ』ステーションで放映してていいんかな」と疑問に思っていた私だが、T君の喜びっぷりを見て自分の頭の固さを恥じる。セリフがない分だけ動きに引きつけられ、喜んで見ている。やはり子供に見せても大オッケーなのだ。ああ、私は何と夢を忘れた古い地球人だったんだ。でも2巻・3巻と進むにつれ(というかパピーが出て来てから)、引き付けられるどころかひきつけを起こしかねない、電波でシュールで残酷な方向に暴走していくのだが、それでもT君大興奮。
私「私は感動しました、ポピーはやはり、キッズステーションにふさわしい作品だったんですね!」
Q太郎さん「姪っ子も引き付けられるものがあるみたいですよ。でも姉から『こんなもの見せないで!』って途中で消されましたけど」……
▼で、初めて最終回を見ることができた。ああ、まさかあんな展開で、ケダモノの顔がああだったなんて!まさに衝撃映像だった。
▼いつものようにTくんを溺愛する相方は、根気強く接触を試みて、遊んでもらうことに成功。人間ジャングルジムと化しているのはいいが、寝ているところにソファーからストンピングを食らったりして、成長著しいTくんの体重に「ゲフッ」と言いながらも楽しそうにいじり倒している。でもTくん、股間だけは勘弁な(ミスターT風に)。二人が遊んでいる間、私たちは茉莉さんが持ってきてくださった「アンジュ」のプリンをご馳走になる。「幸せのプリン」という名の一品をいただく。美味い。自我が崩壊しそうなほどの美味さだ。
▼その間、あんもさんと二人で台所に立って、明日使う芋やら大根やらを刻みつつ、最近の懸案事項について説明したり語り合ったりする。夢のような時間。
▼夜もふけてきたようなので茉莉さん・Tくんとはお別れ。別れ際にあんもさんがチェキで相方とT君のツーショットを撮ってくれる。これがまた、ここ数ヶ月女房も見てないようなイイ顔をしてるのでちょっと妬ける。「まあ幸せそうな顔だこと。いい写真が撮れてよかったね〜。そのまま学校の机に飾ってれば?そんで同僚から、『先生、こんなに大きいお子さんいたんでしたっけ?』とか言われて『まあ一緒に住んでるわけじゃなくて仙台にいて、たまにしか会えないんだけどねえ』とかワケありっぽい顔をして、気まずい雰囲気を撒き散らせばいいでしょ!ああそうするがいいさ!」と理不尽に言い放つ。でも何も嘘はついていないしな(「仙台に」云々の部分)。茉莉さん、Tくんを「あんもさん好きやろ?おやすみのチューしい」とけしかけるのだが、舌なめずりしながら歩いてくるT君が、幼児なのに性豪っぽくて何か怖い。茉莉さん、保育園児に一体どんなハイテクを伝授しているのやら…
▼その後お風呂をお借りして、酔った相方先に寝る。少しQ太郎さんとPCで遊んで就寝。
*「ジジメタルジャケット2」 泉昌幸 *「記憶スケッチアカデミー」 ナンシー関
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10/4(Fri)
▼昼、買物に行く。芋煮会で振舞おうと思い、地元産の梨をささやかなお土産代わりに。あんもさん宅への手土産は、先日食べて美味しかった平田牧場のハムやソーセージを取り合わせて買う。久々のオフでとても楽しみ。
▼夜、ふと思い立って掲示板ログのバックアップと整備作業をする。PCに向かうまで別に整備のつもりはなかっし、明日出かけるに当たって時間も気になったのだが、何だか興が乗ってしまって。しかしやってみてよかった。
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10/3(Thu)
▼「仮面ライダークウガ」一条薫役・葛山信吾(最近では「真珠夫人」直也役と言った方が通りがいいのかな?)が結婚棒読み…じゃない、秒読みだそうな。お相手は細川直美…ネームバリューで言えば葛山氏より高いのだが、女優の位置としてはなんか微妙なものを(個人的には)感じる。演技力に秀でるでなし、見た目の「ホワーン具合」のキャラ立ちでは大塚寧々あたりに大きく水を開けられてるし…いやまあ、目出度いとは思うけど。今やそんなに萌え対象でもないのでとても冷静な感情しか。
▼買物ついでに車で流していて、ふと道端の電信柱を見るとデリヘルのポスター。こんな田舎にも…と何だか感動してしまう。堂々と大きいフォントで「女の子に自身あり!」と書いてあるあたりが言い知れぬ不安を煽るが(特に質的に)…と思いつつ家の近所に帰ってきたら、ここにも同じポスターが。宅配ピザもADSLは来なくてもデリヘルは来るんだね…しかしこんなバリバリムラ社会のこの辺じゃ、さぞかし呼びづらかろうなあ。と、無駄な心配をしてしまう私。
▼相方が買ってきた吉田戦車の新作「殴るぞ」を読む。ノリが「伝染るんです。」の頃にかなり近いのは、多分計画的なものなのだろう。なんと作中にあの「かわうそ君(当時はキディランドでグッズ展開したりして、随分編集部も舞い上がっていたもんだ)」が登場していた。いや厳密には何の生物だかもはや分からない(誰も気にも止めない)扱いだ。身長、40cm位だし。「和歌子」という名前以外は全て不明で、「ダンナ様」に仕えているようだが、家政婦なのかなんだかよく分からない。嫁の立場とも見えない、すごくイヤなワケがありそうな生活をしているのだ。
*「殴るぞ」1 吉田戦車
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10/2(Wed)
▼先日、北海道の西友が豚肉の表示を偽っていたお詫びとして返金を行ったが、レシート等の証明を必要としなかったために虚偽申請をする消費者が群がり中止になった話は記憶に新しいと思う。請求額が該当売上の実に4倍になったという事実はなんともあさましい限り。モトはといえば西友が悪いわけだが、コンシューマーもコンシューマーだと溜息をついた。ニュースでも、どう見てもソレ系(しかもモロに関西弁)の連中が恫喝してたり、「キャンプ用に20万円分豚肉買ったんだっつーの」と詰め寄るDQN系の連中など、ニュース場面もなかなか香ばしいものがあったわけだが、その中にやっぱり虚偽申請をしてバレて逮捕されたスジモノの方も多数いらっしゃったという報道。今やこういったクレームは、ソレ業界の重要な資金源だからなあ…
▼結局、「嘘がばれたときの損失は、ソレによって得た利益よりもはるかに大きい」という、商いの基本のような教訓を西友に残した形になったわけだが、同時に「それなりの誠意ある謝罪行為をすればそれなりに回復できるものもある」とも思った。
▼西田敏行が番組だか映画だかの記者会見で、「はっきりとしたラブシーンは初めてなんですよ」とコメントしていたのを聞く。「釣りバカ日誌」の「合体」では、まだまだハッキリ具合が足りないんだろうか。
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10/1(Tue)
▼野口文雄「手塚治虫の奇妙な資料」を読む。刊行・復刻のたびに大規模な描き直しを行うので有名な手塚治虫作品について、貴重な資料を用いて加筆修正前とその後を見比べながら緻密な考察を行う、まさに労作。代表作や様々なケースを挙げながら、その意図を論考していくもので、こういったテキストクリティーク的な研究は今後様々な作家について為されていくと面白い。こうして見ると、神様の場合、まさに「快刀乱麻」としか言いようのない、情け容赦ない切りっぷり、書き直しっぷりの凄さに驚愕。そしてそれを一つ一つ検証する手間と熱意に感動。面白いのだが緻密なだけあって、一気に読むとちょっと疲れる感じ。ゆえに、しばらくは「トイレ本」にしてチマチマと楽しむ予定。
▼「火の鳥」は文庫版で揃えたのだが、小学生のときに読んだ(朝日ソノラマ刊の大判のアレ)エピソードの記憶と一致しない、また欠落している場所があるような気がしていた。「2回目だから、最初に読んだあのショックがないからかな?」と思っていたが、私の記憶の方が確かだったことが確認できた。エデンの初期のエピソードやロミ・コムの死に方、ロミの老け方など、主要な描き直し部分がほぼ網羅されていて、そうそう、この痛々しいストーリーが強烈だったんだよなー…と昔を思う。今読み比べてみても、初期バージョンの方が現行バージョンよりも好き。同書によれば「ラストの星の王子様の引用は書き足し」とのことだが、ソノラマ大判にもあったような…記憶違いか?こんなことなら数年前にソノラマ大判が復刻されたときに無理してでも買うんだった。「羽衣編」も旧版の方が断然好き。
▼私がはじめて手塚治虫の漫画を生で見たのは、兄が買った「小学一年生」の「ジャングル大帝」の連載だったと思う。カラーがとても綺麗だった記憶。同誌には「ウメ星デンカ」なんかも載っていた(兄とは7歳違いなので、その本自体は私が生まれた年に買ったもの。保存していたものを3歳くらいになって読んだのだろう)記憶がある。
▼「イブニング」を読み返していて、全体に先月号に比べて中身が薄いな(で、「格闘探偵団」はどうなったんだ?)ーと思っていたが、「きらきらひかる2」をくまなく見ていて救われる。この作品のスズメやら犬やら猫の造形が素晴らしすぎることは過去の日記でも書いたが
従来型クリーチャー。
右が猫、中央と左がスズメ。スズメの大きさと、背景の「チュン チュン」「チチチ」というとってつけたような鳴き声にも注目。
さらに新型クリーチャー
が出現して私たちの目を楽しませてくれたのだった(多分、犬)。
ありがとう郷田先生。これだけでイブニングの定価中50円分のモトは取りました!!
ところで先生は毎号毎号「アシスタント募集」をなさって、作中の貼り紙でまで訴えるほど慢性的な人手不足なのですね。
でもこんな完璧な背景・モブ処理を目の当たりにしては、この世界に馴染める絵の書ける自信のある人は早々いなくて、きっとみんな尻込みしているんですよ。
でもそろそろ、「検死→死因暫定→亡霊出てくる→調べなおし→真相分かる→亡霊成仏」のパターンは飽きたんですけど…