ランダム日記
2002年10月後半

↑あんもさんお手製のジャックランタン↑

ルーズな管理人ゆえ、毎日書くとも限らない日記です。
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*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。

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10/31(Thu)

▼夜から仕事。この「夜だけ仕事」というのも、昼間の時間があるとはいえどうも尻の座りが悪い感じだ。昼間はとりあえず洗濯したりWebを見たり。ずっと奥のほう、舌の付け根あたりに随分と痛い口内炎があり、喋れるは喋れるけど大きな声は出づらいし、滑舌が異様に悪くなってアホのような喋り方に近づいてしまうので困った。数回に分けて、イソジンで丁寧にうがいをして消毒。気休め程度だが何となく楽になった。途中適当に軽食を買って食べて、早めに講習会場へ。講習は18:30〜21:00の2時間。このところずっと冬型の天気な上に、もう冬至も近いものだから、出かける時間に既に空は暗い。これからこの地域はこんな風に灰色に覆われて、晴れ間のなかなか見えない空の季節に入ってしまう。
▼先日(お会いできなかったけれど)むちんさんに会いに宮城にいらしたJOYさんのレポートを(むちんさんのページで)読ませていただく。秋保・石巻にそれぞれ宿を取り楽しまれた様子。で、石巻ではやはり石ノ森萬画館にいらっしゃったということで、私も数日後に訪れたもんで嬉しくなって、むちんさんちのBBSに感想など書かせていただく。JOYさんは一人旅を楽しむのがとても上手でいらっしゃると実感。今度是非に庄内にも…とお誘いする。私もさっさと萬画館レポートをアップしないと…
▼今日はキーボード入力から日本語入力の練習。なぜか今回使うテキストは、直接入力の部分に随分ページ数を割いているのでそちらに時間をとられる。たん言語とすっ飛ばしてもよかったのだけど、それはそれで、あまり内容を飛ばすと不信感を持たれたり、また「テキスト代を払っているのに何だか損をした」気分になる人もいたりするから、あまり勝手も出来ない部分もあるにはある。
▼時間通りに終わらせても、家に帰ればもう10時近い。そうでなくともここのところ相方は忙しい上に仕事の飲み会が入っているので、なんだか「就寝前の1.2時間と朝起きたときしか顔を合わせない夫婦」みたいな状態だ。それもしかたないか。ここ数日ずっと雷が鳴りまくりなのだが、今日も就寝の少し前に大きいのが落ち、数分間停電になった。すぐに復旧したものの、外を見ても他の家や街灯までも一斉に落ちていたようなので、どうやらこの辺一体が一気に食らってしまったらしい。
▼最近になって時々2chの「ガイドライン板(各種テンプレやコピペパターンが集まっている場所)」を見るようになった。この中の「特攻野郎Aチームのガイドライン」スレで紹介されて大笑いしたのが、官財政用語バージョンのAチームナレーション。よく出来ている。地方公務員の文書とか、また前職のときによく見たり書いたりした起案文の文言くらいしか知らない私だが、この独特の言い回しがいかにもで笑えた。

*「野望の王国」3 /「プー一族」2 大橋ツヨシ

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10/30(Wed)
▼今日は相方とともに、早い時間で家を出る。相方が今晩飲み会なので、朝から車を置いていったほうが翌日都合がよいということ、そして私が昨日やらかしたポカのリカバリーとしていつもの時間よりも1時間早く開講しなければならないからだ。多分このペースだと、普通の時間でも受講内容を終了できるとは思うのだが、向こうのボスが提案したことだから従って、あとは一生懸命やって誠意を見せるしかない。私はいいけど、早く来させられる受講者の方に本当に申し訳なく思う。そんなわけで開講時にもう一度頭を下げて、効率的に、かつ丁寧に内容が伝わるように頑張ったつもりではある。
▼今回は受講者の方が皆入力などに慣れていたためかとても順調に進み、これまでの講座では進めなかった巻末の練習問題まで全てこなすことが出来た。とるものもとりあえず、テキスト内容を取りこぼしなく扱えたことは安堵。
▼夜の講座は今日はないのでそのまま終了して帰る。講座の途中で、すさまじい音を立てて雹が降ってきたのだが、帰りの天気は特に荒れもせず。しかし寒さがつのって、完全にヒーター無しではもうダメな状況。そろそろ居間のコタツも出さなければ…夜、また風が強まる中、相方を駅まで迎えに行く。
▼数日前、常連の有賀亭さんから「30日のはなまるマーケットに出ます」というメールをいただいていたので、留守録しておいたのを見る。どのコーナーにどんな形で出るのかと思いきや、香坂みゆきが持っている「お悩み解決」なコーナーで、「箪笥の引き出しの中にものを詰め過ぎてもう2年間も開かないのだけど、どうしても開けたい」という以来をなさっていたのだった。顔も御宅もバッチリと出る。で、家具のトラブル解決達人が来てくれて、当て木を当てて箪笥の天板を叩き、浮かせたところで物差しを入れて中のものを押さえ、開けるという技を披露し、見事御開帳と言う流れだった。ご本人は「数分」とおっしゃっていたが、途中にCMを挟んで「引き」まで入れていたから10分近く映っていたように思う。彼からは以前写真を送っていただいたことがあったので顔は知っていたけれど、実際に動いて喋る様子をTVで(しかも「はなまる」)初めて見たというのはなんだか不思議な感じかも。
▼先日の結婚式でいただいた金平糖を食べてみる。あまりの美味さに目を見張る。金平糖というとこれまで、色は違っていても皆単なる砂糖の味…というものしか食ったことがないのだが、これは全然次元が違う。決してくどくない自然な香りと、それぞれの味がちゃんと出ていて、鮮烈ながら飴には出せない繊細な味わいがある。これは京都の「緑寿庵 清水」のもの。こちらは昔ながらの方法で、気が遠くなるほどの地道な工程(一粒が製品の大きさになるまで2週間釜を回し続けるという)を厭わず金平糖を作っている姿を何度かTVで見たこともある。京都の名品である。1人に2種類ずつ入った小袋を2人でいただいたので4種類の味。色々と味があるのだが、私達が当たったのはニッキ・サイダー・いちご・巨峰。どれも美味しかった。一週間後に京都に行く相方の都合がつくようなら買ってきてもらおうかな。
▼夜のTVニュースはどこもキム・ヘギョン嬢の一件。スクープに成功したフジテレビだけが動画を流していた。そうでなくても母親が拉致されてきた外国人だと知ってショックを受けている15歳に、拉致問題や両国間問題に関する質問まで浴びせるのはやり過ぎとは思う。しかしさらに問題なのは、この映像そのものが、一時帰国者の里心・それより何より親心を喚起するには十分すぎるプロパガンダということで、「この映像一つでこれまでの説得が全て0に戻った」という蓮池兄の意見に全面的に同意。そういう心の揺れを攻めるわけではない。見ている第三者ですら胸が痛むのだから、「やはり子供を傷つけたくない」と思うのは当然だろう。それが人間というものだ。責めを負うべきは、拉致という卑劣な手段でそれまでの全ての人間関係を引き裂き、新たな家族や人間関係を発生させて上塗りを図った歪んだシステムであり、その実行者だ。そしてまたその被害者が過酷過ぎる二者択一を迫られている。それを思うと二重の意味で悲痛な映像としか言いようがない。
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10/29(Tue)
▼昨日家のほうで色々とバタバタしていたせいで、メールチェックをしないまま寝てしまったため、えらい失態をしでかす。今日・明日と追加の講習が入っていたのだが、メールで送られてきたその詳細文書に目を通していなかったため、午前中穴を開けることになってしまった。その前のスケジュール調整にきちんと目を通していなかった(今日から始まる夜の講習のことしか頭になかった)こちらの完全なミスだ。担当者に平謝りして、とりあえず午後からの講習内容及び明日1時間早く開講して内容をきちんとリカバリすることを約束する。当然ながら受講者のこちらを見る眼が暖かいはずもなく、最初の説明部分もやってて辛い。二度とこんなことが起こらないようにしなければ。ひたすらに自己嫌悪。
▼で、この日から週2回の「夜のお仕事」が同会場で入るのでそのまま待機。開講式にやってきたボスに謝り、フォローしてくれたことを感謝。主催者の代表の方、サブについてくれる方(今回はなんと2人もサブが付いてくれるらしい)と挨拶したり打ち合わせしたり。受講者のほとんどが「仕事帰り」だから18:30より早くはじめることは出来ないし、会場の都合で21:00までしか使えないので、毎回2時間半という短い時間を上手く使わなければならない。今日は開講式で30分使い、またまるっきり初めての人も多い(&機械も古い)こともあって、初心者用テキストに基づいてほぼ「各部名称の説明」と「ウィンドウ操作」の説明をし終わった段階で時間一杯となる。行きも帰りも暗いので、講習より運転の方が疲れる。どうやら早めに襲来しそうな雪や地吹雪のことを思うと憂鬱。
▼「BSマンガ夜話」は島本和彦の「燃えよペン」。視聴者ファックスの中の「これを読むと、やり場のないやる気に襲われます」というフレーズが、だれのコメントよりも光っていた。言いえて妙だ。この作品や「逆境ナイン」で得たやる気、実生活で発揮する場ってないもんなー。それでも大学受験の時には伊吹パパの「青春の醍醐味、それは歯の食いしばりと血のにじみだ!」という言葉に励まされて頑張ったなあ…高校受験の時に至っては「キン肉マンの『火事場のバカ力じゃ〜〜い!』」が心の支えだったなあ……………こうして思い起こすと………よく志望校受かったな、私……………奇跡かもな………

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10/28(Mon)

▼朝食に、昨日いただいた「大場家特製パン」をトーストし、卵を焼いて美味しくいただく。至福の時間。午前中、早速むちんさんと電話して、土曜日の夜に話したことの続きや、日曜日のことなど様々に話す。今2人の間で話題になっていることについて、あんもさんの意見などもうかがえて参考になったように思う。他はちょっとパタパタと。

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10/27(Sun)
▼昨夜あまりに遅くまで盛り上がってしまい、結局寝たのが3時過ぎだったので、流石に今日は「大場家7:30起床の鉄の掟」を守ることが出来ず、眠い目をこすって起きて来たのが8:30。それでも既に主は起きていて、「やあ、今ちょうど龍騎が終わったところです」と爽やか顔。そしてまたもあんもさんから朝食を作ってもらう。


大場家のステキな朝食


そして焼きたての手作りパン。ここんちの子になりたいです
▼朝食をいただきながら、録画してあった「ハリケンジャー」を見る。今回はゴウライジャーメインで、ハリケンジャーはいつにもまして引き立て役でありかませ犬。近所の子供に剣道を教えて大人気のゴウライジャー。そして練習が終わると、子供達のママに大人気のゴウライジャー。プレゼントやタオルを持って二人に群がるママたち。それを見て4人口々に
「おわー、オバ厨だ!」
「多分これは、素顔ショーとかで現実に展開される光景だ!」
「リアルだ!」
「っていうか多分風刺だ!!」
と言いたい放題。
▼で、今日はかねてより私が行きたがっていた、石巻の石ノ森萬画館を案内していただくことに。
帰りのことを考えれば、2台で行ったほうが効率的なのだが、やっぱり一台で行った方が楽しいので、相方の車に4人乗って出発。勿論私は後部座席であんもさんと2人。至福。この後のドライブ&萬画館レポートはこちらを参照のこと。

▼石巻から大場家へ帰ってきたのが17:30くらい。お茶をいただいて荷物をまとめ、別れを惜しみつつ帰途に着く。いつもながらお2人からお土産までいただいてしまう。自家製パン一斤と、これもおうちの畑で取れた赤唐辛子と瓜。嬉しい。これから赤唐辛子を大事に使いながらあんもさんのことを思います。

▼石巻で力の限りはしゃいだせいかどうにも眠くなってしまい、相方に悪いと思いつつしばし仮眠。気が付けばもう鶴岡まで来ていた。そのまま選挙会場に駆けつける。今日の補選の結果は、結局若手S氏が、有力対立候補のないままに圧勝。30歳前半の若さ・しかもエール大学院在学中・そのうえ非自民の勝利という事で、全国的に取り上げられていたようだ。どうせ次回は加藤が復活してくるのだろうから一時的な議席かもしれないが、どの道これから日本で政治家やろうと腹を括ったのであれば、「一度国会議員をやった」という経験は何物にも変えがたいことだろうとは思う。
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10/26(Sat)
▼今日は大学時代の知人の結婚式にお呼ばれ。普段なかなか床屋に行く時間の取れない相方、朝イチで予約してこざっぱりとしてくる。私はその間に近くのお気に入りの産直ショップに行き、今日お世話になる大場家への手土産としてドリンクヨーグルトや梨・そば粉などを買う。お互いの帰宅を待って出発。ブランチは車の中で軽く済ませてしまう。
▼今日の新郎・H川氏は、私達2人と同じクラス・同じ研究室にいた男である。そして、「変な者同士を付き合わせたらどうなるだろう」という好奇心を主成分として、私と相方との交際をプロデュースした奇特な人間でもある。と書くといわゆる「月下氷人」だの「キューピッド」と呼ぶ存在のように見えるが、動機が上記のそれだから、ノリとしては子供が「ねるねるねるねでも作ってみよう」とベルフーズ魂に火が付いてアレコレ実験をしたような感じであったろう。
▼H川氏は実に正直な男であった。人付き合いは基本的に好きなようだったが、自分のタイプでない・容姿が一定ライン以下である女性のことは常におちょくっていた。つまり私は常に女性扱いすらされず、足首がないだの身長が小学生以下だのとからかい半分でバカにされていた。だから相方にとっては大事な友人なのだが、私の認識はずっと「いぢめっ子」である。結婚式のご案内が相方に来た時、彼はしきりに「旧友なんだから一緒に二次会だけでも行かないか」と誘ったのだが、私にとってはいい思い出がないので「その間私は仙台勢とオフするから、盛り上がっておいで」ということにしていた。のだが、数週間前に、同じ大学時代の友人・T嬢(美人)がオメデタ関連で入院したりで来られそうにないということで、頭数を埋めるために私まで参加することになってしまったのだった。
▼まずは今日ご厄介になる大場家に寄り、ご挨拶。少し時間があったので、お茶などいただきながら雑談。大場家の居間には「ドラグバイザー」が鎮座ましましていた。実は今回の手土産をコレにしようかとよっぽど考えていたのだ。よかった、別のものにして。ダブるところだった。「こんな風にするわけですよ」と装着して見せてくれるQ太郎さんは、何だかいつにもまして目がキラキラ。子供であれば指が4本入るハンドル部分に、大人だから3本しか入らないあたりがステキ。私も借りて左手に装着してみる。私はちっちゃいからハンドルに指が4本入る。カードを挿入してガシャッ。あの声で「ファイナルベント」。「おぉぉぉぉおお〜!あの声だ!」と感激し、元々こういう「変身ブレス」系のアイテムが好きな私の目も一気にキラキラする。聞けばこのドラグバイザー、お友達がQ太郎さんのお誕生日プレゼントに送ってくださったという。みんな候補として考えるものは大体同じなんだね…やっぱり「相手に喜んでもらえるもの」を第一に考えますからな。
▼「そういえば、コレってソーセージの付録カードの中にもアドベントカードがあるんですよね」と言うと、「そうなんですよー、何十枚に1枚だけアドベントカードが入ってて…これは普通のカードなんですけどー」と台所からさっそくソーセージの箱を出してくるQ太郎さん。やっぱり買ってたんだ。
▼時間がくるまで、持参した「中国四千年料理ショー」のビデオを披露。2人とも大ウケしてくれて安心。あんもさんは金萬福の暴走っぷりを見るに付け、「こ、この人、気が狂ってるよう〜」と、分かりやすい言葉で怯えながら連発。さもあらん。着替えをさせていただき、その上会場まで送っていただく。何から何まで本当にスミマセン。
▼相方は受付に指名されていたので開始時間より随分早くに会場を目指し、指定時間よりも早く着く。一緒に受付をするS野君はさらにもっと早く着いていたようだ。彼もまた同学部の同期。私とは高校の同期でもある。同期会のホームページとリンクしてるのと、以前のメールのやり取りでURLを教えたことはあったのだが、そうでなくてもリアル友人はこのサイトを見ると、まったく理由はわからないのだが『引く』人が多いので、まさか見ているとは思わなかったのだが、認識に反して割とちょくちょく見てくれていたらしい。「夏あたり、1ヶ月くらい更新してなかったよね」「最近しりとりの更新してないよね。どこまで行ったっけ?」「しりとりの絵は、指で書いてたときのほうがヘタレ具合がいい感じだったよね」と、妙に的確な感想をいただいて驚愕する。嬉しいような恥ずかしいような。私が知らなかったり、失念している高校時代の様々な事件を彼は覚えているので、そのうちメールで「零傳」用の取材でもしようかと思う。
▼私は受付に座るでもなく、しばし用意された紅茶などすすって、退屈な時間を過ごす。しばらくして大学時代の同級生、S(旧姓)さんとTさんが到着。二人とも大学当時と変わらず美人で可愛い(結構美人の多い学部だったんである)。米袋の重さほどに体重が増えて変わり果てたのは私だけってことっすね。はあ。パンフレットなど見ながら、「H川も変わってないね〜」と色々と話す。仙台在住のTさんは現在フラダンスにハマりまくって、サイト「フラ@仙台」を立ち上げたり、フラアクセサリー(増加の髪飾り)のオンラインショップまで開いているという。事前にその話を聞いていたので、写真など見せていただきながら話に花を咲かせる。
▼時間が来て、1Fで始まる人前式場へ。人前式会場は旧い蔵を活かした「蔵舞台」。能舞台のようなステージで、両方にかがり日。多趣味な奴なので、ここで舞のひとさし位やっちゃうんじゃないかとすら思った。新婦さんはとても清楚で落ち着いた感じの美人。久々に見るH川は相変わらず頭が小さかった(長身なのも手伝って、八頭身モナーほどの高頭身なのである)。その後披露宴会場へ。入場スタイルは新婦さんは打ち掛け、そして新郎は…さきほどと同じ紋付袴かと思いきや、いきなり!しかも太い金色の縁取りつき……そんな突飛な衣装着てくるから、一瞬客も拍手を忘れてしまったではないか。新郎新婦が着席する寸前、場が静まる前のタイミングを見計らって
鬼武者3のキャプチャ元はアイツで決まりだね」「っていうか魔界転生って感じだよね」と相方に耳打ちする私。声に出さない笑いを絶やさない御学友ども。まったく不謹慎だが、まあH川もこのメンツを呼んだということは「さあ、ツっこんでくれ」ということなのだろうから諦めれ。
▼H川は某高校に勤務する教師ということで、来賓祝辞はやはり勤務先の校長。こういうとき、なぜかこの商売してる人は新郎の普段の仕事振りを褒めるついでにいきおい「学校案内」になってしまうことが多い。で、今回も見事な学校案内だったけど、内容が簡潔で時間も短かったのでよかったのでは。さすが勝山酒造の結婚式場だけあって、乾杯の代わりに「鏡割り」で開演。宴の途中で新郎同僚のスピーチが入るのだが、その誰もが「H川くんは非常に気持ちのよい好青年ですが、時々あまりにも正直すぎるところがあって…」と口を揃える。H川……アンタってちっとも変わってないんだネエ……。正直すぎる30男というのも、連れ添う妻が大変そうだと思うが、雰囲気やプロフィールなどを見聞きしている限り、とてもしっかりした新婦のようなので、きっと上手に手綱を取っていけるのではないだろうか、と勝手に学友どもで話し合う。相方は「それでこそH川だよ、口がうまくて世渡り上手なH川なんて、H川じゃねえよ」とご満悦のようだ。やはり昔同様、「率直さん」同士で気が合うのだろう。その後お色直しが2回あったが、洋装では全く普通の服装で、皆で「あー、普通のタキシードだー」と不満げな声を漏らす。新郎新婦がテーブルを回るのはキャンドルでなくケーキサービス。テーブルごとに客と一緒に記念写真。
ちなみに右は、高砂席に置かれた新婦手作りのテディベア。もう突っ込み不可能というか、「もうコイツらはなるなと言っても勝手に幸せになるんだろーな」と思わせる、有無を言わせぬラブラブぶりに降参。ちなみに新郎がメガネをかけているのにあわせてある模様。本当はその鬼武者裃をアップしてやろうかと思ったのだが怒られそうなのでコレで勘弁したるわ。
▼相方はその後2次会へ。私はあんもさんにお迎えに来ていただき(うう、本当に行きも帰りも申し訳ないっす)、既に拾われていたむちんさんとともに、あんもさんの運転で大場家へ。着替えさせていただき、色々と話したりまたもあんもさんにお酒やお料理を出していただいたり。すると水天堂さんご一家とNINさんも集まってくださった。水天堂JrことTくんは、今日はカエルの気ぐるみで登場。相方が帰ってきたら発狂しかねないほどの可愛らしさだ。みんなでもう一度「中国四千年料理ショー」のビデオを見たり、先日のにぼしさんの娘さんが出演した「ポンキッキーズ」、他には「キングゲイナー」のビデオを見ながら騒ぐ。Tくんは、Q太郎さんのドラグバイザーを見た瞬間にもう釘付け。ちなみにQ太郎さんは夕方にトイザらすに出かけた折にアドベントカードを少し大人買いしていた。(しかし第3シリーズはツヴァイに優先的に対応しているためか、初代ドラグバイザーでは「認識不能」と出るものが多かったのだが)。もう猿のようにアドベントカードをセットしまくって、自分ひとりの世界に突入して「シャキーン」「ソードベント」「シャキーン」「認識不能」と言わせまくるTくんだった。
←Q太郎さんがその時点で入手していたアドベントカード(翌日、倍に増えました)

▼Q太郎さんのPCで、ストックしてあるアニメや特撮のOP映像などを見まくってエキサイトする私とむちんさん。後ろで香里さん(森茉莉さん改め)から
「なんやのん、アンタたちは!いつも『あんもタン萌え萌え〜』とか騒ぎよってからに、ホンマはアニメのほうがええんやんか!あんも好き好き言うとったのはウソやったんや!」と罵倒を受けるが気付いておらず、ただあんもさんが「いやいや奥さん、これでいいんです、これで。」と真珠の涙をぬぐっていた…と後で聞かされた。
←相方を狂わせたT君のカエルきぐるみ(そろそろ気難しい年頃なので、「popee ざ ぱフォーマー風」にプライバシーを保護してみました)
▼そうこうしているうちに相方、タクシーで帰宅。帰るときに連絡を受けることになっていたのだが、どうやら車の中に携帯を忘れていったので面倒くさくなってタクシーで帰ってきたらしい。まあ、Q太郎さんたちの手をわずわわせることもなく何よりだ。帰ってきた彼に「ホレホレ、Tくんを見てごらん」とそちらを向かせると、一言「あっら〜〜〜〜」と、オバさん化した水谷豊のような喜びの声を上げ、あとはいつものように踏まれたり掴まれたり色々して、えびす顔で遊ぶ。例によって大泉逸郎状態だ。むちんさんはいつもながらシンデレラ門限があるので、別れを惜しみつつQ太郎さんに送られていく。淋しく見送る私、送られるむちんさん、ちょっとドナドナ状態
▼そんな彼に子守りを任せ、「キングゲイナー」上映会は続いていたのだが、いつのまにか女性軍は隣の部屋に行って秘密の話や秘密でない話やデイリーな下ネタ話や相談事などを話し合う。途中でふと隣室に行き、テーブルにおいてあった「特撮Newtype」を読みつつ、「あ、XボンバーのDVD-BOX出るんだ〜」とQ太郎さんと話をしていたら背後に香里さんの気配。ふすまから顔だけ出して「やっぱりあんたも、ソッチ(アニメ・特撮軍団だと言いたいらしい)の仲間やったんや〜〜」と、恐ろしすぎる声色で呪う様に言われたので怖くなり、また隣室に行って色々と話をする。酒の入った相方は撃沈して爆睡。それでもT君はすこぶる元気で、何かに取り憑かれたようにドラグバイザーを操作しまくっていた。そうこうして遊んでいるうちにもう2時も回ったので解散。お風呂をお借りすると、湯船の中には「私がアヒル隊長です」と首にタグをぶら下げた、黄色いアヒルのオモチャが浮かんでいた。Q太郎さんったら普段は強面なふりして、こんな可愛いオモチャで二人のお風呂タイムに潤いを与えているのかと思うと妄想に頬が緩む。このアヒル、紐を引くとパタパタ泳ぐだけでなく、口からお湯を噴射すると言う意味不明のギミックが面白くて遊んでいるうちに、つい20分も経ってしまった。そして寝たのが3:30にもなっていた。おやすみなさい。
←この日香里さんが着ていたトレーナーのフロントプリント(内臓丸出し少女)。私と会うときにはこういった服を選んで着てくれるのです。

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10/25(Fri)
▼今日でシルバー講習終わり。機材などの後片付けを済ませ、帰り道に美容院に寄る。相変わらず美容院って何か苦手なのだが、さすがに半年以上自分で前髪切っただけの状態。結えばカバーできるとは言え、段がのびてしまって全体的にうざったい重さになってきたので。美容師さんに「軽くした感じにしたいけど、あまりハネさせたくない」と相談して、長さ的にはあまり削らないことにした。シャンプーしてもらって、切ってもらっている間、鼻炎の薬と寝不足のせいでかなり本気で寝てしまったようだ。ちょっと恥ずかしい。
▼相方、明日新郎新婦に持っていくお祝い品のお酒と、大場家に持っていくカヴァを買ってきてくれた。夜に荷造りなど。

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10/24(Thu)
▼明日ネット&メールの講習ができるようにということで、朝にNTTの臨時回線工事が入る。多少うるさくて落ち着かなかったが、予定通りExcelを終了。出来たグラフを印刷するに当たって、設定は出来ているはずなのにどのPCからもデータが来ないので困ったけれど、パラレルケーブルがダメになったのか?と思いUSBケーブルに切り替えたら上手く行って安堵。昨日まで無事に使えていた筈なのに…やはりケーブルの予備もあらまほしきものだ。
▼今朝はあまり余裕のない時間に出た上に、途中で忘れ物に気付いて引き帰したりしたので、現場到着が10分前くらい。西に向かって走ってくるせいか、受講者の方から「今日は鳥海山のてっぺんも真っ白でしたね」と言われてようやく冠雪に気付く。やっぱりたまには山や空を見上げる心の余裕を忘れちゃいかんなあ、とふと思う。それにしても寒いはずだ。これから鳥海山の白は段々下に降りてくる。なんだか厳しい冬になりそうで憂鬱。そうでなくても庄内の冬の曇り空は妙に心を沈ませるのに。
▼帰ってから、いつものように講座用のサイトの整備と更新・リンクの確認など。今回はデジカメで撮った教室での写真も期間限定でアップしてみたのでちょっと時間がかかった。どうでもいいけど、いつもネットの講座前日にならないと手入れしないなあ、あのサイト。
▼「銭形金太郎」でビンボーバトルを見ていた。とあるビンボー青年のアパートに、道で配っているポケットティッシュの袋がたくさんある。レポーター、「こういうものもタダで貰えるもので済ますのは基本中の基本ですよね」と話し掛けると、青年はさも当たり前のことのように「ええ、食べても美味しいですし」……ナヌ?という訳でその青年は、ティッシュをしゃぶしゃぶして、めんつゆに付けて食っていた。……以前、虐待放置された子供がティッシュ食って死んだ話を思い出したが…大丈夫なのかこの人。そんなわけでこの番組はこの「ビンボー対決」のコーナーだけは好き。

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10/23(Wed)
▼サブの講師とネットの話をしていて、検索の話になる。「やっぱり基本はYahooで、たまにgooです」というサブの方にm「私はもうずっとgoogleで、ツールバー使い始めたらもう手放せなくなりました」と話したら、彼女の反応が「え、google使ってる方っていらっしゃるんですねえ…」と、とても意外そうだった。PCに関わるプロであれば結構利用しているのではないかと思ったのだが、まだまだ世間的にgoogleってマイナーなんだろうか。確かに物件によってはgooの方が細かく拾ってくれる場合もあるけど、googleに慣れると「not found」が出るのに我慢できなくなるんだよねえ…

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10/22(Tue)

▼今週も今日から仕事。足はほとんどツッパリを感じないところまで回復した。踵に詰め物をしないでも楽に動ける。当たり前に歩けることの素晴らしさを実感する。今日はWORDの画像挿入関係の復習と、フリーでハガキ作成にゆっくりと時間を取る。このあたりになると「段々楽しくなってきました」と言って下さる方もいて嬉しい。同時に個人差も大きくなってくるので全体への目配りも大事になってくる時期。
▼昼休みには、受講生の方と色々話をしたり質問を受けながら昼食。最近東京からこっちに越してきたという女性の方、銀杏拾いの話を聞いて、「えっ、あのイチョウの臭い実って、中身がギンナンなの?」と驚いているのでこっちが驚く。聞けば、東京では魚といえば切り身・または焼いているのを買ってくるのが普通の生活で、こっちに来て魚一匹とかイカがそのままで売られているのにカルチャーショックを受けたという。私の母親とちょうど同世代くらいの方なのだが、都会生活の人はそんなもんなんだろうか。庄内では新鮮なイカがたくさん取れるので食卓にのぼることも多いし、鮮度のいい物が店に並ぶことも多い。その方はスーパーで「腹を取って皮を剥いてちょうだい」と言ったら逆に驚かれたそうな。確かに庄内の主婦は、三枚おろしを頼む人がいても、イカの皮むきを頼む人はまずいないだろう。
▼若い世代、特に都会住まいの人は食べ物の元の形さえよく知らないみたいだ、と受講者の方が口々に話す。
「孫は線キャベツのパックがキャベツだと思っていて、丸ごとのキャベツを見て『こんなのキャベツじゃない』と言った」
「米を送ったら洗剤で洗って炊いて大惨事になったらしい」
「新鮮なイカを送ったら、『白くなくて茶色で透明になってたから、もう鮮度が落ちていて刺身には出来なかったよ(逆なのだが…)』と言われた」などなど。うーむ、少なくとも1個だけ、地域とか世代と関係ない事例が混じっているような気もするが。そんなもんなのか?
▼夕食時、義母がまた飯を炊き損ねた(保温のままにしてた)というので、遅れて食卓に着いた私と相方は急遽スパゲティペパロンチーニを作って食べる。二人暮し時代に戻ったようで、逆に何となく嬉しい。今日も「中国四千年料理ショー」を見る。語りが本当にまんまグラハム・カーで大笑い。今回はちょっと薬膳風。
▼最近「ピン残しボウリング」と「地獄手料理試食大会」しかやってないような「ぷっすま」だが、今週も「地獄手料理」。いつもは新妻対決なのだが今回は女子大生対決。まあ番組を盛り上げるためにワザとやってる部分もあるのだろうが、「セメダインのようなカレーライス」「アンモニアの味がするロールキャベツ」「沢蟹がゴロッと入ったかにクリームコロッケ」を作れるというのは逆に神業な気もする。あちこちで食物に関して「ナンダカナー」な話ばかり見たり聞いたりした日々。

●鮭フライ/ポテトサラダとグリーンサラダ/ずいき芋とイモガラの味噌汁/スパゲティペパロンチーニ/鮭の紅葉漬け

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10/21(Mon)

▼昨日朝方まで寝つきが悪くて頭が重く、相方を送り出してからつい二度寝…していたら、相方から「保険証忘れたから10:30まで持ってきて」と電話。眠気の頂点でつい不機嫌な声になってしまう。顔を洗いなおして着替え、さっきの態度を大いに恥じる。いかんいかん。車を飛ばして相方の職場へ。途中、三川の田んぼに60羽ほどの白鳥が、落穂や稲の株の残りをついばんでいた。ちょうど雨が降って寒く、紅葉もまだだけど、白鳥の到来に一気に冬を思う。そういえば今年こそスタッドレスを買い換えなければならない。今のシリーズの仕事の数日分はタイヤ代に飛ぶのだな。事務室に保険証を届け、とんぼがえり。途中ジャスコで少し買物。
▼掲示板を見たらアーリマンさんから「変な敵企画専用BBSを作ってください」とあったので、したらばBBSを借りてみる。実は少し前から2ch式のを試験的に借りて見ようかとは思っていた。ただ、そっちができるとメインが閑古鳥になりそうで躊躇していたのだが、とりあえず借りてみる。メモ代わりにも使えるだろう。
▼昼頃、義父が1匹ごと鮭を買ってきて、2枚におろしてくれていた。私はその脇でイクラを丁寧に卵膜から外してほぐし、醤油と酒を合わせた漬け汁に漬ける。粒が大きくて柔らかそうな、良いイクラだ。作業を終えてむちんさんに電話する。さっきのイクラほぐしの間、実は電話をいただいていたとのこと。相方のケガを某所BBSでお知らせしたので、最近ケガ続きの私たちのことをとても心配してくれた。
「こんなこと言うと、親戚のお節介おばさんみたいだけどさあ、厄除けした方が気分的にいいかもよ」とアドバイスをいただき、「そっかー、私そういえば、数えで前厄か!」としみじみ。周りの誰も言わないので全然気づかなかった。話をうかがうと、「自分1人でなく、家の中の弱ってる人や疲れてる人に影響が行く」とも言うらしい。あまりそういうことを気にしなかった私だが、親友の助言に色々と思いを馳せる。
▼思いを馳せながらふとカレンダーを見やり、自分の年を1個勘違いして認識していて、本当はズバリの厄年であることに気づく。「あ、そういえば私今年、本当は本厄だよむちんさん!!」……激しく笑われてしまった。27あたりから、自分の年をおぼろげにしか認識しなくなってるなあ、なんか。
▼むちんさん、先週初めて「ガンダムSEED」を見て、その感想を「何か絵が安い同人っぽくて、みんなあまりにも同じ顔でのぺっとしてて」と語る。「そうそう、何だか、『ウィングス』あたりの新人賞の入選者のデビュー作を読まされてるような気分になるんだ、私」と答えたら、またウケていた。昨日のエロイカBOXの話をすると、「私はホモ系は嫌いだから読んでない」とのこと。「違うよむちんさん、伯爵は確かにホモだけど、少佐はカタギで、伯爵も好きというよりからかって遊んでるのだよ。いわば、本気度の低い8頭身と1さんみたいなもんよ」と説明。どこかで「パタリロ!」とか「ツーリング・エクスプレス」と混じってしまっていたのだろうか。
▼夕方は台所に立つ。もう足の方も、立ち仕事に耐えるようだ。鮭を煮た汁と中骨を炊き込み、身を入れて蒸らしてはらこ飯。煮汁はそのまま豆腐汁に利用。昨日のご飯があまっているのであらかじめバットに開けて冷やしておき、先日いただいたあんもさんのお料理の見よう見まねでおこげにし、あんかけにする。やはり料理が楽しい。
▼相方は、「届けてくれたお礼に」とシュークリームを買ってきてくれた。青タンは昨日と変わらないが、腫れは大分引いたようだ。パイ風のシュークリームはお茶を入れて、美味しく嬉しくいただく。調べたら昨日の「中華四千年料理ショー」は毎日やっているようなので、9:50からさっそく録画しながらもう一度見て大爆笑。風呂に入りながら、「山本正之作曲の『飛べ!ガンダム』」を考案、風呂から上がって「♪A・B・C・D・E・F・ガンダム!きっどう〜〜せっんし〜〜ガンダムん〜〜〜♪」と相方に披露したところ合格点をいただく。

●はらこ飯/ぶり大根/おこげの野菜あんかけ豆鼓風味/鮭ダシの豆腐汁

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10/20(Sun)

▼相方と一緒に起きて、ハリケンジャーを見て送り出す。みんなで「忍三味線」の練習をする話。シュリケンジャーが弾くと、三味線でなくいきなりエレキギターの音になるのがなんともテキトーで良い。そして何回見てもマンモスリボルバーのハンパに宙に浮いた走り方に萎え。今日も一日部活だったはずの相方から、「半日であがることになったから外食に行こう」と電話。相方が帰ってすぐに出て、しかも私は助手席にいたのでうかつにも店に入るまで気づかなかったのだが、店に入って右側に座って初めて、右の目の下が切れて、全体に青タンが付いて腫れているのに気付く。驚いて訊くと、立ちくらみした拍子にスチール椅子の肘掛にしこたま打ってしまったのだという。午前中に総合病院の急患で見てもらってレントゲンも撮り、眼底出血や骨折、眼球周辺への損傷はないことを確認したそうだ。本人は「何でもない」というのだが、私は親戚が網膜はく離の手術で大変だったのを見た事があるので心配になってしまう。立ちくらみ…の原因は、明らかに過労なのだろう。修学旅行前でタダでさえ忙しいのに、部活はもうすぐ大会だし、悪さしたクラスの生徒は面倒見ないとイカンし、家に帰ればテストの採点だし。何よりまたこの2週間、土日に一日も休めていないのが傍から見ていてもきつい。別にムリせずに家で食べても良かったのに、訊くまで言わない気だったのだろうか…とか思いつつ、来てしまったものはしょうがないのでおとなしくラーメンを食らう。私はカレーラーメン、相方は牛スジラーメン。美味いがちょっと味が濃くてしょっぱめ。酒田では珍しいタイプ。
▼今日は義母が泊りがけなので、軽く買物をして帰る。たまにパスタもいいだろう、で、いつもペスカトーレなのでたまにカルボナーラもいいだろう…ということでそれ用の買物。純生クリームが高かったのでわりと出費。あとは大根が安かったので、相方の希望でブリ大根に…どういう組み合わせだ(汗。いつものことながらト一屋の品揃えは、結構高いものも多いが「分かってる品揃え」が多い。焼酎「伊佐美」もあるし、はじめて見るタンカレージンの高級バージョンまで…
▼八文字屋で本を物色。もう10月も下旬、年賀状CD−ROMやカレンダーが並び、そろそろいろいろ考えなければ…と知りを叩かれる気分。青池保子のエロイカ複製原画集ボックスを発見。値が張るので買いはしないが、この商品の売りは原画よりもグッズの方らしい。エーベルバッハ家エンブレム入りのアクセサリーやマグカップなど、凝ったものが付いている…のだが、その内容紹介のところにしっかり「ネスカフェゴールドブレンド」が入っていたのには笑った(ネスレとのタイアップか…)。これでカシオミニまで入っていれば完璧だったのだが。
▼ボケーとTVを見ていたら、BSでさりげなくとんでもない番組を流していた。金万福が、「斉民要術」「随園食単」などの漢籍にあるメニューを元に、実際に再現して作り、食べてみるという番組。これらの書物は翻訳本も文庫などで手に入るが、そのプロセスや完成イメージを見ることができるというのは非常に貴重な機会…なのだが、構成が妙だ。金万福は日本語ができるのに、あえて吹き替えが入る。ギャグを飛ばせばどこからともなく客席の笑い声が入る…って、これじゃ「世界の料理ショー」じゃないか!!そして、「スティーブ」の代わりに、時々話し掛けたり質問するのが「物知りの李さん」。この李さん、スティーブと違って顔が出るんだけど…その顔…兵馬俑だし!!李さんの紹介テロップに「伊達に年は取ってません」とか出てくるし!!そしてこの日作ったのは「豚足の酸っぱい羹(スープ煮込み)」と、「魚(今回は鯉)のなます(ニンニク・ウメなどを練り合わせたタレ付き)」。そして「じゃあこの2品で、羹に懲りて膾を吹いてみよう!!」……声が出なくなるほど爆笑する相方と私。画面では金万福が実際にアツアツの羹を食べて「アチチチチ!熱いけど美味しいネー!」と叫び、次に「じゃあ膾をいただきますヨー」と、フーフーと息を吹いて冷ましながら食っている……本当に羹に懲りて膾を吹いているのだ!!もう完全にノックアウト状態。最近変な番組がなかなかないと思ったら…やっぱりNHK、侮れない…
▼ちなみにこの番組の名前、その名も「中国四千年料理ショー」。そして金さんと李さんのキャストは黒沢良と池田勝……っておい!それって新旧のグラハム・カーの声優じゃん!!…や、やってくれる……久々に「国営放送」コーナーを更新せねば。
▼帰宅後は相方の眼を冷やしつつ休ませる。ソースを作っていたら相方が降りてきて、パスタを茹でるのを手伝ってくれる。のはいいのだが、彼はいつでもゲップが出るほどの量をゆでる。ことに今回はカルボナーラ。私の大好物だが、いつも食い終わった後に胸焼けしてしまうのだ。案の定強烈な胸焼け。だが久々に作った割にはソースの出来は良かった。やっぱり料理をすると気分がスッキリ。
▼夜は「鉄腕DASH!」に見入る。家電・日用品修理テクニックにただただ感心するばかり。サビはトマトで取れるのか…あとは相方を早めに寝かせて、しばし「変な敵」のネタを引き続きまとめる。先がとんでもなく長い。アーリマンさんおすすめの「セーラームーン」の敵、なるほどザクザク宝庫。特に後期は「末期症状」とはこういうことを言うのだと、脱力するほどに実感。

●エリンギ入りスパゲティカルボナーラ/わかめサラダ/ぶり大根煮/根菜いろいろスープ

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10/18(Fri)

▼朝、駐車場に歩いていく途中、選挙カーが横道から大通りへ出てきた。激しく満ち行く人にアピールしている…のはいいのだが、「よろしくお願いします、よろしくお願いします、お母さんも、応援ありがとうございます」……回りを見回すが、少なくとも徒歩で路上にいる人間は私以外に見当たらない様子。……オイそこの若造、もしかして「お母さん」ってのは私のことじゃあるまいな?ん〜〜??……そういうデリカシーのない奴に投票する票はない。可哀相に、有効票を一票失いかけてる模様。イカンなあ、そんなことでは。心でどう思っても、間違っても女性を実年齢より高くみなすような発言はイカン。その程度のおべっかを瞬時に使えないようじゃとても政治家なんて勤まりませんぜ。
▼受講前にボスがきてくれてプリンタセッティング準備。あとは昼休みにクライアントの方は一台一台プリンタを設定。午後に印刷練習をしてみたが、全員分上手く行って何より。印刷した後もう一つ文書を作り、保存して今週は終了。クリップアート挿入の手順、ゆっくり説明して2回も行ったのだがまだよく把握してない模様。来週にもう一度やったほうが良さそうだ。
▼今日はそのまま帰ってしまおうかと思ったのだが、結局真面目に医者に行く。仕事のあとに結構張るのは相変わらずだが、痛みは確実に減っているし、動きも自由に出来るようになってきた。帰りにト一屋に寄って、我慢できずに赤を一本買う。スペインの3年熟成の赤ワイン「マルケス・デ・カロ」が980円とお徳だったので買ってみる。夕食時、相方と2人で、チーズと川ガニの唐揚げをアテに飲む。これが大当たり。重めで、かつまろやか。今度数本買っておこう。
▼今日のメインは、義父が釣ってきてくれたいい大きさのアジ。それを私の代わりに義父がさばいて、義妹がムニエルにしてくれたもの…だが、義父は細かい骨だのヒレだのは全然キニシナイ性格なのが災いして、ゼイゴは取ってないわ胸鰭は残ってるわ、鱗は引いてないわで口に当たって食べづらい。気持ちは本当に在り難いのだが、やっぱりそろそろ私が復帰しないと、私の精神衛生上ダメかもしんない。でも味はよかった。鯖も一本釣れたとのことで、〆て置いて明日のお楽しみ。

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10/17(Thu)

▼昨日寝床でバカネタ合戦を始めてしまったせいで、朝案の定寝不足。出がらしのコーヒーを煽って講習へ。講習ではいつも、ちょっとノリの奇妙な方が一人はいるのだけれど、まあ今回もいらっしゃる。講習中、アシスタントに色々尋ねるのはいいけれど、声が大きすぎる上にTPOを考えてくれないので回りの受講者も苦笑状態のようだ。年齢の行ってる方だと、対処には本当に気を使う。
▼今回は、無線LANでプリンタを共有することになる。最初に何も言われてなかったので、設定は全部済んでいると思ったのだが、クライアント側設定がまだだった。昼休みに、アシスタントの先生と2人であーでもないこーでもないと苦労し、ボスに聞いてみたら「あ、あした設定するから」とのこと。苦労して損した(予定では、印刷練習は明日だったので仕方ないけど)。
▼ひげさんから、ミルクチャンが復活しているショックウェーブのURLを教えていただく。早速見る。2M程度だったので、ISDNでもそんなにストレスなくDLできた。5分で1本のイメージは、初代(フライヤーズTVでやってた方)の「ミルクチャン」のイメージ。この長さだとなかなか大家の出る幕はないが、特有の「ちんまりまとまってるのにどうしようもない感じ」がミルクチャンらしくて心地よい。「第二次性徴期の時に、乳首が敏感になってた大統領ダス」「だまれこの炭●菌」…これでまだ「押さえている方」だからたまらん。無料でミルクチャンが見れる時代。いい時代だ。次回はハナゲの心の声をはげしく希望。あと、コイモヤの新製品も。
▼今日はいつもの整形外科が午後休診なので、まっすぐ家に帰る。時間がやや早めなので、むちんさんからのメールにお答えして早速電話。「電話できなくって苦しかったわー!」「私の方こそ発狂しそうだったよー!」と、キモいほどに帰還を喜ぶ。北海道旅行は総じて楽しかったとのことで何より。遠出でのお疲れが残っている様子だった。お母さん・娘さんを引率しての旅行だったので、楽しい中にも色々気を使う部分が多かったのだろう。いろいろと堰を切ったように話す
▼怪獣怪人百科を見ながら、懸案の「変な敵コーナー」の制作に着手。久々に気持ちが更新に燃えている…のだが、さすがに1000単位で怪獣怪人の名前ばかり眺めていると、気持ちはGOGOでも、脳の方が悲鳴をあげてるぜ状態になってしまう。どれが笑えてどれがボツか…という感覚が次第に麻痺してくるのだ(これは馬名のときと同じだが…)。しまいには相方に「ねえ、『クラゲキノコ』はOKだけど、『ネズコンドル』は微妙だと思わない?」……秋の夜長、そんな会話をしている夫婦は多分アジアでウチだけ。
▼最近、脳内でよく流れてる音楽が「across the universe」と「宇宙戦士バルディオス」。どーいう組み合わせだ。

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10/16(Wed)

▼ソウル関係が聞きたくなって、とりあえずオムニバス一枚流しながらネット。ウィルソン・ピケット最高…
▼くどい様だが「ジジメタジャケット2 ザ・デルタ」はなんだかいいよねえ…と相方と話す。「あんもさんに、『泉昌之はこう見えても和風ダシ風味ですよ』つっても、絵柄を見て、そうとは信用してくれなかったもんなあ」と相方。確かに「濃厚ヘタウマ」系を思わせる、暑い系の絵ではあるのだが、読んでみるとなんだかどれも和風のダシが効いた感じなんだよなあ。「谷口ジローが『ジジメタ2』描いてたらどうなったか」と2人で妄想。モチロン悪くはないけど、あまりにシミジミしすぎかもしれない。ふと私の脳が「弘兼憲史の絵で…」という怖い想像を絵にしてしまった。激しく萎えるので即メモリーから消去(でもこうして書いてるとバッファ中になってしまうが…)
▼帰宅した相方の遅い夕食に付き合いながら、私は夏につけた梅酒を少し。10月になるととても味が丸く、美味しくなってきた。「エルイデオ」CMの女優が、いつの間にか松たか子になっていた。で、おなじみのビリーバンバンによる「♪家を作る〜なら〜 家を作るなら〜〜〜」の曲にあわせてふと相方が「♪ムリすん〜な ムリすん〜な」と口ずさむので、梅酒吹く。笑ったその後に、「ローンでちょっとムリしてる自分たち」に気づき、その現実に萎え加減になる。が、相方はそのネタがお気に召したようで、

「♪もしも ピアノが 弾けたなら」→「ムリすんな ムリすんな」
「♪もしも 空を 飛べたら」→「その気もないのにムリすんな」


と色々バリエーションを考えて遊んでいた。「〜〜したなら」という仮定のフレーズによく合う。しかも仮想のスケールがでかければでかいほどハマる。でもやっぱり「経済的なムリ」を思わせる歌だと物悲しくなる。とりあえず、「1年生になったら100人の友達が欲しい」と夢想する就学前のお子さんにもそう言ってやりたい。
▼にぼしさんが、最近「代え節」という新分野に足を踏み入れつつある、と聞く。要するに、「もしもこの作曲家があの曲を作曲したなら」と妄想して、それを再現するという遊びだ。何でこういう面白いことを考え付いちゃうかな。で、にぼしさんが例に挙げた「山本正之の曲で『アイアンキング』」を巡って

*大道寺*
  「♪じンごくのそこーっからーン よーみがーええーるーーン♪」だよね?(注:「ゴーディアン」あたりのイメージ)

*にぼし*
  う〜ん。タイムボカン主題歌系統っていうより「逆転王」っぽい感じで。
 「♪ンじごくっのぉーそこーからぁ〜 よ〜み〜ぃがぁ〜え〜エるーーーん♪」
 で、ラストは
 「♪ショーク↓ ショーク↑ アイアンショ〜お〜っく〜〜↑(最大の盛り上がり)」
 「♪ンきぃんりのぉ〜なか〜から〜ン あいあんきーんーぐ〜(テヌート気味)」


などという風に、およそ文字で行う意味のないやり取りをしてた…と相方に話していたら、「ああ、『♪地獄の底から アイアンキング』って曲な」。端折るなや。クタクタになって帰ってきて、あまつさえテストの採点を今日も持ち帰ってきているのに、必ず要所要所でボケてくれるアンタに惚れちょるとよ、と何故か変な方言で訴えたくなる気分。今日も採点を手伝おうとしていたが、一クラス分なので相方がサッサと済ませてしまった。
▼この「最初と最後だけフレーズを繋げてネタにする」というのは、MADオーディオの世界では古典的とも言える手法の一つで、

「ルパン三世」→「足もとに ルパン三世」「海の底から ルパン三世」
「あしたのジョー」→「サンドバッグ はどっちだ」「少年院 はどっちだ」「親のない奴 はどっちだ」

「コンバトラーV」→「吹き荒れろ 戦いの風 やって来い 地球を荒らす コンバトラーV V!」

等の名作は有名。相方は「にぼしさんの『シッポリソング』に対抗して(対抗してどうする)、うちでも『中略ソング』のコンテンツを作ってネタを募らないか」と言い出すのだが、「他のサイトでガイシュツだし、やめとこう」と私。
▼で、寝床に入ったというのに、相方の脳は「ネタひりモード」に突入したらしく、「何の曲だと笑えるかなー」とずっと考えてはネタ出し。「一休さんの場合は、端折ると最終フレーズと同じになるよな(「母上さま 一休〜♪」と歌って見るとわかる)」「大部分の曲は、結局主人公の紹介になって上手く繋がっちゃうんだよな(「裏切り者の デビルマン」「空にそびえる マジンガーZ」)」などの発見いろいろ。相方、ようやく「ドカベン」の「取れない やーまだたーろうー/打てない やーまだたーろうー」にたどり着いて、満足して寝る。今日はなんだか歌ネタが彼の頭脳に去来したらしい。私はせいぜい「月光仮面(どこの 誰でしょう)」くらいしか思わず、勝ち負けで言うと明らかに負け。

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