ランダム日記
2002年12月後半
ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
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*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。

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12/31(Tue)

▼なんだかんだと今日で大晦日。ことのほかアッサリと過ぎてしまった一年だったような気がする。大掃除の続きなどしながら、午前中に一回、義弟が来たところでお昼に一回、餅つき機でついた餅を熱さに耐えて丸めつつ、例年のように一部にあんこを入れる。出来心で、余っていたチョコチップを入れて包み、熱でちょっと溶けたところで食べてみたら悪魔的に美味しかった。その後、思い立ってずっと組んでいなかった本棚を組んでもらい、寝室に入れる。破れていたのだが建て付けがきつくて外れない障子を、相方に力ずくで外してもらい、さらにカンナで削ってもらったらきちんと動くようになった。こういうときに男手はありがたい。その後障子を張り、また台所に下って換気扇の掃除。けっこう放置してしまったのでかなりのしつこい油汚れだったのだが、二枚ある換気扇カバーのうちの一枚は普通のレンジ周り用洗剤で、そしてもう一枚は大量に余っている(そしてあまり肌に合わなかったので使っていなかった)DHCのディープクレンジングオイルが効くという噂を聞いていたので試してみる。結論。市販のレンジ周り用洗剤に劣らぬ強力な洗浄力だった。ただし量はけっこう必要(サンプル10回分くらい)なので、本来ならばコストは高くなるので、サンプルが余っているような状況でなければオススメできないが。ちなみに、通販の「ディープクレンジングオイル」より、コンビニ売りの「クレンジングオイル」の方がよく落ちた。数日分の大掃除関連業務を一気にやってしまった。遊んでないで数日前からやっていれば今日だって楽なのだが、いつだってこんな年末だ。多分来年の年末もこんなで、「結果オーライ」と酒を飲むのだろう。
▼その後は煮しめと雑煮スープと今日の水炊き鍋の準備をする。今日のために昨日から火にかけていた鶏ガラと親鶏のスープが黄金色でいい感じに。それを使って水炊き鍋と、雑煮のスープベースにした。ビールと先日の中国土産の汾酒、それに義弟のお土産の焼酎「天孫降臨」などを飲みつつ、楽しく食べ納め。あとは各自の部屋でTVを見つつ和む。取るものもとりあえずボブ・サップ。やれやれ強い。腕ひしぎなんてのもできたんだねえ。いつもの凶悪な連打の最中、「パギョッ」とイヤな音が何回かしていたような……2002年の格闘界最大のキーパースンであったことは間違いない。
▼お土産といえば、東京から帰ってきた義弟のお土産は、先ほどの「天孫降臨」と、PSの男塾キャラソフト「THE 怒馳暴流(「どっじぼーる」と読むこと)」。SFCどころかFCレベルの作画が侘び寂びを誘う微妙ソフト。私へのお土産としてはストライクゾーンだ。狙ってるなあ。そして「人生ゲーム猪木版」。ちゃんと事業カードには「ひまわりナッツ輸入事業」「ペッパーソース輸入事業」「スペアリブレストラン事業」「リサイクルエネルギー事業」「マテ茶販売事業」などがあって、事業家アントンの足跡をたどることができる。またイベントカード(「猪木イズムカード」という名前がある)には数々の名言が入っていて、それと対応したイベントが呼応している。
例:「人間はすべてを失ったときに最大の力を発揮する」
     →(イベント)持ち家を失う。不動産カードを場に戻す。
             家をもっていなければ5000万円払う。
  「最後まで見栄を張らせてください」
     →(イベント)見栄を張ってみんなに1000万円ずつ配る。
  「10年持つ選手生命が1年で終わってしまうかもしれない」
     →(イベント)持っている1億1枚を1000万1枚と交換しなければならない。
  「人の決めたことに従う必要なんてない!」
     →(イベント)マスの指示を無効にできる。
  「俺だって生身の人間だ!」
     →みんなの同情を誘って、他のプレイヤー全員から2000万円もらえる
  「国会に卍固め 消費税に延髄斬り」
     →天の声を聞いてしまい、強引に政治家に転職。
……………といった具合に、めったなイベントがたくさん。
ここまで確認して初めて、このゲームが「猪木のギミックがついた『人生ゲーム』」ではなくて「『猪木の人生』ゲーム」という衝撃的な事実に気づいたのであった。プレイヤーはどんな選択、どんな進行をしても、一人残らず猪木の人生を盤上で生きることになるのだ。何かもうゲームを通り越して、呪術に近いものすら感じるぞ、このゲーム。プレーするのが楽しみだ。
▼とまあ、義弟のおかげで、大晦日もうちのサイトらしい落ちがついたところで今年もおしまい。お世話になった皆様に感謝しつつ、年越しのウドンをすする。
●きりたんぽ入り鶏水炊き鍋/チーズベーコン揚げ餃子/白菜の漬物/赤かぶ漬け/ダシ鶏の辛子酢醤油和え

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12/30(Mon)

▼3時過ぎまで相方が「スパロボIMPACT」やってたのに付き合ってそれから寝たので、起きたら11時過ぎ。そこから行動開始して年賀状裏面デザイン、1時間ちょっとで印刷して、仕分けと一筆を入れて郵便局へ投函。やれば丸一日で両面完成するのに、相変わらずズボラ過ぎる私たち。年々デッドラインが遅くなっていくような、例年こんな時期のような気もする。帰りがけに、明日の夕食や正月用の煮しめの食材などを買い出し。いつもは100円しない鶏ガラを買おうとしたら、今日に限って198円……って、いくら年末年始相場とはいえボリ過ぎ。
▼義弟が結局明日帰ってくることになった。風邪が治ったらしい。明日の夜は紅白聞きながら家庭麻雀するか、と義父はやる気満々。カウントダウン更新でもしようと思っていたのだがどうやら無理そうだ。まあ、義弟がいないと4人そろわないのだし、楽しいのだから良いのだけど。
▼先日もらってきたケンタッキーのクーポン付きチラシに、「お正月はケンタッキーのセットに何かもう一品で!」とか書いてあって、なるほどイマドキの核家族なら正月といってそんなにそんなに気張らないところが多そうだ(フル装備おせちは実家とかで食べる機会が多いだろうし)。うちは義父が正月らしくアレコレ食べたいし、餅もついて丸めたい、行事大好きさんなので、楽しいことは楽しいけれど、出費と手間はけっこうかかる。とかボヤきつつも、これが「今年はいいや」とかいうことになると寂しく感じるのだろうな。明日は朝から餅つき(とはいっても機械を使うので、丸めるだけなのだが)。

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12/29(Sun)

▼今日は「ハリケンジャー」のゲストが大場健二氏だということで、気合で起きる。今回の変身前変装シュリケンジャー(何だかややこしい)は坊さんということで、坊さん姿の大場さん。実に久々にお姿を拝見する。かなり貫禄ついていたけれどやっぱり格好いい。顔つきがいい、目がいい、声がいい。ポーズ一つに気合が入ってる。なんか凄く久しぶりに「特撮役者の迫力」を見たような気がする。勿論ファンサービスでアンパンを食べたりするのも忘れない。流石に象に乗ってきたり、動物と話したりはしなかったが。
▼昼は「孫悟空酒家」で、五目あんかけ焼きそばと、相方は特製タンメン+四川炒飯。あんかけ焼きそばは好みにドンピシャの味と麺の焼き具合。相方の頼んだタンメンは、豆鼓味のちょっと変わったものだった。美味。炒飯は辛味があって珍しかったが、妙に刻みハムの分量が多かった(珍しい)ためか、後から喉が渇く。正直、そんなにハムいらないなあ。個人的にはやっぱり炒飯には刻みチャーシューが入っていてほしい。
▼昼を食べに行くついでに、年末年始番組用に少しビデオを買い足しておこうとデンコードーへ。ビデオを買うはずが、あれこれとゲームコーナーを眺めていたら「スーパーロボット大戦IMPACT」の中古が出ていた。正直あまり食指をそそられなかったので買わないでいたのだが、どういう風の吹き回しか、「じゃあ俺が買おうかな」と相方がレジへ。いや、いいんだ。ようやくの休みで気分も多少ゆっくりして、正月気分でゲームでも…なんてのはよろしい。でもうちはまだ年賀状に着手もしてないんスよダンナ。でも買っちゃった(「思い入れのない作品が多いからいいや」って言ってたくせに。「マシンロボ」も「飛影」も一度も見たことないのに)。その後、攻略本を買いに本屋を二件回ったがなぜかナシ(まだ「α」の攻略本が置いてある店なんだが…)で、結局攻略サイトを覗きながら進めることに。システムがけっこう変わっているのと、どういうわけかサウンド全般が前作より2段くらい音が悪くなっているのが気になるが。
▼なんてことばかりもやっていられないので、相方に追加・変更分の住所を入力してもらう。折角作ったフォームを使ってくれないのでちょっとヘコむ。送信のチェックボックスをクリックしてもらえば、あとはクエリーとレポートで一気に宛名面を印刷。便利なものだ。裏面はあした仕上げることにして、その後もしばしIMPACTに興じる相方。果たして無事に年越しできるやら。
▼水道は見に来てはもらったのだが、システムキッチンの部品なので、結局取り寄せ待ちで年を大きく越すことになってちょっと鬱。蛇口ユニット全とっかえということなので、費用面も含めてちょっとブルー。

*「MOONLIGHT MILE」5 太田垣康夫/「機動戦士ガンダム the ORIGIN」3 安彦良和/「悪魔のうたたね」 喜国雅彦

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12/28(Sat)

▼昨晩の吹雪はおさまっていたものの、昨夜はかなりの低温。水道管には凍結某氏を施してあるので油断していたら、台所の蛇口のほうに亀裂が入ってしまい、使えることは使えるが、その割れ目から水が出てきてしまうので激しく無駄水。仕方ないので煮炊きの大半を瞬間湯沸し機からの湯水に頼ることになる。こちらが生きているのは助かるが、ついついいつもの手癖で水道のほうを使ってしまう。年の瀬だから修理屋も休業に入っているだろうし、正月の準備があるというのに困ったものだ。義父が知り合いに頼み込んで、何とか明日きてもらえることになったらしい。
▼午前中、待ちに待ったAmazonからの荷物が届く。昨日には届くかと思っていたのだが、後からの追加分もまとめて発送された様だし、ここ数日天気も天気だし、まあ仕方ないか。昼間に帰ってきた相方を待って、QUEENのベストDVDを見ようと思ったら、久しぶりに入れたPS2のシステム用メモリーカードのドライバが破損していたらしく、プレーヤーが作動しない。ユーティリティーディスクからドライバファイルを上書きしようとしてもエラーが出てうまくいかず。どうも破損ファイルが邪魔をしているらしい。破損ファイルもサイズ取得エラーで削除できないので途方にくれて、仕方がないのでメモリーカードを買いに出かける相方。その間に何度か試していたら、何故か上書きが出来て、きちんと見れるように。すまん相方。内容のほうはpart1ということで「RadioGAGA」以前なので、いわゆるプロモは少なくライブ映像中心なのだが、「フレディスーツ(ぴったりしたノースリーブの全身タイツで、胸元が妙に開いてる例のアレ)で暴れまくるフレディ」や「ギターソロなのに前に出ない、常に控え目なブライアン」「『We will Rock YOU』や『Another one bites the dust』で、出番がなくて寂しそうだけどマジメにやってるブライアン」などいかにもQUEENな映像がたくさん見れてまず満足。PINKのベストCDも良かった。
▼で、問題はすごく楽しみにしていた(というかこの分がクリスマスプレゼントなのだが)「平成サイボーグ009」のDVDなのだが、作画とか以前に、シナリオがヘタレな話が多くて萎えまくり。特に「深海の悪魔」とか「深海の悪魔」とか。009でドロンボー一味みたいな真似をするのはやめていただきたい。心底。気晴らしの祈りを込めて「張々湖飯店繁盛録」を見る。話は原作のほうが好きだが、エピソードのつなぎが良くて、これはこれでいい話。ちょっと救われる。んでも002の声がいつまでたっても力みすぎで違和感。
▼同じように思った人が多分日本に4万人くらいはいると思うのだが、画面にスカール様が出てくると、ついつい「TVの国からこんにちは」と言いたくなってしまう。その上ブラックゴーストの面々は大体各話に一つぐらいずつビックリドッキリメカスグレモノメカを用意してくださるので、これまたついつい「スグレモノメカ Noゼロゼロサーティーン〜。サ〜ティ〜ンロボ〜(以下略)」の映像と音楽と声が頭をよぎって仕方ない。そもそも大統領(007)とアイパッチ博士(004)が出演してるしなあ。
*サイボーグ009コンプリートガイド/スーパー戦隊超全集/北原白秋詩集/「ヘウレーカ」 岩明均/「20世紀少年」 浦沢直樹
#「QUEENベストセレクション」1/「サイボーグ009 バトルアライブ」 3〜6/「懐かしの人形劇主題歌大全」/「PINK BEST」 PINK/「Y.BOICE」 福岡ユタカ/「POPEE the ぱフォーマー サウンドトラック P.O.S.T」  

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12/27(Fri)

▼昨日よりの猛吹雪が、ひどくなる一方。相方は今日も講習で出かけていったのだが、高速道路は通行止めだし、国道に取って返せば国道も全然動かず、後で聞いたらいつもは45分の道が、なんと3時間もかかったとか。幸い講習の開始時間が遅かったから助かったらしいが、これほどの吹雪で路面も完全凍結とあれば無理もないところだろうか。事故らなかっただけ安心。
▼やらなければいけない事はてんこ盛りなのだが、一人で寒い夜が何となく手持ち無沙汰で、つい「クーロンズゲート」など引っ張り出して起動してしまう。以前途中で詰まってしまって放置していたのだが、今度は攻略サイトも見つけてあるし安心。で、また最初からプレイしてみる。何度やってもイカれてる上に、鬼律(グイリー。このゲームにおけるモンスター)の属性が一目で分からない(勿論イカれたデザイン)この世界観が懐かしい。まったく、こんなことをしている場合ではないと分かってはいるのだが、昼間ふと襲ってきた「はじめの一歩」を1巻から読み返したくなった衝動とどっちが行動不能になるだろう。って、同程度か。

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12/26(Thu)

▼2chをチラチラ見ていて、例の動物病院から起訴されていた件で、高裁への控訴棄却のニュースを知る。批判の記事を書いた本人ではなく、管理者の削除の不作為について損害賠償することの正当性に、かなり強いお墨付きがついた形となる。別に2chにおいて削除が行われていないわけではなく、削除以来のシステムが出来上がっている中で、ローカルルールとはいえ所定の形式に従って依頼しなかった原告の出方というのもどうかと思うのだが、多くの意味で大きな判例となったことは確かだ。
▼一つには、掲示板の書き込みに削除依頼が出れば、大概のものは削除に応じないと、管理人が削除強制のみならず、少なくない額の損害賠償さえも負うことになるという判例ということ。固定のハンドルを名乗るかそれとも名無しなのかという違いは、あくまで気持ちと自覚の上のものであり、匿名性という点においてはさほどの違いはないように思う。また、規模が違うとはいえ、基本的には2chは管理人個人が責任を負う形の、個人経営の掲示板である。今回は一つの病院に対する批判についてのものだったが、DHCのように商品への口コミのようなものでも実際に訴訟が起こされている。商品を使ってみて感想を言い合う、または作品の出来不出来についてなされるネット上の論議に、私自身どれほど助けられてきたか分からない。いかに雑誌やTV番組で「本音で徹底検証!」と銘打ってはみても、結局スポンサーに配慮した提灯企画にしかならないのに比べ、何も後ろ盾のない素人の忌憚ない意見の価値は計り知れない。無論表現に配慮は必要だと思うが、誰もが「暮らしの手帖」的に商品やサービスの比較・批判を発信できるのがネット社会の大きな利点だ。それをどう判断し、ここの情報の信憑性を見切るかは、受信者側のスキルということになる。多少被害妄想的と承知で言えば、個人サイトの掲示板であってもこの件についてはいくらでも拡大解釈可能なのだ。
▼また、きつい批判よりも企業側には厄介な内部告発的な書き込みについても、かなり牽制された形になる。結局企業をはじめ各種団体にとって、2ch、ひいては一般人のネット社会というのは「あってもらっちゃ困る存在」なんだろうな、と改めて痛感したことではあった。
▼私個人としては、そんなに意地を張らずに削除に応じても良かったのではないか、という気になっている。この判例が出た以上、これから訴訟ラッシュになっても何等おかしくない状況にある。利用者としてはやはり、この空間を無くしてほしくはない。一度削除しても、その病院に対して腹に据えかねている利用者が多く、病院のあり方が改善されないままであれば、今度は少しは穏当な文言でまたスレッドが立つだろう。何度削除されても立つスレッドならば、それがやはり利用者の声ということになるだろう。これはこれでかなり日和った意見と知りつつも、訴訟責めで毟り取られてあの場所がなくなるよりはいいのではないだろうか。自作自演が大きな問題となるような板によっては、IPが見えるようになってもいいとさえ思っている。その際に、例えばライセンス購入が必要ということにすれば収入にもなるだろう。何しろこの判決に従えば、自分で自分ちの誹謗中傷を書き込んで自作自演すれば損害賠償取り放題ということになるのだから、そういう行為を牽制することにもなる…かもしれないし。
▼ともあれ、名誉毀損というのは、その内容が事実であっても成立するのだから、使いようによっては弱いものを守る盾にもなれば、声をあげることしか出来ない一般人を封殺するものにもなるので、有難いと言えば有り難いし、厄介といえば厄介なものだろう。ともあれ、内部告発や批判を行う際の匙加減への判断がこれまで以上に重要になることだけは確かだろう。
▼夜のBSでは「コミックソング特集」。生のあのねのね、そして左とん平の「ヘイユウ・ブルース」(これをコミックソングというのは違うだろうと思ってはいるのだが)が聞けてラッキー。とん平さんのソウルフル加減に圧倒。凄いなあこの人の声。しかしこれに内藤やす子とかEPOが出ていて歌ってるのはどういう冗談なのかよく分からない。そして何だか懐かしい「歌手の小金沢君」。何年ぶりかに見るぞこの人。「宇宙旅行の渡り鳥」を歌っていたが、この歌がよもや21世紀のTVで流されるとは思ってもいなかった。「ヘイユウ・ブルース」は、「本人はそのつもりじゃないのにコミックソングと認知されてしまった歌」の代表として出されたのだが、ソレで言えば「白いボール」だってたいしたものだと思うが(さらに「たいやきくん」もコミックソングに数えられていて、当時の子どもとして、それは激しく違うだろと思ったのだった)。こういう企画にはやっぱり、大槻ケンジかみうらじゅんがあらまほしいような気も。
▼夕方から酷い吹雪。気温も低いままで、どの窓も凍っている。凄まじい風の音で寝付きも出来ず参る。

*「はじめてわかる国語」 清水義範・西原理恵子/「新・野球狂の詩」7 水島新司
●和風あんかけ煮込みハンバーグ/コールスローサラダ/大根の味噌汁/白菜の漬物/赤かぶの漬物

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12/25(Wed)

▼今日のTV番組はやはり水曜スペシャル「藤岡弘(、)探検隊」。番組冒頭で、過去の「川口浩探検隊」の映像が流れるのだが、記憶以上にナニなシロモノだった。思えば子供心に、あの企画には「付き合ってやってる」ような、生ぬるい目で見ていたような気がする。その後、川口浩の墓参りに出かけて、「あなたの意思は、私が継ぎます」とマジメに誓うマジメな藤岡弘、の絵。彼はいつだって何をしていたって大真面目で、そのマジメさゆえに私はどうも正視できなくて、録画はしたものの、ほとんど途中はまだ見ていなかったりする。最後のほうだけ帰ってきた相方と見ていたが、どうみても現地の人のソレにしか見えない後姿を「我々は確かにジュンマを発見した!」と言い張るナレーション。最初は謎の猿人だったジュンマは、最後のほうでは「まだ発見されていない謎の部族」ということで話が収められた模様。いいのか、それで?水スペ的には大オッケーなんだろうな。とりあえず選曲さん、たいした成果も上がらない冒険だったのに、ロッキーの「エイドリアーン!」の時の音楽かけるのやめて。まあアレだ、シャンゼリオン的に言えば、「弘(、)よ、仕事は選べ!」としか言いようがない。でも選ばないんだろうなあ。若手に混じって変身ポーズ取らされたり、バカな若者が出てくる中身のない討論番組とかに喝入れる役で呼ばれて、苦虫噛み潰したりするんだろうなあ(「恋のから騒ぎ」の時なんか、見てるほうが辛かった)。「特捜最前線2002」でも企画してくれればいいのにねえ。
▼夕食は、昨日まるまる一本残ったミートローフ。昨日同様、一個でかなり腹いっぱいになる。今度からは6人分1本で充分だということが分かっただけでもいいか。少しレンジで暖めれば充分美味しかった。グレービーソースも残っていたのでそれをかけて。
▼ビーズサイトのほうのメンバーで、年忘れ&反省会をかねたチャットを数時間楽しむ。チャットは久々で楽しかった。設置はしてあるものの私がなかなか参加できない(相方が々マシンでネットするようになった関連もあって)ので、来年も存続させるかどうか、色々考えている。それでもなあ、集まるとやっぱり楽しいんだよなー。どうしたものか。

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12/24(Tue)

▼別に子どもとか盛り上がるようなファクターもない大人ばかりの家だが、それでもクリスマスの雰囲気は楽しみたいということで、昼過ぎに買出しに出る。ミートローフを作るということは決めていた。型は昨日買ってあるのだが、一つでは一人一個しか当たらないからということで2個買ってあるので2個分。実家にいたときに作ったことがなかったので、さて一つの型にひき肉がどのくらいいるのかが分からない(料理本には「ひき肉1kgあたりの材料」とけっこう大雑把。何しろ「クッキングパパのレシピ」なもんで)ので、とりあえず2kg近く買ってみる。他に中に入れたり添えたりする野菜類、ケーキ(デコは買うまでもないので人数分のショートケーキを色々)を買って帰る。今日は義妹が夕方にグラタンを作ってくれる予定なので、それまでに全行程を済ませて焼き上げておき、ソースを作るだけの状態にしておく。結局2個の型に詰めてもひき肉が割と余ったので、ハンバーグの形にしてチルドに入れ、後日のメニューに回す。焼きながら温野菜のほうも作っておく。
▼相方もそこそこの時間に帰ってきてくれたので、やきあがって取っておいた肉汁とワインをベースにグレービーソースを作る。美味。カヴァで乾杯して、赤ワインを飲みつつ食べるが、グラタンにはマカロニが入っているし、ミートローフもハンバーグの倍くらいの肉密度があるのでかなりお腹一杯になる(というか、目の後ろあたりまでひき肉が詰まっているような感じ)。ミートローフの「肉充満度」、なめてました。一つの型で6人分が充分喰えるっす。すいません(肉に頭下げてどうするんだか)。
▼Amazonで見つけたQUEENのDVD、けっこう内容がいいので相方に見せたら、相方も欲しいという事で、またアレコレ追加注文。やっぱりネット通販は田舎者の強い味方。便利すぎてつい散在してしまうのが怖いが、結局いつかは買うものだし…と自分に言い聞かせつつ。でもしばらくはAmazonには近づかないほうがいいかもしれない。何せ来年はシャンゼリオンのDVDのために銭をキープしておかないと。

●ミートローフ/温野菜サラダ/マカロニシーフードグラタン/かぼちゃと小松菜の味噌汁

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12/23(Mon)

▼最近、思い出した話ばかり書いていて、それは日記としてどうかという気もするのだがまた書いてみる。先日、TVで「本人歌唱のなつかし歌謡曲特集」みたいな番組が放送されていた。偶然チャンネルを合わせたときに画面で歌っていたのが清水健太郎。思わず相方と顔を見合わせて「……いつ出てきたんだっけ?」。曲は勿論、彼の唯一の大ヒット曲「失恋レストラン」。若い人は知らないと思う。興味を持った方は検索するか、「ガラスの仮面」の「『二人の王女』オーディション編」を読んでみられるとよいだろう。……それはそうと清水健太郎である。いつ出所したのか知らないが、前に見たときより随分と肉がついて、シャープな外見が持ち味だったのに、なんだか小林旭のニセモノみたくなっていた。アレでも当時はカッコよくて女性に人気もあって、彼の髪型が『健太郎カット』と呼ばれて流行した事もあったのに、なんかもう見る影がなかった。よく「タバコをやめると、食い物が全て美味しくなって太ってしまう」というが、アレもそうなんだろうか。少なくとももう「雀鬼」で桜井章一の役はやれそうにないみたいだ。
▼外見は外見として、で、歌である。本人歌唱の「失恋レストラン」なんて久しぶりだ。というより、「失恋レストラン」自体、何年ぶりに聞くことだろう。

♪ポッカリあいた胸の奥に つめこむメシを食べさせる♪
 ←つめこむメシ
♪そんな失恋レストラン いろんな人がやってくる
←いろんな人

途中色々な画像が脳内に雑品具してきたような気がするが、多分気のせいだろう。
▼で、「♪ねえマスター 作ってやってよ 涙忘れるカクテル……ああ、あの人が歌うとすごくヤバいものとアレなもののカクテルというかチャンポンというか、忘れるのがもう涙どころじゃないような気がしてくる。「♪ねえマスター ねえマスター ねえマスター 早く」……こういう状態の人って、ヤの付く商売の人に「利息は3日で1割」とか「腎臓売る誓約書にサインしろ」とか法外なことを言われても了解しちゃうのかなあ……とか、色々考えた挙句にふと「そーいう偏見はイカンよな」とちょっと反省させてくれる、そんな清水"刑務所の"健太郎だった。もっとも人によっては後かつ前だったりするけどさあ。
▼比較的ゆっくり出来たこの連休も終わり。で、プレゼントでも考えつつ買いに行こうかということで出かけてみる。服とか雑貨やらが色々あるところ…となると結局三川ジャスコになってしまう。混む前にさっさと昼食を済ませて、相方の服や靴などを見る。じゃあ私は何が欲しいのかと聞かれると、電子ピアノじゃ高価すぎるし、最近はアクセサリーは自分で作ってしまうし、そもそも装着する機会があまりないし…ということで、思いのほか考え付かないのだった。値段的にも妥当なのはDVDだが、欲しいようなものがなかなか売られていない(そういう店を見つけてないだけかもしれないが)
▼そういえば今日は、この店舗に「仮面ライダーアギト」で氷川刑事を演じた要潤のトークショーと握手会がある日だった。最近の特撮出演役者人気に伴い、彼も結構人気があるらしい(夏は昼ドラの主役もやったし)ので、招致したジャスコ専門店外の皆さんは結構頑張ったのではと思わせるものがある。だって庄内近郊のショッピングセンターで呼ぶものといったら大体がヒーローのかぶりもの(もっともその方が子どもには嬉しいのかもしれないが)、しかも来るのがリアルタイムで放映されてるのでなく、「仮面ライダーBLACKと握手しよう!」とか「ウルトラマンレオがやってくる!」というケースも決して珍しくないのだから。店に入った11時の段階で、すでに客席には結構な席取り組が陣取っていて、本気を感じさせた。握手会は写真集を買った人のみで、正直そこまでするほどの思い入れもないので、まあトークショーの模様だけ見れればいいかと二階の吹き抜けのところで開始を待つ。が、30分前には結構人が鈴なりになっていて、何となくその場所をキープするために相方とバカ話をしてボケーッと過ごす。
▼開始予定時刻は13:00だったが、ちょうどその時間の人の入り(トークショー会場)はこんな感じ。(実際は両脇や2階にもっと人が集まった)。時間になってステージに女性と男性一人ずつが上がってきて、前説か?と思ったら、「これから、要さんのサイン色紙があたるビンゴゲームをしまーす」。ハァ?それってアレですか、もしかして「定刻なのに要さん待ち」ってことですか?結局20分近く、客いじりが下手糞な女性の進行で、しょぼいビンゴマシンで数を出し、「専門店街のレシートの下二桁の数字がこれと同じになった人、手をあげてくださいー!」それはビンゴゲームじゃなくて単なる抽選では。もうここまで待った手前仕方なく待っていたら、よ〜〜〜〜やく要潤氏登場。登場すると結構黄色い声が飛び交う。やっぱそれなりの認知度あるんだな。でも2階席からではもはやトークショーの話の内容など聞き取れない。そうこうして5分と経たないうちに相方が教え子に発見され、大人の手前、わりといい場所をあっさりと彼女らに明渡すことに。何のために1時間近く粘っていたのやら、激しい脱力感が私を包む。エスカレーターを上り下りしながら、何とか望遠で収めた要氏の写真を一応アップ。帰り際に会場横を通りかかったら「鶴岡に泊まったんですが、8時にはもう近くの店が閉まってネオンも消えてて驚きました」と、庄内の田舎ぶりを驚く発言をしていた。まあ、そうだろうな。


▼結局ジャスコではプレゼントを買わず。鶴岡の本屋で色々本を買うが、12月に買うべきものが置かれておらず残念。帰途の紳士服店で、相方にコートとブルゾンをプレゼント。私は結局、相方にスポンサードしてもらって、Amazonで好きなDVDやらCDを買うことにする。夕食後に色々眺めて、PINKのベスト・福岡ユタカのアルバム・009のDVDなどを注文する。

●カレイの塩焼き/砂肝と豚タンの串焼き/カブと厚揚げの煮物/大根の味噌汁/あつみカブ漬け
*「ピューと吹く!ジャガー」4 うすた京介/「無限の住人」13 沙村弘明/「村上の下」 村上たかし/「遠くへ行きたい」4 とり・みき/「POPEE the ぱフォーマー」 増田若子・増田龍治/「びいだまくん」 大橋ツヨシ/「おせん」5 きくち正太/「本田宗一郎語録」

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12/22(Sun)

▼昨日見たアニメベスト100の番組で、「あしたのジョー」の、例の「真っ白なラストシーン」を流していて、「そういえば」と気づいた。アニメ版だと、最後に丹下会長が「ジョー?」と呼びかけて凍りつく場面の後、葉子がグラブを取り落とす前に、ゴロマキ権藤が帽子を取って目を伏せるシーンが入っている。これは原作にはないシーン。現在でも解釈が分かれる上に、アニメ版と原作版の解釈の相違があるといわれるシーンだが、あの権藤のカットが入ることで「ご臨終」な雰囲気が決定付けられるような気がして、今更ながらちょっと衝撃だった。葉子のほうしか印象になかったんだよねえ、自分の中で。
▼先日東京書籍の教科書で「雪国はつらつ条例」を「雪国はつらいよ条例」と誤植された新潟県中里村が、今度は本当に「つらいよ常例」を募集したという。(募集要項はこちらの中里村のホームページにて。なお、現在注目が集まっているためにサーバーが重くなってます)なんとも余裕のある、洒落の聞いた対応で感服。こんな風に「失礼に対して一流の洒落で返す」なんていう姿勢は、何というか、とてもイイと思うし、大好きだ。そんな思いを持って村のホームページを見るとなんだか暖かそうで、近くを通ることがあれば是非立ち寄ってみたいと思わせるものがある。この機転と心の余裕というものは、どの自治体にとっても考え方のヒントになりうるものだと思う。
▼夜は早めに夕食を済ませて、BSの「80年代洋楽リクエスト特集」を録画しつつ見る。相方もネットから投票に参加してみたのだが、残念ながら彼の選んだ曲は入らなかった。あらかじめ選出された100曲の中から選ぶのだが、結構「なんでこの曲?他にあるんじゃないの」と思わせる選曲も多かった。例えば「なんでQUEENは『show must go on』なんだ?」とか「NIGHT RANGERはやっぱり『SISTER CHRISTIAN』より『Don't tell me you love me』とか『Rock in America』だろ」とか、なんか納得いかない部分もあったのだが、「Shout」とか「You're inspiration」が聞けたからまあよしとするか。80年代はちょうど私たちが中学〜高校時代で、洋楽を聞きまくったり、MTVを見まくったりした時期なので、もっともメインターゲットになる年代。やはりリクエストしていたのも圧倒的に30代だった。懐かしい。昔はガキが簡単にラジカセなど買って貰えない時代だったが、何しろ7つ上の兄貴が真上の部屋で色々鳴らしまくってくれたおかげで、曲名もアーティストも知らなかったけれど、ディープ・パープルとかレッド・ツェッペリンとかKISSの曲がしっかり催眠学習されていたのだった。
▼で、KISSと言えば実に久方ぶりに彼らのビジュアルを見て、「あー、クロマティ高校の四天王(5人いるけど)だよなあ」と思ったのだが、30代より若い人間があの連中を見たら「なんでクロ高四天王(5人いるけど)がここにいるの?」とかたまげるんだろうか?そうなんだろうな多分。
▼プリンスの曲は「バットダンス」。妥当なところだし見ごたえもあった。カットなしだったので、この局の中にかの有名な「農協牛乳」がしっかり5回も連呼されていたことも確認できたし。
▼その洋楽スペシャルの後、同チャンネルで、忌野清志郎が自転車で奥の細道を踏破したドキュメンタリーを放映。またそのまま見入ってしまった。勝手知ったる道を彼が走り、最上川の河畔で芋煮会をしてたとは。知らなかった。最後のゴール(当然象潟)で、傷む喉を押して、出迎えてくれた象潟の人たちに歌で答えるキヨシ兄ィは、どんなに年をとってもやっぱり格好いい。どう聞いても適当に歌ってる歌だけど、要所要所で「♪象潟ベイベー」と歌われたら、地元のファンはそれだけで大満足ですよそりゃあ。
▼途中、特に見るものもないけれど民放のほうもちょっと覗いてみる。番宣の時点で「カッコ悪!」と思っていた日曜洋画劇場の「ザ・ファントム」、試しに見てみたら予想を越える格好悪さだった。アメコミヒーローの映画化で、「日本初公開!」と歌われているが、日曜洋画劇場の「日本初公開」「いよいよ登場」は、要するに「箸にも棒にもかからない出来」「ゆえに封切りにかからなかった」の意味だということはもはや善男善女の常識というものだ。
まず、ヒーローが絶望的に格好悪い&工夫も何もないコスチュームである。紫の全身タイツに、ぞんざいなマスク。仮面部分は「まぼろし探偵」にさも似たり。そのビジュアル的な物悲しさは、「トリプルファイター」の下っ端戦闘員といい勝負ドルゲの下っ端と渡り合えるかどうかは怪しいところだ。(写真はこちら。アメリカの知らん人のサイトですが。)アクションもどんくさい。二挺拳銃を振り回したりするのだが、ハリマオの300分の1も決まってない。敵は海賊なのだが、謎の中国人風で、部下の格好も変。一見武装海賊に見えて、なぜか三河屋さんが付けるような屋号入りの前掛けをしている。しかも、屋号の家紋の下にしっかり日本語で「●●食品工業」とか名入りだ。それでアジアンテイストを演出したつもりなのかもしれないが、単なるクラシカルな御用聞きにしか見えない。ある意味、こっちのほうが録画ものだったかもしれん。アメリカ産のヒーローは、全身タイツさえ着用してればそれでOKなのか?お手軽なことだ。
●ロースカツ/キャベツと温野菜のサラダ/冬至かぼちゃ/かぶと油揚げの味噌汁/赤かぶ漬け

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12/21(Sat)

▼昼過ぎに相方帰宅。流石に飲み疲れたらしく、昼にラーメンを食べたあとはコタツでぐうぐうぐうな日々。夜は何度も何度も「ワンナウツ」を読み返している。私もここ数日、何でか読み返してしまって完全にハマっている。ところで、巻末のオマケマンガに出ているノホホンモードの東亜の顔が誰かに似ていると思ったら、髪形といい表情といいジャガーさんだったことに気づく。
▼夜は、何も興味をそそられるようなものもなく、なんとなく「世代別アニメベスト100」を見ていた。「どうせいつもと大同小異のランキングなんだろうな」とは思っていたがやっぱりそうだった。「たまに『破裏拳ポリマー』が一位になるようなランキング番組があってもいいのになあ」という相方に同意するが、冷静に考えてみると、どういうランキングならポリマーが一位になるのか皆目見当がつかない。「パンツは中に穿いとけ(byにぼしのすけさん)ランキング(ここの376番参照)」の他には。

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12/20(Fri)

▼居間にあふれる本を片付けながら「名言館」を整理していたのだが、書庫に戻すたびに別の本を持ってきたりして、一向に片付かないのだった。参ったな。
▼夕方、飲み会に出かける義父を送っていって、お金を引き出しがてらちょっと買い物。普段あまり寄らない文具売り場で、ついSAN-X系のファンシーげなアイテムを見てしまい、固まってしまった。これは以前あんもさんちにグラスがあったので知っていたのだが、「にゃんにゃんにゃんこ」の新シリーズ「にゃんこ飯店」のノートやらファックスパッドやらが並んでいる。なごみまくりといい、どうも近年SAN-Xの放つキャラは実は自分のツボだったりする。
▼この「にゃんこシリーズ」は、かわいいにゃんこが、「桜餅」だの「お茶」だのにコスプレしているのがとにかく可愛く、しかも冷静になってみると、「にゃんこスープ」って……それ、中国料理にあるんじゃない?と突っ込まずにいられないブラックなアトモスフィアさえ漂う危険さのバランスがたまらんのだった。ああやばい。特にこの「三色にゃんこ」なんてもう、ビジュアル的にもそうとうヤバい。にゃんこしゅうまいもにゃんこ餃子も可愛い。可愛すぎる。思わずファックスパッドをかごに入れる自分。最近では手紙も書かないしファックスもほとんど送らないのにそんなに買っちゃってどうするんだ自分。冷静になろうよ、普通は10円でも節約して食材買ってるのに……と思って隣の棚を見ると、また新キャラ。「ティッシュさん」……「ひきだされるまま、なすがまま」(そりゃティッシュだしな…)というキャッチフレーズと、まるでとがしやすたかの連載マンガのようなタイトルに惹かれてしまい、このノートもまたかごの中に。このノートには、狛犬チェック記録のメモでも書きつけようかと思う。(←それもどうかと)
▼今日は相方が泊まりの忘年会で不在なもんで、寂しさを紛らわすために酒など飲みつついい気分でPCに向かう。しかし、自室で飲んでいるとたかがチューハイ1杯と焼酎ワンショットでいい気分になれてしまうのは何故なのだろう。それだけリラックスしている&酒に弱くなってるということなのだろう。

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12/19(Thu)

▼ふと「セラフィックゲート10回クリアして、もう『ヴァルキリープロファイル』をしまおう」と思い立って、5回ほどイセリアクイーンを虐殺し、10回クリアのご褒美・「咎人の剣・神を斬獲せしもの」を入手する。これでこのゲームでするべきことはおおむねクリアし、しゃぶり尽くしたことになる。この剣は攻撃力は最大なのだが、ダメージ保証が最低(つまり、額面どおりのダメージが出ない確率が高く、信頼度が低い)のため、使いやすいとはいえない剣だ。ためしにザコ敵にニーヴェルン・ヴァレスティを食らわしてみると、確かにばらつきがでかい。総合的なダメージは高いが……某所では「最後の決めのダメージ(少なくとも70000程度の期待値があるのだが)で"ダメージ0"の表示が出たときには激しく萎え」というコメントも見たことがある。そこまでの不運なら一度は見たいような気もする。……あ、「スーパーロボット大戦」ではあったなあ。相手は機械獣、こちらはスーパーガンダムか何かで、回避率98%なのに攻撃を食らって即死した経験が。ちなみにパイロットはカツ・コバヤシ
▼夕食後にのほほんとTVを見ていて、「この期に及んで芸能人ねるとんねえ」と思いながら「おかげでした」に合わせていたら、タイムブルー・城戸裕治が出ていて激しくナンダカナーな気分になる。やはり未だに特撮経験者はお約束で「変身してみて」と言われてやらされるわけだが、かなり照れが入っていて、それはやっぱり格好イクナイだろうと思ったり。まあ何しろ、カラテカ矢部がいつもの調子でかましていたので、キャラ的にも出る巻くなく、かといって、タイムブルーの時のクールなイイ男っぷりも伺えず、対して映してもらえないままに局アナにごめんなさいされていた。それにしても、終わってみれば「局アナが一番人気ってのも番組としてどうよ」という印象のみが残った。
▼ニュースステーションを見ながら、ふとBS2にチャンネルを合わせる(相方は、おとなしくCMを見ているということが出来ない男である)と、洋楽の特集をしていた。しかも最後の曲、「We are the world」の収録風景のビデオ。「あ〜〜〜、最初から見るんだった!」と激しく後悔しつつも映像に見入る。ちょうど中学生で洋楽にハマり出した頃の懐かしい面々。どの場面、どのカラミを聞いても珠玉の顔ばかり。特にいつ聞いてもブルース・スプリングスティーンのあのドスの効いた河岸声がたまらない。しかもあの濃い髪形、モミアゲを見ながら熱い声を聞いていると、ついフレームインするたびに「アニキー!」と叫びたくなる。そして、楽譜全く無視のボブ・ディランとか、とにかくどのフレーズを聞いても珠玉の極み。最近ではこの曲は、合唱曲の楽譜に起こされて、構内合唱コンクールではどこかのクラスが歌うほどメジャーなものになっている。どうせやるならシンディ・ローパーのソロ部分とかも忠実に再現してくれたら言うことなしなんだけど、流石にそこまでするクラスはなかった。この曲を聴くたびに、相方は、かつてこのLPを持っていたのに打ってしまったことを激しく後悔するのだが、ホント私もそう思う。
▼さて日記でも書くかと思ったら、今日は「銭形金太郎」がビンボーさん90分スペシャルで、動けなくなってしまったのだった。結局優勝賞金30万円は、札幌のアパートの隙間風が入る狭い屋根裏で、暖房もなしで過ごす北大生がゲットしたのだが、冬の札幌にあの薄着……で生活できてるってことは、どう考えても道民、しかも旭川あたりの猛者とお見受けしたがどうなんだろう。ちなみに準優勝の副賞は「出張豪華ディナー」だったのだが、このシェフがまた金"バラエティ御用達"萬福。先日の「中国四千年料理ショー」と変わらぬテンションで、受賞者の小さなキッチンできっちりと豪華料理を作っていた。全くいつ見ても凄いのか凄くないのか分からない人だ。
▼このビンボーさんコーナーはかなり好きなのだが、正直、先日の「マリX」のインパクトが強すぎて、今ひとつどのビンボーさんにも圧倒されないものを感じてしまう。だって凄かったんだもん、あの人。
●八宝菜/豆腐の味噌汁/白菜漬け

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12/18(Wed)

▼イドさんの日記で知ったのだが、新潟市の商店街に「水島新司マンガストリート(asahi.comの記事)」が出来たらしい。この記事で、「白新中学」というのが実在していたことも知る。商店街の活性化と水島新司漫画家生活30周年がマッチングした企画なのだろう。……と思ったら、昨日さっそく(と言っては何だが)「男・岩鬼の葉っぱ折られる(同じくasahi.com新潟版より)」……コラコラ、岩鬼の葉っぱと言えば、アンパンマンの顔以上に大事なアイテムなんだぞ。形抜くのも大変だったろうに。そういえば石巻の009もいたずらされて大変だったというし。先日の酒田の獅子頭破壊もそうなんだけど、そういう「街の顔」を平気で傷つける人間てのは許せない。まあこれは学校とか各種公共施設の建物なんかにも言えることなんだけど、「公共物」っていうものへの概念が躾の段階でかなり疎かにされてるのが原因なのかな。学校に勤めてて、机とかロッカーとかの扱いが酷い生徒が多くて閉口したことを思い出す。公共施設を利用するのは納税者の当然の権利だけど、「それは自分のもんじゃない」ってことが根本的に分かってない大人が多いような気もするなー。
▼オタク対談シリーズ「メバエ」を読む。トイレ本にしてゆっくり気ままに読もうと思っていたのだが、読み始めると面白くて一気に行ってしまう。特に、海洋堂の宮脇専務が食玩について熱く語っている部分に引き込まれた。模型・ガレキからアクションフィギュア、で最近では食玩…と、海洋堂のあり方が大きく変わってきた点、それについて思うことなど。またフルタと決別したいきさつなどもこれで大体分かった。また、最近の出来のいい食癌を見て誰もが思うであろう「工場ではどうやって作ってるんだろう?」という疑問についても語られている。やっぱり想像を越える人海戦術&「匠」の存在などに驚愕。
▼宮脇専務の話の中では、バンダイはまあ商売敵でもあるしそれ以前に版権がらみでかなりイヤな思いをさせられているようで、かなりクソミソな言い方をされている(ここまでハッキリ言われると何だか気持ちいいほど)のだが、同じ本の中にバンダイの川口氏をゲストに招いたトーク(こちらはガンダムの番組企画やガンプラの話なのだが)が載ってたりして、構成のレベルでもけっこうスリリングな本といえるだろう。
▼夕方、知人からとある件の例ということでプレゼントが届く。開けてみたらば、高級胡麻油。めっさ高そうで驚いてしまう。ううっ、こんなにエビを贈って鯛をいただくようなことをしていただいていいのだろうか自分(感涙)。料理の本などで、太白ごま油を初めとするあの「クリアな高級胡麻油」を見るたびに憧れてはいたけれど、しみったれでいつも特売の「かどやごま油」か「COOPごま油」(いや、美味いけど)しか使ったことのない自分には高嶺の花だった。やっぱり調味用に使いたいところ。夏だったら胡麻付け麺で決まりだけど、さあ何を作ろうか、楽しみになる。これで天ぷらにしたらさぞかし美味しいんだろうな〜、でもやっぱりその度胸がない……と、相方とアレコレ話し込んで浮き浮きした気分になる。イヤ本当に気を使っていただきありがとうございました。
▼食後、いよいよ「だからー、年賀状だって年賀状」「そうだよな、年賀状ヤバいよな」という話になり、顔を見合わせる。



相方「ひ:一つ人より……」
私  「ハイハイ、それやると思ってたからね。」


ということで、検索したり、家にある画像系の本をとっ散らかして絵を探したりで、大体の構想は出来た。明日デザインする予定。
でも、本当は分かっているのだ。自分達でどんなに考えて作っても、年賀状の裏面など、20秒も見てはもらえないということを。唯一の例外は子供の写真系年賀状で、これはやっぱり倍程度は人の目を止まらせるものがある。かなうものなど作れるはずはないということを。それでもやっぱり、「自分達で考えた」ものを作って悦に入りたいんだなあ。どうせ出すからには。
▼相方が買ってきたので、黒糖焼酎(「奄美 AGEING」)というのを初めて飲んでみたのだが、なかなか美味しいものだ。黒糖ということでなんとなくホワイトラムみたいな味を想像していたのだが、甘味はあくまでほのかで、べったりしていないし、味もふくよか。冬の夜にちょいとあおるにはいい感じかもしれない。最近、焼酎と言うと、バードチーフさんの日記に書いてあった彼の母君が「焼酎コップでやりながら料理作ってる」というのがなんだかとても格好よくて印象に残っていて、それを思い浮かべてしまうのだ。鹿児島のおっかさんというのはそれがデフォルトなんだろうか。いずれ九州人の焼酎を飲むスケールと言うのは明らかにトーホグ人のそれとは比べ物にならんのだろうなあ。彼の日記に時折登場するご母堂は、なかなか動じなくてサバサバしてて酒量もイケてて、何よりさりげなくオタクで、やっぱり格好いい。私の中での近似値イメージを絵にしてみたら、何故か蛮子のかあちゃんに限りなく近かった。私の中の「スーパー母ちゃん」のイメージって、牧みつ蛮子のかあちゃんしかないんだろうか…

●麻婆豆腐/白菜とほうれん草と蒸し鶏のピーナツ和え/小松菜入りの卵スープ/白菜漬け
*「ワンナウツ」6・8 甲斐谷忍/「ザ・会議室」 みうらじゅん・山田五郎・伊集院光

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12/17(Tue)

▼12/23に、三川ジャスコに要潤氏が来て握手会&トークショーがあるらしい。クリスマス前に三川ジャスコで営業というのもけっこうなドサの気がするが。さて行こうか行くまいか。大体、その日に出かけられるかどうかもまだ分からないので何とも言えないんだが(天候もあるし)。その前に年賀状とかクリスマスプレゼントとかメニューとか。それにしてももう年の瀬か…
▼教科書業界大手・東京書籍の発行した中学校の公民教科書で、新潟県中里村の「雪国はつらつ条例」が「中里町の『雪国はつらいよ条例』」と誤記されていたという(毎日新聞の記事)。ど、どんな条例だよ、「つらいよ条例」って。まあ、雪国がつらいことは事実なんだけどもね…というか、校正くらいちゃんとしようよ、東書さん……
▼TVで、「電卓早打ち名人」のOLさんが登場し、その早さに驚く。パソコン全盛のこの時代にも、やっぱり電卓選手権は盛んに行われているらしい。「普通の人の何倍くらいの早さなんですか」という質問に、「だいたい4倍くらいですね」とサラっと答えるOLさん。おお、4倍!この一見普通のOLさんが、電卓に向かえばシャア以上の能力を発揮するんだ。凄い。伝票算の伝票とか、あの競技業界独特のフォントの数字とか見ていて、ふと珠算に通った(3級までしか取れなかったが)小学生時代を思い出して懐かしくなる。
▼「中国四千年料理ショー」の第四回をようやくアップ。これで全部のレビューが終了した。
●はんぺんの煮物/にしんの塩焼き/がんもどきとぜんまいとジャガイモの煮物/春菊のおひたし/ワカメと卵の味噌汁
*「空前絶後のオタク座談会 メバエ」/「鬼六の将棋十八番勝負」 団鬼六

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12/16(Mon)

▼「復活!大人マンガ」(夏目房之助・呉智英共著)をあまり期待もせずに読んでいたらことのほか面白かった。現在の形の漫画からは「前史」と扱われていたジャンルだが、こうして見ると実に質の高いエンターテインメントであり、時に孤高のアートだったことがよく分かる。この本で初めて知ったのが佐川美代太郎。この直線の組み合わせの妙とパワーは凄い。「冒頓単于」という題材の雰囲気ともよく合っていると思う。これを見ただけでも買った価値があったと思える。
▼また、ヒトコマ系で登場している(漫画家というよりはイラストレーターなのだろうが)古川タクと九里洋二。このあたりは懐かしい。実家では数年前まで、地方紙と一緒に読売新聞を購読していた。子供の頃、読売新聞の集金のおじさんが持ってきてくれる「読売家庭版」が大好きだった。一番好きだったのは、なんと言っても1974年ころに1年間通しで挿絵を勤めた東君平だったが、他にも家庭的なテーマの中で、九里洋二や古川タクのイラストが続々と紙面を飾っていた。言ってみれば「たかがオマケ」の家庭版冊子に、随分と贅沢なメンツだったと思う。子供の頃は、このご両人のイラストは、わけもなく怖かった。特に古川タクのイラストは、最初のコマのものがいきなり膨張したり線が解けて別物に変容したりするあの不安定感が子供の感性の何かを揺さぶり、「機知の世界が解かれていくような」言いようのない不安感を催させたのかもしれない。その大体はもう捨ててしまったことが大いに悔やまれる。せめて東君平の分だけでもキープしておくべきだった…
▼同書には、永井豪の「れすらマン」も収録されており、これもネウチの一つ。子供の頃読んだときには「突き抜けてくだらない」と思い、そのくだらなさを喜んだ記憶があるが、今読んでも本当に力いっぱいくだらない。特に、全部で32ページの作品なのに、そのうち3ページを「自分のテーマソングはどうしよう」とれすらマンが悩むシーンに当てられている(そのうえ結局決まらないし)のが最高。
▼昼過ぎ、むちんさんと電話。色々話す中で「今年、TOKIOがいかに大躍進し、SMAPがその影にかすんだか」というような話をした。色々と今年を二人で振り返る。
▼TVタックルの中のCMで、「サンポール」のCMを初めて見て、相方と二人で味噌汁を吹きそうになる。ネスカフェゴールドブレンドのCMのパロディで、あのCMとそっくりなメロディーに乗って「黄ばみの分かる男」という謎の外人男性・ベン・キバミン氏が登場するもの。相変わらずKINCHOのCMは飛ばしとるなあ。(金鳥ホームページ内の「CM集」コーナーでこのCM見れます。)
▼「それで今年の年賀状はどーすんのさ」という話になり、二人で「未年、ねえ…」「『睡蓮=ひつじぐさ』でやろうかとも思ったけど、よっぽど上手くやらないと、ただの喪中はがきになるよねえ」「スキタイの羊じゃ、正月から気持ちわるいよねえ」とアイデアだけが空回りする。
私「うーんどうしよう、羊ねえ」
相方「ひつじ、ひつじ…かあ〜〜……」


相方「ひ:一人酒場で
    つ:つまらぬ事を」



私「大喜利なのかよ!!

で、結局何も決まらず。
でもしっかり大喜利に乗っかってしまうバカ夫婦だった。
「ひ:ヒンデンブルグも
つ:妻には弱い
じ:自分の小遣い2万円」
「ひ:光の速さで
 つ:辻斬りだ
………」
ええ、たぶん今年もいつものようにクリスマス過ぎてから作業ですとも。まあそれでも住所録は去年からアクセスで管理しているから印刷は楽っちゃー楽だけどね。
●青梗菜とモヤシと豚肉の炒め物/おでん/もだしの味噌汁大根おろし入り/白菜のキムチ

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