2004年4月前半 

サボったりまとめて書いたり長かったり短かったりの日記。
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*は購入書籍類、#は購入ソフト類、●は作った食事など。

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4/15(Thu)

▼「濃爆おたく大統領」の、先日飛ばした「サクラ大戦パート」にて、またも魂の名言に出会う。

「ロリコンのヤツはいいなッ! 一生ロリコンでいられる!!
 だがオバコンは! 一年ごとに許容範囲がせまくなる!!」


これは、「対象はあくまでも二次元」という注釈を付けておかないと、「濃爆」シリーズを知らない方には意味不明だろう。対象が身近な人間なり芸能人であれば、(憧れの対象がお亡くなりにならん限りは)自分が年をとるのと同時に相手も年を取るから、その都度「40代の魅力」や「50代の魅力」に気付いていけば良い。しかし二次元は年を取らず、現実の自分は年を取ってゆく。「年上キャラの魅力を語っていたら、いつの間にか自分がそのキャラの年齢を追い越してしまった。そしてこれからも『年上』と呼べるキャラは年々少なくなっていく」ことに対する、年上好み(文中の「オバコン」は、本物の老け専ではなく、「年上の、大人のキャラ好み」程度の意味である)ならではの嘆きである。対して、ロリコンであれば、永遠に対象が自分を追い越すことは無い(これは3次元対象の炉でも一緒)。だから、「ロリコンはいいなッ」なのだ。泣ける。思わず共感に拳を固めてしまった。昭和40年代生まれ漫画読みのファーストショックは、

「気が付いたらトシちゃん25歳を追い越してた」

ことだった。きっと、きんどーさんラインを超してしまい、バカボンのパパをネタにする日もあっという間なのだろう。
▼昨晩、顎のあたりの吹き出物予備軍が気になり、この前顔全体に付けてピリピリした「美顔水」を、気になるところだけに付けて寝た。けっこう劇的に効いた。さすが、「対ニキビ兵器」として百年以上ロングセラーの座を保っただけの事はある。この製品は、やはり口コミどおり、「化粧水というよりはニキビ・吹き出物の薬」として、ピンポイントで使うのが正しいようだ。額や顎などに吹き出物が出がちな春先〜初夏あたりにかけて、リリーフとして役に立ちそうではある。ただし、付ける時に、綿棒やコットンなどを使わないと、数回洗っても食い物に触るのに躊躇してしまうくらいに匂いが付くので、注意しなければいけないが。この匂いも、私は慣れてきて嫌いじゃなくなったが、塗ってすぐに外に出るときには気になるかな。
▼夕方、義父を飲み会に送った帰り、ちょっとだけ車で看板探しする。以前、写真で見て「可愛いなあ、これの現物見てみたいけどレアなんだろうな」と思っていた「旭味」の看板を割とアッサリ見つけてしまい、嬉しくて嬉しくてすぐに画像処理した。他に「アサヒビール」なども発見。見つかる時はこんなもんなんだろう(そこそこの場所柄に左右されるのは勿論だが)。物件も、当るを幸いに撮り散らしているので、結構溜まってきた。ゲット順に並べてきたのだが、業種順にレイアウトしたほうがよいだろうか…など、色々考えるのもまた楽しい。コレクター神・北原照久氏が、ソフビ人形のコレクションについて、「とにかく、数が少ないうちは、ちょっとだけ並んだソフビがなんだか貧相で惨めな気分になるから、それに耐えてとにかく数を集めると、誇らしいコレクションになってくる」と語っていたが、ソフビならずとも、コレクション(美術品や焼き物などの、万人が認めるものでなく、「他から見ればガラクタ・ゴミの類じゃないの」と言われるような類のものは特に)全般に言える事かもしれない。少ない、内容もそれほどでないデータを最初っから分類して並べると、いかにもスカスカな気がして悲しくなってくるのだ。悲しくなれば嫌になる。それを防ぐためにあえて最初はガチャガチャな配列にしてあるのだが、単に整理下手で、混在しているのが好きな言い訳にしか過ぎないかも。
▼ところで、この看板を見つけたお店、廃業しているようだったのだが、ガラス越しに店内を見ると、「S&Bカレーモナカ」の大缶など、美味しそうなものが沢山並んでいた。怪しまれるのを覚悟で「すいませ〜ん」と中に入る勇気があれば、また新たな展開があるのだろうけど、気が弱くて言えない…
▼写真整理といえば、狛犬のほうももう少しで県内100件を越えるので、ベタ並べしてあるインデックスも、そろそろ自治体別などに並べて、TOPを軽くする時期が来たように思う。面倒だなあと思う反面、どうレイアウトしようかとドキドキもしている。何よりも「100」という区切りのいい数字が、やはり嬉しい。いかにも日本人的ですな。
▼遅い夕食の準備をしながら、イラクの3人開放を知る。突っ込みたい事はいくつかあるが、まずは生きて帰ってきたことは何より良かった。生きてこそ、今後に生かせる情報も少しは入手できるだろうし、連れ去られたという2邦人もまだ消息不明のままなので、少しでも繋がる情報が得られればいいと思う。


思うんだが………しかし第一報に入ってきた、宗教指導者協会での3人の態度がやけに横柄な感じ(特にモグモグやってる人)で、これからまた色々とやらかしてくれそうな気配が濃厚。

●焼き餃子/セロリとソーセージのカレーいため/ニシン(だーかーらー orz)/つぼみ菜のおひたし/油揚げと小松菜の味噌汁

4/14(Wed)

▼(左写真)一昨日、看板探しをしていた街角で撮影した、廃自転車の群れ。その中から、ライダー自転車。

これは「スーパー1」の時のものだが、サイクロン風のカウルが付いたライダー自転車は、けっこう幼稚園児〜低学年児の憧れだった。チャリといえども、ライドはライド。同じようなカウリングをつけて、同じように風を切って走るのは、「仮面ライダー」ならではのなりきり醍醐味だった。今もこの手のなりきり自転車は発売されているのだろうか?市販のなりきりスーツより、こうした「コスチュームよりもシチュエーションででなりきる」ことができた時代は、特撮ガキとしては熱かったような気がしてならない。
▼「松本零士、東北福祉大でアニメ・CGの特認教授に
「ニーベルング」や「銀河鉄道物語」の画面を見るに、この人からCGを学ぼうとはとても思えないし、教えられるほどの「アニメの技術」があるのかはさらに疑問なのだが…まあ客寄せの一環なのだろう。自分が学生なら、とりあえず話の種に取ってみたいと思うだろうし。が、大学側も、学生にそうしたスキルを付けて欲しい、講師は大御所がいいと本気で思うなら、寺沢武一先生やモンキー・パンチ先生にオファーすればよかったのに。
▼ちょうど昼間、むちんさんと松本零士作品について話し合い、いつものように「自分で自分の作品を冒涜し続けているよね」という話題になっていたので、私にとってはえらくタイムリーな話題だった。「どのへんから崩壊が始まったのだろう?」と話していて、「やはり、ヤマト完結偏での『沖田艦長生き返り』の時には確実に起こっていたと思う」と意見が一致。佐渡先生が「いやあ、わしの誤診じゃったー」、真田さんが「実は脳死に至っていなかったんだ」、全員が「そうでしたか〜」。誰もが「『何もかもみな懐かしい』で落涙した俺の感動を帰せーー!」と叫んだ瞬間だったが、完結編を映画館のスクリーンで見て、それまでも様々なグッズやムックを買っていたむちんさんには、時間とか思い出とか、他にも色々返して欲しいものがたくさんあるようだった。「ワイルド7」で言えば、何食わぬ顔でヘボピーやユキが生き返って来るようなもんだし。ご存知の通り、ヤマト関連は指摘しだすとキリがないので、適当なところで止めておく。
「いやでも、ヤマトにもいい所はあったけどさー、音楽とか音楽とか音楽とか………コスモタイガー隊とか………」
▼男性医師、1歳の娘を車内に置き忘れて熱中症で死亡させるという事件があった。大事な事がスコーンと頭から抜けるということは誰でもあることだと思うが、それが娘(そう簡単に忘れるものとも思えないが)、しかも自分の仕事が医者となると、自分をいくら責めても責めきれないのだろう。ネット上で見た意見だが、「一定以上の温度になったら、大音響ブザーで異常を知らせるチャイルドシートが出来ないものか」というのがあり、なるほどと思う。もし実現したとして、パチンコ屋駐車場で子供を放置するような手合いは買わないのだろうけど。最近これほど虐待のニュースが増えると、「故意に車内に置き去り」にするバカ親まで出てきそうな気がしてならない(勿論、今回がそうだとは思っていない。)。そう考えると、今回の事件の両親を鞭打つようになってしまうが、子供やペットの車内放置に関しては、もっと量刑を重くして少しでも抑止につながるようにするしかないと思う。結果的に抑止になれば、死ぬほど辛い思いをする親も少なくなるだろうし。
▼「童謡を極限まで略すスレ」(2ちゃんねる ガイドライン板)
他愛無いといえば他愛無いのだが、自分でやってみようとすると案外難しい。中には不意にツボに入るものもあって笑える。お気に入りは
*「バブル崩壊」
*「サザエ(プゲラ」

▼で、このスレで色々な童謡を見ていて、「そういえば『アルプス一万尺』の『小槍』って何をさすのか?」が気になり、調べてみる。日本アルプスの「槍が岳」の山頂付近にある小さな岩峰で、みんなでアルペン踊りが出来るほどの大きさではとてもないらしい。なるほど、この歌のアルプスは日本アルプスであったか。一万尺=3000mと小粒なのも納得。これまで私は、「小槍=ストックなどの登山用具の、山男的呼び方」だと思っていて、「それを地面に置いて、晩ブーダンすみたいな漢字で踊る山男特有の踊りがあるのかも」とか、高山病で意識が朦朧とし、「スティックの先で小人さんが踊っているような幻覚までもが見え出した状況」かとか、そんな事しか考えていなかった。
▼イラク拘束家族、しきりに「(テレビを見ている)皆様にもご協力をお願いします」と繰り返すのだが、何をご協力すればいいのかさっぱりわからん。傍観するしかない者にとっては、家族同様、無事を祈ったり願ったり、開放を待つほかにない。「署名してくれ、自衛隊撤退に賛成のムーブメントを起こしてくれ」って意味なんだろうな、やっぱり。「お願いします」は交渉に当っている政府関係者に向けて言うべきだし、「全力で当ってください」って言い方もまた失礼。手を抜きまくってるようじゃないの。
▼署名といえば、今井氏父の勤務先である八軒小学校で、2学年以上の生徒と保護者に署名を募ったとか。やっぱりやっちゃってたか。北海道では三人と家族擁護の雰囲気が強いらしいからさほど問題ではないのかもしれないが、自分の意思や考えで署名に応じたり応じなかったり出来る中高生と違い、小学生、特に低学年の子は無条件に協力するだろうし、自衛隊撤退には賛成でない保護者がいたとしても、PTA経由で用紙が回ってきたり、役員がその場で待っていたりしたら、応じざるを得なくなるだろうし、ほぼ強制に近い。学校で署名を集めるって、もっと熟考されるべきもんだと思うのだが。千羽鶴とか激励の手紙くらいなら許容範囲だが…
▼と思っていたら、イタリア人が同様の要求の拘束、その上また日本人が2名拘束。特にイタリア人のほうは、要求といい、団体名といい、邦人3人拘束の模倣犯の可能性が高い。有事の国と簡単に同一視は出来ない事は承知だが、以前スペインに行った際、同行ガイドの方が盗難に気をつけるように注意する時に、「パスポートや現金を盗まれる事は、被害者ですしお気の毒です。でも、誰かが被害に遭うことで、『日本人はチョロい、カモだ』と窃盗グループに認識され、今後また日本人が狙われやすくなり、被害者が増える事に繋がります。防犯の責任は、ご自分だけでなく、後から訪れる日本人観光客の安全にも直接繋がっている事を忘れないでください。」と仰っていたのを思い出す。
▼キッチン家電の今様三種の神器は、「自動食器洗い乾燥機」「電磁調理器(IHヒーター)」「生ゴミ処理機」なんだそうだが、我が家には一つもない。中華をよく作るので、家庭ガスバーナーの火力に不満、事情が許せば業務用の五徳が欲しいと思っているうちの夫婦には、電磁調理器は不要だが、他の二つは財力に余裕があれば欲しい。特に、大人数だと夏場の生ゴミも多いので、生ゴミ処理機は欲しい。ボカシができれば庭や菜園に使うし、CMで見た、ゴミを粉砕・乾燥して量と匂いを抑えるディスポーザーもいいなと思う。食器洗い乾燥機も、使えば便利だし、水も節約できるので憧れの品。ただ、6人用となると、コストと置く場所が問題か。もう少し安くなってくれれば、実家の両親にプレゼントしたいとも考えているのだが。食器洗い乾燥機の話題になると、「そこまで主婦に楽をさせると、堕落して家庭崩壊する」とか「専業主婦がいるのになぜ食器くらい洗わない」とか言い出す人が、ネット上でもまだ(数は減ったのだが)いるようで、「時間を有効に使えて、水道代も節約できる事の何がそんなに不安なんだろう…」と思わせられる。空いた時間をやくたいもない事に使うかどうかは、お宅の嫁さんの人間性の問題だろうに。

●牛モモ肉のステーキ(ポテトと野菜添え)/小松菜と油揚げの煮びたし/こんにゃく昆布佃煮/鱈と豆腐の潮汁

4/13(Tue)

▼我が家の桜、満開。
▼連日日記に拘束3人の家族の事ばかり書くのも我ながらどうかと思ってきているのだが、今朝の報道番組、朝の7時頃に、高遠弟がスタジオと会話していた。が、高遠弟、完全に「疲労困憊の寝起き」なのが明らかな有様で、どう見ても頭も口も回っていないし、隊長を気遣った女子アナに「こっちの体調のことなんかどうでもいいじゃないですか!」と逆ギレ、で発言要旨は「まだ何も分からない、情報を得ていない」というのみ。朝っぱらからたたき起こして、中身のないインタビューをして、こんな映像、誰も見たいと思ってないし、何のニュース性もない、「情報」でも「報道」でもない、意味不明な放送時間の無駄だと思うのだが…TV局も何を考えているのか。朝ぐらいゆっくり寝かせてやれって(彼らが自発的に会見を繰り返しているなら話は別だけど)ただまあ、「絶対に平和的手段で!」と暴力や軍隊を憎む割には、ファッションとしてクロムハーツのドッグタグ風のネックレスや、ドクロ柄のTシャツでTVに出ることは、彼の中では「アリ」なんだということはよく分かったが。
▼このインタビューについての、馬場典子アナの日記。また、インタビューが、産経新聞の、三人に好意的でない記事などを読んだ直後だった事も追記しておく。
▼午後、昨日に引き続きまた外出。山居倉庫と港のあたりを歩く。地図にない神社に狛犬見つける。看板の収穫はイマイチ。その後、農村部のほうに車を走らせて、メディア残量が切れるまで狛犬ゲット。看板も、量は少ないが、まずまずの収穫。田舎といえどもなかなか残っていないが、たまにポロっと壁に残っていたりするので、効率は悪いがやっぱりやめられない。
▼相方が見つけた、「発光生物写真集サイト」。どれもこれも美しい。発光生物は、生物であってどこかメカメカしい雰囲気がたまらない。単に「綺麗」というよりは、「Cool」という言葉が何よりふさわしいような気がする。
▼「濃爆おたく大統領」2巻読む。前半、「サクラ大戦」のディープネタなのでついていけず、実質読んで楽しいのは後半だけ。テロテロ坊主や、「ビデオ以前の、アニメをカセットに録音する事の醍醐味と家族の協力」あたりのネタは面白かった(というか、年代的にあまりにもリアル)のだが。

●ソーセージと野菜のラタトゥイユ風/切干大根の煮物/なめことえのきの煮物/こんにゃく昆布佃煮/鱈汁

4/12(Mon)

▼むちんさんと電話していて、共通の認識である事を確認した事項。
「グレンダイザーって、自分の中でのカテゴリーが『ロボット』じゃなくて、『UFO(発音は、ED風に「ユッホー」)』のジャンルだよね」ということ。
▼むちんさんのサイトにアップされていた、「むちんさんのお母さんが描いたペ・ヨンジュン」の絵があまりに素晴らしく、うちの母も絶賛していたとの旨、伝える。「ビデオを一時停止したりしながら書いているのだが、目に写る表情だけでなく、『自分の中のペ様』のイメージが存分に投影されているので、母にとっては写真やビデオ以上に『最上のペ様』らしい」とむちんさん。絵とかイラストには、そういう力があるもんだと改めて思う。ただの妄想炸裂拳でなく、第三者が見ても絵としていいなと思えるバランス感覚がいいと思った。
▼イラク拘束人質の家族、夕方のニュースでようやく?なタイミングで謝罪がある。情報提供を募るためにTEL・FAX番号を公開したので、「政治的運動・政府批判ありき」な家族の態度に対する苦情意見がけっこう集まっちゃったのでフォローしてるのでは?という意見もあり、私はそれに近い感想を感じる。謝罪の対象も、絶対に「外務省や政府や自衛隊」と言う言葉は使わず、「皆様」に対してであり、その後にすぐ「皆様のご協力を」ってのも、具体的には「自衛隊撤退要求の署名をよろしく」って意味合いが強いし、別に被害者家族に鞭打ちたくて言ってるわけじゃないが、「タイミングも今更だし、ナンダカナー」な感がぬぐえない。ようやく「拉致られたのは気の毒だけど、何あの家族」という意見も多いことに気付いたのだろうか?別にあんたたちに頭下げさせたいわけじゃないんだけどねー…もっと無条件に指示してもらえると思ってたのかなー。わからん。焦れる気持ちは分かるが、イスラムの人間がこと時間に関する約束にルーズ(例の「インシャラー」理論で)なのはデフォルトなので、できるだけキリキリしないが吉かも。
▼家族が大変な目にあって、居ても立ってもいられない気分は分かるのだが、2・3時間おきにTVに出て来て政府への恨み言ばかり連ねる必要がどこにあるのか、分からない。心身ともに疲弊しているのは痛々しいほど明らかで、そんな時に、不安定な精神状態のまま喋り捲っているから、言わなくていい事までポロポロ出ちゃうんじゃないの、とも思う。情報が錯綜しているのは政府のせいでなし、時間の区切りも意味がなくなり、長期戦になるかもしれないのだから、まずはしっかり休めばいいのに、と思うし、マスコミが「新しいネタもないし、とりあえず家族コメントで場をつなごう」という思惑で出演の方向に持って行っているのなら、いかんよなあと感じるのだ。家族は、政府が何も情報をくれない事に対して相当憤っていて、「独自に仕入れた情報」まで披露する始末だが、2時間と開けずにTVに出て、何でもベラベラ喋ると分かっている人間に対して、それこそ人質の命に関わるような情報を明かせるわけはないのでは?ごく普通に考えて。
▼日テレの昼の番組で、「こんな事件が起こってもなお、物見遊山的にイラクへ入る日本人がいる」という事実に対して、危険認識の甘さと、自己責任の重さなどを痛烈に批判していて、納得。政府の退避勧告(憲法上「入国禁止」することはできないので、現行法上最も重い「警告」である)を無視して危険地域に入っておいて、何事かあったら国に泣きつく、泣きつくだけならまだ可愛いが、「一生懸命やってない、ヘタレで怠慢」と叩くんじゃなあ。辻褄あわなすぎ。
▼私もそんなに一日張り付いてウォッチしてるわけではないのだが、突っ込まずにはいられない言動が色々。

*「なんとしてでも絶対助けてください!特殊部隊は入れないで!それだけは絶対ダメなんです!!」
 「なんとしてでも」って「もう手段は選んでいられない」という事なんだろうけど、そのすぐ後ろで手段を選びまくり。
 というか、「なんとしてでも」の大きい選択肢の一つだよな、それ。
 「今後、ますますアメリカに頭が上らなくなる」などの副作用は十分あるけど、大事なのが救出の可能性で、憎むべきはテロリストなのであれば、当然浮上してくる案だと思うが。この期に及んで「政府・自衛隊・米軍憎し」が最優先事項なら話は別だけど。

*「暴力だけは使わないでください、暴力だけは」
彼らにとって、軍隊の存在や捜査・救出のための突入などはすべて「暴力」らしい。

*「(外務省と会見した時に)どうしてこんなことになったと思ってるんですか!!」
…………
えーと、退避勧告が出ていて、ここ数日でさらに状況の悪くなったイラクに、危険なルートを選択してお宅のご兄弟がお入りになったから、ではないのでしょうか……?まあ、ファルージャのことを言いたいんだろうけど。

*http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=6656
(高遠氏父は)
よど号ハイジャック事件を例に「政治家に(人質の)交換になる人がでてきても良い」と語気を強めた。


( Д )゜ ゜
ところで同記事の中に、「学校挙げて署名」という事も書いてある。今井氏が卒業したばかりの学校だから例外的に考える事も出来るが、同じような事を他の学校でもやっていたら問題なのでは?と思う。LHRの時間などで署名用紙を回したりしたら、事実上「強制」となるから。
▼他にも、この事件を受けて、左系の団体の活動が活発になっている。デモやったり署名を募ったりするのも、各団体の信条だから規制できるものではないが、中にはどう見ても便乗で、「だから小泉退陣」というように矛先が変わっちゃってるのは、ただ拘束被害者と家族を利用しているだけで、なまなかな不謹慎発言よりもよっぽど非人道的だと思うのは私だけか?「十五万の署名が集まった」「市民運動も高まっている」とアピールするのは、かえってテロリストに景気づけて、「日本チョロい」と思わせるだけのような気もする。「邦人拉致すればなんでも要求通る」と誤解されれば、今後、別の国と別の件でヤバい事態を招く可能性もあるかと。
▼彼らの気には染まないだろうが、家族と現地テロリスト・情報筋との交渉役に当っているのは政府であり外務省であることはまぎれもない事実だ。依頼人が交渉人を信じず、ましてネガティブな感情をぶつけ、情報を進んで漏洩するような状況では、状況を悪化させるだけではないだろうか?と思うのは、キートン先生やらビッグオーの見すぎだろうか?
▼で、何が気色悪かったかというと、「報道ステーション」の古館伊知郎なんである。冒頭からいきなり、「米軍が何もかも悪い!小泉と政府ひどい!『三人が自分で好き好んでイラクに行ってるんだから』と報道する局は人でなし!!」と奇妙なハイテンションで連呼。一人称「オレ」で、ゲストにもレポーターにも、とにかくその論調に合わせて発言させ、いくら左な朝日とはいえ、あまりに思い入れたっぷり・アジりまくりの様相にゲンナリした。いや本当に、偏向しすぎで気持ちが悪くなる。「報道ステーション」は、始まった時から、古館氏のあまりの入れ込みすぎなテンションと、構成のつながりの悪さにがっかりしていたのだが、「まだスタートしたばかりだし」という目で見守ろうと思っていた。のだが、ここの所かなり引いている。午後10時という時間帯は、うちの生活サイクルだと、遅い夕飯を食べ終わって一息ついて今日の動きをまとめてチェックしたり、特集を見たりするのにちょうどいい「ニュースタイム」だったのだが、この番組にはちょっと付き合いきれないものを感じた。スポーツニュースも今ひとつだし…久米宏は別に好きでもなかったし、時々鼻にも付いたけれど、「伝えるべき事を伝えた上で、自分の意見やスタンスをちょいと差し挟む」際のバランス感覚には優れていて、やはり「話し上手」ではあったのだと思い返す。
▼昼、酒田市街のほうを、看板&狛犬探しながらウォーキング。あまり街中に無料で車を止められる場所がないので(だから寂れてるんだけど)、駅前付近の無料駐車場の片隅に止めて、大通りのほうを歩く。気になれば路地にも入る。1時間近く歩きまくったが、目的があると回り道も苦にはならない。週に何回かやってれば、趣味と運動不足解消を兼ねるかもしれない。狛犬は二対、看板はさほど収穫無し。幸い、桜が満開なので目にも楽しいし、カメラでその辺を撮影していても、さほど冷たい視線も浴びない(浴びてない…と思うのだが…)。
▼「ザ・コクピット」のビデオを見返す。入っているCMを見ると、もう10年も前(まだ仙台に住んでいた頃なので、CMが懐かしい)の作品なのだが、何度見ても作画・演出共に名作だと思う。空中戦のアニメーションなどは今の目で見てもなかなかのレベルだし、メカニックの演出も凝っている。「成層圏気流」「音速雷撃隊」「鉄の龍騎兵」の三本しか作られなかったのだが、是非あのスタッフ・あのレベルで、「スタンレーの魔女」と「グリーン・スナイパー」もやって欲しかった。この作品はDVDも出ているのだが、買った人によると「ムリヤリ圧縮したので画質がよろしくない」との話。ちょいと残念だ。

●鱈のムニエル野菜添え/切干大根と野菜の煮物/こんにゃく惣菜/鱈汁

4/11(Sun)

▼我が家の桜、五分咲きといったところか。
▼イラク邦人拘束事件、今日が結果の出る日だったはずなのだが、結局動きはあったんだかなかったんだか。朝方に開放宣言が出る。人命が損なわれずにすみそうなのはいいとして、「この連中はテロリストとしてやる気があるのか?」といぶかしくなるような内容。前回西暦だけの表記だったのを、イスラム暦も付けての再FAX。まるで各方面で指摘されたのを見て直したかのようだ。それにしても、基本スタンスは反米のはずなのに、アメリカに何かを要求するのではなく、あくまで自衛隊撤退、しかも「日本国民よ、撤退へ向けて政府へ圧力を」だもんなー。NGO的なニューウェーブテロリストなのか?全くイスラムの匂いを感じない。どちらかというと、老舗のテロリストが「要求が何一つ通ってないのに簡単に要求を引っ込めるとは何事か。つーか俺らが先々ナメられるわ」と怒り出しそうな内容なのだが。どこをとっても不思議。二家族の態度についてはもう呆れきってしまって何も言う気にならない。イラク人やテロリストやアルジャジーラに感謝する気はあっても、政府や外務省や関係各所に挨拶する気は毛頭ないらしい事はよく分かった。ここまでテロリストの要求・人質の信条・人質家族の要求が一致していると、うがった憶測が飛び交うのも仕方がないかもね、という気はする。
▼と思ったら夜中、「開放宣言から要求一転」というニュースもあったのだが、NHKおよび放送局は取り上げず。色々情報が錯綜しているようだ。
▼「新選組!」いよいよ話が動き出して面白くなってきたのだが、時既に(視聴率的に)遅いのだろうか?しかしこんなに清川八郎の出番がある幕末ものもなかなかない。「男装する少女」が登場するのは、渡辺多恵子へのイヤガラセだったら面白い。御大はきっと「私のまねをしたわね!」と鼻息フンフンになるのだろうけど。正直、あまり必要なキャラにも思えないが、まあムリヤリにしないと女っ気が少なくならざるを得ない題材だからなあ。

●酢豚/つぼみ菜のおひたし/卵豆腐/砂肝の唐揚げ/こんにゃくの肉もどき/ブラウンえのきの吸い物

4/10(Sat)

▼相方、日帰りで山形へヤボ用会議。で、私も付いていき、会議の時間は実家の両親と過ごす事にした。家でいつものようにノンベンダラリとしていてもいいのだが、どうせ今週末も彼が忙しいのでディスコミュニケーションになりそうだし、「疲れが溜まってて居眠り運転なんかしていないだろうか」と心配するよりは、横でナビしていたほうがいいし。実際はナビ席に座ってはいるものの、看板と狛犬に目を凝らすだけの役立たずなのだが。
▼出かける前に録画しようとして、「イラクの例の事件のせいで、時間が変更になって録画失敗するかも」と危惧し、NHKの番組表サイトで時間を確認する。すると、「プラネテス」はいつもより30分遅い放送となっていた。あ、危なかった…一応、念のために、30分余計にビデオを回すようにセットして出かける。
▼昨日から分かっていた事だが、イラク邦人拘束事件に関する考え方、感じ方について、私と相方は色々な部分で正反対のようだ。昨日分の日記で引いた勝谷氏の文章についての感想もそうだった。感性が交わる事が比較的多い相手だとは思っているのだが、このくらいに相反する事もあるのが自然というものだろう。ただ、私なりに感じた事を「随分と2chに影響されちゃってまあ」というような言い方をされるのはちょっと不愉快ではある。朝からそんな事ばかり話して雰囲気悪くしても仕方がないので、その話題はたいがいにしておく……実のところ、私のディベート能力が相方のソレに適わないからではあるのだが。
▼会議の場所で降ろしてもらい、いつものように時々色々な看板にカメラを向けながらそぞろ歩き、七日町のデパートで母と待ち合わせる。バーゲンの靴を一足、だいぶ早めの母の日プレゼントで、ブラウスを一着買う。気が早かったけれど、どうせこちらから送るのにも送料がかかってしまうし、早々に着るあてのあるものだったし、値段も手ごろでちょうど良かったのだ。「目の保養に」と、靴バーゲン会場の隣でやっていたバッグセール催事場に。不景気とはいえさすが老舗デパート、ブツはオーストリッチにクロコダイルにパイソン。一番安いのでも12万円〜の世界。勿論、買う気も実弾もないので、「見るだけ」なのだが、母と一緒でなければおいそれと足も踏み入れられない空間には違いない。ちょっと洒落たデザインや色で、大き目のオーストリッチだと、20万円台のものもある。「うひー、このバッグ一個がパソコン一台……」とビビってしまい、「触るのも恐れ多いよう、帰ろうようママン」な心境になるのだが、母は結構店員さんとの会話を楽しみながら、何個か持たせてもらったりしているのだった(事実、相場からすればかなりお値打ちな値段らしいのだが、ジャスコで5000円もしないバッグばかり使っている私には知る由もない)。で、結局適当にお茶を濁してその場を離脱したのだが、母に言わせると、「私らくらいのトシになると、こういうのを一個持ってないとカッコ付かない場面もけっこうあんのよ」とのこと。そして更に、「あんたも、ビビってないで、お母さんをけしかけて買わせておけばいいのよ。何十年かしたらお前のものになるんだから。」と言われ、「その通りだ!」と目から落鱗。

というか、先にそれを言ってくれよ、かーちゃんよ……
▼実家に行き、父・兄と一緒にそばを茹でて食う。食後ちょっと腹が落ち着いたら、近所のお寺まで散歩がてら看板を探そうと思っていたのだが、母と狛犬ページや、「消えた山形」のサイトを見て盛り上がっていたら伯母が来客。お茶を出したり、接客しているうちに時間が過ぎ、相方の会議が終わって家に迎えに来てもらったので、散歩はなしに。昼間にデパートで買った、吉野の桜ようかん、島根の桜せんべいと、丹野こんにゃく惣菜詰め合わせを御土産にして帰る。帰路は高速ではなく一般道で帰ったのだが、相方も疲れていることだし、看板を見つけてもなかなか「止めて」と言い辛く、「今日はリサーチだけだな」と観念したのだが、とある家の壁に、「キンチョール」のひし形ホーロー看板を発見。相方も車をとめてくれたので、ササッと撮影。もう今日の収穫はこれ一つで満足満足。月山にはまだ雪が(路上にはもう全然ないが)あり、美しく沈む夕日に足を止めて、写真を撮影している人もちらほら。
▼帰り道、ちょっと用事を済ますために鶴岡で降りる。今日の陽気で、鶴岡公園の桜がいい具合に咲き始めていた。車でちょっとだけ素通りした数秒で、これにて今年の花見完了……いいんだ、もう、相方と花見が出来ないのも、GWに遊べないのも、慣れているんだ……腹も減ってきたので夕食。お目当ての場所に3軒ほど満員で蹴られ、7号の「神室亭」で焼肉。ここはセットにご飯やスープ類が入っていないのでちょっと割高なのが難だが、お肉は相変わらず美味しかった。さらに、回転したばかりの酒田のヤマダ電器に寄り道、HUBなどを買いつつ冷やかす。夜の9時近い時間だったのだが、まだまだ盛況だった。
▼ニュース関連をちょっと見た後、録画していた「プラネテス」を見る。放映は予定通りで、ちゃんと録れていたので安堵する。最終回一話前の話は、「惑い人」というタイトルの通りに、モワモワしまくるハチの様子が前半。原作では二度モワモワするハチの迷いを、一回にまとめたような内容だったが、後半の展開には予想だにしなかったナニがあったので、先週に負けず劣らずたまげた。ただ、「この状態のハチを、乗員に選ぶものだろうか?」とか、後半の再開が偶然過ぎとか、気になる点はいくつかあった。特に、ハルコさんのトンカツが、何もスペシャルパワーを持ってなかったのが残念。父ちゃんが申し訳のようにトンカツトンカツ言うのに噛みあってないかな、という気がした。ささいなことだが、私にとっては、「じゃリン子チエ」とお好み焼きがそうであるように、「プラネテス」は「読むとトンカツが食いたくなる漫画部門No.1」なので、トンカツ(とハルコさん)がないがしろにされるのは納得いかないのだ。些細な事だが。
▼さて反応はどんなもんかと、アニメ板に行ってみたら、感想よりも、「プラネテス見ようとしたら、画面に『澪つくしが』…」という阿鼻叫喚で満ち満ちており、予想以上に混沌とした状況だった模様。危なかった〜〜……

4/9(Fri)

▼公式サイトを見たら、どうでしょう班が無事ご帰還。お疲れ様でした。割と長い旅だったので、海外か?などと色々思いを馳せてみる。問題はその旅の映像が地方でも見られるかどうかだが。
▼まだうちの桜は開花していないのだが、意固地にいつまでも梅なのも何なので、トップページの背景を桜にしてみた。写真素材の、コントラストを淡く加工したのを、CSSで画面の左上とか右上に貼り付けるのも考えたのだが、どうしても「バカサイトのくせにカッコつけたつもりか?ププッ」という感じが否めない(何より自分が)ので、やっぱり普通に壁紙にする。
▼昨日からずっと、邦人3人拘束事件のニュースを見ているのだが、キートン先生やマリー隊長がいるじゃなし、移動もあるのに「3日」って期限はまたタイトだなと思う。思うことは他にも色々あるのだが、まだ事件の全容も見えていないことだし、全部書くのはやめておく。それにしたって、家族の記者会見の内容には違和感を感じた。「退避勧告を無視して勝手に行って、勝手に危険なルートを通って捕まって」各方面に莫大な迷惑をかけた(株価も急下落した)のは確かなのに、そのことについて責任を感じた旨のコメントを出したのはカメラマンの家族だけだったような(カットされたのかもしれないが)。憎むべきはテロリストだろうに、まずは「国憎し」「自衛隊憎し」が先にあるような主張に聞こえて、ナンダカナーな気がしたのだ。「対策の状況を教えてくれないのが不満」というようなことも行っていたのだが、手の内明かして救出がうまくいくとでも思っているのだろうか?実際にはアメリカの特殊部隊に外注する事になるのだろうが、上手く行ったとしても大きな借りをまた一つ作ることになるし、また自衛隊が一枚噛むなら噛むで、「復興支援に来たといいながら、武器をイラク人に向けた」ということで信頼を失ったりするのではないだろうか?
▼今回の事件がらみでもっとも頷かされたのは、勝谷誠彦氏の日記(「勝谷誠彦の××な日々」)

『こういうことはみっともないので公にすべきではないのだが私はイラクに向けて日本を発つ前に「特異事態発生時行動指針」という書類を信頼できる筋に寄託しておいた。親族ではいけない。親族は冷静な判断が出来ないからである。そこで書いた中で最も重要なのは今回のような事態になった時の判断である。私の遭難時には「日本国政府はいかなる妥協にも応じるな。見捨てよ」という声明を即時に事務所を通じて出すことになっていた。国家の警告を無視して行く以上それは当然のことでありその一言が政府を縛る卑劣なる輿論の縄を切ってあげることになるのである。無論それは私個人の生き方で他人に強いることではない。』

勝谷氏の言うように、「あくまで個人の生き方」ではあるが、イラクがどういう情勢か・日本人がどう見られているか(奥氏らの痛ましい事件も記憶に新しい)を考えれば、そこまで考えて行動してこそ「覚悟完了」と言えるのだろう、とは思った。
▼夜、久しぶりに栄帝さんからお電話をいただく。ラグナロクオンラインで忙しいらしく、「先生もやりましょうよ〜」と誘われる。確かに、「せっかくADSLにしたんだし、ネトゲの一つもやってみたいねえ」とは思いつつも、「Meだと上手く行かないかも」「パーティープレイのコミュニケーションとか、めんどくさそう」「それ以前に、またゲームオンリーダメ主婦生活に突入してしまうのは火を見るより明らか」と躊躇していたので、大いに揺さぶられる。どーしようかな。
▼栄帝さん、例によって「イケてる男の子(or男の人)と出会いたい」「隣の子やら職場で会う業者の人がカッコいいんですよ」などと熱く語る。どうしてかわからないが、私は栄帝さんと話していると無性にけしかけたくなってしまい、「ガクランもいいけど、弓道の胴着なんてのもエロいよねえ」だの、「こんなシチュエーションで無理くり出会いを作れ!」と、なんかいかにも終わってる801作品に出てきそうなシチュエーションを提案するなど、悪ノリに走ってしまう。不思議だ。栄帝さんは「普段は騒いじゃうけど、その場になると照れてしまってダメなんです〜」と、何故か私にまで照れながら語るのだが、その「照れ」こそが最大の萌えポイントだと気付いていないようだ。実に惜しい。春は出会い係数が高く、恋愛フラグの立ちやすい季節だと思うので、頑張ってゲットして、また私に色々とソレワールドの話を聞かせて欲しいものだ。
▼夕食の炒め物に、例の「辛味豆鼓」を使う。やはりウマー。この間みつばち姐さんに送っていただいたおかげで、残量におびえながら料理しなくても良くなったのは嬉しい。感謝感激。

●サンマの塩焼き/肉野菜炒め/大根とニンジンの味噌汁/キムチ

4/8(Thu)

▼いくらなんでも、二日続けて伊勢海老、それも三尾ともなると、最初は感激したけどもゲンナリしてくる。



いや、食卓ではなくて、ボトルキャップの話だ。
セブンイレブン限定で、荒俣先生と海洋堂が組んだ「新江ノ島水族館への誘い」シリーズで、昨日はイセエビとミナミゾウアザラシ、で、今日はイセエビ*2、キイロハギだった。「もう食玩は控えようかな」と思う矢先に、飲料付属だと商品が有用なもんで、つい買ってしまう罠。それにしても、ミナミゾウアザラシは、エサバケツを小脇に抱えているポーズがどうかと思う。このシリーズに、擬人化は不要だろう。というかむしろ、萎えてしまう。
▼ふと記憶から引きずり出して、「そういえばアレもとんと見なくなったなー」と思ったものが、昔デパ地下にあった、「メリーゴーランド風に回る、お菓子バイキングの機械」なんだけど、アレの記憶があるのは何年生まれくらいまでなのだろうか?丸いプールのようなでっかいトレイに、いくつも仕切りがしてあって、キャンディやキャラメル・チョコレートやオマケつきのお菓子あれこれが沢山入っている。パラソル風の天蓋があって、回りながらオルゴール風の音楽が鳴っていた様な気もする。子供が、かごやビニールに欲しいだけ詰めて、レジで「100gにつきいくら」で計算して買う仕組みだった。オマケや飾り部分が多いものなど買った日には、目方がかさみ、けっこう間尺に合わない値段になってしまうので、「やりたい」というとあまりイイ顔をされなかった事を覚えている。10年位前には、デパート地下で見たことがあるのだが、今はどうだろう?お菓子バイキング自体は、今でも大型スーパーなどで見ることがあるのだが、あのメリーゴーランド風の奴は記憶にない。最近「デパート」に行かないせいでもあるのだが…
▼今からはイメージできないかもしれないが、昔のデパートには遊戯施設が丸まるワンフロア(+他の階にもムーバーなどがあったりして)あり、お子さま向けメニューが充実した華やかな「大食堂」があり、地下には沢山のジューサーが並んだ飲食フロアがあり、メリーゴーランドお菓子バイキングがあり…と、子供が一日遊び倒せる施設だったのだ。ゲームもディズニーランドも知らん子供は、そんなもんでも結構楽しめたのだ。
▼渡辺多恵子大先生が、また面白い事を仰っているようだ。(ttp://www.adm-corp.com/kaze/tachiyomi/index.html)

「だってそんな虫けらのような私(笑)だって、きちんと受信料を払っている善良な一視聴者なんですよ? NHKが放送する番組に対して、正直な意見を言う事の何が問題ですか? 」

……いや、意見を言うのに何の問題もないけども、前回は
「プロのエンターティナー(しかも先輩!)として」
と言っていたのでは…
いきなり「NHKの一視聴者だもん」って、そりゃまた小さく出たもんだ。

「私の文章を偶然目にした新選組研究家の方(敢えてお名前は伏せますが、私がインタビューを受けた新選組本にも寄稿なさっている方です。)がいて、「近藤周斎の身分は商人(実家が酒造業なのの身分を継いでいる)=武士にあらず」とする明確な史料の存在を教えてくれたって事ですね(笑)。 いや〜有難かった〜!! ほんとに心からスッキリしました! つくづく神様は私の味方だな〜(笑)。」

……えーと、大河ドラマの中でも、「周斎の出自は武士ではなく、実際の武士階級からは『武家』と認められていない」というのは何度も語られて(だからこそ勇のおっかさんはずっとドロドロした思いを抱えて辛く当り、それが出発前にほどけていく場面では泣けたのだが)、1クールの肝になっていたはずなんだけども。ちゃんと見て言ってるんだろうか?
実に飽きさせない人かも。
▼夜、元教え子のトヨタカ君から電話をもらう。この3月で卒業した筈だったので、「どうしたかなー」と思っていた矢先だった。芸術系の大学に頑張って入って、デザイナー目指して精力的に頑張っていたのだが、希望していた大手企業のデザインルームに採用されて、この春から東京で社会人しているとのこと。話を聞くと、在学中から、賞を取ったり、CDのデザインワークをしたり…と、大活躍だったようで、わがことのように嬉しい。いや、何より、こんなくすぶってばかりのダメ人間の事を、まだ忘れずにいてくれただけで、本当に本当に嬉しかったのだ。ありがとさん。

●八宝菜/野菜と卵の中華スープ/キムチ

4/7(Wed)

▼むちんさんと電話。開口一番、「今週のジャンプが凄い事に!」と彼女。「んー、何だい?またアレかい?テニスの王子様かい?」と、こちらも、「もうあの作品については並大抵の事では驚かないよ」という準備はできている。むちんさん、「アストロ球団になっちゃった」と言う。話を聞けば、今現在試合をしているサブキャラが、頭にボールを食らって、一時的に視力を失ってしまったのだが、そのままゲームを続行。ヤラれ放題だったが、例によって例のごとく、心眼で何とかしつつある状況。らしい。そりゃアストロ球団だ。
▼しかもアストロ球団の彼は、登場した時から視力がないからいいとして(いいのか。でも豆タンの例もあるし)、普通はゲーム続行しないだろうソレ。ドラゴンボールがあるでもないのに、無茶しやがってという世界。
▼今後の予想。
実は影腹切ってた中学生と対戦、コートが彼の死に場所に。
*人気キャラ、コートで壮絶に立ち往生
  (例)ダブルスの試合で
   死んだキャラのパートナー(前衛)が、「ナイスリターン!」と振り向くと、ラケットを握ったまま、仁王立ち(目は白目)で事切れている。チームメイト、黒白反転(なにせオーバー30同士の話なので、技法が古い。)画像でショックを受ける。「あいつ、あのリターンの時、本当はもう事切れていたんだ……」「馬鹿野郎…」と泣く。
   最後のページは見開き、アオリ気味に死にキャラアップで、次回に続く。
   生き返らすには多分、殺人ボールをもう一度心臓に受けるか、落雷するかのどちらか。

など、アストロだかリンかけだかわからん妄想で盛り上がる。いや実際、そのうち死人の一人二人くらいは出るんじゃないかと思うが。
▼で、最後は恐らく、「青学のテニスは、まだ日本には早すぎる」みたいなことを言われて、メンバー全員でアフリカに行く最終回。そうであって欲しい。
▼Mydoomの次はNetsky(ITビジネスの会社名みたいな名前だが)ということで、以前として不要メールが減らない日々である。中でも、「あんたからウィルス送られました」という旨のが多いと、チェック済みだとはいえ、気分がよろしくない。この手のお知らせメールが来る仕組みは、こういう理由…と、分かりやすい記事があったのでメモ。
「『女の子が欲しかった』と、母親、生後四ヶ月の次男の睾丸を切断



……
………所有してない私でさえ、何かが縮み上がるような事件なんスけども……
「スカッとナイフで切る」なんてのは、歌の中だけにしておいてくれ、イヤほんとに。
母親は、「以前、義父に性的虐待を受けていて男性不信だったので、発作的にやってしまった」と言ってるそうだが、本当だろうか?
男性不信の発露にも色々あるだろうが、そこまでの男性不信で、男性と同棲して子供作って、しかも二股だか三股だかかけていたというのはアリなのか?かえって性的に無秩序になってしまうというパターンもあるらしいのだが、トラウマにかこつけて減刑狙いなのでは?と疑いたくなる(「犬が食ったかも」とか、場当たりな嘘を言うタイプのようだし。勝海舟じゃないんだからさー)くらいに、自分勝手も極まった事件だと思う。そもそも、男性嫌悪の果ての事なら、何故長男のは切ろうとしなかったのか?その辺も謎である。
▼性ホルモンは成長にも大きく影響するから、体格も男性的にはならないだろうし、2個とも全取りだとすれば、声変わりもしないだろうし、ヒゲなども生えない(これは個人差があるけれど)。手術で性を換える人もいるが、それとて、通常の性徴を迎えた後に、肉体の性と精神の性のあり方に違和感を覚えて、人とのかかわりの中で選択したもの。最初から「肉体的に、どちらの性も生きる事が出来ない」人生を強いてしまったのだから、とんでもなく罪深い事だと、この母親は自覚してるんだろうか?保育施設でも、お泊りや風呂・プールなどで裸になる機会はあるから、どういうタイミングで誰が真実を告げるのか?人んちのお子ながら、気になってしまう。強く生きろよ。
▼小泉靖国参拝に関して、民事裁判の主文に添える形での「違憲判断」が出た。この判断自体には強制力などはないので、今年も彼は行っちゃうんだろうけども。まーこれからは、自前でガード付けて、記帳する時も肩書きは付けないでコッソリおやんなさいよ、ってことだろう。私自身は、戦没者や遺族の中にも「かってに国守りの神様にすんなや」という思いの人もいるだろうし、靖国は「慰霊会館」みたいなもんで、神社と呼ぶべきものではないだろうと思っているのだが、まあくくりが神社である事は変わりない。中身や合祀されてるのが戦犯であれなんであれ、カテゴリとして神社は神社なので、政教分離でスッパリいけるものなのか?という疑問は残るのだが、一国の首相として、自分がいつも口にしている「国益」の面では、国の株を下げまくってる行為なんだから、「やりたいんだからやるんだもんね」で済ますのはどーかと。中国では若者の間に反日感情が炎と燃え上がってるし、北朝鮮問題もある。「やりたい事はガマンしない」という、若DQNのような、逆なでする事が分かってる事をこれ見よがしにやって、中国で仕事したり勉強してる日本人にトバッチリが行く事など考えもしないのだろう。大体、昼には「公的とも私人ともいえない」と言っておきながら、夕方には「私人としてです」と発言を変えまくるなど、笑わせてくれる。
▼K-1見る。もう呼ばれないだろうと思っていた、爆笑カンフーアフロさん・トニー・バレントが再来日。こともあろうに山本KIDと、しかもグラウンド・マウントありのルールで対戦。なので、いつものブルース・リー・トラックスーツではなく、トランクスだけで戦う。トラックスーツ姿ではわからなかった、予想以上の下半身キャシャリンぶりを惜しげもなく披露。そして、笑いを振りまくチャンスも与えられず瞬殺。対戦前インタビューで語っていた「1Rは特に、瞬きもせず、トイレにも行かずに見ててください」という言葉を余すところなく実現したことになる。また来いよ、トニー。もう無理か。トニー、インタビューの画像にあるように、アフロヘアをタイトにまとめていれば実はイケメンだった。意外。

●野菜の天ぷら/ニシンの塩焼き(またかよ)/キムチ/蕪の味噌汁

4/6(Tue)

▼朝のゴミ捨てついでに、神社で狛犬一つ撮影。これ以外には外に出なかったため、花粉症症状だいぶ治まる。あとは、たまってた狛犬写真の整理作業続行。
▼看板探しをしていて見つけた、「消えた山形〜黄昏の風景」というページ、何度も何度も見返して、「あー、そういえばこんなのもあったあった」「そうか〜、これももうないのか…」としんみりしてしまう。小路や区画整理、老朽化などで建て直し、撤去・移転された建物や、メインストリート・裏通りのかつての風景写真を掲載したサイトなので、山形市で過ごした事のない人にとっては、「昔っぽい風景ですね」という感想しかわかないのが自然だろう。こういう地域の風景は、そういうものだ。なのだが、小さいころ、バスで通り過ぎた風景、母と遊びに行ったデパートやその中の遊園地の記憶が形になったものを見ると、下手すると泣けてくるような思いに駆られてしまう。新しくなるのは悪い事ではない。現に、「駅が古くて、遠来からの客を迎える時に恥ずかしい」「駅前が古臭くて情けない」と思っていたし、かつての駅の西口は薄暗くて、夜の一人歩きが怖いほどだったし、城付近の道路の連絡の悪さは、城南の陸橋をボトルネックとさせて、毎日の渋滞に閉口した(今もスムーズとは行かないが)のも事実だ。あちこちの道幅が広くなったのも、実に便利だ。しかし、年に数回実家には帰っていたけれど、立ち寄る場所は限られていて、知らない間に、あちこちの風景(把握していたよりもずっと多くの)が消えてしまった事を知り、どうにも寂しくてたまらない自分がここにいる。年をとった、の一言で済ませられることなのだろうが。
▼この手のもので、時に思い出して無性に懐かしくなるけれども、相当数が失われているのが、学校に至近距離の文房具屋や食品小売店(実質よろず屋)だ。どこの学校の近くにも必ず、「生徒さんで食ってる」店があった。店によっては早朝から空いていて、家に忘れてきてしまったノートやら定規やらを買う事も出来たし、放課後に流行りものの消しゴムやらリリアンやらを買ったり、駄菓子やパンを買い食いした。高校のすぐ近くにあった「江川分店」、もうないのだろうか。思えば、ああいう店はさまざまな看板の宝庫だった。急な買い物ならコンビニがあるし、ノートなどのストックを買うなら、大手スーパーやホームセンターが激安だしで分が悪く、急激に減少した。つまるところ、「残して欲しかった」「続けて欲しかった」「立て替えないで欲しかった」なんていうのは、単なる通りすがりのエゴイスティックなノスタルジーに過ぎない。実際は、「味」や「ノスタルジー」で喰っていけるわけではない。そう思うと、本当に勝手なパトスを抱いてるよな、とは自覚しているのだ。あ、でも、Y3中そばの接客態度最悪な「K書房」は潰れて当然だったと思うけど。
▼先日買った「琺瑯看板」、何度となく読みふけっている。著者のオオタ・マサオ氏、さすが写真家だけあって、看板の画像が美しい。ただ、世代的なものかキャラクターなのか、ダジャレがうるさすぎて本文の読み口は今ひとつなのが惜しい。で、看板を紹介しつつ、その看板をゲットした時の思い出が綴られている。何度も頼み込んで譲ってもらった話、あっさりと無料でいただいた話、散々苦労した挙句に無駄足だった話など…興味深いし、(財力と運が)羨望の念を禁じえないし、参考にもなるのだが、どうしても「アンタみたいな人が、そうやって剥がして持っていくから、田舎からも看板が根こそぎなくなってるんだよな〜」と思ってしまって、素直に賞賛できない自分がいる。看板をゲットして身近で愛でるか、それともあくまで路上にある光景を愛するかは、個人の主義だから非難する事は出来ない。せめて、「看板をゲットした人は、高解像度の写真をWebに公開するのをノブレス・オブリージっつうことにしてはくれまいか」と思うので、コレクターの方よろしく。

●ポークソテー/キャベツとブロッコリー、ポテトサラダの盛り合わせ/ほうれん草のおひたし/小女子の佃煮/カクテキ

4/5(Mon)

▼花粉症の諸症状に苦しみながら寝ている間、妙に体が冷えて寒さに震えた。感覚的なものだが、鼻炎の症状が出ると、体内の水分排出機能も狂ってるような気がする。そのせいで冷えたか?単なる放射冷却現象かもしれないが、あまり「冷え」を感じる事がないほうなので。
▼「芸能人筋肉番付」、今回も兄者と永井大が大奮闘。優勝は池谷弟だったが、持久力・スピードも身につけて、一回事にレベルアップ目覚しい中山きんに君が光っていた。最近は石丸・野村の「チーム50」が早々に姿を消す事が多く、いたしかたないとは思いつつも、少なからず残念。
▼昨日に懲りて今日はどこにも出ず、ぼんやりしながら過ごす。昨日の薬が効いたらしく、昼過ぎから多少落ち着く。夜、溜まっていた狛犬画像の整理をして更新作業をしていたのだが、集中しすぎて、「どうでしょう」の録画を忘れる。


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やっぱりまだ花粉症の名残が…

●マスのムニエル/春菊のおひたし/小女子佃煮/マス出汁の吸い物(豆腐とネギ)

4/4(Sun)

▼昼、「中華しゃぶしゃぶ」を目玉にしている中華料理屋に行ってみる。相方はかた焼そば、私は中華しゃぶしゃぶ定食を注文。なかなか美味しく、しゃぶしゃぶもスープが良く出来ていて、最後に増水にまで出来て気が効いている。が、ご主人はなんだか自身なさそうな雰囲気だし、ウェイトレスの子(友達と勉強道具を広げていたところを見ると、お店の娘さんか?)も愛想が悪すぎだった。折角いい仕事しているのに、場所は非情にわかりづらく、しかも接客の雰囲気に活気がないとなると、行く末が心配かもしれない…
▼食後、看板探しに相方を付き合わせる。街を少し走り、日和山公園に車を止めて、近くのディープそうな路地を探索、色々撮影する。また、日和山公園内の旧白崎病院を見学したり、帰りに神社の石段から上って、梅林を通り抜けてみる。桜がまだ咲いていなかったのが残念。ついでに狛犬も少し撮影。
旧白崎医院は無料で見学できる。
入るとすぐに、かつて薬局だった部屋に管理人さん。



「薬局」のホーロー部屋表示がイカス。

突き当りには当時の手術室。今見るととても小さい。
中には、手術台と手術灯、奥にさらに小さな消毒室。

二階の和室には、酒田大火の写真資料が展示されていた。資料自体も相当古い、白黒写真だった。
廊下に、病院が現役だった当時の、院長やお医者さん、看護婦さんの写真も飾られている。このころのナース服(袖の上のほうがパフスリーブめで、ロングのフレアースカートのやつ)ってのは、神々しくも可愛らしいよなー。


院長先生の蔵書も、ガラスケース越しに展示されているのだが、西洋医学・漢方や食物関連の本に混じって




黒焼の研究」って……
イモリのほかにも色々あるんだろうか?是非見てみたい一冊。

▼日枝神社の参道をちょっと横に入ると、梅林。去年もNightflyさんと一緒に来たのだが、狛犬に囲まれている事もあって、好きな場所。
 
白崎医院の近くにポツンとある、ペンシル洋館。料亭の倉庫なのか?謎の存在。

こちらは、料亭「小幡」の脇のほう。いまだに正面の壁に「女中さん募集」と書いてあるのも、時代を感じさせる。

公園内の、「やすらぎの塔」。オイッス。
▼そんな風にネタの収穫はそこそこだったのだが、長時間散歩したために、最近にない酷い花粉症症状に。目も鼻も喉も頭痛も、一気に密集陣形で襲ってきて、夕方以降は瀕死状態に。ここまで酷くなると、シソの実サプリでは埒があかず、就寝前に鼻炎薬を飲む。
▼センバツは済美が初優勝。結局は、優秀な生徒と、仕掛け人の指導者をいかに買い付けるか、ということなんだろうな。それにしても、こう何回も「やればできるは 魔法の合言葉」という校歌を聞くことになるとは。校歌(しかも高校)の中に「魔法」という言葉が出てくる時点で相当凄い。どうせなら宗左近先生が校歌作詞した学校が出場して勝たないものか、と切に思う。

●盛岡冷麺/キムチ

4/3(Sat)

▼1週お預け食らっての「プラネテス」。いやたまげた。タナベがフォン・ブラウン号から離脱した時点で相当驚いたのだが、その後の暗黒展開にはさらに度肝を抜かれた。「愛」なんてタイトルで、てっきり原作どおりのアレでその場を〆るんだろう、とタカをくくっていた私が甘かった。今思えば、予告もタイトルも、わざとそう思わせる作りにしてあったわけだ。こういう展開になるのであれば、むしろ、「これまでのタナベの『愛』は、ペラいものでなければならなかった」ということになる。やられた。こうでなくては。アニメ含めてドラマ的なものを作るなら、予想から斜め上方に行って裏切ってくれなくては。今回の展開は正に、「予想を裏切り、期待に応えてくれた」内容だった。ここまで骨をガッチリ組んで「原作と別物」に仕立ててくれるとは思っていなかったので。
▼原作の宇宙防衛戦線は、わりと理念と実行が結びついたセクトだったのだが、今回は明確に「スポンサー」の存在が示唆され、「スポンサーの利益と連合の取引成立最優先」なのが見事。「エネルギーを人口比で配分」という改定で利益を獲得し、取引材料に「島(尖閣だろうけど、台湾という見方もアリ?)」が登場する…となれば、これはもうあからさまに中国だし。ただひたすらに(手段すら選ばず)木星行きの夢を目指すハチを批判し、(手段を選ばず)宇宙進出を阻止しようとするハキムもまた、テロ組織上層部(とスポンサー)から簡単に見捨てられる、「純粋すぎる甘ちゃん」に過ぎない。(静かの海の人間が大量に死んだところで、マナンガで餓死する子供たちが減るわけではないのに)自分の主義主張や利益だけで、「必要な人間と不要な人間」を勝手に区切ろうとするところも、全ては他の人間と一緒、というテーゼに救いがなくて、腹にズシンと来る。
▼「脇のキャラクターにことごとくドラマと伏線を与える」のがこのアニメの特色だが、まさかコリンにまで用意されているとは意外だった。また甘い事に、コリンがフォン・ブラウンに乗っている事で、「切り捨てようとしていたものの中に大切なものが混じって、何かに気付く」ような甘っちょろい展開をちょっとだけ予想していた。アホである。議長は、「どうせ愛人(?)に産ませた子供」と一瞥もせず、コリンは「まだあいつをしゃぶり尽くしていない」と生を渇望する。お見事。ずっと初期の話で、タナベがコリンをひっぱたいた後始末(連合からしっぺ返しが来るかもという懸念)について、事業部長時代のドルフが「議長はそこまでバカではない」ということを言うのだが、もしかしてこの事まで含んだセリフだったのか?と深読みしてみたり。
▼ところで、「セーラームーン」に来週出るらしいちびうさの子が、全くもって可愛くないので萎え。いまどきジャリタレなんて掃いて捨てるほどいる筈なのに、何故にあの子?解せん。というかこのシリーズ、別にちびうさいなくてもいいんだけども。
▼昼、先日パッケージ目当てで買った「復刻版 ピヨピヨラーメン」を試食してみる。予想にたがわぬチキンラーメン系で、具も少ない。100円ならこんなもんか、という程度の味。金返せというほどまずくはないが、様々なスープを試して舌が(ジャンクフード食いなりに)肥えた現代のカップラーメン食いにとっては、シンプルすぎて物足りないと思うのではないだろうか?もっとも、このラーメンが袋麺として発売されたのは昭和38年ということで、いくらなんでも生まれてない。当然、この製品に関する記憶もまるでないので、本家とは比べようがない。それにしても、今にもうすた京介の漫画に出てきそうなネーミングだ。
▼雨が小休止したのを見計らって、今日も看板探しに放浪する。狛犬の撮影も、雪囲いが取れたのでそろそろいい頃なのだが、雨交じりの天気だと石が濡れてしまっているので、全体的に真っ黒く、ディテールが分かりづらいので向いていないのでパス。看板の収穫は今ひとつだったのだが、途中で立ち寄ったお寺で、なかなか出来のいい庚申塔といい顔のお地蔵さん(右写真)など発見できたのは嬉しい。また、あちこち回る中で、周辺の神社の位置と、狛犬の有無を確認する事が出来た。それなりに有意義。

▼3日前、話数を合わせるために平日に「アトム」が2話放送された。相方に留守録を頼んだのだが、SAY(フジ系の山形ローカル局)の筈なのに、YTS(テレ朝系の山形ローカル局)のマスコットキャラクターが写っていて

orz。

局を間違えて予約しちゃったんだね………
▼Googleはデフォルトの状態では、18歳未満用フィルターがかかっているのだそうで。エッチな単語を入れてイメージ検索しても全然エロくない画像ばかり出てくるのはコレに由来しているらしい。で、それを外す方法が紹介されていた。

1、「http://www.google.co.jp/preferences?hl=en」 または「http://www.google.com/preferences?hl=en」にアクセス。
2、一番上にある「Interface Language」が「Japanese」になっていることを確認(なっていなければ「Japanese」にする)。
3、下のほうにある「SafeSearch Filtering」の項目で、「Do not filter my search results.」をクリックして選択する。
4、「Save Preferences」(設定保存)ボタンをクリック

で完了。逆に、3の設定項目を一番上(イメージだけでなく、ドキュメントに対してもフィルタリング)のものにすれば、子供さん用のフィルタリングが出来るというわけで。エロ系見る人も見ない人も、覚えておいて損はないかもしれない。
▼Amazonから本届く。今回頼んだのは、ドイツのエーリヒ・ケストナー作「動物会議」。ケストナー(「ふたりのロッテ」や「飛ぶ教室」が有名。また、変名で「ほらふき男爵の冒険」も執筆。)の作品は、小学校時代好きで好きで、図書館で読めるものは皆読んだ。小3だったかの誕生日プレゼントに、岩波全集版の「エーミールと三人のふたご」と「点子ちゃんとアントン」を買ってもらった。それを先日実家から持ち帰って懐かしく読み、残りの全集版も手元に置いて読み返したいと思ったのだ。このシリーズ、内容や訳も勿論だが、の挿絵が最高に良い。中でも「動物会議」には挿絵が沢山入っていて、特に印象的だったので、まずはこの一冊にした。年月が経っているから、値段こそ変わったものの、昭和中期テイストに溢れる装丁もそのまま、今ではいたるところ修正されそうな表現も削除されたり変に置き換えられたりしていないのが嬉しい。この話は、「戦争ばっかりしているロクデナシの人間に我慢できずに立ち上がった動物の代表が会議を開き、人間の国際会議と、反戦と平和を訴えて折衝する」という内容が、ユーモラスに描かれている。ラストは、その主張が通って、国境も差別もなくなって万万歳という究極のハッピーエンドのファンタジーだ。いかにも子供向けの夢物語だが、その奥には、国威発揚や軍国主義・ナチの権威に与しなかった為に、焚書や執筆への抑圧という憂き目に会いながらも創作を止めなかったケストナーの骨太なスタンスがあるので、空々しくなく、大人の鑑賞にも堪えうるものとなっている。むしろ、バカな戦争で傷つく人間が一向に減らない現代の方が、「この頃(発行は1949年)から人類は一つも進歩してない」という事実が重く、考えさせられるところも多いのでは。一月一冊くらいの割合で(「飛ぶ教室」などは少年文庫版で出ているのだが、やはりこちらの版で)揃えられればいいと思う。

●鴨南蛮
*「琺瑯看板」 オオタ・マサオ/「動物会議」 エーリヒ・ケストナー

4/2(Fri)

▼天気が荒れ気味になってきたので、義父の船上げのため、義父の移動を手伝う。天気次第でしょっちゅう駆り出されるわけだが、「帰りに適当に回って看板探そう」という目的が出来たので、気にならない。途中、石油・ガスタンクを扱う工場の一角に、「テロ警戒中」の文字あり。うちからそう離れていない地区の、古い町並みを流す。地域看板に混じり、とある民家の壁に燦然と輝く「管公学生服」の琺瑯看板を発見。人気の高いものなので遭遇を諦めていただけに狂喜し、早速カメラに収める。今日の収穫はこれだけでもう。
▼小雨交じりの天気の中で発見したのだが、快晴よりも、多少湿ってるくらいの方が、看板の発色が心もちよく見えるような気がする。
▼帰ってきた義父・義母と珍しく三人で連れ立ってラーメン屋へ。上安町の「大来軒」でワンタンメン。随分前に相方と来た時には、味が薄くて馴染めなかった記憶があるのだが、今回はバランスよく感じ、美味しく食べる事が出来た。それだけ私の舌が酒田ラーメンに馴染んだという事だろう。しかしここのワンタンは皮が厚く、麺の量が多めなのも手伝って、普通盛りでめちゃくちゃ満腹になる。この時、店内TVで流していたセンバツ中継では、4-2で東北高校がリードしていたので安心していたら、最後に逆転負け。マモノさん、やりたいことはし放題状態だったようだ。東海大山形、やはり力及ばずも、最後に意地を見せた感あり。これで東北勢は全員消えて、せめて東北高校だけは残って欲しかったのだが、残念。また夏にメガネッシュ君の雄姿を見たい。
▼ちょっと古い話になるのだが、三谷幸喜が、「新選組!」について某漫画家から激辛批判を書かれ、一時ヘコんだ…ということを自分の連載コラムで書き、話題になった(→キャプ画面)。その漫画家というのが、新選組漫画「風光る!」を描いている渡辺多恵子(代表作「ファミリー!」や「はじめちゃんが一番!」など)で、この件以前から一部で(その言動から)ウォッチ対象になってた人物である。で、そのまとめサイトから批判文が読める(公式サイトからはとっとと削除されている)。この件に関しては、「いくらギャグめかして書いたとはいえ、三谷幸喜も立ち位置の割に案外打たれ弱いんだな」とも思ったし、また、「新選組!」の全てが批判を寄せ付けないほど成功しているともいえないと感じるのだが、それ以上に、渡辺多恵子の言動が、いたるところで激痛なんだな。
(http://dempa.2ch.net/prj/page/maruko/t13.html)
「 素直に、ただ面白くなかった…(泣)。

 このドラマを純粋に楽しんでいる『風光る』ファンもかなり大勢いると思います。 そうしたお手紙も沢山頂きました。 それなのに何故私が楽しめなかったか。 それはやはり私が<プロフェッショナルのエンターティナー>だからに他なりません。

 ご承知の通り、私は25年のキャリアを持つ娯楽マンガ描きです。 その観点から『新選組!』をたとえると、<めちゃくちゃ絵の上手い同人作品>なんですね。 つまり<プロ>のレベルじゃないんです。

 もしここに新選組の同人誌があったとして、その内容が史実完全無視の、時代考証あさっての、キャラ設定矛盾だらけであっても、絵がめっちゃくちゃ上手くて、自分の好きなキャラクターが自分好みの美形に描かれていれば、とりあえずはみんなは楽しく読めるでしょう? ましてやそれがタダで見られるとあれば、是も非もなくみんなOKを出すよね。 まさにそれが今回の『新選組!』だと思うんですよ。」

この後続く批判の中には、頷ける部分もあるのだが、冒頭の「私は長年やってるプロで、凄い鋭い見た目を持ってるから〜」というアピールから始まっている点で、人間性が露呈しすぎちゃっててもう。
さらに後半では、キャラ描写について、「こんなの私の理解しているイメージとは違いすぎる!カッコよくない!」と暴走する始末。それがただの一新選組ファンの意見ならありがちなものだが、「自分も商業誌で新選組物を発表している立場」だから、また話は違ってくる。
「 それから総司。
 私のもっとも嫌いな総司像でガッカリです…(泣)。 「『風光る』の総司にソックリでOK!」と思っている人も多いようですけど、読みが甘いよっ!
 ウチの総司はね、自分の殺した相手の返り血を浴びなかった事を、<誰も見ていない所で確認して一人ほくそ笑む>ような事は断じてしません(誰かにその姿を見せる為にならするかもしれません。例えばそれで仲間の緊張感をほぐせるというような状況があれば。)!!
 三谷総司には人を斬る事への痛みがないんですね。 こういう描写はマンガの世界には当たり前のように描かれているけど、それでさえも私は好きになれません。 だってそんな人正常な人間じゃないと思うもの。 こういう描写をするのはコメディドラマだけにして欲しいです、本当に!
 一方それ以外の所で<可愛い総司像>をやたらと描くので、エピソード自体は魅力的なのにも関らず、その病的な二面性を受け入れる事が私にはできず、5話に至った現在でもナンとも気持ちの悪い思いが続いております…。 う〜ん…。 この総司気持ち悪い〜……。」
う、「ウチの総司」と来たか〜〜。「ウチの」。あちゃー。感想は人それぞれあるんだろうけど、思い入れが暴走珍走しちゃっている。自分のキャラクター解釈を押し付けてどうするか。ただ読むだけでも相当イタいのに、この人、発言の数十日前(「新選組!放送前」)に、こういうことも書いていた。
(http://dempa.2ch.net/prj/page/maruko/t11.html)
「この大河の制作発表があった時、「近藤勇を主役に書きたいから、近藤の最期まででドラマは終わらせる。」みたいな事を三谷さんが言ったらしく、それに反発した土方ファンが「新選組を描くなら土方の最後まで描くべきだ!五稜郭までやってくれ!」とか訴えて署名を募り、NHKに嘆願書を出したという騒ぎがあったそうなんですよ。 「バカじゃないの?」と思いましたね私は。 「土方さんはこんな人じゃありません!」ってなアホな手紙を、私に書いてくる連中よりヒドイと思っちゃいました(笑)。

 悪いけどね、「作品は作家のモノ」ですよ。 「こうした方がもっと面白い」と思うアイデアがあるなら、それはあなた自身が作品にすればイイ事であって、その才能のない人間には、甘んじて作家が提出してくる作品をただ受け取る、それしかできる事はないのです。 そしてそれが面白くなければ見るのを止めればイイし、面白ければ「面白かった!」と喜んで毎週見ればイイだけの事。 どうして「新選組はこうあるべきだ!」みたいな既存の固定観念を、新しく生まれようとする作品に押しつけようとするのか、本当に私にはわかりません。
(略)

 新選組ファンのこういう盲目ぶりが私は怖いし、嫌いです(まともな人にはわかると思うけど、もちろんすべての新選組ファンがこうだと思ってる訳じゃありません。こういうタイプの新選組ファンが嫌だと言ってるだけです。念の為。/笑)。 「愛があるから訴えてるのに、どうして耳を貸さないの?」とか、どこかで聞いたようなトンチンカンな叫びが聞こえて来そう(苦笑)。」
うーむ。ここではけっこうイイ事言ってるのに、「こんな人じゃない!」ってなアホな発言を自分がしてどうするんだろうか。要するに、自分に甘く、他者には厳しくという基準を使い分けてるということんなんだろうが。
先日ちょっと書いたATセンセイもそうなんだけど、
・自分に甘く人には厳しく
・筋の通ったアドバイスでも、自分を賛美する意見以外は無視、もしくは削除(渡辺センセイの場合はこれが激しい)
・自分の文章も、都合が悪くなればすぐに消す
・商魂たくましく、アレコレ購入しない読者は、読者とみなさない。その旨を明言する。
という、ウォッチ対象の要素をコレでもかと備えていて、サービス過剰なほどだ。この手の作家や漫画家はよくまな板の上に乗るのだが、総じて女性が多いのは何故だろう?傍から見てて、とても分かりやすく笑えるから、いいんだけども。
▼まあ、こんな作家に「プロのエンターテイナー」としてやたら高み(にいるつもり)から、「出来の悪い同人」とこき下ろされたら、平静を取り戻すのに2時間必要なのは分かるような気がする。
▼琺瑯看板を扱っているサイトを少し回ってみる。質量共に「れとろ看板写真館」さんが不動の楽しさ(写真を列挙するだけでなく、製品を作っていた会社の現在の情報やリンクなども充実している)なのだが、思いのほか愛好家が沢山いて、それぞれに微妙に主義や傾向が違っているので、見ていて飽きない。今日驚いたのは、「小学2年生の琺瑯看板好き少年」が管理するサイト。このくらい小さい子の中にも、古い看板に見せられる人間もいるのだなと感心する以上に、「お父さんやおじいちゃんから、誕生日のプレゼントに買ってもらいました」と、オロナミンCだの何だのの看板を持って微笑む写真が何枚もあるのには参った。「バースデイプレゼントに琺瑯看板」という渋さもさることながら、羨ましすぎて思わずやさぐれてしまう。今の世の中、子供に勝る「いいご身分」なしだよなー、ホントに。そんなわけで結構、内容も充実している。こういうところを見るにつけ、「狛犬にしても看板にしても、田舎のジャンク的な情報しか扱ってない、ダメダメサイトだよなあ(しかも見てる人がいるでもない)」と自己嫌悪に陥ってしまう。

●カツ丼/水菜の煮びたし/豆腐とネギの吸い物

4/1(Thu)

▼エイプリルフールなので何かやろうかと思わない事もなかったが、特に考え付く気の効いたアイデアも出ないので今年は保留。忘れた頃にやるぐらいがいいか。
▼昨日実家に忘れて送ってもらった生ソバ、午前中に届く。また、夕方には、先日日記で「豆鼓がなくなっちゃうのでどうしよう」とボヤいたのを不憫に思ってくださったみつばちさんから、豆鼓2びんとマファール、サプリメントなどの詰め合わせが到着。気を使わせてしまい、本当に申し訳ない。こちらのお菓子+αとトレードするお約束なので、希望の品のほかに何をお見舞いしようか思案中。
▼午前中はむちんさんと電話で話す。先日、モデムのお礼と娘さんのお祝いをかねて送ったラスクが届いたとの事。シベールのラスクはけっこういろいろな人に送っているので、以前も送った事があったかどうか不安になったが、重複はしていなかった。気に入っていただけたようでよかった。「プライド」の最終回、むちんさんのお母さん(ドラマには相当うるさい)も「ダメだこりゃ」とあきれ返って熱く語り合ったらしい。「もしかしたら、カッコいいだけの役が続いている木村拓也が、SMAPの中で一番(俳優としては)危ういポジションなのでは」と、むちんさんと意見が一致。「それにしても、『あすなろ白書』の時のメガネキムタクは(話の出来は置いといて)良かったねえ」とも、メガネ好き同士で意見が一致。
▼「あすなろ白書」が連載されている頃、まだスピリッツを毎週購読していたのだが、「予備校の友達同士がグループを作るのはいいとしても、そのネーミングが『あすなろ会』ってセンスはどーよ」と、序盤で萎えていたので、ドラマもほとんど見てはいなかった。「あすなろ」という発想が若者(しかもバブル期の)っぽくなく、年寄り臭いというよりはむしろ、昭和の小学生の文集の名前(表紙は生徒の版画)チックだと、今でも思う。主人公の恋人が「掛井くん」なのは、当時柴門ふみが筧利夫の大ファンだったことに由来しているのだが、今の筧利夫からは結びつきようがないイメージで、そんな話をして笑っていた。
▼昨日実家から持ってきた、コカコーラのスーパーカー王冠、磨いてスキャンして、ページにまとめてみた。とはいえ、全部で100個あった中の15個程度しかないので、貧相なものだが(100個全てをUPしているページもある)、私にとっては兄(車が大好きで、1970年代から25年以上も「モーターマガジン」などを買い続けていた)との大切な思い出の一つだ。ポルシェやロータス系も持っていたような気がしたのだが、兄や友人にあげたか、捨ててしまったかしたのだろう。中には、「これって別にスーパーカーじゃなかろう」というのまで混じっていて、100個揃えるために何でもブチ込んでしまったのであろう事情が伺える。ちょっと思いついて、ふき取り効果に優れるという「美顔水」をティッシュにつけて磨いてみたら、かなり綺麗になった。匂いは強烈だが。
▼アオシマから、ミニチュア牛乳箱(ホモちゃん他4種類)が発売されるとの事。微妙にそそられる。うちは地元の会社の牛乳をとっていて、しかも牛乳箱を設置するスペースがなかったもんだから、玄関に直接置いてもらった。だから、森永や明治の牛乳箱をすえつけてる家がちょっと羨ましかった覚えがある。20年位前までは、新聞と同様に、どこの家でも牛乳を配達してもらっていた。今でももちろん宅配サービスは健在だが、一部にとどまり、スーパーで好きなブランドの牛乳を必要な分だけ買えるスタイルが定着してからは、牛乳箱もめっきり珍しい存在になった。
▼教育TVの「スペイン語講座」最終回。長沢奈央が練習してきたフラメンコを披露し、ステージでアルベルトさんが歌ったり、各人がコメントを言ったりと、アミーゴにふさわしい、陽気なラストだった。結局、4ヶ月程度で挫折してしまったスペイン語なのだが、4月からどうしようか、折角かじったのだからまたトライしようかと考えている。TVでは、ゾロの扮装も妙に決まっていたジン・タイラさん(本業は建築家)が4月からは出ないので、かなり残念なのだが。
▼秋商が負け、明日は東海大VS明徳義塾戦。恐らくボコボコにされるのだろうが、甲子園のマモノさんがもう一つ仕事をしてくれないもんかと思う気持ちはある。

●口細カレイの煮付け/春菊のおひたし/あさりの炊き込みご飯/カクテキ/豆腐と油揚げの味噌汁