2003年7月前半

ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
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*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。

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7/22(Tue)

▼朝の五時半頃、ふっと起きると居間だった。昨夜そのまま寝てしまって、合い方が起こしても反応しなかったということの証拠なわけだが、酔ったわけでもないのに、どの時点で落ちたのか、全く記憶にないのが我ながら不気味。DVDを見終わって、棚に戻したところまでは覚えているのだが…おかげで週の頭からいきなり「寝た気がしない」状態。トホホ。
▼出勤中に寄ったコンビニで、先週末に見た「TVチャンピオン 食玩王」の人が紹介していた「さすりサーチ」のコツを参考にして、「アリス2」のシークレット・「温室に落ちるウサギ」をあっさり入手。ポーズ上、耳と足(?)の二箇所が突き出ているので、触ると確かに他の箱よりもふくらみ、尖りを感じるのだ。ありがとうTVチャンピオン。あと1個は帽子屋のカブり。
▼先日の同番組に出ていた達人たちが既婚か未婚かは知らないのだが、独身の人であれば「そんなお菓子のオマケにマジになって散財するオタクとは家計を一つにしたくない」と敬遠されるか、「この人から買ってもらえば、ダブりの無駄な出費が少なくなるし、レアをどんどん出してもらって、転売して大儲けもできる!」と歓迎されるか、二つに一つな気がする。もちろん後者が食玩者、前者がそれ以外…という、やけに人口比率の違う二者択一ではあるが。
▼帰り、おばこ大橋の(三川側の)たもとあたりに張っている白バイ発見。この間も捕まってる人がいたし、最近このあたりは相当マークされている(夏休みシーズンになったこともあるのか?)模様。こんなところでネズミ捕りは…いや、釣果はけっこう上がるに違いないが、その前に三川ジャスコで車上荒らしや当て逃げなどのパトロールをしてもらったり、ノーヘルバイクのバカどもを取り締まってもらった方が、よっぽど市民的にはありがたいのだがなあ。
▼夕食が遅くなったのと曜日感覚の狂いで、「プロジェクトX」を録りそこねる。最初の5分を過ぎたところで気づき、仕方がないので録画せずに普通に見る。AIBO開発話だった。……再放送で録画せねば、と思うのだが、再放送日程が日曜の昼に移動してから、再放送の存在自体を忘れがちになってしまい、どうもいけない。
▼例の「スイカップ」の人が出ているNHKの地域ニュースの画像が、ずいぶん交換の場に上がっているらしい。どこぞでは、「彼女の姿を普通に見れる山形県民が羨ましい。他県在住者は、知り合いでもいなければ動いているところを見ることも出来ない。この羨ましさは、『水曜どうでしょう』で感じた道民へのソレと同じ」と書いてある文章もあり、「山形在住のどうでしょう好き」としては、「頼むから一緒にすんなよ」と憤るのみである。

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7/21(Mon)

▼PS2で無事DVDが見れるようになったのが嬉しくて、色々とどうでしょう関係のディスクをとっかえひっかえする。「ホワイトストーンズにも隠し特典があるのでは」と相方に言われて探してみると、あっさり見つかった。というか、どうしてPCで見ているときに気がつかなかったんだ、ってくらい分かりやすい場所にあったのだが。とてつもなくレアなものを見ることができ、人数と手間暇をかけてマジに作れば、これほどのものを作り上げることができるんだなと感心。でも、三味線は雅楽じゃないですよ社長。
▼昼に出て、紅虎餃子房で食事。休日ということもあって混んでいたが、並んでいる人をさばけないのはやはり店員さんの手際の悪さだろう。食器を下げる時に絶対にお盆を使わないのは、なにかの意地なんだろうか?でも料理は美味い。麺orご飯、鉄鍋餃子orにら饅頭、デザートが付いて1200円のセットは、単品の値段を考えるとかなりお得だった。外で食べる杏仁豆腐、これまで質も量も美味しいものに当たったことがないので、まったく期待していなかったのだが、予想外に美味しかったのが嬉しい誤算。
▼電気製品売り場や食品売り場を軽く覗いて、本を買ってヤマダ電機へ。HDD・DVDレコーダーの価格・機能のサーチをしつつ、結局買ったのは魔法の箱一つ15,000円也。店頭在庫がないので取り寄せになるらしい。結局(現時点では)ビデオテープが増える選択してるし…で、009のDVD2枚購入。ポイント還元と現金支払い時の割引、どっちが得なのか、いまだに迷う部分が多い。
▼「1/6の夢旅人2002」がすっかりお気に入り曲なのだが、DVDの音声を聞いて、「随分音が割れている…というか、ノイズ多いな」と思って聞いていたのだが、こんな秘密があったとは知らなかった。ほんと、一体どういう環境でレコーディングしてるんだろう。
▼夕食後、009のDVDを見ようとしたら、またPS2が調子悪くなっていて(午前中はあんなに快調だったのに)、結局レンズクリーニングをしたら読み込みをはじめた。その後も、1・2枚見るといちいちクリーニングしないとエラーが出る状態で、やっぱり昼間DVD録再デッキなんか見ていたからスネたのか?としか思えないんである。うちでAV関連機器がヘタりやすいのは、単にめぐり合わせが悪いのか、それともやはり相方のタバコが良くないのか?DVDを入れるたびに「どうかきちんと読み込まれますように」と柏手を打つ生活は、いくらなんでもアナログを通り越してオカルティックでトホホなんだが。

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7/20(Sun)

▼昨夜からの雨があがらない朝、天候を心配しつつ、タオルなどを持たせて相方を試合に送り出したのだが、8時頃には予報を裏切るカンカン照り。おかげで相方も連日の疲れに決定打を食らった感じで、終日ぐったり気味。
▼そんなわけで早起きし、アバレンを見逃さずに済む。今日も浦沢脚本だったのだが、夏に入ってもこの番組、まだヌルいまま、という印象がぬぐえない。正直、東映もバンダイもTV曲も、アバレンと555への熱の入れ方があからさまに違うのが伝わってくるのがちょっとなあ。弟ばかり手間隙かけてもらって、なかなか両親に構ってもらえない可哀想なお兄ちゃん、という雰囲気で。お約束の「6人目」展開中なんだが、どーも今2つアクセント不足というかなんというか、別に燃えろとまで要求してはいないんだが、確かに何か足りない…気がする。
▼夜は、義母の誕生祝と私たちの結婚五周年記念を兼ねて、珍しく外食。「どっちの料理ショー」などで紹介されて、知る人は知ってる三元豚・桃園黒豚の「平田牧場」(地元企業)の直営レストラン、「とんや」さんにて。ここは去年まではちょっと気取った洋食屋さん、という感じで、値段もちょっと良かった(平田牧場の肉を食べさせてくれるのは同じだが)のだが、去年の今ごろに、トンカツを中心とした和風メニュー展開に換えていた。ビールを飲みつつ、各種カツ類をちょっとずつ楽しめるリーズナブルなコースを注文。メンチカツ・シソ巻ロールカツ・ロースカツと棒ヒレカツに生ハムサラダ・ご飯と味噌汁・デザートがついて1500円は安い。その他のメニューも、ファミレス・トンカツ専門店なみで、肉質と美味さを考えるとコストパフォーマンスが高い。部活の都合で一人遅れてきた相方は、リニューアル前のメニューにもあったお気に入り、厚切り豚肉の網焼きを注文。これはこれで香ばしく、豚肉の旨みがストレートに出ていて、ほぼ前と変わらず美味。家でもポークソテーはよく作る。肉を叩いたり、筋切りを丁寧にしたり、フランベシながら焼き方を試行錯誤しているのだが、特性上レアというわけには行かない豚肉を、堅くならないように焼くのは、簡単なようで案外難しいんである。今日は結局みんな飲んじゃったので、代行で帰宅。
▼それにしても私も相方も、義母に言われるまで自分達の結婚記念日を忘れているというのも問題あるかもしれん。元々、人の誕生日や記念日を覚えるのが妙に苦手な方なんだが、それが自分の記念日まで進行してるのはただの老化なのだろうか。世の中には男女関係なく、「付き合い始めた記念日」「初めてキスした記念日」「初デートの記念日」…などを細かく覚え、その都度祝っている「アニバさん」も実在しているわけで、そのマメさったら絶対に一つの特殊技能だと思う。

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7/19(Sat)

▼午前中で帰ってきた相方と一緒に、回転寿司屋で昼食。ここの寿司屋、先日から「今日のお勧めは〜」とか「●●回します、美味しいですよ〜」とかの掛け声が義務付けられたようで、それでもそんなに五月蝿くは感じなかったのだが、今日久々に入ってみたら、「美味しいですよ〜」の声の頻度が上がり、明らかにブックオフに近づいている。ここのネタは結構好きなのだが、これ以上落ち着けない雰囲気になるのであれば考えざるを得なくなるかもしれない。一人2000円程度でたらふく寿司を貪っておいて何だが、値段に関わらず、メシは落ち着いて食べさして欲しいんだよなあ。
▼いつも愛用していた安値スーパー、ここ2週間ほど改装休業していたのだが、昨日リニューアルオープンしたようなので、早速行って品定め。これまでさほど客の入っていなかったラーメン屋(もとは回転寿司屋)と100円均一のスペースを無くし、売り場を拡張。いきなり綺麗で広いイメージに変わった。以前の雑然とした雰囲気も好きだったのだが、野菜の品揃えが良くなったのは嬉しい。何にしようかと迷いつつ、結局は入り口テントで売っていたカツオ一尾500円のやつと、カワハギを買って両方刺身にさばく。こういう時には包丁を譲らない相方がさばき係りで、私はサイドディッシュの揚げ茄子や薬味の準備。カツオを刺身にした端肉と、中骨からすき取った中落ち、ふと思いついて胡麻油少々・しょうが、にんにくの糸切り・コチュジャン・塩で味を付けてユッケ風にしたら、特有の血の味もうまく調和して生臭く感じず、大成功。最後に熱いご飯に乗せて食べた。
▼車中、「長時間のDVDだと、PCで見るのは姿勢がつらいね」「本当はHDレコーダー付きの録再DVDデッキを買えるときまで待とうと思ってたけど、この際ビデオとコンパチの再生専用デッキも安いから、買っちゃおうか?」という話になる。で、購入は後日ヤマダにでも行くとして、「ならばテレビ台を一段開けて、なおかつデッキの前に積んでるビデオを整理しよう!」と決定。ラベルを貼ってないビデオの中身を確認してラベルをつけ、これまで未整理だったものもラックにしまって、相当スッキリ。気分いい。
▼ビデオの大規模整理を行い、DVDプレーヤー購入準備もほぼ終了。しかし、PS2とDVD再生の関係をもう一度確かめたくて検索したところ、「DVD読み取りエラーの原因の多くはレンズの汚れ」という答えに達し、先日試みたばかりではあるが、湿式のレンズクリーナーをもう一度かけてみた。すると、読み取りができ、副音声付で問題なく「どうでしょう」DVDが再生できた。やはりタバコのみの部屋、掃除と手入れは人一倍徹底しなければならないことを学ぶ。で、「PS2で当分は何とかなりそう、ということにしよう!」ということにして、Disk2残りの副音声付きを最後まで観賞。サーチ、再生共に問題なしで、ホッとする。おかげで部屋がさらに綺麗になり、デッキの前に積んでいたビデオも整理されて、何より何より。
▼NHKで放送された「トルコ・文明の十字路」の第一回「トプカプ宮殿のきらめき」、録画しつつ見る。各国をいいとこ取りした文化と政治、その合理性と柔軟さに改めて感心しながら、「やっぱりトルコ、いつか行こうね」と決意を新たにする。ただし、「30代のうちにまた海外旅行」の夢は、「40代のうちに」に大幅に下方修正(トホホ)。もっともトルコは場所が場所だけに、うまいことお金が貯まったからといって、気軽に行ける状況かどうかは、そのときの国際情勢次第なのだが…

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7/18(Fri)

▼午前中、むちんさんから電話。「来週から夏休みが始まってしまうので、今週のうちに少し話したかった」と言ってもらい、私も来週は仕事で日中出ずっぱりになるので、とてもありがたかった。保護された12歳少女達の事件、同じ年頃の娘さんを持つむちんさんには、やはり他人事ではないらしい。さもあらん。確かに渋谷のように、あらゆる楽しみと誘惑が揃っている場所は仙台にもそうそう無いけれど、変質者は場所など選んでくれないしなあ。本来ならば、小学校高学年くらいの年頃は、「自分達だけで町に出かけて、バスや電車に乗ったり、お金を配分しながら買い物などをする」ということの学習にはもっとも適した年代なんだけど、かといって家の中だけに篭らせておいて、一人じゃ町にも出られないような子供にもしたくないし…と、複雑なものが色々あるようだ。
▼それにしても、小学生の下着や制服が、想像以上に高い相場で取引されていたことが二人とも以外だった。ヤラセ交じりかもしれないが、「5万でパンツ売って」と言われた子もいるそうで、
「仕入れ段階で5万ってことは、末端価格ではいくら値がつくんだろう?そんな大枚払ってまで欲しいものかなあ、小学生のパンツ。」
「しまむらとかダイソー行けば、100円や200円でパンツ買えるんだから、そりゃ美味しいよねえ」
「正直、小学生って『まだ洗い方もよく分かってない』印象があるんだけど…」と、こりゃまたバッチリ尾篭な話を。
▼昼前に支度をして仕事場の事務所のほうへ。車中のラジオで、いきなり「1/6の夢旅人」が流れて、おっ!と思ったら、樋口さんがゲストで登場。FM仙台がキー局の番組で、明日ライブがあるため来仙し、ゲスト出演したのだそうな。昨日何度も曲を聞いたところだったので、なんだか嬉しくなって耳を傾ける。樋口さんの声は、曲の印象よりずっと男っぽくて、そして眠そう(長距離移動明けらしい)だった。
▼今日はいつもとは違って、個別にアプリケーション作成の相談に乗る相談会。私は今回初めての参加で、具体的なブツを見せてもらっていないし、要領も今一つ分かっておらず、手持ちの資料は色々持っては来たけれども不安。アプリケーションといっても、今まで講習で教えたExcelやAccessのマクロ・VBAなどの機能を使い、普段の業務を少しでも能率アップさせよう、というもの。今日のお相手は二人で、どちらも、既存のシステムから帰ってくるデータをもとに、レポートやワークシートへの効率的な出力、自作データベースの運用をしたい、というもの。うち一人は二回目で、既にある程度できているものを提示してくれたので、私の方も具体的に対処できたのだが、もう一人の方は初めてで、作業はこれからなのだが、「現状のデータ状況と、やりたいこと」の説明にかなりの時間がかかり、また手元にデータを持ってこれなかったため、なかなかテキパキとした私事が出来ないでしまい、おおよそのビジョンを示し、とりあえずは色々試行錯誤してもらうことにした。今回の仕事には、いつも直接差配してもらっている社員さんと、その上役氏も同席していて、終了後に少し軽いミーティングをしたのだが、「前にお願いしたHさんは歯切れが良かった」とキツい一言をいただいてしまい、ヘコむ。「前の人は歯切れが良かった」というのは、「あなたの相談は歯切れが悪い」ということだから。私はどちらかと言うと、「こうやって、この次はこうです、ハイできましたね」というよりも、提案型のタイプで、「ここじゃなくて、貴方の希望するような処理であれば、こっちの操作のほうが簡単に出来るのでは?」と一緒に取り組みながら、考えることでスキルアップして欲しい、と考えている方なので、決まった時間の中ではまどろっこしかったかもしれない。そもそも私の基本的な口調もユルめだし、会議室のPCに入っていたAcccess97の操作に慣れてなかった部分もあるし…と、いい訳ばかりが頭に去来する自分もイヤで、さらにヘコみゆく。
▼ミーティングが終わってから、社員さんに「今回は上司の方に満足いただけなかったようですみません…私よりHさんが適任と判断なさったのであれば、次回は気を使わずにHさんを指名なさってください」とグチめいたことを言ってしまったのだが、フォローも無し。「あー、よっぽどダメだったんだ」という思いと、「『そんなことないですよ』という返事を期待してたのか、このダメ人間」という思いで、もう何を考えても言ってもズブズブとヘコむ。一つ一つに沈む自分の意識のモロさも、職業意識の甘さも、もう何もかもダメだ。帰りは買い物に寄る気も、折角デジカメを持っていたのに狛犬を撮る気すら起こらず、まっすぐ家に帰る。なんとか夕食だけは作る。
▼もし次があったら、今度はビジョンがつかめたので、分かりやすい文書やサンプルデータにして数パターン持っていき、今度はてきぱきと提案したいと思う。……ないと思うけど…………
▼一度落ち込むとどこまでも沈下していってフォロー不可能になる。お墨付きも貰ったし、自分でも完治を確信したのに、こういう状態になると、「鬱病が完全に治ってないからこうなるのかな…」と思ってしまう。発病以来、ヘコむ感じがとても物理的で、誇張でなく、100kg単位の分銅を積まれて、背が数センチ縮んだ感覚(ミニマムな伸張を思うと洒落にならない表現だが、本当にそう思う)。ただ、カウンセリングを経て治療したのは無駄ではなかったな、と思うのは、この「へこんだ感覚」が物理的な分、度合いがゲージとして実感できるようになったことだ。例えば、翌朝起きて、「昨日は100%のへこみだったけど、今日は75%くらいに回復してる、何とかなるかな」と思える。それで随分違うものだ。来週はまた別の人相手に講習が続くので、こんな気分を引きずるわけにも行かないし、元気なシルバー相手は、自分も元気ひり出していかないと上手く引っ張れないので、空元気でも復調しないといかんなあ、と思いつつも、今日のうちはどーにもならないことも分かっている。せめて相方と何か気晴らしになるような遊びでもしようと思っても、週の終わりは相方もヘロヘロなもんで、DVDも見ずにさっさと布団直行。本当にハードな人は、ヘコんでる暇などないのだから、無理に構ってもらうわけにも行かないのだ。

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7/17(Thu)

▼講習終了。最終章の演習問題も仕上げられたし、解説だけでなく、「自分で考えてやってもらう」時間を長めに取れたのも有り難かった。これから暑くなるので、早めに始まるこの時間設定も、けっこういいかもしれない…
▼来る日も来る日もどうでしょうDVDな日々なので、主題歌の「1/6の夢旅人2002」が頭の中を回転し続けるのもむべなるかな、という状態。あの手の「頑張ろうよ応援ソング」は苦手なはずだが、この曲の歌詞はちょっとひねりが入っていて、単なる「頑張ればなんだって出来るのさ」という思考停止状態に陥ってないところがすごく好きだ(サビのメロディにあえてネガティブな歌詞が入ってる所とか…)。それにメロディも歌声もいい。そんなわけで、気がつけば何度もエンディングを再生してしまっている自分がいる。この曲は毎回流れるのではなく、一つの旅が終わったところで、名場面を繋ぎながら流れるという特別なものだから、特に感動的なのだ。
▼で、歌い手の樋口了一さんについて何も知らないもんで、とりあえず曲名をネットで調べてみる。するとこの曲、V6に提供したので権利の兼ね合いがあり、オリジナル版は樋口さんのCDとしてリリースされず、歌詞を変えた「2002」が現行のテーマということ。本放送の「どうでしょう」で流れていたのはオリジナル版のほうだが、DVDでは差し替えされているので、本放送から見ていたファンには納得行かない人も多いそうで、それはそれでよく分かる話。オリジナルの歌詞も、是非聴いてみたくなった。

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7/16(Wed)

▼いつもと同じ会社の社員さん相手の講習。なのだが、今回は補助金を出すところがいつもと違うので、規定受講時間の関係上?開始がいつもよりも一時間早い。なので、珍しく相方とさほど変わらない時間に出勤。眠い上にこの時間帯だと渋滞もきついのだが、この講座は重要事項が多い上に、最後に演習問題が入っているので、いつも最後が駆け足&省略になってしまうので、今日明日で合計2時間余裕を取れるのは、こっちとしても助かるところ。
▼案の定、予定していた部分までらくらく進む。リレーションシップは特にマスターして欲しい事項なので、ゆっくり説明できたのは良かったと思う。
▼行きのコンビニで、「人形の国のアリス2」を見つけてしまい、当然購入。これからまたダブりとの格闘が始まってしまう。今日は4個買ってダブりなしの好調なスタートだが、シークレット入れて全10種類だから、問題はこれから(全シリーズユニコーンの悪夢が)。まったく、稼ぎに行ってるんだか散在しに出かけてるんだかわからない。ただ資金が回転してるだけ、という表現が最も適当なのかもしれない…
▼今日からは副音声付きで「どうでしょうDVD」2周目。D陣の喋りを聞いていると、「ただ回しっぱなし」の印象が強く支配する「どうでしょう」映像も、実は様々な細かい編集が、効果的に加えられていることが分かる。この人たちは、ただの鬼畜マイペースDなのか、それとも実は敏腕Dなのか。どちらにしても相当食えない連中であることには変わりない。ラストランシリーズでは、色々あって鈴井さんがほとんど喋らないので、Disk1の副音声はなかなか貴重なのだ。

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7/15(Tue)

▼窓を開けて入ってくる風が、エアコンのドライモードを思わせる、からっとした涼しさ。おかげで窓を開けておけば快適この上ないのだが、考えてみれば来週には小中学校は夏休みだというのにこの空気、7月とも思えない。過ごしやすい事は過ごしやすいが、後々米や野菜が高くなったり、農作物の被害が云々…とニュースに流れるようになるのは勘弁。
▼「どうでしょうDVD」、2枚目。感動のゴールまで。ズルいなあ、藤村さん。普段あんななのに。ズルいよ。ぐすっ。嬉野Dの
「『リターンズ』として放送している数年前の映像が全国で流れているわけだけど、5年前の映像を今見て楽しめるという理由はね、何一つ新しいことをしようとしてないからだよ」という言葉には目からウロコだった。確かに至言。一見気概に乏しいだけの言葉(まー、富んじゃいないのも確かだが)に聞こえるが、とんでもない真実と秘伝を含んでるような気がする。

後半の感想

・ベトナムのリゾート地・リゾートホテルは、想像以上にいい感じだった。見てたら行きたくなった。さすが元おフランス領。
・結論として、カブは途轍もなく丈夫。そして最大積載量については、日本人が認識しているレベルをはるかに超えていることが分かった。少なくともこの旅を見る限りでは、限界が知れない。たまにトラックなどがつけている「積載量:積めるだけ」というステッカーは、ベトナムの人たちにこそ相応しい。

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7/14(Mon)

▼むちんさんと電話。先日Bフレッツが開通したむちんさん、IP電話の設定も終わったという事で、テストがてらにかけてくれた。シーラカンスが産業革命を眺めるような、イーナーを通り越した気持ちで羨ましがる。話題がいつしか「一昨日の種ってさー」という方向に行く。やはり私と同じようなところでツッコミ&「それはどーかと」状態になっていたらしく、「MS同士で指絡めて見つめあうのって、どーよ?」等と、いつも以上に意見が合う
▼今日は待ちに待った「水曜どうでしょう」DVD1の受取日。相方に、仕事帰りにローソンに寄ってもらってついに入手。ああ、長かった…というわけで、番組のひとまずの最終回である「原付ベトナム縦断1800km・ラストラン」を見始める。PS2にかけてはみたが、他のDVDディスクは読むのに、チャプターが多いせいか読み取りエラーが発生。結局仕方なくPCで見ることになったのだが、二人並んで座りっぱなしというのも、疲れる、とまではいかないがどうもくつろげない。でも一日250km平均で走っている彼らの姿を見ながらでは、そんな不満もはばかられるというもの。で、1枚目を見終えて続きはまた明日。

前半の感想(ネタバレ控え気味)

・ベトナムといえば「飯はうまいしネーちゃんは美人」というイメージがあり、画面を見る限りでもやはりお姉ちゃんはきれいでスタイルよく、ちょっと郊外に出たところの眺めなんかも格別、料理も美味そうだ。しかし仮にベトナム観光する機会を得たとしても、運転でなく同乗であれ、車に乗る勇気を出す自信がない。あれでも道交法ってあるんだろうか?そしてあの交通状況で、「自動車保険」というものが存在しているのだろうか?
・ベトナムのカブは、日本では考えられない互換性を誇り、ある意味量産機の鑑かもしれない。(この場合、互換性の対義語が「セキュリティ」だったりするわけだが)

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7/13(Sun)

▼部屋を片付けるたびに、「絶対今度こそこの状態をキープだ!」と心に誓い、しばらくは「出したらしまう」「マメに片付ける」を励行しているのに、気がつくといつもカオスだ。そんなわけで、部屋掃除。二人でやったのでわりと時間もかからず目鼻が付く。片付けた後、見える畳の面積が増えて、「この部屋って、実は広かったんだねぇ」「広かったんですよぉ」という会話を交わすのもいつも通り。

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7/12(Sat)

▼昼間、ソバを茹でたのはいいのだが、葱も大根も切れていて、ノー薬味状態。そりゃあんまりだ!と相方が近くのスーパーまで車を飛ばしてくれた。で、薬味以外にも、「美味しそうな生イカが安かったので、塩辛にしよう!」と買ってきてくれた。ちょうど自作塩辛のストックも切れていたので、昼食の食器を片付けたあとに塩辛製作に移行。相方がワタだけを綺麗に取り出して塩をまぶして置き、私は身のほうを綺麗にしてから切る。両方とも冷蔵庫に少し置いてから、調味料を加えて混ぜ合わせる。のだが、私の頭の中が、昨日と今日のヤマジュン漬けで漬け汁に浸された状態なもんだから、ついつい作りながらも
「ウホッ!いい肝臓」
「俺はエンペラだって構わないで入れちまう人間なんだぜ」
「ところでこの身を見てくれよ、こいつをどう思う」
「すごく……分厚いです」
「いいこと思いついた、お前、ワタの中に味噌入れろ(注:美味しいです)」
「男は度胸!何でも試してみるのさ」
などと、およそ食べ物を扱っているとは思えない、嫌な汁まみれの会話が飛び交う始末。
▼夕飯のセッティングは大体終えたので、珍しくゆっくりとSEEDを見ていたんだが、やっぱり突っ込みどころ満載。今日はカガリの父親(元オーブ国家元首)が、彼女の出生の秘密を明かしたあと、キラたちをマスドライバーで宇宙に打ち出し、それを見届けて要塞ごと自爆する、というのが決めのシーンだったのだが、これがまた説得力皆無で、画面からは「そうするしかないところまで追い込まれた戦況」がさっぱり伝わってないのがまず一つ。また、爆破シーンには側近らしい人間が数人付いていたのだが、住民には避難を促すシーンがあったものの、部下達を避難させようとする描写も無かった(それだけ彼を慕っていた、んだろうけど、これまた描写皆無)。そして彼は「元」元首であって現在の元首(確か血縁)ではなく、現在の元首とのやり取りが無いため、一緒に自爆したのか、それとも未来を託されて脱出したのかが分からないし、引退したヤツがそんなスイッチを押していいのか、そして残った民のために尽力するのが自爆よりも勇気ある選択とも言えるのだが、なぜ自爆なのか。突っ込み出したらきりがないのだが、一番ナニな点は、「そんなメチャクチャ押しやすい所に自爆装置があるのってどーなのよ」ということだろう。ボヤッキーが作った要塞ならともかくも。
▼私はもともと、「他の誰かに未来を託しての自爆・特攻」というシチュエーションにはかなり弱い。「ザンボット3」でのじいちゃんたちの特攻なんてグッと来るし、「エリア88」のラウンデルの最後に至っては、「ここまで生き残ったのに〜〜!ラウンデルはん〜〜!」と、何回読んでもこみ上げてくるほどだ。そんなツボなシチュエーションにも関わらず、このシーンにはピクリともしなかった。というのは、全編にわたってあからさまに感じることなのだが、「このキャラとこのキャラにこういうセリフを言わせたい」「ここではこんなシーンを入れたい」というのがまずありき、で、他のシーンはそこに至るためのダンドリ・通過点でしかない、という作り方をしているのがミエミエだからだろう。さらに、その「最終的に書きたいシーン」というのが、単に「主人公やヒロインを際立たせたい」「誰と誰のカップリングに結び付けたい」というしょぼい帰結というのも問題で、「視聴者より先に脚本書きがキャラ萌えしててどーすんのさ(これも新シャア板などでさんざん言い古されたことだが)」と冷めないわけには行かないのである。「演出」という言葉さえ勿体無いと思えるほどの、薄っぺらい作劇法が、今回も炸裂していた。
▼また、先日の銃撃シーンでも痛感したのだが、どのシーンを見ても武器が武器らしくない。銃が銃らしくなく、戦車が、高射砲が、艦載機が、本当に全然らしくない。戦争を描く場合、ここが一番重要だと思うのだが(でも多分、脚本書き、特に監督の嫁には重要じゃない部分だとも思うのだが)そもそも、遺伝子操作だPS装甲だとテクノロジーが語られる世界なのに、戦車や火器の形が現在のソレってのは、どういう技術レベルの設定なんだかよく分からない。で、戦車や高射砲が発砲しても、全然砲身や本体に反動が伝わってないお粗末な作画がまた萎える。もしかしたらSEED世界では、反動なしに主砲を撃てる戦車があるのかもしれないが、それならそれで、ソレっぽく見える描写をコンテや絵のレベルで行うべきだし。
▼主人公があまりに無敵すぎる、という指摘も当初からあったが、最終クールに入ってさらに無敵っぷりが加速。設定上、ほぼ無補給で戦えるキラに対し、適役の三バカトリオはエネルギーと薬の消費が激しく、しょっちゅう補給に戻らなければならない。主人公側に必ずしも何らかのピンチ装置を持たせて(もっとも分かりやすい例がウルトラマンのカラータイマー)、縛りと緊迫感を与えなければならない…というわけではない。無敵であるがゆえの爽快感の演出も確かにある。でも、「あっちにはあってこっちには制限なし…」ってのはどうなんだろう。なんだか、ぬるいバランスのゲームを延々とさせられているような疲労感さえ感じる。
▼極めつけは、マスドライバーのスピードから離脱しそうなアスランの手を、キラが手を伸ばして掴み、引き寄せるシーン。見てない人のために言っておくと、このシーン、生身でなくてMS搭乗状態。で、手を掴むシーンは「指からめてからギュッとホールド」。ちょいとアンタ、二昔は「指絡め」なんて言ったら、「ベッドシーンの婉曲的表現」だったもんだヨ。オバちゃんお茶噴いちゃったヨ。イメージできない人は「サイボーグ009 神々との闘い編」の009のベッドシーンを参考にしてヨ。しかもこいつら♂♂なのヨ。しかもその後、モビルスーツの顔と顔が接近して見つめあう瞳と瞳。もうこのカットだけ宝塚月組状態。参った。こんな表現していいのは、島本和彦と今川監督だけだと思うなあ。とにかく毎週、そんなひねくれた楽しみ方をしております。「ガンダムの名を冠しているのに…」というのではなく、単に「アニメとして、ドラマとして作劇がダメすぎる」という見方で。
▼ところで、相方に「男狩り」を読ませてやろうと思ったのだが、相変わらず疲れ切っているようなので、さすがに惨い気がして、まだ実行に移せていない。

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7/11(Fri)

▼復刊ドットコムでの暑い熱い支持に答えて、ヤマジュン先生の単行本が復刻するそうだ。正気か。洒落で買う人がいるかもしれないが、洒落の分からない人間に見つかった時のことを想像すると、相当ヤバイ。かといって、エロ本のごとく厳重に保管しておいて掘り出され(特に兄弟、いわゆる「オカン」な母親)時の方が遥かに(本気モードを思わせて)ヤバいと思うし。
▼そんなことを記念して(結局記念するのかよ)、コレを機に「くそみそ」以外の作品も、無ジュニアだてらに読みながら全部DLしようかな、と考えて実行。何を思ったか、朝っぱらからそんな行為に及んだものだから、すっかり食欲も失せた。ヤマジュン先生、話の内容はキッツイが、線は妙に綺麗で丁寧で、所々「女性が描いてるのか?」と思わせる絵柄などもあり、リアルで消息不明ということを差し引いても謎の人だ。実際、他の漫画家の偽名疑惑もあるようだが…顔の書き方など、どことなく津雲むつみに通じるものがあるような気がするのは私だけだろうか?(本人かも、ではなく、アシスタント筋とかで…という意味で)

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7/10(Thu)

▼TV、新聞は「12歳の事件」で一色。例によって「少年の心の闇」だの「現代の少年たちの背景」だのを勝手に語りだすマスコミやコメンテーターにうんざり。私は、ゲイ傾向が変態趣味だとは思わないが、抵抗できない幼児を欲望の餌食にしようとしたり、挙句の果てに殺害に至るという行為は十分に変態性だと思う。変態って、「15歳の誕生日から急に変態になりました」ってものではない。「12歳なのに変態」ではなく、「変態が12歳でした」というだけの話。殺しだろうが盗みだろうが、やった奴が悪い、というシンプルな方向には絶対に持っていかない。親が、学校が、社会が、読んでいた本が、漫画が、ゲームが、ネットが…と、必ず何かと関連付けて片付けようとする。そんな風潮が、かえって脱法行為を容認しているように思えてならない。勝手に「背景にあった何かのせい」にしてくれるのだから、これ以上美味しい話もないだろう。特に生活履歴に「ゲーム」や「ネット」が出てきた日には大喜び。そんな決め付けが報道と言えるのか?記者会見でここぞとばかりに「少年はどんな本を読んでいましたか?」などという質問が平気出てくること自体おかしいと思う。今回は「三国志」ということで、期待はずれだった様子だが…これが「水滸伝」だったりしたらもう、鬼の首を取ったような展開になるのだろうが、もし水滸伝ならこの程度で血の雨が収まるはずもなし。
▼責められるべきは、やはり本人だ。欲望や衝動を押さえられなかったこと、後先を考えずに行動に至ったこと、そのときの判断で踏みとどまれなかったこと。加害者の情報を完全にシャットアウトする代わりに、「悪かった部分は徹底的に悪いと糾弾する、しかしそれを安易に他者に転嫁しない」ことの方が、よっぽど人道的だと思うのだが。どう考えても、市内の人間だったら学校とか地域が分かっちゃうような撮影、中継の仕方してるし。
▼事のついでに、いつものようにネットを悪者にしておいて(確かに実名や住所晒しは許されることではないが)、「ネット経由の抗議が激しく、学校はホームページを閉じる羽目に」と報道。するとホームページを閉じた学校が一つしかないので結局バレてしまった…という顛末に至っては、「一般人の情報検索能力が10年前と〃レベルだと思ってるのだろうか?」という疑問を持たざるを得ない。
▼学校へのクレームや嫌がらせというのも何だかなー、な代物である。近年、学校へのクレームは本当に多い。教員の目の届かない部分をいち早く知ることが出来て、有意義なものもあるにはあるのだが、苦情の言い方でよくあるのが、

「●●高校の生徒は、自転車のライトをつけないので危なくて仕方がない!何故そんなふうにさせているのか!」
「○○中学の生徒は、学校が終わると短いスカートに着替えて品の無い格好で歩いているが、そういう風に指導しているんですか?」

というもの。勿論電話では真摯に対応するし、それを受けて指導にも反映させるけど、「無灯火運転をさせ」たり、「パンツ見せて歩けと指導」なんぞしてるわけがないでしょーが、というツッコミをしない教員はいないだろう(「目の届かないところでの校則違反・モラル違反が目に余ります」という言われ方なら勿論別)。「おたくの学校では人殺しを育ててるのか」といったメールや電話が今でもやまないそうで、災難だなあ、と思わずにはいられない。
▼それ以前に、「加害者は勿論だが、様々な形の二次被害を防ぐために、被害者の実名こそ伏せるべき」という意見は随分前から出ているのだが、一向に顧みられる気配が無い。事件を特定したいのなら「長崎県幼児殺害事件」で事足りる。いちいち「○ちゃん事件」と呼ぶ神経ってのは一体なんだろう。この手の「○○ちゃん事件」という言い方、遺族や被害者のためにも、そろそろやめるべきだと思うのだが。
▼だが、「現在の法体系では、もっとも重い処分をしようとしても、12歳の被告に対して下せるのは軽いものばかり」という憤りは、私も感じずにはいられない。「人一人、しかもあんな殺し方をした人間に対し、『逮捕』ではなくて『補導』」しかできないという事実は、所詮第三者の目にもやりきれないものに映る。

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7/9(Wed)

▼久々にExcelマクロ講習。毎度毎度、途中で一つでもミスすると上手くいかなくなるので、模範操作は緊張する。また、Excel2000の有名な「フィルタオプションを設定しようとするとハングする」というバグがあるので、フィルタオプションの部分は最後に回したのだが、やはり上手く行かなかった。パッチも出さないんだもんなー、困るったら。
▼5時過ぎくらいに講座を終えて、途中買い物して帰宅したが、義妹がまだ帰っておらず、祖母のご飯がまだだったため、大急ぎで味噌汁を作り、天ぷらを揚げて夕飯を出す。義父が裏庭に植えた野菜類が実をつけ始め、茄子やきゅうりが食卓に登りだした。祖母と義父・義妹のご飯のタイムラグの間に、先日買ってきた杏仁霜・牛乳・粉寒天を使って杏仁豆腐を作ってみる。あら熱をとった後に冷蔵庫に入れると、割とすぐに冷やし固まり、さっぱりとして美味。大きなタッパーにたっぷりと作って、杏仁霜は瓶の1/4ほど使用。市販の「杏仁豆腐の素」と比べて、値段的に果たして得なのかどうか、とも考えるが、甘さや硬さを自分で調整でき、作りたいだけ作れるのはいい。なんと言っても簡単だ。固さが寒天風で、もうちょっとだけ柔らかい方がいいかな?という感じだったので、次は調整してみよう。
▼夜は、「水曜どうでしょう」のDVDを、今度は副音声付で半分見る。副音声だのシークレットだので二度以上美味しいのに¥3980円。先日買った「ホワイトストーンズ」を見たり、洋画DVDの値段を見るにつけ、「DVDの適正価格って一体いくらなんだ…」と思わずにはいられない。アニメとか特撮のDVDが、マニアの足元を見てる分だけ値を吊り上げすぎなのだろう、絶対。これだけ楽しめて、どうでしょうは4000円せず、かたやサイボーグ009は3話で6000円。しかもその中の一話が「深海の悪魔」でも2000円分(我ながらこだわりすぎかもしれないが、本当に脱力したので、ついつい引き合いに出してしまう)……納得いかんなあ。それにしても前枠で、「どうでしょうDVD全集が完結するのは10年先です」とのお言葉。一生どうでしょうするのに吝かではないけれど、実際問題、どこまでリリースが続くんだろうとちょっと不安。売れてはいるらしいが、この勢いが落ちたらどうなるのかな。

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7/8(Tue)

▼先日不倫報道されたモンテディオの柱谷監督は、本人が一貫して否定しているにもかかわらず、上のほうから勝手に「休養」扱いの事実上の謹慎状態にされてしまった。事の真偽がはっきりしていないのだが、サッカー協会もスポーツ21振興会も、「疑わしきはなんとやら」で事なかれの対応。問題が大きくなる以前に、監督から愛想をつかされても何らおかしくない状態だよなー。ヘコむよなあ。
▼宅配便が届く。開けてみると中身は美味しそうな地卵が、なんと8パック(80個)も。先日出席した結婚式の、新婦の親御さんが送ってくれたもので、親戚の方が経営している養鶏園で出荷しているものだという。早速きょうの親子丼に使ってみる。エサを吟味し、放し飼いで育てているという地卵の黄身は、オレンジに近い濃厚な色で張りもあり、味も濃いのだが生臭くはなく、こんな卵を食べたのは久々…と大感動。
▼夜は「どうでしょうDVD」の昨日見ていない分、「闘痔の旅」を見て大爆笑。うすうす気づいていたけれど、やっぱり鈴井さんって私のツボだ。むやみに濃くて、それでいてどこか可愛らしくて、ちょっと鬼畜で危険で酒飲みなところとか(褒めてるのかそれは)。しかもこの巻は、番組の最初も最初のほうなので、推されっぱなしの大泉さん、元気で若くてハイテンションでたくさん喋る鈴井さん(特に粗大ゴミ)、と、今は見られないものがたくさん入っていて、実に興味深い。

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7/7(Mon)

▼代休の相方と、昼にラーメンを食べに行き、「洋室に置く、たまに仕事が出来るような机を探したい」と言うので、家具屋やらホームセンターを回る。某ホームセンターでは、スペースの都合なのだろうが、上のほうに棚を作って2段に机を展示しており、とても届かない。座ってみないことには天板の高さやぐらつき具合が分からない。近くにいた店員さん(中年女性)にサイズを聞くが、(女性の力では一人で降ろせないというのはあるだろうが)ものさしで適当に計るだけで、誰かを呼んで降ろそうという気配すらない。別のコーナーなどを見て、今度は男性店員に「すみませんが降ろしてもらえますか」と頼んだところ、これ以上無い憮然とした顔で乱暴に降ろして下さった。吟味してる間も、「ウゼェ客だなあ」と雄弁に物語る表情でこちらを見つめてくださっていたものだからこっちも気分がよろしくなって、「多少天板が小さめだけど、コストパフォーマンスは悪くない」と思ってはいたのだが、他の店も見て回ることにして、そこでは買わず。店員さんの態度って重要。
▼次にダメモトでハードオフへ。結局即購入したいようなものはなく、CDコーナーで特撮オムニバスCD(180円)を一枚買う。その後「やまや」で、酒や調味料類を物色。これまでも同店で何度か購入していたピンガ(ブラジルの蒸留酒)の「カシャッサ21」が見当たらない。ここはよく取り扱う品物が変わるのだが、棚にないのだから今切らしているのは分かる。が、愛用していた人間としては、「もう取り扱いを止めた」のか「たまたま今切れてるだけ」なのかが重要なわけで、その辺のことを店員さんに問い合わせてみると、棚を見に行くでも、誰かに聞きに行くでも、調べに行くでもなく、逡巡なく「うちでは取り扱ったことはありません」と、いけしゃあしゃあ涼しい顔で言い放ってくださり、なんかもう呆れる。そりゃーマイナーな銘柄ではあるが、自分が知らないと即「入れたことありません」と言える神経はアッパレとしか表現しようがない。せめて格好だけでも上の人に聞きに行って調べてくれたなら、「そうですか、お手間をかけてすみません」と気持ちよく言えるのだが。経験の浅いバイト君だったのかもしれないが、心がまえの問題だよなー。こっちは買う気マンマンだったのに。今日はハズレの店員さんにばかり会う日ではあった。
▼帰宅して、録画しておいた「ニルス」の再放送を見る。当時感じたのと同じく、元の大きさになったニルスにはもうモルテンたち動物の声が聞こえなくなるという演出に寂しくなり、ラストではやっぱりちょっと泣いてしまった。小山茉美、一世一代の大熱演がもう。
▼夕食、普通の食事に、昨日買ってきた萬珍楼のチャーシューまんを蒸し上げて添える。さすがみつばちさんのお勧め、甘めのタレと八角の香りが効いていて美味しい。同じく中華街で買ったラー油の中身は、刻み唐辛子以上に豆鼓が一杯で、店頭では「ラー油」として売られていたが、「果たしてこれはラー油なのか豆鼓なのか?」と判然としないまま、今日作ったチンジャオロースーの中に豆鼓だけを取り出して少し入れ、いためて香りを出して混ぜたところ、さりげなく風味がアップして美味しく仕上がった。ので、豆鼓の部分は豆鼓として、炒め物や蒸し物ソースなどに利用し、ラー油はラー油として使うことに決定。

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7/6(Sun)

▼アバレンジャーを見るつもりで、7時に起きて大浴場でシャワーを済ませ、眠い目でテレビをつける。みつばちさんから寝言風味で「朝っぱらからアニメかよう」と言われてドキッとするが、「アニメじゃないもん、特撮だもん」と待てど暮らせどゴルフばっかで始まらず、「こりゃ今週は放送ないな」と諦めて少しだけ二度寝(555はやってたらしいが、「山形で金曜日にやるからいーや」ということで寝た)。10時のチェックアウトにあわせて身支度。朝食は、「折角中華街の近くで泊まるんだから、出来たら中華街で朝粥したいなー」と思っていたところ、みつばちさんから「朝粥にしますか?」と絶妙のお誘いを受け、二つ返事で「謝甜記」二号店へ。いつも行列が出来る有名店らしいが、グループ客が来る前に美味く滑り込み、すぐに着席・オーダーできた。私は豚レバー・鶏団子・モツなどの入った「五目粥」を注文。みつばちさんから「ここのお粥のダシは濃厚ですよ」と聞いていた通り、味は濃い目。私的には大OKな味だった。レバーは臭みがなくて甘く、トッピングされている油条(中国の揚げパンで、食感はポンデケージョに似ている)が香ばしく、シャンツァイの香りが清清しい。他に油条を単品で一本頼み、みつばちさんと分けて、お粥につけたり齧ったり。パンチのある味と、けっこう量もあるので大満足。
▼中華街の店先には、狛犬を置いてあるところがたくさんあり、一々撮影しながら移動するので牛歩。公園や関帝廟にも行き、見物をしたり狛犬を撮ったり。まだ時間が早いので人通りも比較的少なく、撮影には好条件だった。地元育ちのみつばちさんは、「中華街なら目をつぶってても色々案内できますよ」と頼もしい言葉をいただけるほど詳しい方で、観光客はあまり入らない路地のお勧めのお店を教えてくれた。
▼11時、そろそろランチや食べ放題目当ての人出も増えてきた頃、善隣門で栄帝さんと落ち合う。お昼を食べるお店の目星を付けつつ、「麺やスープ、中華食材が豊富なお店」として有名な「永楽製麺所」でショッピング。なるほどさまざまな食材がずらっと揃っていて、見ているだけで楽しい。折角なので、酒田ではなかなか買えなさそうな食材を中心にピックアップ。ついでに茶器類もそそるものが多かったので、いつもマグカップでしか茶を飲まない私も、小さな茶杯を買ってみる。

*このお店での購入物*
・ホタテだし海鮮ラーメンスープ×6
・濃厚とんこつスープ×6
・杏仁霜(杏仁パウダー。結局地元でも売ってたことを後日発見)
・九鬼のこいくち胡麻油(みつばちさんのおすすめ)
・シューマイベラ(シューマイの皮に具を詰める時に使う、パレットナイフみたいな道具。安かったので)
・メダカの柄の茶杯
・ウサギの柄の大きな茶杯
・画像石模様の茶杯と聞香杯

うちでよく使う塩メンマも安かったのだが、アレの大袋を抱えて新幹線に乗る勇気がなく断念。独特のにおいがするのである。
▼昼食は「大珍楼」別館にて。「本日のスープ」は甕に入って出て来る薬膳風スープ。クコの実や松の実など、色々入っているが、ひねた薬臭い味は皆無でアッサリ風味。三人で何回もお代わりしても飲みきれないほどの量。栄帝さんはお粥、私とみつばちさんは焼き伊府麺、それに点心を数点とデザート。お腹一杯美味しく食べて一人2000円しなかったのにはびっくり。このお店はどちらかというと「日本人観光客というより、中華街で働く華僑の方々のための本場の味」のお店らしい。一人ではまず探せないお店を紹介してくださったみつばちさんに感謝。
▼栄帝さんは、「昨日もそうだけど、こんなに美味しい料理を食べてるのに、となりに美少年がいないなんて悲しすぎるわ」と寂しそうな様子。無理やりとびさわでも引っ張ってくればよかったかなあ、と思いつつ、
「栄帝さんはやっぱアレですか、美少年から『あっ、お行儀悪いなあ、ほっぺにおべんと付いてるよ』とか言って、ペロッとかされたいもんでしょうか」と聞いてみると、「そんなの当たり前じゃない」と予想通りのお答えが帰ってくる。しかし並んで座っている私とみつばちさんは、
私「みつばちお姉さま、昨日は寝かせなくてごめんネ★
みつばちさん「ううんいいのよ零ちゃん、折角の夜だもの…あら零ちゃん、口元に杏仁豆腐ついてるわよ★
私「あっ、いっけなあい」
などと、わざとベッタベタないちゃつき方をするもんだから、
栄帝さん「何なのこの人たち、真昼間から見せ付けて、アタシへ当てつけてるつもりなのかしら!」と憤慨。
女2人、男1人という組み合わせなのに、それぞれの感情を持っていく方向、ねじれ過ぎ
▼あとは狛犬を撮りつつ、お土産を探しに数件お店に入ってショッピングする。相方には、中華街ならではのバカTシャツを買っていこうかと思っていた。しかし、チャイナドレスの店はあってもなかなかTシャツがなく、これは!と思ったもの(毛主席Tシャツとか)はサイズがなく、結局は中国っぽくないお店の店頭で見たユニフォームレプリカシャツ(最近この手のものを新調していなかったので)を購入。レアル・マドリーのチャンピオンシップバージョンユニフォーム(黒いの)が変わってていいかな、と選んだ(限定的過ぎて、なかなか「レアル・マドリーのだ!」と気づいてもらえない可能性が大きいが…)。同じ店で、自分用にパーマンTシャツも買う。その他、最初に眺めた細い路地のお店、「同じものが他のお店より安い!」とみつばちさんのお勧めで覗いてみる。麻花児(4袋で1000円。美味かった)と豆鼓入りラー油一瓶購入。

*その他購入物*
・えびせん(そのつど揚げるやつ)
・ミニ狛犬置物(だから飾るところは)
・麻雀パイマグネット(あとから冷静になって眺めると、本当の牌に磁石がくっついてた)
・ガラス細工「かぐやパンダ」
・亀ゼリー
・萬珍楼のお土産用チャーシューまん(超美味)
▼あちこち見て堪能し、数年前に来たけれどゆっくり中華街を回れなかった後悔は完全にリベンジを遂げた。これも全てみつばちさんと栄帝さんのおかげ。その後は徒歩で石川町駅まで移動し、帰途へ。お二人は東京駅の新幹線改札までご一緒してくださり、特急券を購入したところで名残惜しくお別れ。いつもは上越新幹線を使うのだが、いなほの接続が今一つで、できるだけ深夜帯にならないうちに帰りたいので、珍しく山形新幹線-陸羽西線の接続で帰ることにした。新庄までの山形新幹線に乗り、無事席を確保したところでお二人にメールを送り、駅弁を食べたりしつつしばし睡眠。新庄から快速に乗り換えて酒田に帰り、相方に迎えに来てもらって帰宅。
▼夕方、札幌の本屋に注文していた「水曜どうでしょう」のDVDが着払いで届いたので、相方に受け取ってもらう。送料分かさんでしまったが、六ピーでの受け取りが来週頭なことを考えると、すぐ見れるだけでありがたい。爆笑しつつ「サイコロ1」と「粗大ゴミ」のほうだけ見た。このDVD、副音声もあるので、後から二倍楽しめてしまうのだから、本当にお得だ。

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7/5(Sat)

▼結婚式当日。午前中に教会式、正午前から披露宴…というスケジュールで、親族写真撮影なども早い時間に行うために、指定の集合時間は9:20と早い。昨日のうちに桐生に入って前泊したのはそういう事情だった。朝の身支度と荷物整理などをしつつ、何となく「星のカービィ」を付けたままにして見ていた。実は見るのは今回がはじめてだったのだが、のっけからサブタイトルが「オタアニメ・星のフームたん」。悪役であるデデデ大王の野望の一つは、自分を主人公にしたカッコいい名作アニメを製作すること。以前、それを試みて大コケする話があり、今回はそのリベンジというわけだ。大王はいつものように魔獣を呼んでくるわけだが、出てきたのはいかにもどっかでみたようなオタ3人(「〜〜と思われ」とか言ってるし…)。オタならアニメファンのナニ心を捉えて離さない作品を作れるのでは、と期待するのだが、結局連中が作ったのはフーム(三白眼だけど一応ヒロイン的存在)を主人公に、(似ても似つかない)萌え絵で綴る「星のフームたん」だった…というオチ。で、とんでもないのは随所の小ネタ。
▼アニメ界の世界的巨匠、オワルト・デゼニー氏がやって来てアニメ製作を手がけるかのように見せて罠を張るのだが、みなの期待とは大きく違い、カービィとデデデ大王にセンサーをつけて動かし、あっという間に究めて効率的にCGアニメを作ってしまう。不満を言うフームたちに、「これこそが合理的な現代アニメ製作なのだ」と見得を切るデゼニー。ソレに対するフームのセリフが、「でも、そんな安易な作り方ばかりしてたら、若いアニメーターが育たないじゃない!!」。慣れないマニキュア塗ってる時にあんまり笑かさないように。子供向けアニメの主役級で、次代アニメーター育成の心配したのは、彼女が初めてなのでは。
▼また、アニメの放映期日が迫ったのに製作日数が少ないのに焦るデデデ大王、3人のオタクたちを幽閉状態にしてカンヅメ突貫作画をさせる。腹心の部下に、「完成するまで休ませるでないぞ」と命令すると、部下も心得ていて「お任せください、アニメーターが寝ないように見張るのが制作の仕事です」……妙なリアリティというか、スタッフの恨み節が伝わってくるというか、はたまた「制作の仕事内容はそういうものだったのか」と感心するやら。しかも作画レベルは何気に高く、なるほど、イドさんやENGさんが推すだけのことはあるなあ…と感心した。(それでもイドさんに言わせれば「展開がルーティンでヌルい回だった」らしい。なんつう番組だ。)
▼ホテルを出て、車で式場へ。控え室に集合したところで手短に親族紹介の後、庭で新郎新婦と共に写真撮影。ここで自作のネックレスの9ピンが外れてしまい、いつもは指先で直すのだが、焦るやら汗で指が滑ってしまい、うまくいかない。結局ネックレス抜きで写真を撮り、式までの間ロビーで直そうと四苦八苦していた。すると、新婦側の親戚のおじ様にアクセサリー制作の職人さんという方がいて、器用に応急処置をしてくださり、なんとか装着できるまでにリカバリーしていただいた。「自分で作ったものなんですが、9ピンの合わせ目が緩んでしまって、ヤットコを持って着てないので上手く直せなくて…」と見てもらうと、「うん確かに、上手ではないよね〜」と痛い所を突かれつつも、親切に直してもらって感謝。聞けば、この式場の衣装室に飾ってあったパールのティアラの幾つかも、この方の工房で手がけたものらしい。そんなわけで、ここぞという場所に9ピンの多い自作アクセサリーを付けて行く人は、万一の時のためにバッグにヤットコを忍ばせておくべし!と主張したい。
▼しばらくして教会のほうに移動。神父さんは外国の人で長身で、義弟と二人で「パックンマックンのパックンに似てるよね」と意見が一致。ステンドグラスを生かしたライティングが良く、なかなかいい雰囲気だった。教会入り口のところに小さなパティオがあり、天井がそこだけガラス張りで、レンズ効果をモロに受けてすこぶる暑く、「ただの雰囲気を醸し出すだけにしては妙なパティオだな」と思っていた。ここは実は、式が終わった後にフラワーシャワー用の花びらを渡されてパティオを囲むように並び、新郎新婦がそこを回りながらフラワーシャワーを受けるための場所だった。義弟が一言、「パドックみてえ」とは、なかなか言いえて妙。
▼その後披露宴が始まったが、それぞれのプロセスの間の待ち時間が長かったせいか、開始時に既に正午。この後の待ち合わせの予定があるので、1時頃には終わるかと踏んでいた私は、予定の誤差に気が気でなくなり始めていた。それでも料理はしっかり食べたり、ちょこちょこと写真を撮りまわったり、一家の余興をこなしたりして、終了。上だけ着替えて会場を出たのが2時前くらいだった。義父たちは、伯父伯母とともにもう一泊するのだが、私は横浜でプチオフがあり、義弟もテストを作る用事があるという事で東京方面に帰らなければいけないので、一緒に向かう。こういった式場、披露宴が終わる頃にはタクシー待機場に一台二台いるものだと思っていたら全然おらず、かといって路上に空車の姿も見えないので、もう一度式場に戻りタクシーを呼んでもらい、桐生駅へ。結局両毛線待ちで30分近く待つ。当初の予定では高崎線の快速で東京方面に向かうつもりだったが、時間的に厳しいので高崎から新幹線に乗ることに変更する。上野駅で落ち合う予定だった栄帝さんにメールと電話で連絡。待ち合わせを東京駅のホームに変更する。車中でも番線や車両番号をメールで連絡したりと、普段ほとんど使われていないPHSが、オフのときばかりは大活躍だ。しかし通常打ちなれていないので、メールを打つのが遅いこと遅いこと。
▼両毛線に乗り、そのあまりの揺れ方に驚く。車中で楽しそうに走ったり遊んでいる地元高校の柔道部員が賑やかだった。この、地元高校生が我が物顔(彼らは屈託ない感じだったので、別に眉をひそめてるわけではない)な雰囲気、いかにもローカル線な感じ。新幹線自由席では立ちを覚悟していたが、上手いこと座って行けた。車中、東スポを見ながら、例の「NHK山形の爆乳アシスタント、モンテディオの柱谷監督と不倫か?」だの「年季が明けたらイエローキャブ行きか?」だのと報じられていて、県人として義弟と共にトホホな溜め息。確かに適度に素朴、適度に知的な顔立ちで胸もきれいで立派なんだが、彼女の出身地・尾花沢の名産にちなんで「スイカップ」とか、柱谷監督が否定してる件については「モンデナイヨ」だのと、スポーツ新聞らしい頭の悪い文字が特大級数で踊っているのを見るとさらにトホホ。あのアシスタントはずっと一年年限でやっているものだから、それが開けた後にイエローキャブに行こうが何しようが構わないが、真偽の程も定かでないようなスキャンダルで柱谷監督を失うような事があったらモンテは泣くに泣けない。そっちのほうが気が気でないのである。
▼栄帝さんは、東京駅の新幹線到着ホームまで迎えに来てくれていた。義弟とはここでお別れ。実は今回、ミニオフで横浜に行くに当たって、「横浜へはいろんな線が入ってるけど、一体どれを使うと早くて安くて乗換えが楽なのやら」と、田舎者らしく途方に暮れかかっていたのだ。しかし栄帝さんが、実は年季の入った鉄ちゃんであることを電話で知り、交通手段については今回はもう頼りっぱなし。東海道線に乗り換えて横浜まで。栄帝さん、「こっちのほうが静かでゆっくり話せますから」とグリーン券を用意してくれていた。なんて嬉しい心遣い。私はといえば、初めて乗る2階席に大感激していた。色々と話しつつ、待ち合わせ場所の桜木町駅まで行く。ここでおかぴーさんと落ち合う手はずだったのだが、連絡不徹底で集合時間に誤解があり、しばし待つが無事合流。この間も勿論、イケメンサーチに余念のない栄帝さん。人待ち顔だった高校生に目を付け、「あのちょっと憂いを秘めた表情が何とも言えないわ〜。これから一緒に食事に誘っちゃおうかしら〜」と、予想通りの反応を示す彼を見ていると、「ああ、私の隣には今、リアルで『ウホッ、いい男!』と言ってる人がいるんだなあ」と、変な感動を催してしまう。で、程なく彼女がやってきて二人で楽しそうにどっかに行ってしまい、激しくンモー顔な栄帝さん。そうこうしているうちにおかぴーさんと合流。目的地へ早くいける路線のバス停に向かうが、ターミナルから離れていて上手く探せなかったので、結局タクシーを拾って、目的地の「レッドロブスター新本牧店」へ。
▼実は今回のオフ、主眼は「遠いといえども群馬は関東、関東まで折角出てきて誰にも会わずに帰るのは悔しいし、帰りも義父の車なのはなんか疲れるなあ」ということのほかに、先日東京オフでお会いしたみつばちさんから、このお店のロブスターが美味い!機会があったら是非横浜へ!と逆ナンパをされていたことを思い出し、距離の遠さをを確認もせずに「そうだ、横浜行こう」と決めてしまったところから始まった。いろいろな方に会いたくもあったが、先日オフ会をやったばかりだし、方々に呼びかけて段取り打つには時間もない。そんなわけで、「今回は神奈川組に打診して、ゆっくり飲んで話すオフになればなあ、そのドサクサにみつばちさんとイチャイチャしよう」ということにした。方針が定まったのが遅く、結局は泊まる場所までみつばちさんのお力を借りる体たらくになってしまったのだが。
▼さて、レッドロブスターだが、お店の雰囲気も「適度に騒げて、適度に落ち着ける」いいムードで、何より料理が予想以上に美味しかった。ソフトシェルクラブ、オイスター浜焼きと平らげる間に、ロブスターを焼いてもらう。このロブスターも、焼く前に「こちらでよろしいでしょうか」と、生前の姿を確認させてもらえて、料理法も好きなものを選べる。何しろこんな立派なロブスターをいただくのは初めてなので、オーソドックスなオーブン焼きを注文する。で、ワゴンで運ばれてきたものを、お店のスタッフ(若い男の子だった)がハサミを使い、食べやすいようにカットしてくれる。それがこれ。

右上にあるのが溶かしバター、
真ん中の赤いのが卵、緑はミソ。
香ばしくてプリプリで、いやー美味かった。
私とおかぴーさんは、その手際のよさと、美味しそうなロブスターの香りや大きさに感動していたのだが、栄帝さんはというと…
おかぴーさん「栄帝ちゃん、今、ロブスターじゃなくて、店員さんの方ばっかり見てたでしょ〜」
栄帝さん「あらいやだ、分かっちゃいました〜?実は僕、喉元まで『歳いくつ?』って出そうだったんですよ〜
と、お約束のやり取り。その後も何度となくその店員さんがテーブルに来ないか、テイクアウトできないかと興味津津だったようだが、
「栄帝さんさあ、そんな一回でお持ち帰りなんて非現実的な考えをやめて、ここに通って顔を覚えてもらう!出来れば曜日を決めて、オーダーするものも絞ってとにかく覚えてもらって、そこから会話が始まるんですよ。『いつものでよろしいでしょうか』とか言ってもらえりゃしめたもんで、『お客さん、いつも水曜日にいらっしゃいますね』『水曜日なら君がいるかと思って…』(←十分非現実的なシチュエーション)とかねえ」と提案してみるが、どうも他の恋愛話をしていても、「金や手間隙をマメにかける意欲」が薄れてきているようなのが気になって
「栄帝さんねえ、イカンなあ〜〜〜、イカン!20代で手間ヒマ面倒くさくなっちゃってどうすんのよ!新しい恋を求めるなら手抜きはいかんよ〜」
「嘆かわしいわ、栄帝ちゃんったら」
と、人生の先達ご婦人(私とおかぴーさん)からイヤな説教を受ける栄帝さんであった。
▼おかぴーさん、最初に「私はちょっとのお酒で酔ってしまう、安上がりな女」と言っていたとおり、最初のアルコールでさりげなくメートルが上がっていたらしく、栄帝さんへの突っ込みがいつになく小エロ交じり。こんなおかぴーさんを見れるのはめったにないので、私もついつい尻馬に乗って煽ったり、栄帝さんから色々と根掘り葉掘り話を聞いたりと悪ノリしてしまう。ちょっとタジタジ気味?な栄帝さん、これまた珍しい風景。「普段エッチ系のネタでガンガン攻めてくる人は、防御に慣れてないので攻められると弱い」という法則、平埜さんもそうだけど栄帝さんにも当てはまるかな?ともあれ、お店の方、品のない客ですんません。
▼実はこの日、神奈川勢ということでひげ蔵さんにも声をかけていたのだが、ご家族とのご都合で無理…ということで、電話をいただいていたのだが、上記のように騒がしくしていて着信音に気づかず……失礼しました……
▼他に撮ってきた写真。

ロブスターフォンデュ。
くりぬいたフランスパンの中に、ロブスターの身とフォンデュソースが入っており、パンにつけながら食べる。
ソースがまた美味しかった。勿論最後は器になってるパンも切って、残さずいただいた。


こちらはデザート。カスタード風味のアイスの下にミルフィーユ風のパイ生地。ボリュームあり。
写真に撮るのを忘れたが、パエリアも美味しかった。一皿のボリュームが結構あるので、グループでつつくとリーズナブルだし、スタッフの方もみんな感じのいい方、何より料理がどれも美味しくて感動。
▼おかぴーさんの電車の時間が許す程度まで談笑し、タクシーで再び横浜方面へ。明日の中華街散歩には、残念ながらおかぴーさんは試合があるとの事で不参加、栄帝さんとも今日はひとまず解散で、ホテル前で降ろしてもらい、タクシーを見送る。
▼今日の宿は、船員会館の「エスカル横浜」。横浜はさすが観光地だけあって、いつも使うホテル検索サイトで調べたところ、休前日だけ料金が跳ね上がる事を知り(私の手配が遅かったのが大きな敗因だが)、「どこかいい所をご存じないですか〜」と半泣きでみつばちさんに尋ねたところ、ここを教えてもらった。「二人で和室に泊まれば6000円程度でペイします、私も一緒に泊まっちゃいます」とダブルで美味しいことを提案してもらい、今日晴れて同衾同宿することに。みつばちさんはちょっと用事があるので、先にチェックインして布団を敷き(←気が早い)、ワクワクして待つ。程なくご到着。流石に布団に入ったまま端をめくり上げて、「いいからこっちゃ来い」と出迎えるようなハレンチな真似は控え、備え付けの茶器でお茶を飲み、お土産のピザ(この上まだ食うのか)を齧り、深夜放送を眺めつついろいろと楽しくバカ話。
▼みつばちさん、私より少しだけ年上なのだが、美人だし肌もきれいだしスタイルもいい(正直、10代に全然引けを取ってない)。しかも自称「大食いとダイエットを両立させる女」というミラクルぶり。で、お話をうかがうと、とにかく美容健康やサプリメントに関する知識が豊富で圧倒される。「努力より、正しいサプリを正しく服用すると、ある程度体質は変わりますね」とのお言葉だったが、お話を聞いていると本人の努力、自分を甘やかさず、年齢のせいにして妥協しない姿勢に感服。着てるものもファッションアイテムも、イヤミなく若い。普段家でジャージばっかり着て自分を甘やかし放題の私にとっては、もはや羨む事も出来ないほど高次の存在だなあ、同じ年代なのに…と、「このまんまじゃイカンよなあ」と自分を折檻したくなる気分。同じ土俵に上がるどころか、土俵の下で塩とかゴミとか箒で掃いてる人(背中に「なとり」とか書いてる着物着てる人)くらいの存在だもんなあ、自分。
このお仕事の方、変な引き合いに出してごめんなさい。
▼とはいえ、話すと気さくで話題も豊富で楽しいのがみつばちさんの素晴らしいところで、サイトの話やみつばちさんの創作の話、マニア系のバカ話をしていたらあっという間に明け方になり、電気を消して布団に入った後も1時間くらい話がやまず、結局夜が白々と明けてからようやく寝る。
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7/4(Fri)

▼今日から従弟の結婚式に向けて、義父・義母・義妹と私の四人で大規模行脚。本来であれば相方も一緒に行くのだが、今日明日の仕事をどうしても抜けることが出来ず、彼の名代のような感じで私が行くことに(日中誰もいなくなるので、祖母はいつもお世話になっている診療所経営のホームに2泊してもらうことにした)。慣れない上にクセのある義父の運転と、群馬までの長い車中の会話とかを考えるだけでちょっと疲れるのだが、いたしかたなし。義妹が年休を取って帰ってくるのを待ち、1時半出発予定だったが、どうせいつも身支度がどうの、アレがないコレがないのと言い出して予定時間を30分は過ぎるのは目に見えている。実質2時に出発だろうと思っていたら、やはりそうだった。
▼関越自動車道経由で向かったのだが、雨と途中の工事のせいもあり、山形〜新潟の県境を越えるまでに随分時間がかかる。新潟に入ってからは、中条ICができたおかげで快適ドライブ。車中、明日歌うカラオケの練習もした。車中といえば、義妹が大量の菓子類を車中に持ち込み、「帰りの分を含めても、それだけ食えるんかい」と思って見ていたのだが、煎餅にクッキーに果物、いやー食うわ食うわ。思わず食いっぷりに見惚れてしまうぐらい食っている。「食べる?」と回ってくるのだが、間食を控える癖をつけてから(まあ一向に成果はないが)そんなに食えなくなったのと、自分で運転するようになってから「車中のおやつ」はめっきり食べなくなったため、遠慮してるわけでもなく手が伸びない。なんでそんなに食って太らないのか、羨ましい限り。
▼湯沢あたりで助手席に代わり、ナビを勤める。地図を見ながらナビゲーションをすることが、いつのまにか好きになっている。高崎JTから北関東自動車道に入り、伊勢崎で降りて桐生へ。高速を降りてからは道が結構狭い。地図と道路標示板を見つつ、私がいくら「しばらく真っ直ぐでいいですよー」と言っても、初めての土地に腰が引けてる義父は、あちこちを見ながら30kmくらいで低速運転するので、後ろを思うと気が気ではない。行き過ぎることもなくナビ終了し、ホテルに入れたのは8時半頃。9時頃にホテルに着くという義弟と合流し、歩いて近くへ夕飯を食べに行く。デニーズは待ちが入っていたので、近くに美味しそうなインド料理屋があり、義弟と「ここ、美味しそうじゃない?」と意気投合して人数問い合わせをし、「5名様入れます」となったところで、義母が「辛そうなカレーは食べなくていいわ」と言い出すのでチャラに。旅行してると、よく「面倒くさいのがイヤだから、何でもいい」と言っておきながら、いざ店の前に来ると「○○は食べたくない」と言い出す、一番面倒くさい人間がいるものだが、まさにそんな感じ。義父義母ともファミレスに慣れてない上に、以前「ガストの飯がまずかった」と言っていたので、出来るだけファミレスは避けようと思っていたのだが、こちらも半ギレで「じゃあ少し待ってもデニーズにしましょう」と戻る。
▼で、デニーズはデニーズで、着席してオーダーしても、ビールだけはさっさと来たが、おしぼりと水、他の飲み物ががいつまで経っても来ない。痺れを切らして声をかけると、何を考えたか6人分をテーブルに並べ、「多いですよ」と言ったら、「あ、サービスです」とわけのわからん事を言って、下げもしない。案の定、余分なコップが邪魔なことこの上なし。義母は曲がるストローを上下逆に使おうとするし、義父は隣の(空き)テーブルのメニューを、通路に仁王立ちで読むし、ホテルのチェックインでも「メガネ、メガネ」とまごつきっぱなしだし、顔では笑いつつ、もうこの人たちと一緒に旅行や外食はしたくない、と激萎え。帰り、義弟とコンビニでビールを買いつつ、「いやあ実際、ホテルについてからがどっと疲れたよ〜」と、思わず愚痴。寝る前に、みつばちさんと明日の段取りなどメールしあって、心が和む。

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7/2(Wed)

▼色々と買い物があったついでに、ホームセンターのカラオケコーナーで「花」のカラオケを探したのだが、演歌ばかりで見つからず。夜、階下で練習していたのを聞く分には、まあ何とかなりそうなので、ひとまず安心。
▼買い物から帰ってくると、やぎつまさんからの荷物が届いていた。DVDで修正のかかった「サイボーグ009」の19話「悪の化石」の伝説的な作画のひどさについて、先日のオフ会で語り合った。「いやー、どれほど酷いのかと期待してたら、修正版でガッカリでしたよ」と話したら、「じゃあオリジナル版をお見せしますよ!」と言ってくれたのだが、その件で手配してくれたのだった。ビクビクドキドキしながら再生。



▼凄まじい20数分間だった。ロングに引いた、何てことのない、人物が歩くだけのシーンなのだが、その時点で作画・デッサン・動かし方が全てダメ。いやがうえにも高まる(ある種の)期待。やぎつまさんから「色々な島村さんたちが見れますよ」とお聞きしてはいたのだが、まさにその通りで、どのカットも設定資料を無視した、小学校のイラスト大会のようなさまざまな島村さんやジェットが、画面上でのたのたと動き回っていた。「ディノニクス編」って、一応アクション話なのに、この素晴らしい(食い物に例えれば栗きんとん、もしくは飲み物なしの芋羊羹のような)モッタリ感。セルのスライド・ずらし・止め絵の多用、たまに動いても、激しいアクションシーンなのに髪の毛もマフラーもビクともしない動画。そしてもはや伝説となってしまった「009の欽ちゃん走り」を見ることができて大満足。
▼そういったダメ絵のほかは、別の話から引っ張ってきたとモロ分かりの使いまわしカット(しかもそれを臆面もなく繰り返す)で構成されている。しかし作画レベルはそこだけマトモ。というわけで、「バンクと使い回しを見れば心が和む」という初めての体験をさせていただいた。想像した酷さのはるか斜め上を高速飛行されて、私もすっかり心斜め15°に。この回、作画と動画を中国だか韓国に丸投げしてしまったために起こった悲劇だが、同じ海外発注品でも「妖怪人間ベム」の足元にすら及んでないという出来は、いっそ清清しいかもしれない。いやー、いいもの見せていただきました。感謝。
▼ご丁寧に、千葉銘菓を色々と詰めていただき、沢山あったので、家族とも分けながら美味しくいただく。
▼先日のオフといえば、やぎつまさんの日記によれば、「背格好で判断するのに今一つ自信がもてなかったが、TVブロスを持っているので『大道寺さんに間違いない!』と確信」されたそうである。持ってて良かった、TVブロス。
▼ノートンインターネットセキュリティのウィルス定義購読期限が切れるので、2003をインストール。LiveUpdateのアンインストールが不完全だったせいか、インストール途中で止まってしまって、挙句固まったので恐る恐る再起動し、条件を整えて不完全インスト分を削除して再インストール。今度は恙無く完了して安堵する。

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7/1(Tue)

▼「ニルスのふしぎな旅」、いよいよ終局に近づく。今日は、子供ができてからというものめっきりニルスとからまなくなってしまったモルテンとの、思い出したような友情話なのだが、そこに持ってきてニルスが元に戻れる唯一の方法が明らかになる。それは、「モルテンの命と引き換えに」、しかも具体的に「聖マルタン祭の食卓に、モルテンが焼かれて乗らなければならない」というキツさ。故郷が近づいて、本来嬉しいはずのニルスはその話を聞いて深いショックを受け、悩みだす…という話で、もうすっかりその辺の細かい事情は忘れてしまっていたので、初見の時と同じようにガツーンと一発かまされてしまったのだった。最終回は来週の月曜なので、これだけは録り逃すわけにはいかん、と気合を入れる。
▼近く従弟の結婚式があって、一家で推参することになっているのだが、うちの連中一同で余興を頼まれており、歌を歌うことに決めていた。色々と曲を考えた挙句、喜納昌吉の「花(「♪泣きなさい 笑いなさい)のアレ」に決定。で、家族は相方が持っていた喜納昌吉&チャンプルーズのCDを聞きつつ、曲を覚えたり練習したりしていた。しかし式場に問い合わせてもらったところ、「式場のカラオケにはこの曲入ってない(何度もカバーされて、そこそこポピュラーな曲だと思うんだが)」との衝撃の返事。で、義妹が問い合わせて、石峯聡子版のCDを入手、CWのカラオケに期待をかけたのだが、「オリジナルより大分静かな曲調の上、リードメロディが入っていないので歌えないかも」と言われ(そんなに難しいことはないかと思うのだが…)、「それじゃあ、ボーカル部分だけをカットできるようなフリーソフト、もしくは安めのシェアウェアはないものか」とベクターあたりを探す。結果、いくつかあるにはあった。WAVE形式のサウンドを加工するものなので、すぐ再生できるWAVEファイルとして、「白いボール」で試してみる。確かにボーカルの声は相当消えるのだが、伴奏の音もどうしてもひずんでしまい、とても式場で流せるようなレベルではないので断念した。ボーカルの声はやっぱり微妙には残り、それを調整しつつベストの上体に持っていくのだが、「白いボール」の場合、王さんの声が母音だけで残り、「♪うーええーおー えーえっえー うーえうーうーおーうー」…と、図らずも「王さんの言語中枢がどうにかなってしまった状態で歌を歌わせたらどうなるか」というコアなシチュエーションをシミュレートする結果となった。怖かった。
▼結局、「とにかく時間もないし、このCD聞きこんで、なんとかタイミング覚えてくれ!」ということになった。というか、何故に私がそんな苦労をせねばならんのか。